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40女神降臨
「所以,那個異狀在哪裡!!」
「だから、歪みはどこですか!!」
面對女神賽蕾絲蒂娜咄咄逼人的氣勢,教皇呆住了。
女神セレスティーヌの剣幕に、ぽかんとする教皇。
教皇不懂女神話中的意思,無從回答。
女神の言っていることの意味が分からず、答えようがない。
沒辦法,卡歐露只好出來救場。
仕方なく、カオルが助け船を出してやる。
說來不妙,這次的「救援」恐怕要變成拖累大家的「泥船」了……。
いや、『助け船』ではなく、『泥舟』になりそうであったが…。
「賽蕾絲,好久不見!」
「セレス、お久し振り!」
「咦,卡歐露!在這種地方……等、現在可不是說這個的時候!這邊出現了我們沒偵測到的異狀?在哪裡?」
「あれ、カオルちゃん! こんなところで…って、今はそれどころじゃ! こっちで感知していない歪みが発生してるの? どこで?」
「啊,沒有異狀。那邊的人只是為了保全自己叫出賽蕾絲。聽說魯艾達聖國自稱是受賽蕾絲祝福的國家,是受祝福的高貴民族,想要別人都服從他們、別反抗。他們好像想讓賽蕾絲證明這點,才把她招來的。」
「ああ、歪みは無いよ。そこの人が、自分達の保身のためにセレスを呼び出しただけ。なんか、ルエダ聖国はセレスが祝福した国で、自分達は祝福された偉い民族で、みんな我らに従え、逆らうな、って言いたいらしくて。それをセレスに証明して欲しくて呼び出したみたいなんだけど」
卡歐露對慌張的賽蕾絲苦笑著說明。
焦るセレスに、苦笑しながら教えてあげるカオル。
「那是什麼……」
「何それ……」
賽蕾絲一臉厭惡。
呆れ果てた、という顔のセレス。
「我不是跟你說過吧,卡歐露,就是那些在驅散歪曲時造成麻煩、必須處理的一群人。為什麼那種人的後代會自以為是?他們根本低於普通人類。我本來只是作為贖罪,給了他們用來發現歪曲再發時立刻聯絡的水晶,結果他們把那當作保全自己的私事來用,還特地把我顯現出來,甚至打斷了我維護這個世界平衡的計算?」
「カオルちゃんには話したよね、歪みを払うのに邪魔になって困った連中のこと。どうしてあんなのの子孫が偉いのよ。普通の人間以下でしょ、あんなの。贖罪代わりに、もし歪みの再発を見つけたらすぐ連絡するようにと連絡用の水晶を渡しておいただけなのに、それを保身のための私用に使って私をわざわざ顕現させたと言うの、この世界の手入れを行うためのバランス計算を中断させてまで?」
賽蕾絲的臉越發因憤怒而泛紅。
セレスの顔が怒りで赤くなっていく。
啊,他們一直在做這種事啊……。
ああ、ずっとそれやってたんだ……。
「我在世界各地發了好幾十個一樣的東西……雖然會有誤報,但那沒關係。把罕見的自然現象或災害誤認為歪曲是可以理解的;這種情況幾次空振也比錯過一次要好得多。但為了保全自己召喚我的,從我開始發水晶以來這幾千年中大概才第二次吧……」
「この世界の各地で数十個、同じ物を渡しているけど…。誤報もあるけど、それは別にいいの。珍しい自然現象や災害を歪みと勘違いするのは仕方ないし、こういうのは、数回の空振りは1回の見逃しに較べれば全然大したこと無いからね。でも、保身のために呼び出されたりしたのは、水晶を配り始めてからのここ数千年間で、これで2回目かしらね……」
「難、難道,那第一次是……?」
「も、もしかして、その1回目、って……」
卡歐露抽搐著臉。
引き攣るカオル。
「嗯,我說過吧,我氣得一時失控把那個國家都滅了……結果手下不留情,把周邊的國家也搞得相當慘。」
「うん、話したよね、あんまり腹が立ったので、思わず国を滅ぼしちゃった、っていうの…。手加減間違えて周囲の国までかなり壊しちゃったけど」
會議出席者全都愣住,連圍觀的民眾也都面色蒼白。
