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73 尋寶 2
呼──呼──呼……。
はぁはぁはぁ……。
我把羊皮紙拍到地上,喘著粗氣,中隊長呆愣地看著。
羊皮紙を床に叩き付け、荒い息をつく私と、それを呆然と見ている中隊長さん。
不行,得說點什麼!
いかん、何か言わねば!
「能看得出來嗎,這種東西!」
「分かるか、こんなもん!」
不對,不是那樣!
違う、そうじゃない!
「我、我不懂啦……而且,這也太噁心了!」
「わ、分かりませんわよ……、って、気持ち悪いわ!」
我忍不住擠出服務業式的笑容擺姿勢,自我嫌惡地扭動。
思わず営業スマイルでしなを作ってしまい、自分で身悶えた。
中隊長一臉茫然,目光左右翻白。
中隊長さんは、ワケが分からず、眼を白黒させている。
「根本不是密碼啊!憑這個,要怎麼找啊!」
「暗号でも、何でもないじゃありませんか! これで、どうやって探せと!」
「欸?從文章裡,不能讀出寫的人想法嗎……?」
「え? 文章から、書いた者の意図を読み取れるのでは……」
中隊長看起來真的驚呆了。這是怎麼回事!
素で驚いているらしい、中隊長さん。何だよ、それ!
「我又不是神啊!只是語言能力比較好而已,才能『讀出語境』,並不是能讀取寫作者的殘留思念什麼的!所以如果有人說『ぶぶ漬けでもどうどす?』,雖然會被理解成『要不要吃茶泡飯?』,但絕不會被理解成『快滾回去,別待太久!』!」
「私は、神様とは違いますから! ただ単に、言語能力が優れているから『文脈が読める』だけであって、書いた人の残留思念とかを読み取れるわけじゃありませんからっ! だから、『ぶぶ漬けでもどうどす?』と言われたら、『お茶漬けでもお食べになりませんか?』とは聞こえても、『さっさと帰れや、長居しやがって!』とは聞こえませんよ!!」
中隊長似乎不知道什麼是ぶぶ漬け或お茶漬け,但好像多少理解了我想表達的意思。
ぶぶ漬けとかお茶漬けとかが何のことかは知らない様子だけど、何となく私が言わんとしている意味が分かったらしき様子の中隊長さん。
「……是、是那樣嗎……」
「……そ、そうなのか……」
啊,他垂下肩,顯得有些失落。真有點可憐……。
あ、がっくりと肩を落とした。何か、気の毒だな……。
也沒辦法。畢竟收了外出服務費了嘛……。
仕方ないか。出張サービス費、貰っちゃったしなぁ……。
「那、那個,我沒法讀不是密碼的東西沒辦法,但重點是,只要能找到財貨藏在哪裡就行了吧?」
「あ~、あの、暗号じゃないのは読めないからどうしようもないですけど、要は、財貨の隠し場所が判ればいいんですよね?」
「啊、啊啊,沒錯……只是放在靠近邊境的領地府邸太危險,而且當需要資金時,無論買糧還是政治經費,都是要在王都支付,所以應該是運到這裡王都的宅邸裡來了,不過祖父、父親,當然還有我都大力找過,連一絲線索都沒有。沒那麼簡單的……」
「あ、ああ、その通りだが……。しかし、国境に近い領地邸に置いておくのは危険なのと、財貨を必要とする時は、食料の買い付けにしろ政治資金にしろ、支払うのは王都でとなるので、ここ、王都邸に運び込まれたのは間違いないらしいのだが、祖父も父も、そして勿論私もかなり探したが手掛かりすらなかったのだぞ。そう簡単には……」
早料到會有這種情況,我把揹在肩上的包伸手探入裡面。
こんなこともあろうかと、肩に掛けてきたバッグ。その中に手を突っ込んで、と。
『超高性能且超小型、以金屬探測器型容器裝著的回復藥水,出來吧!』
(超高性能で超小型の、金探知機型容器にはいった回復ポーション、出ろ!)
然後從包裡抓出那台可疑的機械。
そしてバッグから掴み出す、怪しい機械。
「欸?那個是……」
「え? それは……」
「金屬探測器,也就是能探到附近的黃金並指出位置的機器」
「金探知機、つまり、近くにある金を探知して、その場所を指し示す機械です」
「哇啊啊啊——!」
「えええええ~~っっ!」
中隊長發出驚呼……等等,這樣一說可能會勾起他的貪念!
