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07 逃亡者、暫時的女神
香順利從男爵府和城鎮逃出,繼續她的逃亡。
香は無事に男爵邸と町からの脱出に成功し、逃亡を続けていた。
因為夜裡一直走,她早已離開那個小小的男爵領地。
夜の間歩き続けたので、小さな男爵領などとっくに出ていた。
若男爵在別的領地動用私兵製造騷動會是大問題,但被毫無理由地抓走或誘拐就無可奈何,仍須小心追兵。
他の領地で男爵が私兵を動かし騒ぎを起こせば大問題となるであろうが、問答無用で捕らえられ誘拐されてはどうしようもない。まだまだ追っ手には気を付ける必要があった。
她已用染髮藥水把頭髮改成銀色,和原本或逃跑時的顏色都不同。衣服也早已從女僕裝換成衣櫃裡的那套。
既に髪の色は染色ポーションで銀髪に変更。元の色とも脱出時の色とも違う色にした。服も、とっくにメイド服から衣装ダンスにあった服に替えている。
挑了最樸素的一件,還把飄飄的裝飾剪掉,改造成平民風格。
一番地味なのを選び、更にひらひらとかを切り取ったりして平民風に加工してある。
帶了幾頓的食物和足夠喝的水,只要不被盜賊或野獸襲擊,能抵達目的地就沒問題。
食料も数食分はあり、飲み物の心配もない。あとは盗賊にも獣にも襲われずに目的地まで辿り着ければOKである。
若能早點補充糧食並弄到交通工具就完美,但世事不會那麼輕易如願。
できれば早めの食料の補充と、乗り物が確保できれば文句無し、なのだが、世の中そうそう甘くはない。
糧食若能一次大量放進道具箱就能安心一陣子,但那種機會完全沒有,只能接受現實。
食料は、一度たっぷりとアイテムボックスに確保できればしばらく安心なのだが、そんな機会は全く無かったので仕方無い。
回頭看去,遠方有砂塵,還有疾馳馬匹的痕跡。她為了以防萬一離開路徑藏在樹蔭下。反正也需要休息,旅程並不急,常常回頭確認的話,騎馬的人比步行的少女更容易先被發現,問題不大。
後ろを振り返ってみると、遠くに砂煙。また、早駆けの馬の模様。念のため道を外れて木の陰でやり過ごす。まぁ、どうせ休憩は必要なので構わない。急ぐ旅でもないし。こまめに後方確認を行っていれば、徒歩の少女より騎乗者の方が先に発見されやすいので、問題はない。
香的目標是王都。
香が目指しているのは、王都である。
人口眾多且來往複雜的王都是最適合在其中隱匿的地方。
人口が多く、しかも雑多な人が集まる王都は、人が紛れるには都合が良い。
貴族雖多,但反過來也抑制了個別貴族為所欲為的可能性。
貴族も多いが、逆にそれが特定の貴族が好き勝手なことをするのを防いでいる。
而且那裡資訊集中。她打算在王都累積各種知識,再考慮最終要住哪裡。另外,對香來說圖書館也是個吸引點。
更に、情報の集まりやすい街でもある。王都で色々と知識を蓄えて、最終的に住む街を考えれば良いかと考えたのである。あと、図書館があるというのも香には魅力的であった。
眼下還沒打算去外國。對這個國家都不熟,不查國際情勢就直接去別國太冒險了。
今のところ、他国に行くことはまだ考えていない。この国のこともよく知らないのに、国際情勢も調べずにいきなり他国に行くとか、冒険が過ぎる。
傍晚時分到達下一個小鎮。當然沒停留,因為男爵的手下在那裡埋伏的可能性太高。
夕方頃、次の町へ到着。勿論、寄らない。男爵の手の者が張っている可能性が高すぎる。
一個赤手空拳逃走的少女好不容易抵達的第一個小鎮,沒有人會不設陷阱。即便換了髮色,若有人認得香還是很危險。
身ひとつで逃げた少女がようやく辿り着いた最初の町。網を張らない馬鹿はいない。髪の色を変えてはいても、香を知っている者がいた場合は危ない。
買東西或賣東西都還得再等等。今晚離開城鎮,在野外過夜。
物を売るのも買うのも、まだお預け。今日は町を離れて野宿。
能想到可以製作『驅獸藥品』真是幸運。
『獣除けの薬品』を造ることに気付いたのは重畳。
又過了三天,香來到了一個還算不錯的城鎮。
更に3日後。香はそこそこの町に到着した。
脫逃後已過四天。時間不少,若是往國境方向走,可能早已越過邊界。想必男爵也該死心了吧。
脱出から4日。もうかなりの日数が経ったし、国境方面へ向かっていた場合にはもう国境を越えたくらいになる。さすがに男爵もあきらめただろうか。
若在距離自己領地這麼遠的地方抓到一個又非領民的少女,那就是明顯的犯罪,就算是男爵也會被追究。
自領からこれだけ離れた場所で領民でもない少女を捕らえたら、それはもうただの犯罪者であり、男爵と言えども罪に問われるだろう。
男爵已經無法對香主張任何權利。若追兵出現,香只要大吵大鬧向周遭求救就行了。
もう、男爵は香に対するどのような権利も主張することはできない。追っ手が現れたら、香は大騒ぎして周りの者に助けを求めれば良いのである。
啊,說起來,不管香的逃跑怎樣,男爵對那個房間的狀況會怎麼想呢?他不會覺得奇怪嗎?會不會覺得自己招惹到什麼麻煩的東西,最好趕緊抽手忘了這件事?