会議の列席者全員、そしてその周囲を取り巻く見物の民衆、全員が蒼白となった。
「賽、賽蕾絲,請你之後一定要把和聖國的邊界詳細說明給我聽,務必不要影響到這邊……」
「せ、セレス、あとで聖国との国境線を詳しく教えるから、絶対にこっち側には影響がないように……」
「不、那怎麼行!!!」
「そ、そんな!!!」
教皇的叫喊打斷了卡歐露的話。
カオルの言葉を遮る、教皇の叫び声。
「那、那麼,我們、聖地魯艾達聖國以及受祝福的國民是……」
「で、では、我々は、聖地ルエダ聖国と祝福されし国民は……」
「聖地?受祝福的國民?你們沒聽過嗎。那不過是被歪曲汙染然後被修復過的一片土地,是妨礙我履行防止世界崩壞這項最重要工作的那些人。唉,真到了必要時,我本來就打算不管他們直接處理的。」
「聖地? 祝福された国民? 話を聞いていなかったのかしら。ただの歪みに穢されて修復しただけの土地と、世界の崩壊を防ぐという私の最も重要な仕事を邪魔した連中よ。まぁ、いよいよとなったら連中のことは気にせずにやっちゃうつもりだったけど」
賽蕾絲冷冷的話讓教皇徹底崩潰。
セレスの冷たい言葉に、崩れ落ちる教皇。
「那麼,這位少女呢?我們會被逐出教會嗎……?」
「では、この少女は? 我々が破門されるというのは……」
「如果是卡歐露,她是我的大恩人,也是我最重要的朋友。至於所謂被逐出教會……」
「カオルちゃんなら、私の大恩人にして、一番大切なお友達です。破門というのは……」
賽蕾絲看向空中,似乎在思索片刻,大概是在讀取資訊吧。
そこで宙を見て少し考える素振りのセレス。恐らく、情報を読み取っているのであろう。
「啊,原來是這樣。不過,說到逐出教會,你們本來就根本不是我的信徒吧。只是自顧自地利用我的名義而已。我從未傳過教義,也沒承認過你們是信徒,
「ああ、そういうことね。でも、破門も何も、あなたたち元々私の信徒でも何でもないじゃないですか。勝手に私の名を使っているだけで。私は一度も教義を伝えたりしていないし、信徒と認めたりしていませんよ。
我本來寬容以待,讓他們以為是為民服務的贖罪,但若你們要用我的名義行惡,從今以後禁止再使用我的名號。
邪魔したお詫びに人々のために尽くすのならばと放置していましたが、悪事に私の名を使うと言うならば、今後私の名を使うことを一切禁じます。
哦,如果各國的神殿願意與這些人完全切割,那麼為了安撫民心,我允許繼續使用我的名號。」
あ、各国の神殿は、この者達と一切の関わりを持たないというのであれば、人々の心を安らげるために引き続き私の名を使うことを許可します」
這就是魯艾達聖國終結通知。
ルエダ聖国終了のお知らせであった。
那些過去靠從國民和他國信徒剝削來揮霍的聖國聖職者們,當民眾知曉真相後會遭受何等下場……。
今まで国民や他国の信徒から巻き上げたお金で贅沢三昧だった聖国の聖職者達が、真実を知った国民達からどういう目に遭わされるのであろうか…。
然後,卡歐露又補上一句。
そしてそこに、カオルが止めを刺した。
「各位,我覺得再叫魯艾達『聖國』有點奇怪吧?從今以後叫它魯艾達就好了吧……」
「ねぇ、皆さん。もう、ルエダ『聖国』って呼ぶの、変じゃないですか? これからは、ただのルエダ、でいいんじゃないかと思うんですけど……」
這是女神賽蕾絲蒂娜所稱的『大恩人且最重要的朋友』女孩提出的提案。眾人一致贊同。即便卡歐露只是個普通少女,恐怕也會無異議地通過。
女神セレスティーヌ様が、大恩人にして一番大切なお友達、と言った少女からの提案である。満場一致で賛同された。もしカオルがただの少女であっても、やはり満場一致で賛同されたとは思われるが。
教皇以及聖國的一幫人,似乎已經連呼吸都成問題了。
教皇始め聖国の一同は、もはや息をしているかも怪しいという状態であった。
