首頁 目錄

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第七百六十二話 回來了

「ミツバ……你相信神的奇蹟嗎?」

「ミツバ……お前は神の奇跡を信じるか?」

「我不相信。若真有神的話……我覺得祂相當愛捉弄人。您總是在哭。」

「信じません。神がもしもいるなら……随分と意地悪だと思いますから。あなたは泣いてばかりです」

聽了ミツバ的話,ヨハネス拭去眼淚。

ミツバの言葉にヨハネスは涙を拭う。

空中有黑色的魔導師與披著白色斗篷的騎士。

空には黒い魔導師と白いマントの騎士。

沒想到還能再一次看到兩人並肩的身影。

二人が並ぶ姿をもう一度、見られるとは思わなかった。

早就做好了要花更長時間的覺悟。

もっと、長い時間がかかると覚悟していた。

十年,二十年。

十年、二十年。

會在我有生之年回來嗎?

自分の存命中に帰ってこられるのだろうか?

他真的會回來嗎?

帰ってきてくれるのだろうか?

每天都忐忑不安。

毎日、不安だった。

常在夢中出現──夢見自己試圖用早已不在的右臂去挽留正在離去的兒子。

夢に見ていた。すでにないはずの右腕で去っていく息子を引き留めようとする夢。

醒來後才意識到自己的右臂果真不在,兒子也已離去。

起きて、自分の右腕がすでになく、息子が去ったあとだと気づかされる。

不管怎麼伸手,怎麼伸手都沒用。

伸ばしても、伸ばしても。

手夠不到。

手は届かない。

就算是帝國最高的權力者,皇帝也無能為力。

帝国最高の権力者、皇帝であっても。

兒子已經變成了伸手觸及不到的存在。

手の届かない存在に息子はなってしまった。

那一天,我沒有能阻止他的話語,因為我別無他法。

あの日、止める言葉を持ち合わせていなかった。それしか手がなかったから。

我為此感到羞愧。

それが情けなくて。

每天早晨一醒來就流下眼淚。

朝、起きるたびに涙が流れた。

許多妃嬪死去,親友也死去。

多くの妃が死んだ。親友も死んだ。

兒子與女兒都死了。

息子も娘も死んだ。

最後,那個最像我的兒子為了人類而踏上旅程。

最後には自分に一番よく似た息子が人類のために旅立った。

為何我如此無力呢?