あ、そういえば、香の逃亡はともかくとして、あの部屋の状況については男爵はどう思っているのだろうか。不思議には思わなかったかな。何かヤバい者に手を出したかも、とかは思わなかっただろうか。さっさと手を引いて全て忘れた方が、とか。
或者,一旦嚐到差點到手的榮耀,是否會怎麼也忘不掉?會不會自我說服是那些為了幫忙而闖入的人所為,藉此安慰自己?
それとも、一度手にしかけた栄光へのチャンスはどうしても忘れられないだろうか。手引きするために侵入した者達の仕業、とか自分を納得させて。
嗯,無論哪種情況,既然現在幾乎已逃到安全圈,這些都不重要了。
まぁ、どちらにしても、ほぼ安全圏に逃げ切った今となってはどうでもいいことであった。
總之,現在應該可以去城裡了。
ともかく、そろそろ町に寄っても大丈夫だと思われる。
她避開了騎乘者和商隊以外的馬車與匆忙之人,又本來體力比這個世界的人弱,移動速度大概比同齡人慢很多。也就是說,很可能已經脫離預想的搜尋範圍。又換了髮色,應該不用再過度戒備了。況且食物已經吃光了。
騎乗者や商人以外の馬車、急いでいる人等はことごとく避けて隠れていたのと、元々この世界の人に較べて体力が劣っていたこととで、恐らくこの世界の同年代の者より遥かに遅い移動速度だったと思うのだ。つまり、想定される捜索範囲からは外れている可能性が高い。髪の色も変えているし。さすがにもうそこまで警戒しなくてもいいだろう。そもそも、既に食料が尽きているし。
香終於朝城鎮邁步。
香はついに町へと足を向けた。
香身上的錢不多。畢竟,靠公會賺的銅幣總共約等於小銀幣四枚左右。大概相當於四百日圓……在攤販買兩串大串烤肉就沒了。
香の所持金は少なかった。なにせ、ギルドで稼いだ銅貨が、合計で小銀貨4枚分程。400円相当、くらいであろうか…。屋台で大串焼きを2本も買えばおしまいである。
而且,香的手上緊握著兩串大串。
そして、香の手にしっかりと握られている、2本の大串。
「啊……」
「あ……」
香,身無分文。
香、所持金ゼロ。
當然,她也有防範,進城前已在樹蔭換好衣服。
勿論、こんなこともあろうかと、町に入る前に木陰で着替えておいたのだ。
現在香穿的是那件女僕裝。
今の香の服は、あのメイド服であった。
如果把在男爵府徵來的東西拿去賣,身為平民少女會太過可疑,很容易被當成贓物。
男爵邸で徴発してきたものを売る場合、平民の少女だと怪しすぎる。盗品と思われる可能性が高い。
穿著男爵千金的舊衣打扮成貴族小姐?不,如果是為了籌錢,父母會賣掉,還是太可疑。
男爵の娘のお古を着て貴族の令嬢風? いや、金策ならば親が売る。やはり怪しい。
那麼,最不會被懷疑的是什麼?她經過思考後得出了結論。
では、最も怪しまれないのは? と考えた末の結論である。
某間古物店。
とある古物屋。
一名年幼的女僕鬼鬼祟祟地走進店裡,悄悄靠近店主。
ひとりの幼いメイドがこそこそと店へとはいり、そっと店主に近寄った。
「那個,不好意思。主人說要把這個賣了去買今天的食材……」
「あの、すみません。旦那様が、これを売って今日の食材を買ってくるように、と言われまして……」
一位女僕少女帶著悲傷的眼神,上抬著頭努力望向店主的眼睛。
悲しそうな眼で、上目遣いで店主の眼を見るメイドの少女。
她手裡緊握著那盞像是很珍惜的燭台。
その手に大事そうに握られた燭台。
店主睜大了眼睛。
眼を見開く店主。
「……贏了!」
「……勝った!」
香手上握著六枚銀幣。
香の手に握られた銀貨6枚。
住宿費含晚餐和早餐要四枚銀幣,洗身用的熱水與毛巾等算作四枚小銀幣,出發前用一枚銀幣和六枚小銀幣買些食物,就能撐到明天野宿並在後天抵達城鎮前沒問題!好,去旅館吧。