賽蕾絲似乎對聖國的人已經失去興趣,轉而對卡歐露說話。
セレスはもう聖国の連中には興味を失ったのか、カオルに向かい話しかけた。
「卡歐露,妳剛下來應該還沒做什麼,覺得會玩得開心嗎?」
「カオルちゃん、まだ降りたばかりで何もしていないと思うけど、どう、楽しめそう?」
說著,賽蕾絲露出溫柔的微笑。
そう言って、にっこりと微笑むセレス。
「不不不不,已經過了不少時間了,時間!瑟雷斯的時間感覺不太一樣!她已經去冒險好幾回,玩得很盡興了!」
「いやいやいやいや、結構経ってるから、時間! セレスは時間の感覚が違うから! もう色々冒険して、充分楽しんでるよ!」
「嗯,這樣嗎?那麼,我可以差不多去向那位報告第一次的情況了嗎……」
「え、そう? それなら、そろそろあの方に第一回目の報告に行ってもいいかしら…」
「欸、嗯,應該沒問題吧?要是一直等得太久,我可能會因為事故、事件,或是壽命耗盡而死掉喔」
「え、うん、いいんじゃないかな? あんまり待ち過ぎてると、私、事故か事件か寿命で死んじゃうよ」
「哪有那種事!又在講什麼好笑的玩笑……」
「そんなわけ無いじゃないの! また、面白い冗談を…」
瑟雷斯咯咯地笑了起來。
ケラケラと笑うセレス。
卡歐露歪著頭。
カオルは首を傾げた。
『欸,我是不是說了什麼奇怪的話……』
(え、何かおかしな事言ったかな、私…)
「那麼,就看看記錄,把要報告的事整理一下吧。這樣也能把卡歐露的那些冒險弄清楚……」
「じゃあ、記録を見て、報告する事を纏めましょうかね。そうすれば、カオルちゃんの冒険とやらも分かるし……」
『欸,記錄是什麼?難道是那個?傳說能把一切都記錄下來的,像是那個、你知道的,阿卡西紀錄之類的??』
(え、記録って何? もしかしてアレ? 全てのことが記録されているとかいう、あの、ほら、明石焼きレコード、とかいうやつ??
『還是說,難不成一直有什麼東西在追蹤我……?』
それともまさか、ずっと何かが私をトレースしている、とか……)
……有種害怕的感覺,卡歐露於是停止了再多想下去。
……なんか怖くなって来たので、カオルはそれ以上考えるのをやめた。
「那麼,差不多該回去了。卡歐露,好好玩喔!」
「じゃ、そろそろ戻ろうかな。カオルちゃん、しっかり楽しんでね!」
「啊,等一下!是關於魯埃達的事……」
「あ、ちょっと待って! ルエダの事なんだけど…」
「「「「明明好不容易都忘了,幹嘛又讓我想起來啊──!!!」」」」
「「「「せっかく忘れてるみたいなのに、思い出させるなアァ!!!」」」」
廣場上所有人的心聲在那一刻一致了。
広場中のみんなの心の声が一致した瞬間であった。
「做錯的是少數人,讓全國人民一起受罰也太可憐了,而且瑟雷斯應該很忙,我就代替你去處理吧。可以交給我嗎?」
「悪いのは一部の人だけなのに国民みんなが罰を受けるのも可哀想だし、セレスは忙しいだろうから、私が代わりにやっとくよ。だから任せてくれないかな?」
「哦,是嗎?那就拜託你了。如果還有哪裡還惡劣的地方,就隨便處理一下吧」
「あ、そう? じゃ、お願いするね。他にも何か悪さするところがあったら、適当にやっちゃってね」
「了解!要跟那個人好好處理好喔」
「了解! あの人と、うまくやってね」
「嘿嘿,我會加油的!」
「えへへ、頑張る!」
話畢,瑟雷斯的身影便消失了。
そう言って、セレスの姿は消えていった。
「「「「幸好啊~~~……」」」」
「「「「た、助かったぁ~~~……」」」」
「我知道大家在想什麼!但要是就那麼放著,等會瑟雷斯突然想起來隨便施下神罰怎麼辦!誤中目標會落到哪個國家誰也不知道啊!所以一定要好好說清楚,絕對要!」
「みんなが何を思っていたかは分かる! でも、あのままにしていて、後でセレスがふと思い出して適当に神罰を落としたらどうするの! 外れ弾がどこの国に落ちるか分からないのに! だから、ちゃんと言っておく必要があったの、絶対に!」