なぜ、自分はこんなに無力なのだろう。

這三年來,ヨハネス沒有一句能肯定自己的話。

この三年間、ヨハネスは自分を肯定する言葉を持ち合わせていなかった。

然而。

けれど。

即便如此。

それでも。

「回來了……我的兒子回來了……」

「帰ってきてくれた……ワシの息子が帰って来た……」

「那孩子啊……是一定會遵守承諾的孩子。您應該很清楚吧?」

「あの子は……約束は必ず守る子です。よく、ご存じでしょう?」

ヨハネス一再點頭,同時緊握著ミツバ的手。

ヨハネスは何度も頷きながら、ミツバの手を握りしめる。

接著。

そして。

「不愧是我們的兒子……真令人激動啊。竟然在弟弟的婚禮那天回來……」

「さすがワシらの息子だ……たまらんな。弟の結婚式の日に帰ってくるとは……」

這三年來,ヨハネス一直自責,但即便如此他仍感到幸福。

この三年間、自分を責め続けたヨハネスだったが、それでも幸せだった。

還有倖存的孩子們。

残った子供たちがいた。

他們拼命地重建了帝國。

彼らは必死に帝国を再建してくれた。

我感到欣慰。

嬉しかった。

然而,罪惡感仍揮之不去。

けれど、それでも罪悪感は消えない。

也許一輩子都要帶著這份痛苦生活下去吧。

一生、この痛みを抱えて生きていくのだろう。

不過,那份痛苦稍微減輕了些。

だが、それは少しだけ軽くなった。

十幾年前,有一個小女孩。

十数年前、小さな少女がいた。

有個兒子,他為了保護那哭泣的小女孩,始終不肯說出任何事情。

泣いている少女を庇って、決して口を割らない息子がいた。

如今,兩人為了帝國並肩而立。

今、二人が帝国のために肩を並べている。

沒有比這更令人欣喜的事了。

これほど嬉しいことはない。

緣分將兩人牽在一起,引領到現在的這一刻。

縁が二人を繋ぎ、今、この時に導いた。

約翰尼斯看著這一幕,驕傲地低聲喃喃道。

それを見ながら、ヨハネスは誇らしげに呟いた。

「去吧,阿爾諾特……!」

「ゆけ、アルノルト……!」

■■■

■■■

「菲妮小姐!這邊!」

「フィーネさん! こちらへ!」

靠近她的是魯伯特。菲妮抱著少女,緊緊盯著阿爾諾特。

少女を抱きしめ、ジッとアルノルトのことを見つめていたフィーネに対して、近づいたのはルーペルトだった。

菲妮仍在結界之外。

まだフィーネは結界の外。

不知道會發生什麼事。

何があるかわからない。

周遭被一片寂靜籠罩。

あたりは静寂に包まれている。

看著回來的英雄,眾人皆愣住了。

帰って来た英雄を見て、誰もがただ茫然としていた。

相信他會回來的人並不多。

帰ってくると信じていた者は少ない。

就像死人復活一般,因此大家一時無法反應過來。

死者が復活したようなものだ。だから、頭が追い付かなかった。

但魯伯特卻不同。

だが、ルーペルトは違った。

「別發呆!!近衛騎士團維持結界!把皇帝陛下等人撤退到城裡!也要加速疏散民眾!!敵人不一定只有那個魔導師!!」

「ボーっとするな!! 近衛騎士団は結界の維持! 皇帝陛下たちを城へ退避させるんだ! 民の避難も急げ!! 敵があの魔導師だけとは限らない!!」

一邊下達指示,魯伯特把菲妮和少女安置上馬車。

指示を飛ばしながら、ルーペルトはフィーネと少女を馬車に乗せる。

就在這時,一名混在四處驚慌逃竄的男子靠近了馬車。

そんな中、逃げまどう民に紛れて一人の男が馬車に接近してきた。

魯伯特瞬間看出該男子持有武器,拔劍出鞘,斬掉了那人的手臂。

瞬時にその男が武器を持っていることを見抜いたルーペルトは、剣を抜き放ち、その男の腕を切り落とす。

「啊啊啊啊!!可惡!!」

「ぐわぁぁぁっ!! くそっ!!」

被斬斷手臂的男子試圖衝撞魯伯特,卻被飛來的魔力彈擊中,遠遠地炸飛。

腕を斬られた男はルーペルトに体当たりをしようとするが、飛んできた魔力弾により遠くまで吹き飛ばされる。

「好不容易才穩住了周圍,盡量不要讓他們流血就壓制住。血會引發民眾恐慌。」

「せっかく周囲を落ち着かせたんだ。なるべく血を流さず制圧しろ。血は民のパニックを引き起こす」

「欸?啊、是……」

「え? あ、はい……」

出現在魯伯特身後的是亨利克。

ルーペルトの背後に現れたのはヘンリックだった。

對於突然出現的亨利克,魯伯特一時困惑,但亨利克很快就離開了現場。

突然現れたヘンリックにルーペルトは困惑するが、すぐにヘンリックはその場をあとにする。