宿代が夕食、朝食込みで銀貨4枚、身体拭くお湯やタオルその他で小銀貨4枚として、出発前に銀貨1枚と小銀貨6枚で食べ物を買えば、明日は野宿で明後日町に着くまで持つ! よし、宿へ行こう。
「一晚含兩餐,五枚銀幣。」
「一泊2食付き、銀貨5枚です」
……大城鎮的住宿比鄉下還貴,該死。
……大きな町は、田舎町より宿代が高かった。ちくせう。
距王都還有幾天。
王都まであと数日。
正想該找個露宿的地方時,發現大道旁有處稍微開闊的地帶,山坡邊有清泉流下。
そろそろ野宿の場所を探さないと、と思っていたら、街道の横に少しひらけた場所があり、その脇の山肌から清水が流れ落ちていた。
「啊,這真不錯!」
「あ、こりゃいいや!」
香捧起水洗了臉。
手で掬って顔を洗う香。
雖然能用像水一樣的藥劑,但洗臉果然還是得這樣才行,也可以洗掉採花後的手。
水のようなポーションは出せるが、やはり洗面はこうでないと。お花摘みのあとの手洗いもできるし。
好,今天就在這裡露宿!
よし、今日はここで野宿だ!
話雖如此,女孩不能就這麼在大道旁光明正大地露宿,決定往森林裡深入些,找個路人看不見的地方睡覺。
とは言っても、街道からまる見えのところで女の子が野宿、というわけには行かない。少し森にはいって、街道を通る人からは見えないところで寝ることにする。
香大口享用清水後,便走進樹林深處。
香は清水をたっぷり堪能すると、木々に分け入った。
「還、還沒嗎?」
「まだ、まだなの?」
「請稍候,直到找到能把馬車從大道繞開停放的地方為止。」
「馬車を街道から逸らして駐められる場所が見つかるまで、今しばらくお待ち下さい」
一名約二十多歲的女騎士安撫著那名約十歲、焦躁不安的少女。
そわそわして落ち着かない10歳前後の少女を宥める二十代後半くらいの女性騎士。
「我就說過出發前先處理好的……」
「だから、出発前に済ませとけって言ったのに……」
那個十二、十三歲的少年用帶著無奈的表情責怪少女。
12~13歳の少年があきれたような顔で少女を責める。
「可、可是,哥哥……」
「だってぇ、お兄さま…」
一輛貴族用馬車,前後展開的騎兵共有六名護衛。馬車裡有剛才的少年與少女、女騎士,以及一名看似女僕的少女,總共四人,是去探望遠方病重祖母的貴族兄妹和他們的護衛。
1台の貴族用馬車と、それを守るように前後に展開する6騎の騎乗兵。馬車の中には、先程の少年少女と女性騎士、そしてメイドらしき少女1名の、計4名が搭乗していた。病にかかった遠方の祖母の見舞いに行く貴族の兄妹と、その護衛達である。
那名現在想去上廁所的少女急著叫人把馬車停下,護衛們擔心如果停在奇怪的地方會阻礙其他馬車通行,於是正在尋找合適的停靠處。
今、お花摘みに行きたがっている、つまり下の欲求に耐えきれなくなった少女が早く馬車を駐めろと要求し、おかしな所に駐めて他の馬車の通行の邪魔になってはと馬車を駐める適当な場所を探している最中であった。
「前方有個很合適的地方!」
「前方に丁度良い場所があるぞ!」
最前方的護衛騎士隊長喊道。
一番前に位置する護衛騎士隊の隊長が叫んだ。
一看之下果然是不錯的地方:一處適當的空地,山泉流下可以洗手,毫無可挑剔。大概被開闢成供人休息的場所,真是太好了。
見てみると、確かに良い場所である。適度な空き地に、山から流れる清水が落ちてきている。手を洗えるとは、文句なしであった。恐らく、休憩場所として皆が使えるよう切り開いてあるのだろう。ありがたいことだ。
馬車停下後,少女急忙下車,少年一邊說「我也跟去陪你」一邊跟了上去。
