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25 來訪者們
邁雅爾工坊。
マイヤール工房。
在這裡,人們對卡歐魯的態度也沒改變。
ここでも、カオルへの態度は変わらなかった。
他們所求的不是和女神有關的關係,而是『能幫忙做料理、打掃和雜務的幫手』。
彼らが求めているのは、女神様とのツテではなく、『料理と掃除と雑用をこなしてくれるお手伝いさん』だったので。
而且如果那個幫手是個可愛的女孩,其他的事就無所謂了。反正女神也不會當研究助手或幫忙金屬加工。
しかもそれが可愛い女の子であったなら、他のことなどどうでも良かったのである。どうせ女神様は研究の助手も金属加工の手伝いもしてくれないし。
今天,神殿的使者又來到那間工坊。
その工房に、今日もまた神殿からの使いが来た。
巫女謝拉每天都來邀請,說『想和卡歐魯談談,請務必到神殿來玩』,卡歐魯一直回說『我不想去其他宗教的神殿』,於是對方回覆『那麼在餐廳見面吧』。
カオルと話がしたいから是非神殿に遊びに来て欲しい、という巫女シェーラからのお誘いが毎日来るので、『他の宗教の神殿にはいるのはイヤ』と返事し続けたところ、ではレストランでお会いしましょう、と来た。
卡歐魯查了那家餐廳,發現它不是庶民常去的店,裡面有通往深處的完全隔音包廂……,令人不寒而慄!
カオルが調べてみると、そのレストランは庶民が行くような店ではなく、奥の方に完全防音の個室があるという……、ブルブル!
立刻拒絕了。
即行、断った。
接著,對方又說『那麼,在卡歐魯先生喜歡的地方見面吧』,就是現在。
すると、今度は『では、カオルさんのお好きな場所で』との連絡が来たわけである、今。
看來不見一面他們就不會放棄,只好勉強同意見面。不是密室,要在人多的地方。
もう、一度会わないとあきらめてくれそうにないので、仕方なく会うことにした。密室でなく、他者の眼があるところで。
數日後,在某家小餐館。
数日後、某軽食屋。
工坊的午餐收拾完到開始準備晚餐前的空檔,卡歐魯等著巫女來,打算見一面讓他們死心。
工房の昼食の片付けを終え、夕食の準備を始めるまでの空き時間。カオルは一度会ってあきらめて貰うべく巫女さんを待っていた。
「久等了,抱歉」
「お待たせして申し訳ありません」
巫女出了現身,還帶了五名少年少女。年齡約十歲到十六歲,男孩三名,女孩兩名。個個各有不同類型的俊美外貌。
そして現れた、巫女さん、及び5人の少年少女たち。10歳くらいから16歳くらいまでの、男の子3人、女の子2人。全員、色々なタイプの美形揃いであった。
卡歐魯嘆了口氣,『啊~』。
あ~、とカオルは溜め息を吐いた。
「這些孩子是在神殿學習的學生。聽說我要和卡歐魯先生見面,他們都說想一起來……」
「この子達は、神殿で学んでいる子供達です。私がカオルさんとお会いすると聞いて、是非一緒に、と言うものですから…」
謝拉一坐下就笑容滿面地說明道。
席に着くなり、シェーラがにこやかにそう説明する。
「唉,是嗎……。那麼,有什麼事呢?」
「はぁ、そうですか…。で、御用件は何でしょうか」
卡歐魯敷衍地回答。
気のない返事をするカオル。
看到卡歐魯對孩子們完全沒興趣,謝拉有些慌張,便找共同話題來說。
子供達には全く関心が無さそうなカオルの様子に少し慌て、シェーラは共通の話題を振る。
兩人唯一的共通話題大概就只有瑟蕾斯蒂娜的事。
ふたりの共通の話題など、セレスティーヌのことくらいしか無い。
「那個,卡歐魯先生,瑟蕾斯蒂娜大人有沒有提到和那位男神的事?」
「あの、カオルさん、セレスティーヌ様は、その、男神様とのことは何かおっしゃっておられましたか?」
雖然在孩子們面前,但能和卡歐魯聊的也只有這個話題。謝拉期望這會讓卡歐魯覺得她和瑟蕾斯蒂娜很要好。
子供達の前ではあるが、カオルに振れる話題がこれくらいしか無い。これでシェーラもセレスティーヌと懇意であったと思ってくれれば、と期待する。
「欸,瑟蕾斯,你有說那件事嗎?啊,她很高興有了交流的契機…」
「あれ、セレス、その話したんですか? ええ、交流の切っ掛けができて、喜んでましたけど…」
「欸,真的嗎?那真是太好了!」
「え、本当ですか? それはよろしかったこと!」
把話題丟出的謝拉也沒想到事情真的進展順利,感到訝異。
話を振ったシェーラも、まさか本当にうまく行っているとは思ってもおらず、驚いた。
(難道我想到的對策發揮作用了嗎?)
