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67 貴族再來

總算,除了軍人病治療藥之外,其他東西也開始有人買了。

ようやく、軍人病治療薬以外の物も売れ始めた。

洗髮精和基礎化妝品?不,那些沒在賣……為什麼會這樣!

シャンプーと基礎化粧品? いや、それは売れていない。……なぜなのか!

但相對地開始暢銷的,是那些一眼就看得出質地的玻璃製品與陶瓷類。

でも、その代わりに売れ始めたのが、モノの良さがひと目で判る、ガラス製品や陶磁器類だ。

玻璃雖然降低了相當的透明度,但與這個時代的普通玻璃製品相比,仍能明顯看出做工優良,是類似水晶玻璃的東西。陶瓷則是像大谷燒、馬約利卡那種陶器,還有伊萬里燒、九谷燒等磁器……的仿製品。

ガラスは、かなり透明度を落としているものの、この時代の普通のガラス製品と較べると出来の良さがはっきりと判る、クリスタルガラス製。そして陶磁器は、大谷焼やマヨリカ焼きといった陶器類や、伊万里焼や九谷焼等の磁器類……の、なんちゃって品。

不,因為我本來就喜歡燒物,對素材的土、釉藥、燒成溫度等略有認識,也常在展覽會看過實物並摸過。要是叫我親手去燒那就難辦,但若只是向女神大人牌的製造廠『下訂』,那沒問題。

いや、焼き物は好きだったから、素材の土や釉薬、焼成温度とかは知っているし、実物も展示会とかでよく見たし、触ったりもした。だから、自分で焼けと言われたら困るけど、女神様印の製造工場に「発注する」だけなら、大丈夫だ。

偷畫作這種只有一件的藝術品會有罪惡感,但若只是模仿某個『〇〇燒』這類的風格,便不會那麼讓人內疚。我也很注意不去貶低任何原創的名字。

絵画とかの一品モノの芸術品をパクるのは罪悪感があるが、〇〇焼き、というようなジャンルを模倣するだけならば、そう気が咎(とが)めることもない。決してオリジナルの名を貶(おとし)めることのないよう、細心の注意を払ってはいるが。

……不過,我稍微有點在意的是,好像有人在轉賣的嫌疑。

……で、ちょっと気になっているのが、どうも、転売されているんじゃないか、という疑惑。

不,低價進貨、高價販售,這是商業的基本。買家因為自己找不到,經由仲介得以遇到原本不該遇到的物品,並以令人接受的價格買下。製作者、賣方、買方,三方皆大歡喜,這是正當的經濟活動。

いや、安く仕入れて、高く売る。それは商売の基本だ。買う者は、自分の力では見つけることができず、本来ならば出会えることのなかったはずの品に、仲介者のおかげで出会え、そして自分が納得する金額で購入する。作り手、売り手、買い手、皆が幸せになれる、正当な経済活動である。

……去死吧!

……死ねや!

不,我非常討厭轉售黨。

いや、私は、転売屋が大嫌いなのである。

自從那天因差一點就買不到演唱會門票,看到有人在網路上以五倍價格轉賣之後!

タッチの差でコンサートのチケットを取り損ね、それが5倍の価格でネットで転売されているのを見た、あの日から!

有沒有什麼方法能打擊轉售黨……。

何とか、転売屋を退治する方法はないものか……。

叮鈴——

ちりりん

「嗯,這就是那個物件嗎……」

「ふむ、ここがその物件か……」

正當我胡思亂想時,一群看起來很可疑的人出現了……。

色々と考え事をしていたら、何やら胡散臭(うさんくさ)い連中が……。

一名貴族、一名像執事的人、三名護衛,還有本店的房東──不動產仲介一名。

貴族1、執事っぽいの1、護衛3、そしてこの店の貸し主である、不動産屋1。

啊啊啊,又有麻煩的預感……。

あああ、また面倒事の予感……。

「歡迎光臨!」

「いらっしゃいませ!」

「歡迎光臨唷!」

「いららっちゃいまちぇ!」

唔,雷耶特醬那套反覆的梗、老梗式的口吃橋段,已經變成她的固定把戲了吧。你現在是在為了義務感在做吧……。再這樣下去,或許她會觀測到中微子也說不定。

うん、もはや『繰り返しギャグ』、『お約束ギャグ』と化した、レイエットちゃんのスーパー噛み噛み噛んで。もう、義務感でやってるでしょ、あんた……。そのうち、ニュートリノを観測することに成功するんじゃなかろうか。

不過這次我又錯過把雷耶特醬趕上二樓的時機。要想個好辦法才行啊。像是一個按鈕就能逃脫的彈射座椅之類的……不過會撞到天花板把脖子折斷吧。

しかし、今回もレイエットちゃんを2階へと逃がすタイミングを失した。何か、いい方法を考えなきゃならないかなぁ。ボタンひとつで脱出できる、射出座席とか……、って、天井に頭ぶつけて首の骨が折れるか。