馬車を駐めると少女が急いで降り、『僕もついて行ってやるよ』と言いながら少年がそれに続いた。
少女稍微走入林中,女騎士、隊長與少年跟了上去,但最後還是只有女騎士陪同她。
そして森に少し分け入る少女に、護衛の女性騎士、隊長、そして少年がついて行く。さすがに、最終的には女性騎士のみが付き添う。
其餘的騎士當然留在馬車旁護衛,畢竟在偶然進入的林邊淺處遇到危險的機率,比在大路上遇到賊人的機率要低得多。
残りの騎士は、勿論馬車の護衛である。たまたまはいった森のごくごく浅い部分で危険に遭う可能性より、街道上で賊に遭う可能性の方が余程高いのだから。
當少女解決完事,和女騎士一起回到男方等候的地方時,發現隊長與少年正呆呆地望向森林深處。
そして少女の用が終わり女性騎士と一緒に男性陣が待つ場所に戻ると、隊長と少年が何やら呆然とした様子で森の奥の方を見つめていた。
女騎士與少女好奇地靠近那方向望去,想知道究竟發生了什麼。
何かあるのかと女性騎士と少女が近寄りその方向を見てみると。
……那裡,竟有女神大人。
……そこには、女神様がおられたのであった。
樹叢之間的一小片空地,中央安置著一張巨大的床。
木々の間の僅かな空間。そこに鎮座する、大きなベッド。
那張床的大小從四周樹木的狀態看來,根本不可能被搬進來,周圍也沒有被拖曳過的痕跡。在床上,躺著一位披著純白衣裳、銀絲般髮色的年輕女神大人,正安睡著。
それは、周りを囲む木々の状態から、とても運び入れられるはずのない大きさのベッドであった。周囲には何かを引き摺ったような跡もない。そしてその上には、純白の衣装を纏われた銀糸の髪の年若き女神様がおやすみになられていたのであった。
四人一時之間都呆立無聲,但少女鼓起勇氣踏出一步。
しばし声も出せずに立ち尽くす4人であったが、少女が勇気を振り絞って足を踏み出した。
「尤、尤妮絲!」
「ユ、ユニス!」
不顧少年的制止聲,少女未停下腳步,終於走到女神大人身旁,對沉睡的女神輕聲呼喚。
少年の制止の声も聞かず、少女は歩みを止めない。そして遂に女神様の側まで行くと、眠る女神様に声を掛けた。
「女神大人,女神大人!」
「女神さま。女神さま!」
女神大人應聲慢慢睜開雙眼,轉向少女,這樣說道。
少女のその呼びかけに、女神様はゆっくりとその眼を開かれ、少女の方を向いてこう言われたのであった。
「啊?吵死了!」
「あァン? うるせぇ!」
「嗚——!!」
「ひぃッ!!」
女神大人起床時脾氣很差,眼神也不太好看。
女神様は寝起きが悪く、そして目付きも悪かった。
少女心想:『做完那件事之後真的太好了。』
そして少女は思った。用を終えたあとで本当に良かった、と。
「那麼,女神大人偶爾會這樣在地上休息……」
「では、女神様は時々こうして地上でお休みになられると……」
「是的,會把神力分予大自然的森林……」
「ええ、自然の森に神力を分け与えるのです…」
香一邊胡亂應付,一邊祈禱能快點被放走。
適当なことを言いながら、早く解放してくれないかと願う香。
為了露宿,搬出了男爵家的床,白色禮服當作睡衣,撒上驅獸藥後沉沉睡去,結果似乎睡過頭了。太陽早就升起,顯然已經很晚了。
野宿のため男爵家のベッドを出し、白いドレスを寝間着代わりにして、獣除けを撒いて熟睡したところ、少々寝過ごしたらしい。太陽はもうかなり前に昇っていた模様である。
「那麼,女神塞雷斯蒂娜大人是……」
「それで、女神セレスティーヌ様は…」
「啊,我不是塞雷斯喔」
「あ、私、セレスじゃないよ」
「「「「哎!!」」」」
「「「「ええっ!!」」」」
竟說女神大人並非這個世界的唯一神──塞雷斯蒂娜大人,這是什麼意思?
