ポーション頼みで生き延びます!
16 假面少女
某日,去市場買食材的香被一名流浪兒撞到。
ある日、市場に食材の買い出しに出掛けた香は、ひとりの浮浪児にぶつかられた。
目送那名一路跑開的流浪兒背影時,香把手伸進懷裡摸了摸口袋。
そのまま走り去る浮浪児の後ろ姿を見送りながら、香は懐に手を入れた。
『嗯,沒了……』
(うん、無いねぇ…)
當然,是個扒手。
勿論、スリである。
看起來像孩子,但香每隔幾天就來市場採買。從每次回程她帶著的食材數量,誰都看得出她帶著不少錢。而且她還是個小女孩,怕抓不到她而被抓住的顧慮也沒有,對流浪兒來說她大概是絕佳的獵物。
子供に見えるが、香は数日置きに市場に買い出しに来る。毎回帰りに持っている食材の量から、それなりのお金を持って来ているのは誰にでも分かる。そしてまだ小さな女の子なので、スリに失敗して捕まえられるという心配もない。浮浪児の子供にとっては格好の獲物であったのだろう。
不過,她有個為這種情況準備的道具箱。真正的束口袋在道具箱裡,懷裡放的是贗品,裡面的東西是……
しかし、こんな時のためのアイテムボックスである。本物の巾着袋はアイテムボックスの中。懐に入れてあったのは、ダミーであった。そしてその中身は…。
香慢慢朝著那名流浪少年跑去的方向走去。
香はゆっくりと浮浪児の少年が走り去った方向へ歩いて行った。
扒手這種事,一旦覺得安全就會把錢掏走、把錢包丟掉。就算有人會在錢包上寫名字,也不會在裡面的錢上寫名字——所謂的銷毀證據。所以馬上就會……
スリというものは、一応の安全が確保された時点で、財布の中身を抜き財布自体は捨てるものである。財布に名前を書く者はいても、中のお金に名前を書いている者はいないので。いわゆる、証拠隠滅である。だから、すぐに…、
哇啊啊~
ぎゃあああ~
看吧,來了。
ほら来た。
香來到尖叫聲處,看到一個看起來和她差不多年紀的大約十一、十二歲的流浪少年,正用左手抓著右手腕痛得蜷縮著。當然,他就是剛才的扒手男孩。
香が悲鳴があがった場所に着くと、そこには、左手で右手首を掴み悶絶する、香と同じくらいに見える少年、つまり11~12歳くらいの浮浪児の姿があった。勿論、先程のスリの少年である。
少年的右手腫得詭異地發紫,痛得不輕——畢竟是用了那種藥。
少年の右手は、不気味な紫色に腫れ上がっていた。また、痛みも相当なものであろう。そのような薬を造ったのだから。
看到香的身影,男孩淚流滿面,邊哭邊求道「救命、救命」緊緊依附上來。
香の姿を目にすると、少年は涙をぼろぼろと溢しながら、助けて、助けて、と縋り付いてきた。
「真是沒辦法啊。」
しょうがないなぁ。
香掏出藥遞給男孩,示意他吞下。
香は薬を出すと少年に手渡し、飲むように指示した。
男孩用顫抖的手把藥吞下後,腫脹與痛楚立刻緩解。
震える手で渡された薬を飲むと、腫れと痛みはすぐに治まった。
其實那藥是有設計過的,萬一被人逃走,過一段時間也會自然痊癒。不過會先讓人相當痛苦。
実は、逃げ切られた場合に備え、ある程度の時間が経てば自然に治るようにしてある。かなり苦しんだ後、ではあるが。
「竟敢向神偷竊,難道你不怕喪命嗎,孩子?」
「神から盗みを働くとは。命が惜しくないのか、少年よ」
「啊、神明……?」
「え、か、神さま…?」
香帶著冷笑說道。
香はにやりと嗤って言った。
「下次的神罰,可不會只到此為止。」
「次の神罰は、この程度では済まぬぞ」
「嗚、嗚啊啊啊~~!」
「ひ、ひいぃぃぃ~~!」
男孩把頭埋在地上發抖。
地面に頭を押し付けて震える少年。
香雙手叉腰,擺出趾高氣昂的姿態。
腰に両手を当ててふんぞり返る香。
『……咦,為什麼會變成這樣?』
……あれ、どうしてこうなった?
