ポーション頼みで生き延びます!
51 噗哧一聲
「那麼,還要在這裡待很久嗎?」
「で、まだ当分ここにいなきゃなんないんですか?」
「啊,是這樣,估計要等到天亮就馬上出發。」
「ああ、それなんだがな、夜明けを待ってすぐに発つことになりそうだ」
不知道是特別健談、還是無聊,抑或是喜歡和少女閒聊。
余程話し好きなのか、退屈だったのか、それとも少女の相手をするのが好きなのか。
『戀童……不,應該是個關心看起來孤單少女的好人吧。……大概。』
ロリコ……、いや、心細そうな少女を気遣う、良い人なのだろう。……多分。
而且,對於會在不遇到外人下就這樣被運走的少女來說,說這些大概也沒什麼問題。反正到了目的地就知道了。
それに、外部の者と出会うことなくこのまま運ばれる少女に、これくらいのことは喋っても問題はないのだろう。どうせ、目的地に着けば分かることだ。
「其實本來還想再抓一兩個,但聽說你們其中有人連伴侶在外面大張旗鼓地找人,而剛才那兩個有點情緒不穩,所以這次先暫時收手了。剛剛首領是這麼說的。」
「本当は、あとひとりかふたり、と思っていたらしいんだが、お前達のうちの誰かの連れが派手に探し廻っているらしいのと、さっきのふたりがちょっと情緒不安定みたいなんで、今回はこれで一旦締めるらしいんだよ。さっき、リーダーがそう言ってた」
『好,計畫順利!』
よし、計画通り!
後來,因為明早會被早早叫起來,想趕快睡,結果守衛一直跟我聊不停,沒讓我好好睡。
その後、翌朝は早くから起こされそうなのでさっさと寝ようとしたら、見張りさんが色々と話しかけてきて、なかなか寝させてくれない。
我已經問了很多,若是不陪他把話說完反而覺得失禮,所以就當了他的話伴,但完全看不到結束的跡象。
自分は色々と聞いておいて、向こうの話には乗ってあげないのでは義理を欠く。なので話し相手になってあげていたんだけど、全然終わる気配がない。
『……想想看,對方是值夜的,不就是整晚都醒著嗎!那種人,我真不能陪到天亮~!』
……って、考えてみれば、相手は不寝番なんだから、夜通し起きてるんじゃん! そんなの、付き合ってられるか~!
後來他說若不睡明天坐馬車會很辛苦,於是總算讓我睡了。
その後、寝ておかないと明日の馬車での移動が辛いから、と言って、ようやく眠らせて貰えた。
其他三個人? 早就睡了,放心交給我來應付守衛吧!
他の3人? ずっと前に、さっさと寝ましたよ、見張りさんの相手は私に任せて!
天亮前後被聲響吵醒。抬頭一看,首領和另外四名男子進了牢房。五名綁匪全到齊了,似乎要出發了。
明け方頃、物音で眼が覚めた。見ると、リーダー以下4人の男達が牢の部屋へと入ってきていた。誘拐犯5名、勢揃いだ。いよいよ出発らしい。
首領打開牢門,其他四人把我們一個一個綁起來,塞布片堵住嘴,然後咬上猿轡。真是很講究。
リーダーが牢の鍵を開け、他の4人の男達が、私達ひとりずつをそれぞれ縛り、口に布切れを押し込んだ後、猿轡(さるぐつわ)を咬ませた。念の入ったことである。
腳沒被綁,被逼著走到隔壁房間,然後就那樣上了樓,被帶到外面去。
足は縛られず、歩かされて隣の部屋へ行き、そしてそのまま階段を上がり、外へと連れ出された。
上到樓梯頂時,沒忘記用藥劑製作能力,悄悄留下個小禮物作為記號。
階段を上りきった時に、ポーション作成能力で、そっと置き土産を残しておくのを忘れない。
出了建築,或說那棟破舊老屋,在星光下隱約看見一輛馬車的輪廓,然後把我們推上貨廂,這次連腳也給綁上了。
