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53 嘴皮子功夫
大約一個小時後。
そしておよそ1時間後。
從城鎮中心方向,又有許多士兵出現。
街の中心部の方から、再び多くの兵士達が現れた。
大概是回去的指揮官回報了情況,匆忙叫停正在整備的本隊,決定帶著要員一同前來吧。
おそらく、戻った指揮官の人の報告で、慌てて準備中だったであろう本隊の出動を差し止めて、お偉いさんと共に来るようにしたのだろう。
來的會是領軍的高官,還是領主大人呢……?
さて、来るのは、領軍の偉い人か、領主様か……。
我們站在城門前的廣場,那裡是等待通行的馬車停放處。周圍擠滿了人群。
私達が立っているのは、街門の前に広がる、通門待ちの馬車が待機するための広場。周りには、大勢の人集(ひとだか)り。
不,現在正要傳出女神顯現的消息,誰會離開這裡走人?城裡也有聽到傳言的大批民眾趕來了。
いや、今、ここで女神様が現れた、という話が始まるというのに、この場を後にして出発する者などいるはずがない。街の方からも、噂を聞いて大勢の民衆がやって来ている。
哦,等候時間內艾米爾和貝爾回旅館結了帳拿了行李,把艾德他們也帶來了。所以我們可以直接從這裡出發。
あ、待ち時間の間に、エミールとベルがいったん宿に戻って、精算を済ませて荷物を回収、エド達を連れてきている。なので、ここからこのまま出発できる。
「你們就是那些號稱見過女神賽蕾斯蒂娜的人嗎!」
「お前達か、女神セレスティーヌにお会いしたという者共は!」
從抵達的馬車上下來的五十歲左右的男人朝我們大喊。
到着した馬車から降りた50歳前後の男性が、私達に向かってそう叫んだ。
由衣著與配備來看,明顯就是領主大人。
うん、服装や装備からして、明らかに領主様だ。
嗯,當然了。衛兵們在民眾面前大聲說出的那番不法行為,加上女神賽蕾斯蒂娜的降臨,要是有個會把這事丟給別人處理的領主才奇怪。
まぁ、当たり前だよね。民衆の前で大声で話された衛兵達の犯罪行為。そして女神セレスティーヌの降臨。これで人任せにするような領主がいたら、驚きだ。
要是處置不當,可能會把醜聞傳到王宮或鄰國;處理得好則能把事件模糊化,並把自己打造成女神顯現之地,這事關自身與家門的未來,怎會交給下屬?
下手(へた)をすれば王宮や隣国に不祥事が知れ渡り、上手(うま)くやれば、不祥事をうやむやにした上、女神降臨の地として一旗揚げることも可能なのだ。自分の、そしてお家の未来を決めるこの重大な事情聴取を、部下に任せるわけがない。
「是的,正是如此」
「はい、そのとおりです」
即便面對領主大人,也不會用那種『非常恭敬』的過頭客套語。
領主様相手でも、ございます、等の馬鹿丁寧な言葉遣いはしない。
要是那樣,羅蘭和弗蘭塞特就會生氣,說『雖然是假身分也好,但女神大人怎可對凡人如此謙卑!』……尤其是弗蘭塞特會這麼說。
そうすると、ロランドとフランセットが怒るのだ。『いくら身分を偽っているとはいえ、女神様が人間風情にそこまでへりくだることは看過できません!』とか言って。……特に、フランセットが。
嘛,目前的設定是我身為他國貴族的千金。面對本國上位貴族或許要謙卑,但對他國貴族就不必太過低姿態。反正他們大概以為我是十二、三歲的小孩。
まぁ、今の設定では、私は他国の貴族の娘だ。自国の格上の貴族相手ならばともかく、他国の貴族であれば、そうへりくだる必要もないだろう。どうせ12~13歳の子供だと思われているだろうし。
「到底是怎麼回事,說明情況!」
「で、どういうことだ、事情を説明せよ!」
看起來他不太在意周遭民眾的存在。
どうやら、周囲の民衆のことは気にしないらしい。
不,事實上衛兵就是誘拐集團一員這點已有人知,領主大人反而可能是故意把消息放大以掩蓋更大的東西。也許他相當精明。
いや、既に衛兵が誘拐組織の一味だったことは知られているから、逆に、それをカバーするためにわざと聞かせているという可能性が濃厚だ。少しはデキる領主様なのかも知れない。