「那麼,為什麼去當扒手呢……不過,不用問了吧。」
「で、どうしてスリなんか…って、聞くまでもないか」
「那當然是為了吃飯啊。」
そんなの、食べるために決まってる。
「其實,是貝爾的身體不好……」
「実は、ベルの具合が悪くて……」
喔喔,是病人啊。
ありゃ、病人か。
「帶我去。」
「案内しなさい」
「欸……」
「え……」
在那無法反抗的少年帶路下,他們來到貧民區邊緣的一間破屋。牆壁快要坍塌,裡面住著七個少年少女。
逆らえるはずもない少年に案内させてやって来たのは、貧民区のはずれにある廃屋。壁も崩れかけたそこに住む、7人の少年少女達。
問誰是病人,幾乎每個人都會舉手——他們的健康狀況就是如此糟糕。
誰が病人かと聞けば全員が手を挙げそうな、そんな健康状態。
好啦好啦。
はいはい。
「大家,排好隊!」
「全員、整列!」
讓還一頭霧水的孩子們在那名扒手少年指揮下排好隊。看來他是年紀最大的一個。雖然十二歲算年幼,但在日本人香看來像十六歲左右,好使喚也沒問題!
訳が分からず混乱する子供達を、スリの少年に指示して並ばせる。どうやらこの子が一番年長らしい。12歳というのは幼いかも知れないが、日本人である香からは16歳くらいに見えるので、こき使っても問題なし!
「好,依序來領取~」
「はい、順番に受け取って~」
發放用來治療傷病的藥水,讓他們喝下。
怪我・病気回復用のポーションを配って飲ませる。
「好,再領一次~」
「はい、もう一度、受け取って~」
這次是恢復衰弱內臟與肌肉、改善營養狀態的藥水。這些跟治療外傷或疾病不同,並且把太多效果硬塞進一瓶藥水感覺不太對,所以分成了兩瓶。
今度は、衰えた内臓や筋肉の回復、栄養状態改善のポーション。これらは怪我や病気とは異なるし、あまり色々な効果を1本のポーションに詰め込むのも何か無理矢理な感じが嫌だったので、2つに分けた。
「咦……」
「え……」
「腳不痛了?」
「足が痛くない?」
「身體變輕了!」
「身体が軽いよ!」
「胸口不再那麼悶痛……」
「胸が苦しくない……」
驚訝的聲音一個接一個響起。
次々にあがる、驚きの声。
『嗯~,該怎麼辦呢~』
う~ん、どうしようかな~。
照這樣下去,過不了多久又會回到原點,只是權宜之計而已。
このままだと、しばらくすれば元の木阿弥。一時凌ぎにしかならない。
然而,身為受雇的幫手,難道會被期待照顧一大群孩子嗎?
しかし、雇われのお手伝いさんの分際で、大勢の子供達の面倒が見られるとでも?
要是不關己就置之不理?如果那麼想的話,我一開始就不會來這裡。
なら、関係ないから放置? そんなつもりなら最初からここへは来ない。
『我要怎麼做?對了,「獲得自衛之力並主動防衛也不錯」、「藥水也可以稍微幫到人」,還有「想更自由地活著」。就按自己的喜好生活!』
私はどうするって決めた? そうだ、『自衛の力を得ての積極防衛に出るのも悪くない』、『ポーションも、少しぐらいは誰かの役に立ててもいいだろうし』、そして『もっと自由に生きたい』、だ。自分の好きなように!
『是時候下定決心了!』
そろそろ、腹を括れ!
長瀬香這個人,一直以避開危險、走保守路線為生。嗯,不過結果是以奇怪的理由變死了。
長瀬香という人間は、危険を避けて、無難な道を選んで生きていた。まぁ、その結果が、おかしな理由での変死、なんだけど。
但還要在這個規則、安全性、甚至倫理觀都和日本完全不同的世界裡,繼續那種只保護『自己與家人、親近朋友』的活法嗎?
でも、ここでもまたそんな生き方を繰り返す? ルールも安全性も、倫理観すら日本とは全く違うこの世界で? 女神様から力を貰ったのに、相変わらずの『自分と家族、身近な友人だけを守る生き方』で? 他の者のことには関わらない?