聽了卡歐露的話,眾人紛紛點頭。確實是這樣。
カオルの言葉に、全員がこくこくと頷いた。確かにその通りだったので。
結果,向魯埃達聖國、不,向魯埃達的賠償請求變得含糊不清。代表團全都無法繼續代表國家,而且恐怕魯埃達接下來將遭遇大規模的政變,根本沒時間談賠償。
結局、ルエダ聖国、いや、ルエダへの賠償請求はうやむやになってしまった。代表団が全員使い物にならなくなってしまったのと、恐らくこれからルエダは大規模な政変に見舞われて、賠償金どころではなくなるであろうから。
再說,並非直接從魯埃達那裡遭受重大損失。頂多就是囚犯的食費而已。因此大家也產生了算了吧的氛圍。
それに、ルエダからは直接の被害を受けたわけではなかった。精々、捕虜の食費くらいである。そのため、まぁいいか、という雰囲気になったのである。
之後代表團什麼也沒談就回國,成為俘虜的兩名樞機主教與隨從、以及神官兵們就這樣被拘押,直至政變平息、親屬申訴後進行移交談判前的數個月裡仍留在牢中。
その後、代表団が何も交渉せずに帰国したため、捕虜となっていた2名の枢機卿と供の者、神官兵達はそのまま囚われの身となり、政変が一段落して親族の陳情により引き渡し交渉が行われるまでの数ヶ月間、牢にはいったままとなるのであった。
另一方面,阿里戈帝國迅速推進談判,決定了賠償金分期支付的方案,並敲定了俘虜移交的條件,讓俘虜能早日回國。
一方、アリゴ帝国は素早く交渉を進め、賠償金の分割払いの話を決めると共に捕虜引き渡しの条件も詰め、早々に捕虜の帰国を可能としたのであった。
出席和談會議的各國代表們掀起了極大的騷動。不僅是巴爾莫亞王國的盟國亞希德王國、布蘭科特王國,甚至遠從內陸大國千里迢迢而來的代表們,都為能親眼見到女神瑟雷斯蒂娜、親耳聽到女神的聲音而感動,且為那些超乎想像的內容震驚。
講和会議に列席していた各国の代表達は、大騒ぎであった。バルモア王国の同盟国であるアシード王国、ブランコット王国は勿論、遠方である内陸部の大国から遙々やって来た代表達は、女神セレスティーヌを自らの眼で見、その耳で女神の声を聞けたことの感動に。そして、あまりにも想像を超えたその話の内容に。
更進一步,他們還知道了被女神全權委託、能製造奇蹟藥水、擁有無與倫比智慧的『女神最要好的朋友』這樣一位少女的存在。
更には、女神に全権を委任され、奇跡のポーションを生み出し、比類無き知恵を有する『女神の一番のお友達』である少女の存在を知って。
這是位極具價值的少女。這點是明擺著的。
非常に価値のある少女である。そんな事は分かり切っている。
然而,若魯莽插手,國家必將滅亡。
しかし、下手に手出しすれば、確実に国が滅ぶ。
這位僅僅被隨意召喚就能毀滅一國的女神,若對她的恩人與親友——那名少女造成危害,甚至只要稍微惹惱了少女,誰也不敢說會發生什麼事。
無駄に呼び出しただけで国を滅ぼす女神が、恩人であり親友である少女に危害を、いや、それどころか、少し少女の機嫌を損ねただけでも、何をするか分かったものではない。
不插手,放手不管,僅輕輕請求或稍作討求。
手を出さず、そっとしておき、ほんの少しお願いやお強請りをしてみる。
差不多也就到此為止了吧……。
それくらいが限界であろうか……。
各國代表暫時提出與巴爾莫亞王國建立友好關係並締結新的通商條約的提議,並約定日後再派遣代表團前來。
各国の代表達は、とりあえずバルモア王国との友好と新たな交易条約の締結を打診し、後日改めて代表団を送ることを約束した。
於是,臨海諸國帶著造船的計畫返國,非臨海國家則帶著關於藥水高速運輸等各式各樣的議案回去。
そして、海に面した国は造船に、面していない国はポーションの高速輸送についてと、様々な案件を抱えて帰国して行った。