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ポーション頼みで生き延びます!

36 計算失誤

當天下午,帝國軍突然發起攻勢。

その日の午後、帝国軍は突如として攻勢に出た。

「羅蘭德大人作為王兄之名果然有效呢。是想藉擊敗他揚名,還是想擒他做人質……再說,若說是羅蘭德大人親自傳話,經由聖國出征的那支軍隊敗北的說法也會更有可信度……」

「凄い効き目ですねぇ、王兄であるロランド様の名は。倒して名をあげようとしているのか、捕らえて人質にしたいのか…。それに、ロランド様が直接伝えたとなると、聖国経由の軍が敗北したという話も信憑性が増しますからねぇ…」

聽了卡奧爾那麼說,羅蘭德露出複雜的表情。

そう言うカオルの言葉に、複雑な表情をするロランド。

此刻,卡奧爾和羅蘭德等人仍騎在馬上,站在靠近前線的一處小丘上。當然,是為了引人注目。

今、カオルとロランド達は、前線近くの小高くなっている場所に騎乗のまま立っていた。勿論、目立つために、である。

在最前線,雙方接觸的戰地已經爆發了激烈的戰鬥。

既に最前線、両軍の接触面では激しい戦いが繰り広げられていた。

若卡奧爾全力施展力量,也許能大幅減少我方的戰死者。但這樣做又能帶來什麼呢?

カオルがその力を全力で振るえば、あるいは味方の戦死者を大幅に減らすことも出来たかも知れない。しかし、そうしてどうなると言うのか。

女神偏助一方,單方面取勝。

女神が片方に助力して一方的に勝った。

那樣沒有士兵的驕傲,無論勝者或敗者都無法心服口服。

そこには兵士の誇りも何もなく、勝者も敗者も納得が行かないだろう。

對即將戰死的士兵與他們的家人來說,那又有何意義呢?

戦死するであろう兵士やその家族にとって、それはどんな意味があるのだろうか。

當然,卡奧爾來這裡本就打算動用那股力量,但那並非要以壓倒性的攻擊消滅某一方,而是為了以最小的損害結束戰鬥。現在只是在等待介入的機會。

勿論、カオルはその力を振るうつもりでここに来た。しかしそれは、強い攻撃力をもって片方を一方的に殲滅するためではない。両者の被害を少なく戦いを終わらせるためであった。今は、介入するためのチャンスを待っているのである。

「羅蘭德大人,請稍微走動一下,做些可疑的動作試試看吧。」

「ロランド様、ちょっと動き回ってみたり、不審な動作をしたりしてみて下さいよ」

「……那樣有什麼意義?」

「……それに何の意味がある?」

羅蘭德對卡奧爾的請求露出不情願的神色回答。

カオルの頼みに、嫌そうに答えるロランド。

「不,當誘餌出現可疑動作時,敵兵會想『會不會逃跑?』或『會不會做什麼事?』進而時不時朝這邊瞟視,這就會成為一個些微的破綻,讓正在作戰的我方士兵佔到便宜。」

「いえ、餌が不審な動きをすると、逃げるんじゃないか、とか、何かするんじゃないか、とかで、敵兵がこちらを気にして時々ちらちらと視線を向けるようになりますよね。それが僅かな隙になって、戦っているこちらの兵士が有利になるんですよ」

「……明白了」

「……分かった」

羅蘭德只要是為了士兵的利益,便開始徘徊揮手。是個好長官。

兵のためになるならと、うろうろしたり手を振ったりし始めるロランド。良い上官であった。

過了一會兒,敵軍開始作出與整體戰況明顯不符的行動。他們沒有攻擊明顯更優先的地點,反而把兵力指向卡奧爾和羅蘭德等人所站的小丘。

しばらく経つと、敵軍が、全体的な戦況には明らかにそぐわない動きを見せ始めた。明らかに優先度が高い他の場所を攻めず、カオルとロランド達が立つ小高い場所に兵力を向けてきたのである。