中隊長さんが驚きの声を……、って、いかん、この説明だと、野心を抱かれる可能性が!
「啊,只有精煉過的高純度黃金才會有反應,不能用於找金礦脈。可探測距離也很短,用途有限,而且很貴、容易故障、維修費也高……」
「あ、ちゃんと精錬された高純度の金でないと反応しませんから、金の鉱脈捜しとかには使えませんよ。探知可能距離もごく短いから使い道が限られますし、高価だし、すぐ故障して、修理費が高くつくし……」
雖然總算把探測器說成『沒什麼用的東西』糊弄過去,但他還是用帶著不爽的眼神盯著我。
何とか探知機を「使えないヤツ」扱いして誤魔化したが、何か、ジト目で見られている。
算了,還是趕快把委託做完。
まぁいい、さっさと依頼を済ませよう。
「那個,按下這個按鈕,然後……」
「えぇと、このボタンを押して、と……」
操作機器後,透明玻璃球中浮現的箭頭形指針轉啊轉,然後停在某個方向。
機械を操作すると、透明なガラス球の中に浮かんだ矢印状の指針がクルクルと回り、その後、一方向を指して停止した。
「就是這裡!」
「こちらです!」
我一邊盯著玻璃球,一邊得意地抬起臉。
ガラス球を覗き込んでいた私が、意気揚々と顔を上げると。
……指針指向的是中隊長的懷裡。
……指針が指していたのは、中隊長の懐であった。
「啊~……」
「あ~……」
嗯,確實,那是最近且精煉過的黃金所在。
うん、確かに、一番近くにある、精錬された金の在処だ。
是我的錢包嗎?那在物品箱裡,所以不在探測範圍內。
私の巾着袋? アイテムボックスの中だから、探知の対象外だよ。
「等、等一下……」
「ちょ、ちょっとお待ちを……」
我移開那明顯懷疑的目光,繼續操控探測器。既然是自己設計的東西,性能和操作方法當然如我所想,絕不可能用不好。
あからさまに不審そうな眼で見る中隊長から眼を逸らし、探知機を操作する。自分が考えた通りの品なのだから、当然、性能も操作法も自分が考えた通り。私に使いこなせないわけがない。
「嗯,排除中隊長的錢袋,目標設定為黃金重量超過三百公克,然後……」
「えと、中隊長さんの巾着袋は対象外にして、対象は金の量が300グラム以上にして、と……」
說是財寶,應該會有比那更多的黃金。或許還有寶石或珍珠,但多半會包含黃金,要嘛是金條,要嘛是金幣。財寶裡沒有黃金,作為慣例是無法接受的!若真沒有,那就輪到『寶石探測器』登場罷了。
財宝と言うからには、それ以上の量の金があるだろう。宝石や真珠等もあるかも知れないけど、多分、金もある。インゴットか、もしくは金貨として。財宝に金が含まれていないなど、お約束として、許せるものではない! まぁ、もしそうでなければ、今度は「宝石探知機」の出番となるだけだ。
好,重新開始。
よし、仕切り直しだ。
指針指向房間的牆壁,但當然不會砸破牆,我從門出去繞到外側。
針は部屋の壁を指しているが、勿論壁を壊したりはせず、ドアから出て回り込む。
不過,如果指向隔壁房間卻指到我們這側的牆,那時就會去破牆啦。
いや、これで隣の部屋でもこちら側の壁を指したなら、その時には壁を壊すけどね。
走到走廊,指針沒有指向隔間,而是指更遠的房間。好好……。
そして廊下に出ると、針は隣室を指さず、もっと遠くの部屋を指している模様。よしよし……。
一路前進,指針最終指向某個房間。
どんどん進んで行くと、針の先は、とある部屋へ。
「這裡是……」
「ここは……」
中隊長一臉沉思。像是下定決心般點頭,從懷裡取出什麼東西。
中隊長さん、何やら思案顔。しかし、意を決したのか、大きく頷いて、懐から何やら取り出した。
一看不是錢袋而是一串鑰匙。雖稱不上大串,幾把鑰匙用細鏈串在一起,鏈子似乎繫在衣服內側。中隊長用其中一把打開了房門。
見てみると、それは巾着袋ではなく、鍵束であった。束、と言うほどではないが、いくつかの鍵が纏められたものに細いチェーンが付けられており、それが服の内側かどこかに繋がれている様子。そして中隊長さんは、そのうちのひとつを使い、部屋の扉の鍵を開けた。
看來這房間與其他不同,很重要。
どうやら、他の部屋と違い、ここは重要な部屋らしい。