(もしや、私と考えた対策が効果をあげたのですか?)
………
「………」
但話題自此中斷。下一個話題是……。
しかし、そこから話が続かない。次の話題を……。
「那個,之前您問過的女神像一事,瑟蕾斯蒂娜大人同時也是豐饒女神,覺得豐饒女神如果看起來貧瘠就不太好,所以在建造時有人提出要讓她看起來豐滿些……」
「あの、前にお聞きになった女神像の件ですが、セレスティーヌ様は豊穣の女神様でもありまして、それで、豊穣の女神様が貧相ではナニでして、豊かにしようと、建造の時に意見が出まして…」
「……是這樣啊」
「……そうですか」
卡歐魯冷淡地回了句。
カオルの冷たい返事。
謝拉將視線移向卡歐魯的胸口,才意識到自己失言了。
シェーラはカオルの胸に視線を落とし、自分の失言に気付いた。
『貧相ではナニでして』、『貧相ではナニでして』、『貧相ではナニでして』………。
『貧相ではナニでして』、『貧相ではナニでして』、『貧相ではナニでして』………。
在接下來的沉默中,謝拉焦急起來。
続く沈黙に焦るシェーラ。
「那、那個,我來介紹這些孩子。從左邊開始,」
「あ、あの、この子たちを御紹介しますわ。左から、」
「啊,不用了。我記名字不太在行……」
「あ、結構です。名前覚えるの、苦手なんで…」
「欸……」
「え……」
謝拉說不下去。
言葉に詰まるシェーラ。
沒想到那個老梗的孩子話題竟然被切斷!
まさか、鉄板の子供ネタをぶち切られるとは!
遇到困境就說些孩子的事總能應付過去,這可是常識啊!
困った時には子供の話を振れば何とかなる、というのが相場なのに!
還太早進入神殿話題,太突然會顯得太刻意。要用更平常的話題來暖場才行……。
まだ、神殿の話題にはいるのは早い。あまり唐突では、露骨過ぎる。もっと普通の話題で場を暖めないと……。
這時,孩子們替她解圍。
そこに、子供達から援護がはいる。
「那個,我們想請教有關女神的事!」
「あの、僕たち、女神様のことをお聞きしたいんです!」
「我也想!」
「あ、僕も!」
「我也想聽!」
「私も聞きたいです!」
不愧是大主教挑選的孩子們,並不只是外表而已。
さすが、大司教様が選んだ子供達。見た目だけではなかったようである。
謝拉感到佩服。
シェーラは感心した。
於是,卡歐魯對孩子們說。
そして、カオルは子供達に向かって言った。
「那個嘛,如果你們有個非常有錢的朋友,」
「あのね。もし貴方たちに凄くお金持ちのお友達がいたとしてね、」
「「「「哈?」」」」
「「「「はぁ?」」」」
「假如很多不認識的人蜂擁而至,對你們根本不關心,只想打聽那位有錢朋友的種種,或是希望你們介紹,那你們會怎麼想?你們覺得能和那種人成為好朋友嗎?根本想成為朋友嗎?」
「知らない人が何人も押しかけて来て、貴方たちのことは何も聞かず、ただ、そのお金持ちのお友達のことだけを色々と聞きたがったり、紹介して欲しがったりしたら、どう思いますか? その人と、いいお友達になれると思いますか? そもそも、お友達になりたいと思いますか?