數騎騎兵在前,後面跟著大量步兵。本來翻山越嶺應該沒有馬,但看來他們在某處臨時徵得了。

数騎の騎乗兵を先頭に、その後に続く多数の歩兵。山越えで馬は無かったはずであったが、どこかで現地調達したものと思われる。

「上鉤了呢。那麼,再誘近一點,然後把他們引向埋伏部隊所在的位置。我就在這裡視野良好的地方觀戰。」

「釣れましたね。では、もう少し引きつけたら、伏兵を配置した方へ引っ張って行って下さい。私は見晴らしのいいここで見物させて戴きますので」

這處小丘對戰局完全沒有影響,會被忽視——只要好吃的誘餌不在就行。

少し小高くなっているここは、戦況には全く影響しない、無視される場所である。美味しそうな餌さえいなくなれば。

戰局上無意義、看似只有一名無害少女的地方,敵軍不可能特地派兵前來。

無害そうな少女がひとりいるだけの、戦況的には無意味な場所に、敵がわざわざ兵を出すはずがない。

「……我知道」

「…分かっている」

羅蘭德凝視著逼近的敵軍邊說道。

ロランドは迫る敵の動きを見つめながら言った。

不久後,一支越過王國軍、強行朝羅蘭德他們方向挺進的敵軍部隊逼近過來。看起來他們把擒獲羅蘭德視為極其重要,似乎都是相當精銳的部隊。

しばらくすると、王国軍を強引に押しのけながらロランド達に向かう敵の部隊がかなり接近してきた。ロランド確保を余程重要視しているのか、中々の精鋭揃いらしい。

因為他們勉強把兵力調向此處,戰線平衡被打破,其他地方王國軍開始佔些微優勢。計畫進行得很順利。接下來就是把這支突出向這裡的敵軍誘導進包圍圈殲滅,削弱敵方的氣勢。

無理にこちらに兵力を振ったために戦域のバランスが崩れ、他の場所では王国軍が少し有利になり始めている。計画通りであった。あとは、突出してこちらへ向かっている敵部隊をうまく誘導して包囲の中へと引き込み殲滅、敵の勢いを削ぐ。