建物、というか、古びたボロ屋を出ると、星明かりの中に1台の荷馬車のシルエットが浮かび上がった。そしてその荷馬車の荷台に上がらされ、今度は足も縛られた。
貨廂上堆了六個空酒桶……要我猜它們的用途嗎?押一枚金幣也行。
荷台には、6個の空き樽が積んで……、って、用途を当ててみせようか? 金貨1枚掛けてもいい。
……不過大概沒人會願意下注吧。
……誰も賭けを受けてくれないだろうけど。
於是,空桶兩個、美少女桶四個,馬車前進了,朝城門方向。
そして空き樽2個、美少女樽4個を乗せて、荷馬車は進む。街門に向かって。
蓋上桶蓋後,我立刻從道具箱拿出刀。
樽の蓋を閉められてから、直ぐにアイテムボックスからナイフを取り出した。
姿勢很難受,先割斷腳踝的繩子,接著是手腕的。
姿勢的に辛いので、まず足首のロープを切って、それから手首。
曾想過放出能溶繩的藥水,但感覺身體也會被溶掉,不太願意,而且也不想弄髒衣服,所以還是用刀。手多割幾下沒關係,喝治癒藥劑就好。
ロープを溶かす液体を出すことも考えたけれど、身体も溶けそうで気が進まなかったし、服にかかるのも嫌だったため、ナイフにした。多少手が切れても、治癒ポーションを飲めば問題ないので。
繩子很容易就切開了。畢竟是單分子超高速振動刀。當然,刀柄內還裝著藥劑,是個『刀形藥劑容器』。
そしてロープは簡単に切れた。単分子超高速振動ナイフなので。勿論、柄の中にポーションが入った、『ナイフ型のポーションの容器』である。
當然,手也被割得不輕。真的是劈開似的慘烈。
そして勿論、手もかなり切れた。それはもう、スッパリと。
『好痛啊~~!』
痛(いて)ええぇ~~!
『藥、藥劑、藥劑!』
ポ、ポーション、ポーション!
過了一會兒,馬車停了,傳來說話聲。
しばらくすると、馬車が止まり、話し声が聞こえた。
「貨物是什麼?」
「積み荷は何だ?」
「是、是只有六個空桶。我們現在要去進葡萄酒貨……」
「はい、空の樽が6個だけでございます。これから、ワインを仕入れに参りますので……」
「那就檢查一下。……嗯,確實是六個桶,沒問題!」
「では、確認するぞ。……うむ、確かに樽が6個だな、よし!」
欸,連是不是空的都不查嗎?
ええっ、空かどうか、確認しないの?
但現在就是時機!
でも、今だ!
我用事先用刀割好的裂縫全力刺破桶蓋,從桶裡探出上半身大聲喊叫。
前もってナイフで傷をいれておいた蓋を全力で突き破り、樽から上半身を出して叫んだ。
「這些人是誘拐少女的犯人!請救命!」
「コイツら、少女誘拐犯です! 助けて下さい!」
「嗯,確定是空桶沒錯。放行!」
「うむ、空の樽に間違いないな。行って良し!」
「謝、謝謝你們」
「はい、ありがとうございました」
「欸……」
「え……」
車篷被掀開,探頭看裡面的警備和一個從未見過的商人模樣的男人、還有馬車護衛,他們都笑嘻嘻地看著。商人和護衛再次登上馬車,要重新把我綁起來。
幌が捲られた荷馬車の中を覗き込んだままにやにやと笑う警備兵と、初めて見る、商人らしき男、馬車の護衛らしき男達。そして商人と護衛達は、再び私を縛り上げるべく馬車に乗り込んできた。
『原來大家都是一夥的啊……。』
そーか、みんなグルかぁ……。
可查得的線索已經足夠,算了,不想再繼續了。總覺得有點被氣到。
手繰れる糸は充分揃ったから、もういいや。なんか、ムカついてきたし。
那麼,就開始吧!