「而且,你會相信會把重要朋友的事對陌生人喋喋不休的人嗎?」
そして、知らない人に大切なお友達のことを何でもぺらぺら喋って回るような人を信用しますか?」
「「「「………」」」」
「「「「………」」」」
「那麼,看起來也沒什麼好聊的,我就先失陪了。」
「じゃあ、特にお話しすることも無いようですので、失礼しますね」
卡歐魯起身離席時,謝拉和孩子們都沉默不動。
カオルが席を立っても、シェーラも子供達も黙ったまま動かなかった。
離開店裡後,卡歐魯才發現一件事。
そのまま店を出た後、カオルは気がついた。
「啊,結果一樣也沒點……」
「あ、結局、何も注文しなかった……」
數日後,騎士弗朗塞來拜訪。
数日後、騎士フランセットがやって来た。
「卡歐魯先生,阿丹伯爵家的人抵達王都了。」
「カオルさん、アダン伯爵家の方が王都に到着されました」
這是卡歐魯等候的消息。確認對方是明天午餐後到達。
カオルが待っていた知らせであった。翌日の昼食後、と時間を確認。
順帶一提,也叮嚀了弗朗塞等人不要用『女神大人』或『使者』、『朋友大人』之類的稱呼。
ちなみに、フランセットや他のみんなにも、『女神様』とか『御使い様』とか『御友人様』とか呼ばないように言ってある。
次日,阿丹伯爵家王都宅邸前。
翌日、アダン伯爵家王都邸前。
久違地,看到卡歐魯穿著『從男爵女兒那裡繼承來的舊衣』的樣子。
久し振りに『男爵の娘のお古』を着たカオルの姿があった。
散發出貧窮下級貴族女兒的氣質,頗有那味道。
貧乏な下級貴族の娘らしい雰囲気が醸し出されていて、なかなか良い感じである。
她正常敲門並被迎了進去。
普通に玄関のノッカーを鳴らし、迎え入れられる。
不過,通常貴族的女兒不會獨自走來。
いや、普通は貴族の娘がひとりで歩いて来たりはしないが。
被執事引導通往內側的房間。
執事に案内されて奥の部屋へと通された。
若發生什麼事,就會使用辣椒噴霧這種催淚劑。
何かあった場合には、催涙剤であるトウガラシスプレーの出番である。
另外,如果日落前未從伯爵宅出來,就會通知大神殿、里奧塔爾子爵府與工坊,並指示孩子們到中央廣場大肆宣揚『女神的朋友被貴族家捕走』。
また、日没までに伯爵邸から出てこなかった場合には、大神殿とリオタール子爵邸、工房に知らせ、併せて中央広場で『女神様の御友人が貴族家に捕らえられた』と大騒ぎするよう、子供達に指示してある。
唯有那時不得不用『女神的朋友』這稱呼,『卡歐魯』這名字影響力太小也知名度低。
その時だけは、『女神様の御友人』という呼び名を使わざるを得ない。カオル、という名ではインパクトが少ないし知名度が低いので。
嗯,卡歐魯認為那種擔心幾乎不會發生。
まぁ、カオルはそのような心配はほぼ無いと判断しているのであるが。
卡歐魯被引進的房間裡,其他成員已經到齊。
カオルが通された部屋には、既に他のメンバーは揃っていた。
有阿丹伯爵、他的兒子埃克托爾、女兒尤尼斯、前護衛隊長羅貝爾、騎士弗朗塞,以及王兄羅蘭。
アダン伯爵、息子のエクトル、娘のユニス、護衛隊長であったロベール、騎士フランセット、そして王兄ロランド。
好,陰謀的時間到了。
さぁ、陰謀の時間だ。
陰謀的時間很有趣。
陰謀の時間は楽しかった。
成員包括可能察覺卡歐魯與銀髮女神為同一人的人、接受過治癒恩惠者或其親屬、相關人士等。換言之,都是不適合放任不管的人,以及極不可能背叛的人。
メンバーは、カオルと銀髪の女神が同一人物であると気付く可能性がある者、治癒の恩恵を受けた者、もしくはその親族、関係者等。つまり、放置しておくのが心配な者と、裏切る可能性が非常に低い者、ということである。
卡歐魯向成員這樣說明。
カオルはメンバーには次のように説明した。
自己是瑟蕾斯的朋友,受她推薦從別的世界來遊玩。
自分はセレスの友人であり、セレスの勧めで他の世界から遊びに来た。
現在披著人身享受人類生活,這件事是個秘密。裝作是瑟蕾斯的朋友、只是能借用一點治癒力的普通人……至於哪裡普通就先不談了。
