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57 狂信者來得及了
「哇啊啊啊~~!」
「ええええぇ~~っっ!」
嗯,照常解釋後,果然被嚇到了。
うん、普通に説明したら、普通に驚かれた。
「卡、卡卡卡、卡奧魯大人竟然是女神啊!」
「か、かかか、カオル様が、女神様あっ!
「唔,那個……從救助並收留我那刻起,對我來說就是女神了,但、沒想到竟然是真正的女神!」
いや、それは、私を助け、引き取って下さった時から、私にとっては女神様でしたけど、ま、まさか、本物の女神様っ!」
雷耶特的眼睛閃閃發亮。
レイエットちゃんの眼が、キラキラと輝いた。
『……糟糕。這個,是那個。艾米爾和貝爾看我的眼神。』
……マズい。これは、アレだ。エミールとベルが私を見る眼だ。
沒錯,這是『狂信者的眼神』。
そう、「狂信者の眼」である。
信徒就那兩個人就夠了啊!
狂信者は、あのふたりだけで充分だよ!
我並不想要第三個狂信者。我需要的是療癒。沒錯,就是療癒!
私は、3人目の狂信者が欲しかったわけじゃない。私が欲しかったのは、癒やし。そう、癒やしなのである!
「雷耶特,這個要保密喔。我之所以告訴你,是因為覺得你會守秘密和承諾,但你絕對不能說出去。」
「れ、レイエットちゃん、それは内緒だからね。レイエットちゃんは秘密や約束を守れる子だと思ったから教えたけど、絶対に喋っちゃ駄目だからね。
「這裡的人都知道,但不知道哪裡誰會聽到,所以即便沒有人在旁也不可以說。記住我只是羅蘭德的妹妹,只是個貴族的小姐,拜託了。」
ここのみんなは知っているけど、どこで誰が聞いているか分からないから、他の人がいない時でも、喋っちゃ駄目だからね。あくまでも私は、ロランドの妹、ただの貴族の娘、ってことでお願いね」
「但、但那樣太讓人敬畏了……」
「で、でも、そんな畏(おそ)れ多い……」
『向幼女要求政治上的考量,果然沒用啊……。』
幼女に、政治的配慮とかを求めても無駄か……。
正當我這麼想時,弗蘭塞特從旁搭話了。
そう思っていたら、フランセットが横から声を掛けてくれた。
「雷耶特,如果妳真的是女神,大家都只是侍奉、敬畏,沒有人像平常一樣跟妳說話,這樣每天會開心嗎?」
「レイエットちゃん。もしもレイエットちゃんが女神様だったとして、みんなが傅(かしず)いて敬うばかりで、誰も普通に話してくれなかったら、毎日が楽しいかな?」
「……不會」
「……ううん」
「而且每天都有貴族和富人一大群來,替我實現願望,不,是搶著先幫我實現,這樣會快樂嗎?」
「そして、毎日毎日、貴族やお金持ちの人達が大勢やって来て、私の願いを叶えてくれ、いや、私の願いを先に、って騒がれたら、楽しいかな?」
「……不會」
「…………ううん」
「那麼,要怎麼做妳知道吧?」
「じゃあ、どうすればいいか、分かるよね?」
「嗯!」
「うんっ!」
不愧是弗蘭塞特,果然有歲月的功力!實際年齡踏入三十果然不是蓋的!
さすがフランセット、年の功! 実年齢が30の大台に乗っただけのことはある!
『……不過肉體年齡從十六歲起算已四年多,所以才二十歲而已。』
……肉体年齢は、16歳になってから4年ちょいだから、20歳だけど。
『但要是這麼說的話,我的精神年齡應該有二十六、肉體十九,但果然還是覺得自己停在十五歲呢……。』
しかし、それを言えば、私も精神年齢26歳、肉体年齢19歳、のはずなんだけど、15歳のままかなぁ、やっぱり……。
『算了,不要想太多。總之這樣一來,雷耶特會跟我普通地說話。好,趕快開始療癒時間……。』
ま、深く考えるのはやめよう。とにかくこれで、レイエットちゃんは私と普通に話してくれる。よし、早速癒しの時間を……。
「卡奧魯大人,請儘管吩咐。」
「カオル様、何なりとお命じ下さい」
欸?