んじゃ、やりますか!
在馬車上空創造出葫蘆形的玻璃容器,每個膨起處裝著不同的液體。嗯,就是之前阿里戈帝國西方侵攻時用過的那種,裡面裝著像『硝化甘油』的東西和像『濃硫酸』的東西……。
それぞれの膨らみに別の液体がはいった、ヒョウタン型のガラス容器を馬車の上空に創造。うん、例の、アリゴ帝国西方侵攻軍の時に使ったやつだ。『ニトログリセリンのようなもの』と『濃硫酸のようなもの』がはいった……。
隨之而來的是轟然巨響。
そして、轟く轟音。
此外,作為標記,從馬車向上升起一道金色雲霧。羅蘭和弗蘭塞特應該會被吸引飛來。然後……。
更に、マーカーとして、荷馬車から上空に向けて金色の雲を立ち上らせる。これで、ロランドとフランセットが飛んでくるだろう。そして……。
「抓一把日光」
「日光をひとつかみ」
我這麼說著,像是從掀起的車篷後方把初升的太陽光捧起來般做了個動作,然後在掌心創造出一個超小型噴霧罐。形式美很重要,真的。
そう言って、幌布が捲(めく)られた荷台後方から差し込む、昇って間もない太陽からの光を掬(すく)い取るように握る……振りをして、掌の中に超小型のスプレー缶を創り出した。物事、様式美というものは重要なのである。いや、ホント。
內容物當然就是那個東西。
中身は勿論、アレである。
然後,對著因突如其來的轟鳴和我莫名舉動而愣住的男人們──
そして、突然の轟音と、意味の分からない私の行動に、固まったまま動かない男達に向けて……。
「必殺!女神的氣息!」
「必殺! 女神の息吹(いぶき)!」
「「「「哇啊啊啊~~!」」」」
「「「「ぎゃああああぁ~~!」」」」
我念出一個不像必殺技的法術名,然後噴出辣椒萃取,也就是卡普賽辛的噴霧。
必殺技らしからぬ魔法名を唱えて、トウガラシエキス、つまりカプサイシンのスプレーを噴射した。
並不是說女神的氣息本來就有強烈味道。
いや、別に、女神の息が強烈な臭いだというわけではない。
要是那種謠言傳開,不知道瑟雷斯會把我怎麼辦。
もしそんな噂が立ったら、セレスに何をされるか分からない。
『……或許該換個必殺技的名字比較好。』
……必殺技の名前、変えた方がいいかも知れないな。
注意到騷動而趕來的其他護衛、車伕和警備也一律被噴到,人人有份。
騒ぎに気付いて駆け付けた他の護衛や御者、警備兵達にも、もれなく噴霧をプレゼント。
我原本想製造騷動,但他們毫不慌張的樣子至少說明在場的警備全都被拉攏了。
いや、私が騒ごうとしたのに焦った素振りもなかったということは、少なくともこの場にいる警備兵は、全員抱き込まれている、ってことだ。
嗯,即便其中有人是無辜的,也不會留下後遺症。必要時還有治癒藥劑。
まぁ、もし無実の者がいたとしても、別に後遺症が残るわけじゃない。いざとなったら、治癒ポーションもあるし。
接下來只要等正常的警備來……啊,得把大家從桶裡放出來。
あとは、まともな警備兵達が来るのを待つばかり……、あ、みんなを樽から出さなくちゃ。
『……並不是說我忘了。』
……別に、忘れていたわけじゃない。
為了避免有人被當做人質或吸入辣椒噴霧……抱歉,我忘了這點!
人質に取られたり、トウガラシスプレーを吸い込んだりしないよう……、すみません、忘れてました!