「差不多到時候了。務必在敵兵面前充分露出身影再走哦。」

「そろそろですかね。敵兵に充分姿を見せつけながら行って下さいね」

「明白了」

「分かっている」

羅蘭德為了顯眼起見,揚起右手大聲發出移動指示。

ロランドは、目立つようにと、大きく右手を挙げて大声で移動の指示を出す。

「撤後!眾人,跟上!!」

「下がるぞ! 皆の者、続け!!」

然後從小丘上下降,朝著沒有王國兵的方向緩緩移動,好讓敵兵容易追擊。

そして小高くなっている場所から降り、友軍である王国兵がいない方向へとゆっくり移動する。敵兵が追いかけやすいように。

『那麼,接下來就當個名符其實的高處觀戰者吧』

『さて、後はしばらくの間、文字通りの高みの見物と行きますか』

這個世界的戰鬥往往漫長。戰鬥才剛開始,卡奧爾要出手還遙遠,甚至可能要好幾天之後。

この世界での戦いは長時間に及ぶ。まだ戦いは始まったばかりであり、カオルが手出しするのはまだまだ先であろう。それこそ、数日先、ということもある。

看著人為戰鬥而死並不是件令人愉快的事,但這就是戰爭。幻想每個人都能不死解決的,只有腦內長滿花朵的人才會這樣想。

人が戦い死ぬのを眺めるのはあまり良い気はしないが、戦争なのだ。誰もが死なずに解決、などと夢想するのは、頭の中にお花畑がある者だけである。

正在悠哉旁觀的卡奧爾,艾德有些吞吞吐吐地開口。

のんびりと傍観者モードになっていたカオルに、エドが言いづらそうな口調で話しかけた。

『……喂,小姑娘』

『…なぁ嬢ちゃん』

『什麼?』

『なに?』

『可能我多心……但敵人沒往那個誘餌去,反而直接朝我們這邊來了吧?』

『気のせいかも知んないが…、敵さん、餌とやらには向かわずに、そのままこっちへ向かってないか?』

『欸……』

『え……』

所有帝國軍將士都接到了某項指示。

全ての帝国軍将兵には、ある指示が出されていた。

【第一優先確保目標:被女神眷顧、疑似參與治癒藥水製造的少女。第二優先確保目標:王族。第三優先確保目標:閣僚及高級貴族。

【第一優先確保目標、女神の寵愛を受け、治癒ポーションの製造に関与していると思われる少女。第二優先確保目標、王族。第三優先確保目標、閣僚及び上級貴族。

【只要能取得第一優先的確保目標,其他優先目標可以忽略,甚至容許大量士兵損失】

第一優先確保目標を確保する機会が得られたならば、他の優先目標は無視しても構わない。兵の大量損耗も許容する】

並且,那名少女的特徵已經傳達給全體將兵。

そして、少女の特徴を全将兵に伝えていた。

【年齡約十至十二歲,黑髮黑瞳,容貌可愛但眼神兇惡】

【年齢10~12歳、黒髪黒瞳、可愛い顔立ちなれど目付き悪し】

那名年輕少女與據說帶來大量藥水的王兄同在,外貌與通報一致,而且身處靠近戰場最前線,而非後方。

そして、大量のポーションを持って来たという王兄と共に在り、伝えられた通りの外見で、後方ならばともかく、戦場の最前線近くに居る歳若き少女。

帝國軍的精銳部隊在明知冒險的情況下強行突出,其確保目標並非王兄羅蘭德,而是卡歐魯。

無理を承知で強引に突出した帝国軍精鋭部隊の確保目標は、王兄ロランドではなくカオルであった。

不知為何,王兄和護衛竟把最重要的少女獨自留下離去。這是絕佳的機會,絕對不能放走。

そして、何を考えてか、最も重要な人物である少女をひとり残して離れて行く王兄と護衛兵達。逃すことのできない、絶好の機会であった。

『啊,被騎兵包抄了……』

『ああ、騎兵に回り込まれた……』

為了不讓騎馬的卡奧魯逃走,騎兵全力從後側包抄。即便是臨時徵集、對馬不熟的馬匹,騎兵也能做到這種事,慌張又手忙腳亂的外行卡奧魯根本沒有逃脫的餘地。

馬に乗ったカオルに逃げられないよう、全速を出した騎兵が後ろ側へと回り込んだ。いくら現地調達で乗り慣れていない馬であっても、騎兵であればそれくらいのことは簡単であり、慌てて狼狽える素人のカオルが逃げ出す余裕は与えなかった。

幾名騎兵從後方半圓形包抄,逐步收緊包圍圈;前方則有一群步兵逼近。

後方から半円状に包囲して、しだいに包囲の輪を縮めてくる数騎の騎兵。前方から近付く歩兵の群れ。

「糟了糟了糟了糟了!艾德,我能跑出去嗎?」

『ヤバいヤバいヤバいヤバい! エド、逃げ出せそう?』

「不可能啦,小姑娘!」

『無理っスよ、嬢ちゃん!』

完全沒在計畫內,但現在就引爆嗎?

全然予定していなかったけど、ここで爆発か?

不,僅靠爆炸驅散也沒太大意義,只會製造大量死亡。就算用毒殺掉幾個人,面對這麼多人數也不夠……。

いや、ただ単に爆発で蹴散らしても、大きな意味はない。死者を大量生産するだけだ。毒で数人を殺しても、これだけの人数では……。

怎麼辦?

どうする?

只是炸出一條退路?但一旦嘗試逃跑,會不會被射箭攔下?被箭射中可能會死?

退路を切り開く程度の爆発? しかし、逃げようとしたら矢を射掛けられるのでは? 矢が刺さったら死ぬかも?

就算被抓,也應該不會被殺。若是逃跑的機會,之後應該還會有很多……。

捕まっても、殺されることはないだろう。逃げるチャンスなら後でいくらでもあるだろうし……。

還沒等卡奧魯把想法整理清楚,步兵終於來到她身旁,為了不傷她開始包圍。面對指向的劍矛,強行突圍也不可行。

カオルが考えを纏められないうちに、遂に歩兵はカオルのところまで到達し、傷付けずに捕獲するためカオルを包囲し始めた。剣や槍を向けられては、強引に突破することも出来ない。