え?
「為、為什麼……剛剛不是說已經同意不把妳當女神了嗎……?」
「ど、どうして……。今、女神様扱いはしないって納得してくれたんじゃあ……」
「是、是啊,所以請以平民身分,用對貴族大小姐的敬語來稱呼……」
「はい、ですから、平民として、貴族のお嬢様に対する言葉遣いを……」
「啊啊啊啊,理所當然啦!」
あああああああ、そりゃそうだあぁ!
『糟糕,完全忘了這件事。』
いかん、完全に忘れてた。
『雷耶特是平民。我是貴族小姐。她不可能跟我平等交談啊!』
レイエットちゃん、平民。私、貴族のお嬢様。対等に話してくれるわけがないぃ!
『該、該怎麼辦……我的療癒時光該怎麼辦……。』
ど、どうすれば……。どうすれば、私の癒しタイムが……。
「……好,妹妹!從現在起,雷耶特就是我的妹妹!!」
「……よし、妹! レイエットちゃんは、今から、私の妹!!」
「哇哇哇~~!」
「ええええぇ~っ!」
『雖然完全不像貴族小姐,像艾米爾一樣是父親和僕人所生,但就說她和我感情非常好、是姐妹吧!就這麼決定!!』
全然貴族の娘らしくないけど、エミールと同じく、父親が使用人に産ませた子だけど、とっても姉妹仲が良い、ということにしよう! もう、それしかない!!
「所以就是這回事喔!」
「ということだからね!」
我爬上馬,大聲向圍在馬車周圍的大家喊道。
それぞれの馬に乗って、馬車を囲むようにしているみんなに、大声でそう叫んだ。
羅蘭德和弗蘭塞特彷彿早有預料,毫無驚訝。當然也不會有人反對我的話,艾米爾和貝爾。
私がそう言い出すことを予想していたのか、驚いた素振りもないロランドとフランセット。そして、私の言うことに反対するはずもない、エミールとベル。
嗯,雷耶特成為妹妹的事就這麼定了,完全不問她的意願。
うん、レイエットちゃんが妹になることが決定した。本人の意志とは全く関係なく。
在小鎮住了一夜、野營一夜後,抵達了一座中等規模的城鎮。
そして小さな町で1泊、野営1泊の後、そこそこの規模の街に着いた。
本不打算在靠近邊境的城鎮久留,但只要離邊境到這種距離,大概也不用再掛心布朗寇特王國了。
あまり国境ぎりぎりの街で長居するつもりはなかったけど、これくらい国境から離れれば、もうブランコット王国のことを気にする必要もないだろう。
因此接下來不要急行,而是延長在城鎮的停留時間,專心前往原定目的。這趟旅程本就為此,根本沒有急行的理由。
なのでこれからは、先を急ぐのではなく、街での滞在期間を長くして、当初の目的に邁進(まいしん)しよう。そのための旅であり、先を急ぐ理由など全くないのだから。
「我們會在這城市待一陣子。」
「この街にしばらく滞在するよ」
進城前先停下來大家商量一番。
街にはいる前に、いったん止まってみんなで話し合い。
「姊姊,妳在這裡有什麼要做的事嗎?」
「お姉(ねえ)ちゃん、ここで何かやることがあるの?」
雷耶特歪著頭這麼問道。
レイエットちゃんが、首を傾げながらそう聞いてきた。
『……好、好可愛!』
……か、可愛いっ!