那樣太無聊了。
そんなの、つまらない。
長瀬香已死,現在站在這裡的是在此世界重生的新生命『卡奧魯』——被女神允許自由生活的卡奧魯。
長瀬香は死んだのだ。ここにいる私は、この世界に生まれ変わった新たな命、『カオル』。女神に自由に生きることを許可された、カオルだ。
從今以後,我不再是『日本人・長瀬香』,而是以『卡奧魯』的身分在這個世界隨心所欲地活著。畢竟女神給了我背書!
今から私は、『日本人 長瀬香』ではなく、『カオル』として、この世界で好きに生きる。なにせ、女神様のお墨付きだ!
「孩子們!」
「子供達よ!」
香,不,卡奧魯雙手叉腰,挺胸站好。
香、いや、カオルは、両手を腰に当てて胸を張った。
「我是女神塞蕾斯蒂娜的友人,卡奧魯。如今塞蕾斯蒂娜賦予我自由裁量權,讓我以人類身分盡情享受這個世界。」
「私は、女神セレスティーヌの友人、カオルである。今はセレスティーヌから自由裁量権を与えられ、人間としてこの世界を満喫している」
到此為止,沒說謊。
ここまで、嘘はない。
孩子們似乎還不太明白。
子供達は、どうもよく解っていないようだ。
「也就是說,女神交付了任務,說可以自由處理的意思。」
「任せたから好きにしていいよ、って言われたってことだ」
孩子們點點頭。
こくこく。
「所以,我想趁這個機會,對心地善良的人賜予一點祝福。就像剛才對你們所做的那樣。」
「そこで、せっかくなので、心正しき者には幾ばくかの祝福を与えようかと考えている。今、お前達にしたようにな」
孩子們總算開始理解,自己傷病全都痊癒、恢復健康是何等奇蹟。他們為女神賜予被同類拋棄、如垃圾般的自己祝福而感動落淚。
ようやく、自分達の怪我や病気が全て治り、健康な身体となった奇跡の意味が理解できはじめた子供達。同じ人間達に見捨てられゴミのように扱われている自分達に女神の祝福が与えられたことに涙する。
「不過,要尋找真正困苦且心地善良的人,並在不讓貧苦之人察覺的情況下賜下祝福,乃是一件困難的事。畢竟我現在是以人的肉身行動。」
「しかし、本当に困っている心正しき者を探し、心貧しき者に気付かれないよう祝福を与えるのは大変だ。今の私は人の身体を纏っているのだからな。
「所以,我問你們,願不願意成為我的僕從來幫忙?作為褒美,我會賜予健康的身體與少許食物。」
そこでだ。お前達、我が僕となって手伝うつもりはないか? 褒美として、健康な身体と、幾ばくかの食べ物を下賜しよう」
七個孩子伏地膜拜,卡奧魯就此獲得了七名防衛戰力。
7人の子供達はひれ伏し、カオルは7名の防衛戦力を手に入れた。
卡奧魯向孩子們教導了規矩。
カオルは子供達に教え込んだ。
這件事必須徹底保密。若被心術不正之人發現並企圖濫用女神之力,神罰將降臨,而卡奧魯會被帶回神界。
このことは絶対に秘密であること。もし心貧しき者に知られ女神の力を悪用しようとする者が現れれば、神罰が下り、カオルは神界に戻るということ。
即使有人想把秘密出售,惡人只會聽了消息卻不付錢,為了獨占秘密還會殺害流浪兒。
秘密を売ろうとしても、悪人は情報だけ聞けばお金など払わず、秘密を独占するため浮浪児など殺されるだけだということ。
卡奧魯治療孩子們的傷病並給予最低限度的食物,但若把一切都給他們,他們便無法成為能自立的人,因此其他的要靠自己努力贏得。
カオルは子供達の怪我や病気を治し最低限の食べ物を与えるが、全てを与えられては人間としてダメになるため、それ以上は自分の力で勝ち取ること。
親身體驗過奇蹟的孩子們,根本沒有懷疑的選擇。
奇跡を自らの身体で体験した子供達に、疑うという選択肢はなかった。