另外,為了安全,我造出一種能讓人瞬間昏倒的藥劑噴霧,對那些在地上翻滾的人一一噴灑。……要是從一開始就用這個就好了。
あと、安全のため、人間が一発で昏倒する薬品のスプレーを創って、転げ回っている連中に吹き付けて廻った。……最初からこれ創れば良かったかな。
不過嘛,作為懲罰用意也在,辣椒噴霧並非完全無用!就先這麼說吧。
いや、まぁ、懲罰としての意味もあるから、トウガラシスプレーも無駄ではなかった! そういうことにしておこう。
然後等了十幾分鐘。
そして待つこと、十数分。
當等待出門的隊伍完全不動,引起商人和獵人們的疑問時,從城中心方向有四個身影全速奔來,迅速接近……。
出門待ちの列が全然進まないことを疑問に思った商人やハンター達がざわめき始めた頃、街の中心部の方から全力で駆けてくる4つの人影が現れた。その人影はみるみる近付き……。
「啊,弗蘭!」
「あ、フラン!」
先頭的是體力最好的弗蘭塞特,稍後是羅蘭。艾米爾和貝爾則落在相當後方。
先頭は、4人の中で一番体力があるフランセット。少し遅れて、ロランド。エミールとベルは、かなり後方。
「不是『啊』啦,不是『啊』啦!」
「あ、じゃありません、あ、じゃ!」
看起來很生氣。這種場面最好別頂嘴。
何やら、お怒りの御様子。ここは、逆らっちゃ駄目な場面だね。
「你們知道我們有多擔心嗎!整晚都在找……」
「私達が、どれだけ心配したと思ってるんですか! 一晩中、探し回って……。
「那你們到底在做什麼啊!」
それで、いったい何やってるんですか!」
向來對我很恭敬的弗蘭氣得追問,我只好誠實回答。這種情況若亂搪塞後果會很麻煩。
いつも私を敬った態度で接してくれるフランにマジギレで問い詰められたので、正直に答えることにした。ここは、下手に誤魔化すと、後が大変になるパターンだ。
「那個、我被連環美少女誘拐犯給綁走了。」
「いや、その、連続美少女誘拐犯に攫(さら)われちゃって。
「這輛馬車貨廂裡滾著的是犯黨,那邊的是除了我之外的被害者,附近倒在地上的警備則是誘拐犯的同夥!」
この馬車の荷台に転がっているのが犯人一味、こっちにいるのが私以外の被害者、そしてそのあたりに転がっている警備兵達は、誘拐犯の仲間です!」
我大聲喊到讓周圍的人都能聽見。……喉嚨好痛。
周りに集まってきていた人達にも聞こえるよう、大声でそう怒鳴った。……喉、痛い。
「「「「哇啊啊啊啊啊~~!」」」」
「「「「ええええええぇっっ!」」」」
不只弗蘭他們,周圍等著出門的人群也爆出驚愕的聲音。
フラン達だけでなく、周りに集まっていた出門待ちの人々からも驚愕の声が上がった。
說也對,這也不是什麼大城,若有常習誘拐團就在此活動,想必早有傳聞;再加上若市內警備也通風報信,對領主來說可是大丑聞。誘拐再加上奴隸買賣,乃是比搶劫更大的罪行。
それもそうか、そう大きな街でもないのに、常習の誘拐団がいれば、そりゃ噂になってるよね。そして、街の警備兵がグルだったとなれば、領主様にとってはとんでもない不祥事だ。それも、犯罪の中では強盗以上の大罪である、誘拐プラス奴隷売買。
再考慮到這城的位置,被害者很可能是來自鄰國的人。
更に、この街の位置から考えて、隣国から来た者が被害に遭った可能性が非常に高い。
……處理不當的話,可能會成為國際問題。
……下手をすれば、国際問題だ。
於是,忙亂之際,城中心那邊出現了大批人影。
で、あれこれしているうちに、街の中心側から、大勢の姿が。
嗯,他們會來的啊。警備的主力部隊來了。
うん、そりゃ、来るよねぇ。警備兵の本隊が。