今は人の身を纏い人間の暮らしを楽しんでいるので、その事は秘密。セレスの友人で、少し治癒の力が借りられるだけのただの人間、という振りをしている。…それのどこが『ただの人間』か、という話は置いておく。
不打算偏袒任何勢力。
特定の勢力に肩入れするつもりはない。
不過,原本想給人類一些祝福卻引起騷動變得不方便,若要合作,或許可以給予一些考量。
しかし、少しは人間に祝福を与えてやろうとしたが騒ぎになってやりづらくなってしまったので、協力するなら幾分かの考慮をしないでもない。
以此為基礎,接下來的各種事務開始被討論並決定。
そしてそれを元に、これからの様々なことが相談され、決められていった。
對王宮、貴族、神殿等的公開對外窗口由里奧塔爾子爵家負責。子爵府只知道卡歐魯的表面身分,維持現狀。
王宮や貴族、神殿等に対する表向きの対外窓口は、リオタール子爵家。子爵家はカオルの表向きの姿しか知らないままの現状維持。
暗中的窗口則是阿丹伯爵家,以及透過騎士弗朗塞聯繫的王兄羅蘭。
裏の窓口は、アダン伯爵家と、騎士フランセットを介しての王兄ロランド。
羅蘭要求下,決定除成員外僅向國王一人告知事實。
ロランドの頼みで、このメンバー以外では国王にのみ事実を伝える、ということになった。
這是理所當然的。不然行動不便,還可能被懷疑造反。
当然か。でないと動きにくいし、反乱を疑われる可能性がある。
嘛,羅蘭既然自己放棄王位不會做那種事,但貴族與王族中總有愚蠢的人存在。
まぁ、自ら王の座を蹴ったロランドがそのようなことをするはずがないのであるが、貴族や王族の中には馬鹿も居るので。
另外,應弗朗塞的強烈希望,決定為這個成員集合取個名字。
また、フランセットの強い希望で、このメンバーの集まりに名前を付けることになった。
「女神之光」
『女神の光』
卡歐魯極力反對,但弗朗塞、羅蘭、埃克托爾與尤尼斯兄妹贊成,於是多數決通過了。
カオルは猛反対したが、フランセット、ロランド、エクトル・ユニス兄妹が賛成したため、多数決で可決されてしまった。
暫且,開始活動。
とりあえず、活動開始。
「治癒藥水販售。價格偏低。但效果較弱且有限,若不使用,五日後效果消失。製造與流通路線為國家機密,批發方為王宮。」
『治癒ポーションの販売。値段は安め。但し効果は弱く限定的であり、使わないと5日で効果が無くなる。製造・流通ルートは国家機密。卸元は王宮』
將效果設定為五日後失效,是為了防止囤積或作為戰爭利用。
5日で効果切れとしたのは、買い占めや戦争利用を防ぐためである。
預想的主要用途是治療獵人等的外傷以及一般民眾的疾病。
想定する主な用途は、ハンター等の怪我と一般民の病気、であった。
效果雖弱,且對舊傷,也就是『已經痊癒的傷口』無法再進一步治癒,但即便如此仍能充分幫助人們。
効き目は弱く、また古傷、つまり『いったん治ってしまった傷』はそれ以上は治らない、という制限はかけるが、それでも充分人々の助けになるはずである。
真正的奇蹟治癒只有由女神之力所造的『女神之淚』能做到,治癒藥水僅是『雖無資格領受女神賜予的奇蹟祝福,但能獲得其一滴憐憫』。
本当の奇跡の治癒は、女神の力により作られる『女神の涙』のみが行い得るものであり、あくまでも治癒ポーションは『女神の祝福たる奇跡を授かれるほどの資格はないが、その御慈悲のひと雫を賜る』ということである。
卡歐魯忽然想起來,向眾人告知兩件事。
カオルは、ふと思い出して、皆に2つのことを告げた。
其一,「女神之光」有個外圍組織「女神之眼」。現階段成員無償工作,但今後計畫將他們正式雇用並支付薪資。
ひとつ、『女神の光』は、外郭組織『女神の眼』を持っている。今は無給で働いているが、今後はその構成員を正規雇用とし給金を支払う予定である。
其二,作為販售通路將使用阿比里商會。
ふたつ、販売ルートとしてアビリ商会を利用する。
就這樣,卡歐魯終於順利將『藥水販售』付諸實行。
こうして、ようやくのことで、『ポーション販売』にこぎつけたカオルであった。