他沒硬把我們押到領主宅,可能是因為他真的相信『女神降臨』的說法,或至少按最壞情況假定那是真的來採取行動。
私達を無理矢理領主邸へ連れて行こうとしないのは、ちゃんと『女神降臨』の話を聞いて、それを信じているか、もしくは万一に備えて一応はそれが事実であると仮定した対応を取っているのかの、どちらかだろう。
在這個世界裡,沒有人不信女神賽蕾斯蒂娜。她偶爾現身,四年前才在各國要人面前顯靈過,這是常識。若有人不信她,那才令人驚訝。
この世界では、女神セレスティーヌの存在を信じていない者などいない。たまに姿を現すし、つい4年程前にも、各国のお偉いさんが大勢集まっているところに姿を現したばかりなので、当たり前だ。これで無神論者がいたら、驚きだ。
而且有關賽蕾斯蒂娜嚴厲的傳說也流傳著:處罰時若牽連無關者也無所謂、遇到困苦者也可能被置之不理等。沒人敢拿女神之名撒謊,包括罪犯在內。所以我講的話理所當然會被相信。再說,那個『從天而降的臉盆』的事大家也肯定都聽過……。
そして、セレスが結構シビアというか、神罰を与えるときに無関係の者が巻き込まれてもあまり気にしないとか、困っている者がいても平気で見捨てるとかのエピソードも伝わっている。そんな女神様の名を使って嘘を吐く勇気のある者は、この世界にはいない。犯罪者を含めて。なので、私の話も、信じられて当然であった。それに、あの『空から降ってきた洗面桶』の話も、当然聞いているだろうし……。
因此,雖然已經有人向他報告過,但讓我當面再說一次,當然是為了確認事實,不過主要還是要向民眾宣示。這裡不只本領地的商人,還有其他領地甚至他國的商人在場,當然也有其他非商人,例如他國間諜……。
だから、一応の報告を受けているのに、ここで再度私の口から説明させるのは、勿論事実確認のためもあるだろうけど、多分、民衆へのアピール、という要素が大きいのだろう。ここには、自領の商人だけでなく、他領、そして他国の商人も大勢いる。勿論、商人以外の者、たとえば他国の間諜とかも……。
就算是領主大人,也不會去碰那種一旦曝光就家破人亡、相關者全部死罪的案件。那種風險換不回相稱的利益,而這種規模的領地,個人美少女根本不值一談。所以大概領主和誘拐團無關。
仮にも領主様が、バレれば一発でお家お取り潰し、関係者は全て死罪、というような案件に手を出すとは思えない。そんな危険に見合う程の利益は出ないだろうし、美少女くらい、この規模の領地の領主様ならどうとでもなるだろう。なので、多分領主様は誘拐団とは無関係だろう。
所以,得和平了事……除非他有意把整個集團連根拔起徹底殲滅。
だから、穏便に済ませてあげよう。……一味を、根元まできっちり退治する気があるのなら。
「我們是巴爾莫亞王國阿丹伯爵家的人。我在街上被突然誘拐,囚禁在民宅的地下牢,而今晨被帶出去準備當奴隸賣掉……」
「はい、私達は、バルモア王国、アダン伯爵家の者です。私が街で突然誘拐されまして、民家の地下牢に囚われていました。そして今朝、奴隷として売られるために運び出されまして……。
「當我在城門向警衛求救時,他們居然笑著無視,還與誘拐犯談笑甚歡……」
街門で警備兵に助けを求めたところ、笑って無視されました。誘拐犯達と仲が良さそうに談笑しながら……」
「什、什麼……」
「な、何だと……」
這些訊息應該已經報告過了,可領主大人故作誇張地驚訝,真會演。
それくらいの情報は既に報告済みのはずなのに、大袈裟に驚いて見せる領主様。役者だなぁ。
喔,或者知道受害者是他國伯爵家的人而慌了。那確實有些麻煩。
あ、いや、被害者が他国の伯爵家の者と知って、慌てたのかな。そりゃ、少しまずいだろうからねぇ。
「而且,就在被帶離城鎮前,女神顯現說『要把可愛的少女當奴隸販賣是何等大不敬!』,以神罰擊倒了犯人們」
「そして、街から連れ出される寸前に、『可愛い少女達を奴隷にしようとは、何事か!』と、女神様が顕現なされて、神罰で犯人達を打ち倒されました」
「那、那女神大人怎麼了!」
「そ、それで、女神様はどうなされた!」
「在對我說了幾句話之後,便升天了」