『所以,雷耶特對我的稱呼決定為「姊姊」。』
そう、レイエットちゃんからの私の呼び名は、「お姉ちゃん」に決定した。
『如果在大家面前需要區別就叫「卡奧魯姊姊」,只有我們兩人的時候或不會混淆時就單純叫「姊姊」。』
他のみんながいて区別が必要な時には、カオルお姉ちゃん。ふたりだけの時や、混同の心配がない時には、ただの「お姉ちゃん」。
『貝爾和弗蘭塞特則一直是「貝爾姊姊」和「弗蘭姊姊」。』
ベルやフランセットは、常時「ベル姉ちゃん」と「フラン姉ちゃん」である。
『……為什麼她們兩個不會加上「お」呢。』
……なぜふたりには、「お」が付かないのだろうか。
『嗯,這倒無所謂。』
まぁ、それはどうでもいいけど。
「嗯,我的旅途目的,是有個重要使命,『尋找結婚對象』,」
「うん、私の旅の目的である、『結婚相手を探す』という重要な使命があってね、」
「欸?」
「え?」
話還沒說完就被雷耶特驚訝地打斷。
まだ私が喋っているのに、それを遮るレイエットちゃんの驚愕の声。
嗯,女神要找人類的伴侶,確實會令人驚訝。
まぁ、女神様が人間の伴侶を探している、というのは、そりゃ驚くか。
「會不會有很多哥哥姊姊會嚇走靠近姊姊的男人?會有會來向住在旅館的貴族小姐示好的男人嗎?有機會和男孩子親近嗎?」
「お姉ちゃんに近付く男の人を威嚇して追い払いそうな兄ちゃんや姉ちゃんが大勢いて、宿屋住まいの貴族のお嬢様に言い寄ってくる男の人って、いるの? 男の人と仲良くなれる機会って、あるの?」
……。
……。
…………。
…………。
………………。
………………。
……………………。
……………………。
「我沒想到啊啊啊啊啊!!」
「気が付かなかったああああああぁ!!」
「因此,作戰更改。」
「というわけで、作戦変更です」
『得向大家說明新作戰。』
みんなに、新たな作戦を説明しなければ。
「以貴族小姐的身分來介紹,對我婚活有問題這點已經確認了。」
「貴族の娘、という触れ込みでは、私の婚活に問題があることが判明しました。
「如果說我是貴族,平民男性不會輕易與我交往;若要和貴族男性交往,我這個名義上的貴族又有問題。即便有阿丹伯爵家的允許,能說我是『阿丹伯爵家的人』,也不能說我有貴族籍……」
私が貴族だと平民の男性がおいそれと付き合えないし、私が貴族の方と付き合うには、なんちゃって貴族である私では問題がありますからね。いくらアダン伯爵家の了承があっても、『アダン伯爵家の者』とは言えても貴族籍があるわけじゃないし……」
我這麼說時,羅蘭德插話。
そう言う私に、ロランドが口を挟んだ。
「我除了有王族身分外也有公爵爵位,弗蘭塞特因戰功獲授子爵位,若以一團貴族來說,應該不會構成詐稱。所以,卡奧魯若不說自己是貴族,而說我是貴族且她是我的妹妹,應該不會被追究……」
「私は王族としての身分の他に公爵としての爵位も持っているし、フランセットは戦争での功績を認められて子爵位を授かっているから、貴族の一団、という意味では詐称にならないだろう。だから、カオルが自分が貴族だとは言わずに、私が貴族であり、その妹、という表現にすれば、罪に問われることはないとは思うが……。
「就像『義兄弟』那樣,以義誓相結為兄妹的契約者,說是義兄妹就能了事。」
なに、『義兄弟』と同じような意味合いで、義によって誓い合って兄妹の契(ちぎ)りを結んだ者、ということで、義兄妹だと言えば済むことだ。
「而且如我多次說過,只要卡奧魯願意,我立刻聯絡國里幫妳授爵。伯爵、不,侯爵如何?」
それに、前から何度も言っているように、カオルが良いと言ってくれれば、すぐに国元に連絡して爵位を付けてやるぞ。伯爵、いや、侯爵くらいでどうだ?」