女神さまが、この世界の唯一神たるセレスティーヌ様ではないと言われるとは、どういうことか?
「我是從其他世界來的。和塞雷斯是朋友,塞雷斯說要在自己的世界先待一陣子。」
「私、他の世界から来たの。セレスとはお友達で、セレスが自分の世界でしばらく楽しんでね、って」
她說的並非一絲謊言。
嘘は全く言っていない。
「喔喔,是來自異世界的女神大人嗎!塞雷斯蒂娜大人的友人……」
「おお、他の世界の女神様でしたか! セレスティーヌ様の御友人の……」
嗯,嗯,普通人會這樣誤會也是理所當然。
うん、まぁ、そう誤解するよねぇ、普通。
然後,她聽了他們的說明。
そして、彼らの話を聞いた。
聽說這對兄妹的祖母病得很危險,兩人從小受祖母疼愛,堅決要去見她一面,於是便與護衛一起踏上旅程。
この兄妹の祖母が病で危ないらしく、祖母に可愛がって貰っていたふたりはどうしても会いに行くと言って譲らず、こうして護衛と共にふたりで旅をすることになったとのこと。
貴族中早婚早產很常見,十五歲結婚、十六歲生子的情況並不罕見;稱作祖母的年齡也可能是三、四十歲。只是要有這樣年紀的孫子,祖母大概至少也四十多歲。總之,說不上非常年邁,更像真的是因病所致,而非年齡問題。
早婚、早期出産の貴族のことである。15で結婚、16で出産ということもそう珍しいことではなく、祖母とは言っても、三十代、四十代の祖母というのも普通である。ただ、この年齢の孫がいるならば、さすがに四十歳代以上だと思われるが。ともかく、そうお年寄りでもない、ということである。年齢のためではなく、本当に病気によるものと思われた。
「女神大人,請您務必為我祖母賜下祝福……」
「女神様、是非、おばあさまのために祝福を賜りたく…」
少年竟然說出這種話。
そんなことを言い出す少年。
嗯——可以嗎。現在的我,不過是個無名的銀髮女神大人而已。
う~ん、いいか。今の私は、名も知れぬ銀髪の女神様、だし。
為了讓人感到敬畏,要不要稍微編個設定……。
有難味を出すためにちょっと設定を作るか……。
「知道了。那麼,誰來說個悲傷的故事?」
「分かりました。では、誰か悲しい話を」
「「「「咦?」」」」
「「「「え?」」」」
「不是那個意思,我是說,請誰來講個又悲又痛的故事,讓我流下眼淚。」
「いえ、だから、誰か悲しく辛い話をして、私に涙を流させて下さい」
說到秘藥,通常就是『女神之淚』。
秘薬と言えば、『女神の涙』だよね、普通は。
眾人似乎有所察覺,於是突然開始了所謂的『悲傷、痛苦故事大會』。
皆、何かを察したようで、突然始まる『悲しい話、辛い話大会』。
「……事情是這樣,那個女人把我甩了……」
「…というわけで、その女性に振られちゃいまして…」
好,下一位!
はい、次!
「……然後被父親訓斥了……」
「…で、おとうさまに叱られて…」
好,下一位!
はい、次!
「……然後她實在太過分了,費莉西醬!」
「…で、酷いのです、フェリシーちゃんてば!」
好,下一位!……怎麼不太對啊。設定是不是錯了?
はい、次! …どうもイカンなぁ。設定を誤ったか?
「那個,我覺得我說的事可能不太有趣就是了……」
「えと、私なんかの話は面白くないとは思いますが……」
最後是一位女騎士。
最後は女性騎士さんか。
「十六、十七歲時有不少男子來求婚,但我為了成為騎士每天訓練,沒那個閒工夫,全都拒絕,只專心於訓練。」
「16~17の頃には殿方からの申し込みも結構あったのですが、騎士を目指しての訓練の日々、そんな暇はないと全て断り、訓練一筋。
終於覺得自己差不多成為一名合格者,回頭一看朋友、同僚、後輩和妹妹們都已經結婚生子。我已經二十七歲了,手上滿是劍繭又粗又硬,肌肉發達,沒有女性該有的柔軟……會不會就這樣一輩子孤單一人呢,年紀大了也是一個人呢,想到這就……
ようやくそろそろ一人前かと思いふと気がつけば、友人や同僚、後輩達や妹達もみんな結婚しており子供もいまして。自分は既に27歳。手も剣ダコでゴツゴツ、筋肉質で女性らしい柔らかさも無く…。もしかして、一生このままひとりなのかな、とか、歳取っても、その、ひとりなのかな、って思うと、その……。
不是啦,這種事根本不算什麼吧……哇!」
いえ、全然大したことないですよね、こんな話……、って、うおっ!」
女神大人放聲大哭!