「私に少しお声を掛けられた後、昇天なさいました」
我按事先想好的回答回覆領主的詢問。
領主様の問いに、予め考えていた通りの返事をした。
「嗯……不過,警衛和犯人是同夥這點確定嗎?只是沒聽到呼救而已之類的可能性呢……」
「うむむ……。しかし、警備兵が犯人達と仲間だというのは、間違いないのか? 助けを求める声に気付かなかっただけ、とか……」
「我是當著他們面把木桶蓋打破站出來大聲呼救的啊?如果他們真的沒聽到,那這座城的正門不就等於讓敵軍全員通過,您要任由這種流言散布嗎?」
「目の前で樽の蓋を破って立ち上がり、大声で助けを求めましたが? それに気付かないなら、この街の正門は、敵軍が全員素通りできるということになりますけど、そんな噂が広まっても構わないのですか?」
我掃視周圍觀眾一圈,領主大人沉默下來。
そう言って周りの観衆を見回すと、領主様は黙り込んだ。
不能讓警衛被判無辜,讓領軍內的罪犯逍遙法外。
警備兵は無関係、とかいうことにされて、領軍内部の犯罪者はお咎めなし、なんてことは許さない。
「再說了,女神的怒火竟會落到警衛身上,這不就是最有力的證據嗎?」
「そもそも、女神のお怒りが警備兵にも向いた、という事実が、何よりの証拠ですよね?」
隨著觀眾的呼聲附和,領主大人也不得不勉強點頭。
観衆から上がる同意の声に、領主様も渋々頷かざるを得なかった。
無論他是否想撇清警衛,這下恐怕無法再讓士兵全身而退了。
警備兵は無関係、ということにしたかったのかどうかは分からないけれど、これで兵士はお咎めなし、ということにはできなくなっただろう。
「而且,根據犯人的供述,販售對象是本國地方領主或各地中堅商人的宅邸,並沒有與王都、有力貴族或大商人交易」
「それと、犯人達の話によると、販売先はこの国の地方領主やら各地の中堅商人とかの屋敷だそうです。王都や、有力貴族、大商人達とは取引していないそうです」
「什麼……」
「なに……」
領主大人臉色稍緩。
少し顔色が良くなった領主様。
當然,若牽涉到他國或王都、有力貴族、大商人,事情會變得複雜,甚至可能成國際問題、動搖國本。最壞情況或許是為保護權貴,把責任全部推給當地負責人處置。
そりゃそうか。他国が絡んでいたり、王都や有力貴族、そして大商人が関わっていた場合、話がややこしくなるし、下手をすれば国際問題になったり、国の屋台骨が揺らぐ。そして最悪の場合、有力者達を守るために、全ての責任を現地の責任者に押し付けて処分、ということも考えられる。
當地的負責人,嗯,指的就是這位領主大人。
現地の責任者。うん、この領主様のことだ。
不過若涉事的是地方的下級貴族、中級貴族或中堅商人,王宮可以自由處理,領主大人即使不能直接動手,也能透過王宮了結。
しかし、相手が地方の下級貴族や中級貴族、中堅商人達であれば、取り潰そうがどうしようが、王宮側が自由にできる。ここの領主様が直接手を出すことはできないだろうけど、王宮を経由すれば済むことだ。
更何況,如果能揭發那些貴族商人的惡行,連同被收買的士兵一併逮捕,這不只不是失態,反而能讓領主一舉成名,獲得王宮賞識,甚至協助搜查買奴者也有好處。
そして何より、悪いのはそれらの貴族や商人達であり、その手下がこの領地で行った悪事を暴き、買収された兵士諸共捕縛した、となれば、失態どころか、一躍正義の領主、王宮からの指示を仰いで奴隷を買った地方領主の摘発に協力すれば、陛下からのお覚えめでたく、という可能性すらある。
好,在領主大人看到曙光、打起精神的此刻,再給他最後一推。
よし、光明を見いだしてやる気になったであろうここで、もうひと押しだ。
「還有,傳達女神賽蕾斯蒂娜給您的口諭」
「そして、女神セレスティーヌからの伝言をお伝えします」
「「「「「什、什麼────!!」」」」」
「「「「「な、ななな、何だとおおぉ~~!!」」」」」
不只是領主大人,周圍所有人都喊出聲音。
領主様だけでなく、周りにいた人達、全員が叫び声を上げた。
當然了,得到女神的口諭,即便是教皇或樞機主教也難以企及;若連地方領主都被賜言,誰不驚訝?