『對了,王族因方便而持有數個爵位是很平常的事。當需要以貴族身分行事、使用假名、不,應該說別名,或離開王族籍時,這些都很方便。』
そう、王族が便宜上爵位をいくつか持っていたりするのは普通のことだ。王族としてではなく、貴族として立ち回る必要があった時とか、偽名、いや、偽名じゃないな、変名を使う必要がある時とか、王族の籍を離れる時とか、色々と便利だかららしい。
『此外,弗蘭塞特也獲授子爵爵位,當然有戰功,但也可能是為了美化身分以成為王兄羅蘭德的未婚妻。』
そして、フランセットもまた、子爵としての爵位を授けられていた。戦争での功績も勿論あるが、王兄であるロランドの婚約者となるための箔付けの意味もあったのだろう。
『……即便不做那種事,作為救國大英雄、且被授予神劍、是女神守護騎士的弗蘭塞特,誰會反對他和羅蘭德的婚約?』
……そんなことをしなくとも、救国の大英雄、そして神剣を授与された女神の守護騎士であるフランセットとロランドの婚約に反対する者など、いるはずがないのに。
「……我婉拒。」
「……遠慮します」
然而我當場就拒絕了羅蘭德的提議。
しかし、私はロランドのその提案を即決で断った。
自從那場戰鬥,說不定該說賽勒斯降臨後,爵位授予的話題已經來過好幾次,但我每次都拒絕。羅蘭德總是逢機會就拿出來說。
あの戦い、というか、セレスの降臨以降、爵位授与の話は何度も来ているけれど、毎回断っている。それを、ロランドは、ことあるごとに蒸し返すのである。
嘛,若把我編入本國貴族,便能主張我是巴爾莫亞王國的臣民,以及國王陛下的家臣,所以想這麼做也情有可原。
まぁ、私を自国の貴族にすれば、私のことをバルモア王国の国民である、そしてバルモア王国の国王陛下の家臣であると主張できるわけだから、そうしたいのは当たり前か。
他們大概不覺得我會因此俯首稱臣,但這至少是要替國王陛下留面子的事,而且最重要的是,這能成為對外強而有力的籌碼。
それくらいで私が言いなりになるとは思っていないだろうけど、一応は国王陛下の顔を立てなきゃならない立場になるし、何より、他国に対する強力なカードになり得るからねぇ。
「哼。若想要爵位,隨時跟我說。快馬往返時間外加三分鐘就能把授爵文件送到。」
「ちぇ。ま、爵位が欲しくなったら、いつでも言ってくれ。早馬の往復時間プラス3分で、爵位授与の書類が届くからな」
『什麼,竟然早就有人鋪好路,隨時可授予!?』
って、いつでも授与できるよう、根回し済みかいっ!
『但是我才不要那種麻煩的貴族身份。要是拿了爵位,就會被身分、立場、領民綁住,背負各種責任,真受不了。話說回來,那大概就是他們的目的吧,但我只想自由快樂地生活!』
でも、貴族なんて面倒なものは御免被(こうむ)る。爵位なんか貰って、身分や立場や領民やらに縛られて、色々と背負わされちゃあ堪らない。というか、それが目的なんだろうけどね、向こうは。でも、私は、自由に楽しく暮らしたいんだよ!
總之先不提這個,我說出結論。
まぁ、それは置いといて、私は結論を言った。
「所以,從今以後我想分頭行動。」
「というわけで、これからは、別行動にしたいと思います」
「哇啊啊啊~~!!!」
「「「「ええええええぇ~~っっ!!」」」」
嘛,果然會嚇一跳啊……。
まぁ、そりゃ、驚くよねぇ……。
「若是那樣做,就沒辦法阻止卡奧魯和外國人結婚了……不、不是那個意思……」
「そんなことをされたら、カオルが他国の者と結婚するのを邪魔できなく……、あ、いや……」
羅蘭德不由自主脫口而出一句難以忽視的話。
思わず、聞き捨てならないことを口走ったロランド。
「……剛、剛剛說了什麼?說了什麼啊啊啊!!」
「……今、何て言った? 何て言ったああああぁ!」
難以置信,夥伴之中竟然會混入刺客!!
まさか、仲間の中に刺客が紛れ込んでいようとは!!