我跟著中隊長進入房間……。
中隊長さんに続いて私が部屋にはいると……。
「哇……」
「うわぁ……」
那兒是個置物室……不,應該說是寶物庫或金庫室,總之是子爵家用來保管財產的房間。
そこは、物置……、いや、宝物庫というか、金庫室というか、とにかく、子爵家の財産を保管している部屋のようであった。
房間沒有窗戶,直到中隊長點亮燈之前,只能靠開著門灌進來的光,昏暗一片。
窓は無く、中隊長さんがランプの灯(あか)りを点(つ)けてくれるまでは、開かれた扉からはいる光だけの、薄暗い部屋だった。
而被點亮的燈光照射出的,是……。
そして、点けられたランプの灯りに照らし出されたのは……。
「……堆放雜物?」
「……物置?」
房間裡陳列著各式各樣看不出用途的擺件和雜物。
部屋中に陳列された、ガラク……様々な置物やら何やら、よく分からない品々。
不不,從情況判斷,不可能是普通雜物間。我剛才還以為是『金庫室』!要這樣實話實說嗎……。
いやいや、状況から考えて、物置はないだろう。さっき、「金庫室」とか考えてたよね、私! 何、正直に言っちゃうかな……。
「哈哈……能賣到好價錢的東西我們早就賣光了。剩下的只有不太值錢的東西,以及對我們拉爾斯里克家族極具意義的物品。因此雖然數量不少,但價值上幾乎等同垃圾。但當然,無論金額如何,對我家而言仍是寶物。」
「はは……。高値で売れそうな物は、あらかた売ってしまったものでな。残っているのは、あまり良い値で売れそうにない物と、我がラルスリック家にとり非常に重要な意味のある物だけだ。なので、数だけはあっても、価格的にはガラクタ同然だ。勿論、金額には関係なく、我が家にとっての宝であることには変わりはないがな」
「……對不起」
「……すみません」
我確實有點失態,只能老實道歉。
さすがに、ちょっと無神経だった。ここは、素直に謝罪するしかない。
然後,探測器的指針所指向的,是……。
そして、探知機の針が指し示す先にあるのは……。
『放在牆邊的大型保險櫃』
『壁際に置かれた、大きな金庫』
……感謝了。
……ありがとうございました。
「「…………」」
「「…………」」
中隊長的表情難以言喻。
何とも言えない表情の、中隊長さん。
我大概也擠出類似的表情。
多分、私も似たような顔をしているのだろう。
保險櫃裡有金幣!
金庫の中に、金貨が!
當然有啊,笨蛋!!
当たり前じゃ、ボケェぇ!!
「「…………」」
「「…………」」
「「………………」」
「「………………」」
「嗯,總之,我還是把它打開給你看看吧……」
「まぁ、一応、開けて見せようか……」
過了幾秒彷彿無比漫長,中隊長喃喃一句。看來希望正在急速消退。唔嗯嗯……。
とてつもなく長く感じる数秒間が過ぎ、中隊長さんがポツリと呟いた。どうやら、希望が急速に萎(しぼ)んできた御様子。うむむむむ……。
他再次從懷裡拿出鑰匙串打開保險櫃。裡面是……。
そして再び懐から取り出した鍵束で開けられる金庫。その中には……。
大約二十枚金幣。
20枚くらいの金貨。
以這個世界的價值觀,約合兩百萬日圓左右算一筆不小的錢。但即便是小小的子爵家,作為貴族家族的金庫內容來說也太寒酸了。
この世界の感覚で、200万円相当というのは、そこそこの大金だ。でも、いくら弱小子爵家とはいえ、貴族家の大金庫の中身としては、あまりにもショボ過ぎる。
「等、等一下!」
「ちょ、ちょっと待って下さいね!」
我再次操作探測器,設定排除此保險櫃為目標外,然後確認指針。
再び探知機を操作して、この金庫は対象外に設定。そして指針を確認すると。
指針轉啊轉啊……
ぐるぐるぐるぐる……
好了,探測範圍內,無目標,謝謝!
はい、探知圏内、対象なし、ですね、ありがとうございました!
看著我的表情和探測器指針的動作,中隊長似乎領悟了一切。
そして、私の表情と探知機の針の動きから、全てを悟ったらしい中隊長さん。
「哈哈……」
「はは……」
「啊哈哈……」
「あはは……」
「「哈哈哈哈哈哈,……呼」」
「「あはははははは、……はぁ」」
垮了。
がっくし。