うん、そりゃま、そうだろう。女神からお言葉を賜るなど、教皇や枢機卿でも、そうそうあるものじゃない。それが、いくら伝言とはいえ、ただの地方領主に与えられたというのだから、そりゃ驚くだろう。
只是場合特殊,並非人人會把這視為福音。領主臉上帶著些許僵硬。好吧,傳話時間到了。
ただ、場合が場合だけに、それが福音だと考える者はいるまい。領主様の顔も、少し引き攣っている。さて、では、伝言タイムと行くかな。
「抓走無辜少女當奴隸買賣,罪大惡極。犯人及接受賄賂而放任者,同罪。要給予嚴正處分。若有漏網之魚,吾自會親自處置──不過……」
「いたいけな少女を捕らえ、奴隷として売買するなど、言語道断。犯人、及び賄賂を貰って看過した者達、皆同罪である。厳正な処分を行え。もし処分漏れがあったなら、我が自ら処分する、ということなんですが……」
「不過?」
「なんですが?」
領主大人問出這句,我講了個令人毛骨悚然的故事。
そう問う領主様に、ひとつ怖いお話を。
「賽蕾斯蒂娜大人做事粗略,不太在意每一個凡人,除非是她特別鍾愛的人才例外……」
「セレスティーヌ様って、大雑把で、人間ひとりひとりのことはあまり気にされないんですよねぇ、余程気に入った者とかでないと……。
「因此她說『處置』時,往往是指把那領主宅地連人帶屋『啪』地摧毀,或把有組織根基的城鎮整個化為火海,差不多就是那種意思……」
それで、セレスティーヌ様が『処分する』と言われるのは、むかつく犯罪者がひとり残っている領主邸をプチッと潰すとか、誘拐組織の根っこが残っている城塞都市を丸ごと火の海にするとか、そういう意味なんですよねぇ……」
「什、什麼……」
「な…………」
領主大人面色發白。
領主様、蒼白。
周圍的士兵與群眾更加面如土色。
周りの兵士や群衆は、更に蒼白。
「哪、哪哪哪哪哪……」
「ど、どどどどどど…………」
領主發出像工地一樣的奇怪聲音,大概想說『怎麼辦』或『為何會這樣』吧。
工事現場みたいな謎の声を漏らす領主様。多分、「どうすれば」とか「どうして」とか言おうとしてるんだろうな。
稍微讓他鬆口氣吧。
ちょっと安心させてあげるか。
「別擔心。只要把誘拐團從末端到幕後一網打盡,全部逮捕處罰就行了。」
「心配ありませんよ。誘拐団を、下っ端から黒幕まで、全員、ひとり残らず捕らえて処罰すれば済むことですから。
「沒錯,一個不留地抓起來,讓他們永遠無法再從事誘拐與販奴──」
そう、ひとり残らず捕らえて、二度と誘拐や奴隷売買などできないようにすれば……」
「但、但……」
「だだだ、だが……」
他大概想問『若有疏漏怎麼辦』之類的問題吧。
多分、「だが、もし取りこぼしがあれば」とか言いたいんだろうな、多分。
「把抓來的人拷問清出同夥、黑幕,以及原本打算把我們送去的買家和以往購買奴隸的人都交代出來,連買主一併逮捕,把被賣的孩子們找回送回父母那裡,也許情有可原的疏漏一兩件可以被寬待,或許吧……」
「捕らえた連中を締め上げて、仲間や黒幕、それと私達を届ける予定だったところ、そして今まで奴隷を売ったところを全部吐かせて、買った者達も捕らえて売られた子供達を取り返して親元へ帰せば、もしかすると、故意ではない下っ端ひとりふたりの見落としくらいは勘弁して貰えるかも知れませんね。もしかすると、ですが……」
這是女神的命令,王宮在得知後會全力行動,沒人會懷疑這是真。這麼多證人、還有他國商人,爆炸聲與金色雲朵也被城中眾人所見所聞。