孩子們為提升生活而找尋差使或雜活,而非犯罪;同時聽聞各方消息,收集有關『受傷或生病、且心地善良的人』的資訊,並盡力成為化身為人之女神的護衛。
子供達は、生活を向上させるため、犯罪ではなく使い走りや雑用等の仕事を探した。また色々な話を聞き、『怪我や病気に苦しむ、心正しき者』の情報を集めた。そして、人の身を纏った女神の護衛に努めるのであった。
卡奧魯為了隱藏身分準備了斗篷和面具。
カオルは、正体を隠すためにマントと仮面を用意した。
她自覺很帥,但實際上那造型相當怪異。
本人はカッコいいと思っているが、それはかなりアレであった。
若在夜路遇見,會嚇得孩子們哭出來的那種……。
夜道で出会ったら子供が泣き出すような……。
於是卡奧魯的行動開始了。悄悄地。
そしてカオルの活動が始まった。密やかに。
根據孩子們蒐集的情報,去幫助那些受傷或受病痛折磨的人。一步一步,慢慢地……
子供達が集めた情報を基に、怪我や病に苦しむ人を助ける。少しずつ、少しずつ…。
這樣的傳聞在王都的一部分人之間逐漸流傳開來。
王都の一部の者達の間に少しずつ広がる、とある噂。
據說女神會拯救心地善良的人。
心正しき者を女神様がお救い下さるらしい。
千萬不可讓心術不正的人知道。不要背叛女神。
心貧しき者には決して知られてはならぬ。女神様を裏切ってはならぬ。
女神之眼能洞悉一切。
女神様の眼は全てをお見通しである。
秘密組織『女神之眼』的據點。
秘密組織『女神の眼』本拠地。
不過那只是一間破屋,就是那間七名流浪兒住著的破屋。
ただの廃屋であった。つまり、7人の浮浪児が住み着いている、あの廃屋。
「那個名字,別取了好嗎?」
「その名前、やめない?」
「「「不會改的!」」」
「「「やめません!」」」
卡奧魯的請求被否決了。明明是女神。
カオルの願いは却下された。女神なのに。
今天因為工坊那邊卡奧魯偷懶……咳,她準備了高效率的即製料理,所以特地走到貧民區給大家做晚餐。
今日は、工房の方はカオルが手抜…げふん、効率的作成食を作っておいたので、みんなに夕食を作ってやろうと貧民区まで足を伸ばしたのである。
孩子們平常用簡陋鍋具自煮,老實說味道不怎麼樣,偶爾換換口味也好。
子供達は、普段は粗末な鍋で自炊している。正直、あまり美味しくないので、たまには、と。
卡奧魯再三叮嚀孩子們,要把她當作正在享受人間生活、為了保密而與人正常相處的人;總之,就說她是偶爾來做飯、很親切的幫傭女孩。
カオルは、子供達に『今は人間の生活を楽しんでいるので、秘密を守る意味も兼ねて、普通に接するように。あくまでも、たまに食事を作りに来てくれる親切なお手伝いの女の子、として話をすること』と念を押してある。
「所以,那位商人的女兒生病了。但那商人很有錢吧?」
「で、その商人の娘さんが病気、と。でも、お金持ちなんでしょ、その商人」
「有錢也有治不好的傷病。而且,那人是個好人。」
「お金があっても、治せない怪我や病気はあるよ。それに、その人はいい人なんだ」
『以前是扒手……』不對,現在不能再叫他扒手了,該用名字稱呼,他們的領頭艾米爾這麼說。確實有道理。
スリの…、って、もうスリじゃないから名前で呼んであげるか、浮浪児たちのリーダー、エミールがそう言った。確かに正論である。
「那個人偶爾會在貧民區發放食物,但他總是這麼說:『我是個偽善者。我喜歡透過施捨來取悅自己,享受那份優越感。』」
「その人は、たまに貧民区で炊き出しをしてくれるんだけど、いつもこう言うんだ。『私は偽善者ですからね。こうして施しをする自分自身に悦に入って楽しむのが好きなだけなんですよ。この優越感がいいんですよね』って」
哇……。那個,怎麼說呢,真是個好人啊。
うわぁ…。それは、何と言うか、……いい人だな。