其中幾名士兵收起武器,靠近打算把卡奧魯從馬上帶下來。

そのうち、カオルを馬から降ろすために剣を収めて近寄る数名の兵士達。

當卡奧魯因想不到好辦法而混亂時,從後方接近的騎兵突然改變了方向。

いい手が浮かばずカオルが混乱していると、後方から接近していた騎兵が急に方向転換を行った。

「啊,是法蘭塞特……」

「あ、フランセット……」

卡奧魯眼中所見,是察覺異狀奮力折返回來的法蘭塞特、拼命緊跟其後的羅蘭德,以及四名近衛兵的身影。

カオルの眼に映ったのは、異状に気付き全力で引き返して来たフランセットと、必死でその後に続くロランド、そして4人の近衛兵の姿であった。

這簡直是字面意義上的一觸即潰。

文字通りの、鎧袖一触。

被稱為鬼神的法蘭塞特、英勇聞名的羅蘭德,還有精銳中的精銳近衛兵。他們絕非那些臨時上馬的即席騎兵的對手。

鬼神と呼ばれるフランセット、勇猛名だたるロランド、そして精鋭の中の精鋭、近衛兵。とても、現地調達の馬に乗る即席騎兵に敵う相手ではなかった。

清剿掉敵騎兵後,法蘭塞特等人突破了包圍卡奧魯的兵士一角,將她圍住,隨即下馬。

敵騎兵を片付けたフランセット達は、カオルを包囲する兵士の一角を突き破ってカオルの回りを囲んだ。そしてすぐに下馬。

他們雖然移動時會騎馬,也能騎乘作戰,但本職是以雙腳行動的步兵戰鬥。

皆、移動には馬に乗るし、騎乗で戦うことも出来る。しかし、本職は自分の足で動き回っての歩兵戦闘であった。

騎乘作戰通常確實有利,但對於過於優秀的士兵來說,馬可能跟不上他的步伐,反而難以施展。被大量步兵包圍時的騎乘戰,無法防範無武裝側或後方的攻擊、以及針對馬的攻擊,也難以同時應付眾多敵人。更何況還要守護被護衛的對象時,除了下馬別無選擇。

騎乗での戦いは通常ならば確かに有利ではあるが、余りにも優秀な兵士にとっては、馬が自分の動きについてこれなくなり戦いづらくなる。また、多くの歩兵に取り囲まれての騎乗戦闘は、武器を持たない側や後方からの攻撃、馬に対する攻撃等が防ぎ切れず、更に、多数の敵を同時に捌くことが困難となる。ましてや、護衛すべき対象を守っての戦いとなると、下馬以外の選択肢は無かった。

「抱歉,好像計算錯誤了……」

「ごめん、なんか、計算違いがあったみたい……」

卡奧魯垂頭喪氣,但為護衛她辛苦跟來的六人卻笑著覺得總算輪到他們出場了。

しょんぼりするカオルであったが、護衛のため苦労してついてきた6人は、やっと出番が来たかと笑っていた。

於是,激烈的戰鬥開始了。

そして始まる、壮絶な戦い。

羅蘭德和四名近衛兵揮舞著短劍。

ロランドと4人の近衛兵は、ショートソードを振るう。

所謂短劍並非比一般劍還短,只是把騎兵用的稱為長劍,步兵用的稱為短劍,是士兵常用的劍。正因他們用的是這種劍,也看得出來他們並非專業騎兵。

ショートソードと言っても、別に普通の剣より短いというわけではない。騎兵が使うものをロングソード、歩兵が使うものをショートソードと言うだけであり、ごく普通の、兵士が使う剣である。この剣を使っていることからも、彼らが本職の騎兵ではないことが判る。

短劍本屬於單手劍,但現在沒有盾,便以雙手揮舞。即使沒有盾,也可以用劍來防擋。

本来は片手剣であるショートソードであるが、盾を手にしていない今は、両手で振るう。盾など無くとも、剣で防げば済むことである。

砍裂、彈開、刺入、斬落。

叩き切り、弾き返し、突き刺し、切り飛ばす。

這類劍與日本刀不同,並非為了乾脆利落地切斷而設,而是以力量壓碎、重擊斬斷。即便如此,也能斬斷手臂。慘叫聲與痛苦的哀號回響不斷。

日本刀とは違い、すぱっと切るための剣ではない。力で押し潰し、叩き切る。それでも、腕くらいなら切り飛ばせる。響く悲鳴、苦悶の叫び。

另一方面,法蘭塞特揮舞的是雜種劍。這是可單手或雙手使用的雙用長劍,比短劍更長且相當沉重。以常理判斷,這並非十來歲少女能駕馭的武器。

一方、フランセットが振るうのはバスタードソードであった。片手でも両手でも扱える両用の剣であるが、ショートソードより長く、そしてかなり重い。少なくとも、十代半ばに見える少女に使いこなせるような剣ではない。普通であれば。

當然法蘭塞特並不普通,能夠熟練使用。由於腰間佩帶會拖到地面,她是背在背上攜帶的。

そして勿論、フランセットは普通ではないので、充分に使いこなしていた。装備方法は、腰に差すと地面に引き摺るので、背に背負っているが。

以法蘭塞特的臂力,本可以使用更大更重的劍,但因體重過輕和身形不便於佩帶而作罷。

フランセットの膂力からすれば、もっと重く巨大な剣を使いたいところであったが、それには体重が軽過ぎることと、身体のサイズ的に帯剣が不可能ということで断念したのであった。