女神の命令だ、話を聞いた王宮も全力でやるだろう。嘘だと疑う余地はない。これだけの証人、しかも他国の商人も多く、更に爆発音と金色の雲は街中の者に聞こえ、見えただろうし。
若女神因為有人無視勅命而發怒,要『啪』地處置的,不只是這個領主宅或領地,甚至可能降臨於整個未能根絕誘拐事件的國家……
そして、もし勅命を無視した人間達にお怒りになった女神が「ぷちっと潰す」のが、ここの領主邸や領地だけではなく、誘拐事件を根絶しなかったこの国そのものに向けられたとすれば……。
到那時,可不是靠權勢、人脈或賄賂就能擋得住。必須不顧一切把所有涉案者逮捕處罰,別無他路。
最早(もはや)、権力とかコネとか賄賂とか言っている場合ではない。なりふり構わず、誘拐事件に関わった者全員を捕らえ、処罰する以外に道はない。
「去,逮捕!把那邊翻滾的人一個不留全部抓起來,綁起來!絕對不能讓他們逃跑,也別讓他們自殺,務必逼問出一切!失敗不許──不許有任何失敗!」
「と、捕らえろ! そこに転がっている者共を、ひとり残らず捕らえて、縛り上げろ! 絶対に逃がすな、自害もさせるな、全てを吐かせるのだ! 失敗は許さん……、いや、許されん!」
嗯,因為整個領地甚至包括領主自己的性命都危在旦夕,他當然會拼命。
うん、自分を含めた、領民全ての命が懸かっているんだから、必死にもなるわな、そりゃ。
唔,該行動的大概已經啟動了吧。
あ、もうアレが発動してる頃かな。
「領主大人,女神大人好像會指示犯人藏匿處,用紅煙來標示,多半是在貧民區附近……」
「領主様、実は女神様が犯人達のアジトをお教え下さるとかで、そこを赤い煙でお示しになるそうです。多分、貧民区あたりだと思うのですが……」
對,那是從民宅被帶走前我留下的招牌。
そう、あの民家から連れ出される前に仕掛けた、置き土産。
那東西經過一段時間會先散出速效催眠氣體,之後慢慢冒出紅色煙霧,比空氣輕。
あれ、一定時間が経つと即効性の催眠ガスが出て、その後、赤い煙が少しずつ出続けるようにしておいたんだ。空気より軽いやつね。
因此若一切順利,犯人會昏睡,藏匿處的民宅會升起細細的紅煙,雖然不誇張,但尋找起來並不難。
だから、もしうまく行っていたら、犯人達が眠り込んだ状態で、アジトであるあの民家から赤い煙が立ちのぼっているはず。あまり派手にではなく、ごく細い煙の筋だけど、探そうとすれば簡単に見つけられるだろう。
初到此城又被塞進木桶、上了馬車的我無法指路,便事先設下這個標記以便日後找回來。抓到犯人也能問出來,但這是備案而已。
初めての街な上、樽に押し込められて馬車に乗せられていた私に案内できるはずもなく、後であそこを見つけられるようにと仕掛けたものだ。まぁ、捕らえた犯人達に吐かせれば済むだろうけど、一応、念の為に仕込んでおいたのである。
「……去!」
「……行け!」
「是!」
「はっ!」
領主大人下令後,一名階級稍高的軍官帶著約半數的兵力火速朝城裡奔去。我正看著,城裡又有一隊人朝這裡過來。
領主様の指示で、少し階級が高いらしい兵士が、半数くらいの兵士を連れて、急いで街の方へと向かった。それを眺めていると、逆に街の方からこちらへと向かう一団が見えた。
那隊人由數名士兵帶路,似乎帶著民間人士同行。
数人の兵士に先導されて近付くその一団は、民間人らしき人達を伴っていた。
……啊,應該是失蹤者,也就是被害孩子們的家屬吧。
……ああ、行方不明者、つまり被害者の子供達の御家族かな。