留下了一句話。

言葉を残して。

「不過,刀勢不錯。」

「だが、良い太刀筋だった」

混入民群中的敵人。

民に紛れた敵。

亨利克精準地識破了這一點,並迅速將其壓制。

それをヘンリックは的確に見抜き、素早く制圧していく。

另一處,塞巴斯同樣在壓制敵人。

別の場所ではセバスが同様に敵を制圧していた。

數量並不多。

数はそんなにいない。

因為在婚禮前,塞巴斯等人已經親自將他們剿滅。

結婚式前にセバスたちが文字通り、狩ったからだ。

就在這時,後方的部隊趕來會合。

そんな中、後方にいた部隊が合流してきた。

「魯伯特殿下!」

「ルーペルト殿下!」

「阿洛伊斯!引導民眾疏散!」

「アロイス! 民の避難誘導を!」

「明白了!!」

「了解しました!!」

兩人在短暫交談後立即行動起來。

二人は短い会話のあと、すぐに動き出す。

要靠近衛騎士團長時間維持結界也是難以為繼的事。

結界をいつまでも維持するのは近衛騎士団でも至難の業だ。

暫且必須撤退到安全之處。

ひとまず安全な場所に撤退する必要がある。

正在準備撤退的同時,克莉絲塔下了馬車。

その準備の最中、クリスタが馬車を降りた。

「克莉絲塔姊姊!?」

「クリスタ姉上!?」

「再靠近一點看……!」

「もっと近くで見る……!」

「別這麼衝動!請後退!」

「無茶言わないでください! 下がりますよ!」

「得盯著阿爾兄上,不能讓他跑到哪裡去……!」

「アル兄様がどこかにいかないように監視しないと……!」

「現在還有心情說那種話嗎?快退後!!」

「そんなこと言っている場合ですか? 下がりますよ!!」

克莉絲塔一邊搖頭表示不願,魯珀特卻毫不留情地把她拉上馬車。

いやいやと首を振るクリスタに対して、ルーペルトは容赦なく引きずって、馬車に乗せる。

「魯珀特……!」

「ルーペルト……!」

「我們不退後的話,人民的疏散也無法進行!」

「僕らが下がらなければ民の避難も進みません!」

「可是……」

「でも……」

「我啊……只要他回來就好了。姊姊你不也是這樣嗎?」

「僕は……帰ってきてくれたなら、それでいい。姉上は違いますか?」

「可是……會跑到哪裡去……!」

「けど……どこか行っちゃう……!」

「他待在哪裡都無所謂……只要還活著就好。我們不能讓阿爾諾爾特兄上為難。」

「どこに居ようと……生きていてくれればそれでいい。僕らがアルノルト兄上を困らせちゃいけないんです」

「……我討厭魯珀特……」

「……ルーペルトなんて嫌い……」

「唉……」

「えぇ……」

克莉絲塔撇開臉去,乖乖地坐在馬車裡。

そっぽを向きつつ、クリスタは大人しく馬車に座る。

魯珀特見狀,發動了馬車。

それを見て、ルーペルトは馬車を発車させる。

然而,就在那一瞬間。

だが、その瞬間。

菲妮輕飄飄地下車,凝視著天空。

フィーネがフラリと降りて、ジッと空を見つめる。

但馬車已經駛離了。

けれど、すでに馬車は走り出した。

而魯珀特也沒有辦法喊話把菲妮叫回來。

そしてフィーネを呼び戻す言葉をルーペルトは持ち合わせていなかった。

「菲妮沒關係嗎!?」

「フィーネはいいの!?」

「不,那個……我沒辦法阻止她……或者說,我不該擅自插入他們之間……」

「いや、その……僕には止められないというか……二人の間にしゃしゃり出るのは違うというか……」

「太過分了!!」

「ひどい!!」

「可是!阿爾諾爾特兄上和菲妮小姐是……那個……」

「だって! アルノルト兄上とフィーネさんは……その……」

「藉口!!」

「言い訳!!」

「啊,真是的!阿羅伊斯!」

「あー、もう! アロイス!」

「護衛交給我!請大家後退!」

「護衛は引き受けました! お下がりを!」

「就交給你了!」

「任せたよ!」

就這樣,載著皇帝等人的馬車暫時退回城內。

こうして皇帝たちを乗せた馬車は城へと一時下がることになった。

■■■

■■■

「這是夢嗎,蕾蒂西亞?」

「これは夢かな? レティシア」

「不是夢。真是個讓人頭疼的人。」

「夢ではありませんね。困った方です」

載著皇太子與皇太子妃的馬車。

皇太子と皇太子妃の乗る馬車。

最前頭那輛馬車裡,雷奧納爾特望著天空。

一番先頭にいたその馬車の中で、レオナルトは空を見ていた。

天空上,阿爾諾爾特和艾爾娜開始交戰。

空ではアルノルトとエルナが戦い始めていた。