「我不是客人。我是這家店的持有人,奧拉姆伯爵。」

「客ではない。私は、この店の持ち主、オラム伯爵である」

「欸?」

「え?」

這間店是透過不動產仲介租來的舊雜貨店,因為店主的孩子不繼承,老夫妻決定收店後轉為出租店面,靠房租過退休生活。我聽說這絕非貴族的財產;要是牽涉貴族,根本不會一開始就租下來。

ここは、不動産屋の仲介で借りた元雑貨店で、お子さんが跡を継がなかったため老夫婦が店じまいして貸店舗化、その家賃で隠居生活にはいるつもりと聞いている。決して、貴族の持ち物ではないはず。そもそも、貴族絡みの物件ならば最初から借りていない。

我朝不動產仲介看去,他的表情有些歉疚……。

不動産屋の方を窺うと、なにやら済まなそうな顔……。

「別擔心,我不是要把妳趕走。只是持有人換了,之前與原持有人簽的契約無效,必須重新與我簽約,所以特地來一趟。」

「心配するな、別に追い出そうというのではない。ただ、持ち主が変わったので前の持ち主との契約は無効、私と新しく契約を結び直す必要があるため、わざわざ出向いてやった次第だ。

「把契約拿來。」

おい、契約書を」

「是!」

「はっ!」

站在旁邊的那位看起來像執事的人從皮箱拿出一些文件遞給我。接過去翻閱後看見……。

横に控えていた執事さんらしき人が、革の鞄(かばん)から何やら書類を取り出して、私に差し出した。それを受け取って目を通してみると……。

以下,借方稱為甲,貸方稱為乙。

以下、借り主を甲、貸し主を乙と呼称する。

一、甲應向乙支付本店營業額之五成作為店面租金。

ひとつ、甲は乙に対し、店舗の賃借料として、この店の売上金の5割を支払うものとする。

二、甲應就本店商品價格,遵從乙之指示。

ひとつ、甲はこの店の商品の価格に関して、乙の指示に従うものとする。

三、甲應就本店商品之銷售對象,遵從乙之指示。

ひとつ、甲はこの店の商品の売り先に関して、乙の指示に従うものとする。

四、甲應向乙開示本店商品的仕入來源、製造方法等所有資訊。

ひとつ、甲は乙に対しこの店の商品の仕入れ先、製造方法等に関する全ての情報を開示するものとする。

五、~~

ひとつ、~~

哈哈。

はは。

哈哈哈哈哈。

ははははは。

啊哈哈哈哈哈哈!

あはははははは!

……是在看不起誰?

……舐めてんの?

「那個,素材仕入價佔六成,我們那邊的加工費佔兩成,獲利兩成的話,照這樣的條件,賣越多越賠本耶……」

「あのぉ、素材の仕入れ値が6割、うちでの加工経費が2割、利益が2割だとすると、この条件だと、売れば売るほど赤字になっちゃうんですけど……」

「只要把賣價提高就行了。價格倍增便能維持原狀,三倍則能獲得數倍利潤。動點腦子吧!」

「売り値を上げれば済むことだろう。価格を2倍にすれば今まで通り、3倍にすれば更に数倍の利益になるであろう。少しは頭を使え!」

啊──居然被這種傢伙叫『動點腦』,真是……!

が~~ん! 寄りによって、こんなヤツに「頭を使え」とか言われるとは!

……原來如此。

……そうか。

叫我動腦啊,果然。

頭を使え、ってか。

好,完全明白了。

よぉ~く分かったよ。

「明白了。那就照這條款簽約吧。契約書當然有兩份吧?」

「分かりました。では、それで契約を。契約書は、もちろん2部ありますよね?」

「啊、啊啊,當、當然……」

「あ、ああ、勿論だ……」

我答應得太容易,奧拉姆伯爵顯得有些錯愕。不動產仲介也露出驚訝的表情。

私があまりにも簡単に契約に同意したからか、少し肩すかしを食らったかのようなオラム伯爵。そして不動産屋も、驚いたような顔をしていた。

唉,正常人是不會同意這種荒唐契約的。

まぁ、普通は同意しないよねぇ、こんな馬鹿げた契約。

但也許他們以為小姑娘不可能違抗貴族而成功,於是心想只好認命,仲介低頭露出可憐又抱歉的神色。

でも、小娘が貴族に逆らってもどうにもならないと思い諦めた、とでも考えたのか、不動産屋は気の毒そうな、そして申し訳無さそうな顔で俯いた。

接著經過一段時間製作契約書、確認其他事項後,伯爵一行帶著滿意的笑容離去。我猜他們的目的不只是這家店五成的收益,還想壟斷軍人病治療藥、以及近來逐漸受歡迎的玻璃與陶瓷,從中取得各種利益與交易籌碼。

そして暫(しば)しの間、契約書の作成、その他の事項の確認等を行った後、伯爵一行はホクホク顔で帰っていった。おそらく、ただ単にこの店の収益の5割が目当てなのではなく、軍人病治療薬や、最近人気になりつつあるガラス製品や陶磁器の独占と、それを利用した様々な利権や、取引材料としての利用を目論(もくろ)んでいるのだろう。