深夜。某商家的後門。
深夜。とある商家の裏木戸。
咚咚的敲門聲,隨之傳來女僕探問的聲音。
コンコン、と叩かれる音に、返される女性の誰何の声。
「……哪位?」
「…どなた?」
「賊…不不,我是藥師。」
「泥ぼ…いやいや、薬師です」
「請進。」
「どうぞ、お入り下さい」
果然,要讓一個外行潛入大商家的宅邸不太可能,所以事先已經打過招呼。
さすがに、大きな商家に素人が忍び込むのは無理がある。事前に話を通してあった。
所謂打招呼,也只是給了些報酬讓無關的孩子去送信而已,這招實在可疑至極。
話を通す、とは言っても、関係のない子供に駄賃をやって手紙を届けさせただけである。怪しいことこの上ない。
但為了女兒,父母會抓住稻草不放;她又是個很好相處的傲嬌,而且訪客只有一人,守衛雖會警戒但應該還會放人進去。如果知道訪客是孩子,警戒也會稍微放鬆……當然也可能更生疑心。
しかし、娘のためなら藁にも縋りたいという親心、『良いツンデレさん』であること、訪問者がひとりだけであること等から、警戒し護衛の者は配置するだろうが、一応は中に通されるであろうと思われた。訪問者が子供と知れば、警戒心も少しは薄れるかも知れないし。…猜疑心は増すかも知れないが。
當然,為了以防被抓住,也想好了對策。
勿論、もし捕らえられそうになった場合に備え、策は考えてある。
準備了強力催淚劑。對沒準備的人來說,肯定會造成如惡魔出現般的混亂。當然,卡奧魯會喝下中和劑。若能逃掉,只要換髮色和服裝就沒事了。
強力な催涙剤。予備知識のない者にとっては、悪魔が現れたかのような混乱を起こすに違いない。勿論、カオルは中和剤を飲む。いったん逃げ切れば、髪の色と服装を変えれば大丈夫だろう。
「我們已經得知情況了,請這邊請。」
「お話は伺っております。どうぞこちらへ」
開門的女僕帶她穿過後院,進入宅內,並引到一間房裡。
木戸を開けてくれた使用人の女性に案内され、裏庭を通って屋敷の中へと進み、ある部屋へと通された。
即便面對戴著奇怪面具的少女,那位年長的女僕也毫不慌張從容帶路——專業果然不一樣,真不愧是大商家的僕從。
怪しい仮面の少女を見ても動揺すら見せず平然と案内する、年配の女性使用人。いや、プロだねぇ。さすが、大店の使用人。
被帶進的房裡,床上躺著一個少女,旁邊椅子上坐著疑似父母的男女,還有一名看起來像是少女哥哥的青年。沒有護衛在場。
そして通された部屋の中には、ベッドに横たわる少女、その横で椅子に腰掛けた両親らしき男女と、少女の兄と思われる青年。護衛の姿はない。
看到卡奧魯走進房內的三人,驚訝得嘴巴半開。原以為會來的是女神的使者,結果出現的是戴著怪異面具的少女,這反應也不奇怪。
部屋にはいってきたカオルの姿を見た3人は、口を半開きにして驚いていた。女神様の使いが来るものと思っていたら、怪しげな仮面を被った少女の登場。それは驚いても仕方ない。
卡奧魯看著房裡的人,開口說道。
部屋の中の人々を見て、カオルが声をあげた。
「欸?是商人先生??」
「え? 商人さん??」
那人正是曾讓卡奧魯搭馬車到王都的那位商人,約翰·阿比里。
そこにいたのは、カオルを王都まで馬車に乗せてくれた、あの商人、ヨハン・アビリであった。
「欸?卡奧魯……妳嗎?」
「え? カオル…、ちゃん、か?」
即便戴著面具、變了髮色,但從身形、髮長、聲音以及喊『商人先生』時的獨特口氣,約翰立刻認出了她的真面目。
仮面を付け、髪の色が変わっていても、背格好と髪の長さ、声、『商人さん』と呼ぶ時の独特のイントネーションから、ヨハンはすぐにその正体に気付いた。
「「為什麼會在這裡??」」
「「何で、こんなところに??」」
齊聲說道。
ハモった。