或許是考量到周遭的損害,兩人顯得比較克制。

周囲への被害を配慮しているせいだろうか、二人にしては控えめだ。

即便如此,他們仍然壓倒了赤龍,討伐很快就會完成。

とはいえ、それでも赤竜を圧倒しており、そのうち討伐は完了するだろう。

時間限制就是到那時為止。

タイムリミットはそれまで。

「如果我說我要去,你會生氣嗎?」

「行ってくるって言ったら怒る?」

「我不會生氣。而且就算阻止,你也會去吧?」

「怒りませんよ。それに止めても行くのでは?」

婚禮。

結婚式。

雷奧納爾特心裡覺得,身為新郎把新娘丟下就去見哥哥,實在令人難以接受。

新郎が新婦を放って、兄の下へ行くのはいただけないという思いがレオナルトにはあった。

然而,雷蒂西亞推了推雷奧納爾特的背,示意他去。

けれど、レティシアはそんなレオナルトの背を押した。

「如果要去,請代我轉告。告訴他雷蒂西亞想向『哥哥』問候——還有很多事要說。」

「行くのであれば、お伝えしてください。レティシアが〝お兄様〟にご挨拶したい、と。お話しなければいけないことがたくさんありますから」

「別太嚇哥哥……他會跑掉的喔?」

「あんまり兄さんを脅さないでよ……逃げちゃうよ?」

「就算不是我去威脅,他也會消失不見。他無法忍受英雄般的生活,頂多也就撐三天吧。」

「私が脅さなくてもあの人は姿を消します。英雄としての生活に耐えられる人ではありませんから。耐えても三日でしょうね」

「妳真了解他……」

「よくお分かりで……」

「所以只有現在了。去吧,雷奧。」

「だから今しかないのです。行ってください、レオ」

「嗯,我這就去。」

「うん、行ってくるよ」

說完,雷奧納爾特吹了個口哨,黑色的鷲獅子從空中降下。

そう言ってレオナルトが指笛を吹くと、黒い鷲獅子が空から降り立った。

就在那時,從雷奧納爾特的身後傳來聲音。

そんな中、レオナルトの後ろから声がした。

「雷奧大人!」

「レオ様!」

「菲妮小姐……」

「フィーネさん……」

「可以和您一起去嗎!?」

「ご一緒してもいいでしょうか!?」

聽到那個請求,雷奧瞥了雷蒂西亞一眼。

その願いを聞いたレオはチラリとレティシアを見る。

雷蒂西亞靜靜點了點頭。

レティシアは静かに頷く。

雷奧納爾特也點頭回應,讓菲妮坐在身後,駕著牠升向空中。

レオナルトも頷き返すと、フィーネを後ろに乗せて空へ上がったのだった。

「雷蒂西亞大人,請到城內避難。」

「レティシア様、城へ避難を」

「好」

「はい」

聽了近衛騎士團團長阿莉達的話,雷蒂西亞平靜地應道。

近衛騎士団の団長であるアリーダの言葉を受けて、レティシアは静かに返事をした。

阿莉達對雷蒂西亞說道:

そんなレティシアにアリーダは告げる。

「這樣可以嗎?」

「よろしかったのですか?」

「是讓菲妮同行的事嗎?」

「フィーネ様を同行させたことですか?」

「是的」

「はい」

婚禮才剛結束,新郎竟把新娘留在原地跑去別處,而且背上還有別的女性同行。

結婚式をあげたばかり。その中で新婦を置いて新郎が別の場所に行くうえに、その背には別の女性。

令人感到並不舒服。

よい気分とは思えなかった。

「對菲妮吃醋也是徒勞無功。」

「フィーネ様に嫉妬するだけ無駄ですから」

「怎麼說?」

「というと?」

「對只看得見阿爾諾爾特的人嫉妒也沒意義吧?我的丈夫是雷奧。」

「アルノルト様しか目に入っていない方に嫉妬しても仕方ないでしょう? 私の夫はレオなのだから」

說著,雷蒂西亞微笑了起來。

そう言ってレティシアは微笑む。

同為女性,當然能理解那種心情。

同じ女性なのだからわかる。

她已經愛到只看得到那個人的地步。

その人しか目に入らないほど、恋しているのだ。

當年自己被囚禁時,阿爾諾爾特曾派雷奧納爾特出手相救;當時雷奧納爾特心裡只裝著雷蒂西亞一人。

かつて自分が捕らわれた時、アルノルトはレオナルトを送り出した。レオナルトはレティシアしか目に入らない状態だったから。

阿爾諾爾特斥責他『自己去救她』,然後把他送出去了。

自分で救ってこいと、叱咤して送り出したのだ。

這次則是我把菲妮送走了。

今回は自分がフィーネを送り出した。

「這下我們扯平了,阿爾諾爾特大人。」

「これでおあいこですよ、アルノルト様」

她這麼喃喃自語著,作為皇太子妃,雷蒂西亞回到城裡。

そう呟きながら、レティシアは皇太子妃として城に下がっていったのだった。