若是伯爵,爵位與中佐大人的家族相同;中佐大人只是第三子,繼承爵位的機率低,但這邊是當家本人。作為貴族的地位不遜色,且既然不是軍人,就無須服從王都軍中佐的指示。

伯爵であれば、中佐さんの実家と同じ爵位だし、中佐さんはただの3男で爵位を継承する確率は低いけど、こちらは当主様御本人だ。貴族としての立場では負けていないし、軍人ではないなら王都軍の中佐の指示に従う必要もない。

反過來,若軍人命令貴族那就糟了。即便軍人身為貴族,當家和第三子地位不同;若是軍令,那與貴族身分無關。

逆に、軍人が貴族に命令したりすれば大事だ。いくら軍人側も貴族とはいえ、当主と3男では格下だし、軍人としての命令ならば、それは貴族籍とは関係ない。

因此,他們在得知我們的情況後,便貪圖這些利權而上門了吧。

なので、うちのことを知って、利権目当てに食い付いたのだろう。

非軍人的貴族會讓僕人替他們洗腳、抹香油並好好照料,想不到自己會罹患軍人病吧。

軍人ではない貴族ならば、使用人に足を洗わせたり香油を塗らしたりして手入れしているだろうから、自分が軍人病に罹っているとは思えない。

總之,這就是所謂『幫了大忙了吧?』的狀況。

とにかく、「やってくれちゃったね?」である。

嗯,我對惡意的敵對者很嚴格喔?

うん、私、悪意ある敵対者には厳しいよ?

「那麼,請向我們說明。」

「で、御説明をお願いします」

伯爵一行離開後,我對留下來以便說明與道歉的不動產仲介這麼說。

そして、伯爵一行が帰った後、説明と謝罪のために残っていた不動産屋にそう告げた。

「對不起……。不過請理解,並非我們這邊有何過失。」

「すみません……。と言っても、別に私共の方に落ち度があったわけではございませんので、その点は御承知下さい」

他先這麼交代,接著說明了事情的來龍去脈。

そう前置きをして、不動産屋が説明してくれた内容は。

昨天突然有自稱『伯爵家的使者』的人來找他,說買下這店面,想與租戶重新簽約,請仲介代為聯繫。

昨日、突然不動産屋に現れた「伯爵家の使い」という者が、この店舗を買い取ったので賃借者と新たな契約を結びたい、なので仲介役を務めて欲しい、と言ってきたとのことであった。

不動產仲介吃了一驚,趕緊去找店主那對老夫妻確認,結果老夫妻說伯爵家的使者突如其來,以高於市價許多的價格要求購買店面,考量得罪貴族會有麻煩,且條件也不算差,便照著要求同意出售了。

寝耳に水の不動産屋が慌てて店舗の持ち主である老夫婦を訪ねて確認したところ、貴族様の使いが突然やってきて、相場よりかなり高くで店舗を売るよう求められ、貴族様を敵に回せば大変なことになりそうだし、提示された条件は決して悪くはなかったため、言われるままに売却に同意した、とのことであった。

因此既然持有人已變更,便不得不接受新持有人提出的新貸借條件,這就是來由。

そういう事情なので、持ち主が変わった以上、持ち主から提示された新たな貸借条件による契約にせざるを得ない、ということであった。

「所以啊,對我們也實在無可奈何……

「そういうわけで、私共には如何(いかん)ともし難く……。

在原契約期間變更條件實在抱歉,若您不服只能解除契約了。

前の契約の途中での条件変更で申し訳ないのですが、御不服であれば、契約を解除して戴くしか。

話說回來,我本以為您會那麼做……」

と申しますか、そうなさると思っておりましたが……」

嗯,他們大概覺得我會無法接受那些條件而感到不可思議吧。

うん、私があの条件での契約を受けたのが余程不思議だったのだろう。

當然,要去找別的店面、重新改裝賣場、搬家,時間、人力、金錢全都要付出,短期內還得停業……這在一般情況下是如此。

そりゃ、今から別の貸店舗を探して、売り場を改装して、引っ越しして、となると、時間も手間もお金もかかるし、当分の間は休業しなければならない。……普通であれば。

但與其吞下那種荒唐條件,通常人會選擇另尋他處。嗯,正常人會這麼做。

でも、あんな無茶苦茶な条件を呑むくらいなら、普通はそっちを選ぶだろう。……うん、普通ならば。

只是,千辛萬苦重新開業才剛開始,就有可能又那位貴族跑來說『我是這物件的持有人』……

しかし、そうしてやっと再開業した途端、またあの貴族が現れる可能性はある。「この物件の持ち主だ」とか言って……。

於是我向那位露出一絲抱歉神色的不動產仲介提出了請求。

そして私は、さすがに少し申し訳無さそうな顔をしている不動産屋に話を持ち掛けた。

「那個,我想請教一下,或者說,有個拜託……」

「あの、ちょっと御相談、と言いますか、お願いがあるんですけど……」

沒錯,女人和商人一旦被輕視就活不下去。

そう、女と商売人は、舐められたらやっていけないんだ。

看看長瀨一族的怒火吧!

長瀬一族の怒りを見よ!