女神様、大号泣!
眼淚簌簌落下!!
もう、涙ボロボロ!!
她俐落地遞上了三瓶藥劑。
スッと差し出される、3本のポーション。
「太悲傷了,竟然做出了三瓶……」
「あまりに悲しすぎて、3本も出来てしまいました……」
「哈、哈……」
「は、はぁ…」
女騎士愣住了,心裡想:難道有那麼悲嗎?
そんなに悲しい話だったかと、女性騎士さんポカ~ン。
「這藍色的,給您的祖母。」
「この青色のものは、おばあさまに」
把藍色藥劑交到少年手中。
青いポーションを少年に渡す。
「這瓶紅色的由你飲用。但要注意,若不是在被大家信任的人或上官、雇主等面前服用,可能會惹出麻煩。」
「この赤色のものは、あなたが飲みなさい。但し、皆に信用のある人や上官、雇い主等の前で飲まないと、困ることになるかも知れません」
「哈、哈……」
「は、はぁ…」
「還有這瓶黃色的,隨便給任何一個你想要救助的受傷者或病人飲用。」
「そして、この黄色のものは、誰でも良いので、あなたが望む怪我人か病人に飲ませてあげなさい」
她這麼說著,便把紅色與黃色的藥劑交給了女騎士。
そう言って、赤色と黄色のポーションを女性騎士に渡した。
這紅、藍、黃只是用來區分的顏色,並非像治癒藥劑那樣代表等級。
この赤、青、黄は、ただの区別用の色分けであって、治癒ポーションのようにランクを表すものではない。
「那麼,去吧。我也差不多該離開這裡了。收起床時神力的波動對人類會產生不好的影響。快一點。」
「では、行きなさい。私もそろそろここを離れることと致します。ベッドを消す時の神力の波動は人間には良くない影響が現れます。さ、早く」
在催促的女神面前,四人一邊不停道謝,便離開了。
急かす女神様に、4人は何度もお礼を言いながら去って行った。
雖然以神力之類威嚇,應該不會有人躲著觀察,但為了謹慎,香從樹縫確認馬車和護衛騎兵已經離去,然後收好床,匆忙離開了現場。
神力うんぬんで脅したから隠れて様子を窺うようなことはないだろうとは思ったが、念のため木々の隙間から馬車と護衛の騎乗兵が離れて行くのを確認し、その後香はベッドを収納すると急いでその場を立ち去った。
唉唉,雖然耽擱了些時間,但有點好玩,算了,沒關係。
いやいや、時間喰っちゃったけど、ちょっと楽しかったから、ま、いいか。
離布蘭科特王國的王都還有一小段路。
ブランコット王国の王都まで、あと少し。
那些藥劑是沒顧忌分量就造出來的,但剛好是下凡來的女神出手,應該不會被追查,就算奇蹟發生也不奇怪,放心吧。畢竟那是『女神大人的作為』。
あのポーションは自重しないで造ったけれど、たまたま下界に降りてた女神様なら探されることもないだろうし、奇跡が起きても何の不思議もないから、安心。なにしろ『女神様の御業』なのだから。
而且,那個紅色的或許太過勉強。不知道是否會完全發揮預期效果,不過即便只有部分效果,應該也能讓人稍微高興一些吧。
それに、さすがにあの赤いやつは無理があったかも。完全に思った通りの効果があるかどうかは分からないけど、まぁ、効果が一部だけでも少しは喜んでくれるだろう。
畢竟那個故事太過悲傷,大家都真的哭得很慘。我也得小心別讓自己也變成那樣。
なにせ、あの話は悲しすぎた。本気でガン泣きしてしまった。私もそうならないよう気を付けよう。
這次的大招待,就當作是『學費』吧……。
今回の大サービスは、『授業料』ってことで…。