她把那把雜種劍舞得如同花劍或佩劍般輕盈,將敵兵揮倒在地,臉上帶著興高采烈的表情。

そのバスタードソードを、まるでエペかフルーレを振るが如く軽々と振り回し、敵兵を薙ぎ倒していく。嬉々として。

接連堆起的,是屍體與重傷者的高堆。

そして次々と築かれていく、死体と重傷者の山。

「鬼、鬼神法蘭……」

「き、鬼神フラン……」

敵軍之間,帶著恐懼顫抖的喊聲逐漸蔓延開來。

敵兵の間に、恐怖に震える声が広がっていく。

緊接著,後方察覺到作戰失敗的伏兵急速趕來救出羅蘭,前線則有王國兵從左右夾擊,意圖殲滅突破防線突入的敵軍。卡奧爾等人周遭陷入混亂的亂戰,局勢持續紊亂。但在那之中,「絕對不能傷害少女」這一點是敵我雙方共同的共識。

そして直ぐに、後方からは作戦の失敗に気付いた伏兵達がロランド救出のために急行し、前線側では防衛線を突破し突入した敵兵を殲滅すべく左右から王国兵が襲い掛かった。カオル達の周囲は混沌とした乱戦状態となり、混乱が続く。ただその中で、『少女を決して傷付けてはならない』ということだけが、敵味方共通の認識であった。

混戰太激烈,卡奧爾也無法出手。就算是像『硝化甘油』那樣的東西,或其他藥劑,眼前這麼多士兵混雜、迅速移動,使用起來很可能會誤傷同伴。

余りの乱戦に、カオルも手出しが出来ない。『ニトログリセリンのようなもの』にしても、他の薬品にしても、こうも多くの兵士が入り乱れて激しく動き回っていては、味方を倒してしまいそうであった。

雖然有個辦法是使用『收納』,但一旦用了,就等於結束了『只是女神大人朋友的普通人』這樣的設定。不,說不定在用爆炸的時候就已經一樣了……。

『収納』を使う、という手段はあるが、それを使うと、もう『女神様とお友達なだけの、ただの人間』という設定は終わってしまう。いや、爆発を使った時点で同じことか……。

周圍倒下的士兵數已達三位數,卡奧爾發現即便在亂戰中自己似乎還算安全,稍微鬆了一口氣時,那件事發生了。

周りで倒れ伏す兵士の数が3桁に達する中、どうやら乱戦の中でも自分の身は一応安全らしいと気付いたカオルが少し余裕を持った時、それは起こった。

亂戰中,一支不顧會射中友軍風險而射出的箭射中了羅蘭的右肩,讓他不由得停下揮劍的手臂。

乱戦の中、味方に当たる危険を顧みず放たれた矢の1本が右肩に当たり、思わず剣を振るう腕を止めてしまったロランド。

敵兵毫不放過那個破綻,刺出劍尖。

その隙を逃さず、剣を突き出す敵兵。

刃相擊,發出刺耳的金屬撞擊聲。

ガキィン!

金屬相碰的聲響迴盪開來。

金属同士がぶつかる音が響く。

那裡,是因為以勉強的姿勢打開敵兵的劍而失去平衡的弗蘭塞特,以及他手中刀身已斷裂飛散的巴斯塔德劍。

そしてそこには、無理な体勢で敵兵の剣を打ち払ったために姿勢を崩したフランセットと、その手に握られた、刀身が折れ飛んだバスタードソード。

長期以來一直被弗蘭塞特那過於強大的臂力揮舞的巴斯塔德劍已接近極限,但因為在不自然的姿勢下被強行揮出,斬擊偏離了要害,終於斷裂了。

あまりにも強力なフランセットの膂力で振るわれ続けたバスタードソードは既に限界が近かったが、それが無理な体勢で強引に振るわれたために芯を外した斬撃となり、とうとう折れてしまったのであった。

然後,毫不錯過那絕佳的機會,刺向他右胸的一根

そして、その絶好の機会を逃すことなくその右胸に突き入れられた、1本の

長矛。

槍。

長矛拔出後,胸口的傷口噴出鮮血。

槍を引き抜かれた胸の傷から噴き出す鮮血。

「弗蘭!!」

「フラン!!」

快要倒下的弗蘭塞特被羅蘭抱住。

倒れかけたフランセットをロランドが抱き留める。

「做、做到了! 我、我把那個『鬼神弗蘭』給打倒了啊!!」

「や、やった! 俺が、俺があの『鬼神フラン』を倒したぞおぉっ!!」

帝國士兵發出歡呼。

嬉声をあげる帝国兵。

然後下一瞬,那名男子的頭顱炸裂飛開。

そして次の瞬間、その男の頭が破裂して吹き飛んだ。