最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第七百二十話 知情的兩人
「真是的……從總部回來後,這到底是怎麼一回事?」
「やれやれ……本部から戻ってきたら、どういう状況だ? これは」
冒險者公會會長。
冒険者ギルドのギルド長。
克萊德在被引領進來的房間裡這麼嘟囔著。
クライドは案内された部屋で、そう呟いた。
克萊德動用了阿納克雷特的帆船,前往公會總部以重整混亂中的冒險者公會。
アナクレトの帆船を使い、クライドは混乱する冒険者ギルドを立て直すためにギルド本部へと出向いていた。
然後又回來了。
そしてまた戻って来た。
因為公會總部的混亂已經稍微平息,並且收到了安瑟姆他們的援軍請求。
ギルド本部の混乱が一段落したからというのと、アンセムたちから援軍の要請が入ったからだ。
本來這種事不會那麼快就解決的。領袖不在本身就是個麻煩事。不過混亂能迅速收束,是因為代理的領導者在重整公會。
本来、そんなにすぐ片付く問題ではなかった。トップ不在というのはそれだけ厄介な問題だ。けれど、すぐに混乱が収められたのは、代理のトップがギルドを立て直していたからだ。
「本該已經死去的阿爾諾特皇子怎麼會在這裡?」
「死んだはずのアルノルト皇子がどうしてここにいる?」
「其實並沒有死呢」
「死んでなかったんでな」
我聳聳肩回答克萊德的質問。
クライドの質問に俺は肩を竦めて答える。
克萊德點點頭,似乎接受了這樣的說法。
ああ、そういうことにしたのか、とクライドは納得したように頷く。
但,我的興趣不在那裡。
だが、俺の興味はそこにはない。
我有興趣的是克萊德身後的那個人。
興味があるのはクライドの後ろ。
「那麼?後面那個戴面具的是什麼?」
「で? 後ろの仮面はなんだ?」
「你似乎很想知道我的真面目呢」
「私の正体が気になるようね」
「戴著面具也不可能隱藏你的身分吧,莉娜雷斯」
「仮面でお前の正体を隠せるわけがないだろ、リナレス」
「怎麼說得準?不把面具摘下來之前誰也不知道哦?」
「どうかしら? 仮面を外してみるまでわからないわよ?」
「師父……太害羞了,請別這樣」
「師匠……恥ずかしいのでやめてください」
身高超過兩公尺的壯碩大漢。
身長二メートルを超える筋骨隆々な大男。
擁有醒目的淺紫色長髮。
特徴的な薄紫色の長い髪。
既不掩飾那些特徵,只靠面具遮住臉根本無法隱藏身分。
それらを隠さず、仮面で顔を隠した程度で正体を隠せるわけがない。
或者說,他們根本就沒打算藏著掖著。
というか、隠す気がないのだろう。
「似乎因為溢出的美貌被看出來了呢。面具下的麗人冒險者!堪當公會長代理的氣場!她的真面目是!」
「溢れ出る美しさゆえに気づかれてしまったようね。仮面の麗しき冒険者! ギルド長の代理が務まるカリスマ性! その正体は!」
「師父!」
「師匠!」
「好了好了……我收手了」
「わかったわよ……やめるわ」
在當代的NoName英格麗特一句話之下,興致正高的莉娜雷斯垂下肩,摘下了面具。
今代ノーネーム、イングリットの言葉を受けて、ノリノリだったリナレスは肩を落として仮面を外した。
然後,
そして。
「摘下面具應該是個重大事件的吧……」
「仮面を外すのは重大イベントのはずなのに……」
「要是為了隱藏身分的話……你的根本藏不住啦」
「正体を隠していたら、な。お前のはバレバレだ」
「嘛,我承認那只是敷衍的裝飾。不過……」
「まぁ、とってつけたものなのは認めるわ。それにしても……」
莉娜雷斯目不轉睛地盯著英格麗特。
リナレスはまじまじとイングリットを見つめる。
看到摘下面具的弟子,莉娜雷斯露出了溫柔的笑容。
仮面を外した弟子を見て、リナレスは柔らかな笑みを浮かべた。
「好像有種豁然開朗的感覺呢?『英格麗特』」
「なにか吹っ切れたようね? 〝イングリット〟」
「是……師父」
「はい……師匠」
兩人的關係因為摘下面具而好像改變了。
二人の関係も仮面を外したことで変わったようだ。
成為了師父莉娜雷斯與弟子英格麗特的關係。
師匠のリナレスと弟子のイングリットへと。
在這種情況下,應該說是回歸了吧。
戻ったと言うべきか、この場合は。
當她以NoName的身分行事時,莉娜雷斯先是作為同僚的SS級冒險者,而非師父;但現在摘下面具、以英格麗特的身分活動時,莉娜雷斯則是先以師父的身分出現。
ノーネームとして振る舞い続けていた時は、リナレスは師匠である前に同僚のSS級冒険者。けれど、仮面を外し、イングリットとして振る舞う今は、リナレスは同僚である前に師匠ということだろう。
「咳咳」
「コホン」
看著話題岔開,艾爾娜清了清喉嚨。
話が逸れたのを見て、エルナが咳払いをする。
然後她把克萊德與莉娜雷斯的視線拉回到自己,開始說話。
そしてクライドとリナレスの視線を自分に集めると、話を切り出した。
「你們應該對本該已逝的阿爾諾特殿下還活著感到驚訝,不過這其中是有原因的。其實……」
「死んだはずのアルノルト殿下が生きていたことに驚いたでしょうけど、これには訳があるの。何を隠そう」
「那也怪不得,畢竟是西爾瓦。應該不會死的吧」
「そりゃあシルバーだからな。死なんだろうさ」
「是啊。彼此平安最重要了」
「そうね。お互い無事でなによりよ」
「比起我,更讓我驚訝的是你那邊還活著。你好好地活下來了嗎?」
「俺よりそっちが生きてたことのほうが驚きだ。よく生きてたな?」
「是龍人族救了我。因為被炸飛得很厲害,恢復花了不少時間。中途退出戰線,抱歉啦」
「竜人族に助けてもらったのよ。かなり吹き飛ばされたから、回復までそれなりに時間がかかったわ。途中で戦線離脱してごめんなさいね」
「不,該感謝妳。多虧妳,我父親也平安無事」
「いや、感謝している。おかげで父も無事だ」
「摘下面具後就變得坦率呢?偏執的樣子是不是只有戴面具時才有?」
「仮面を取ったら素直ね? 偏屈なのは仮面の時だけかしら?」
「救了我父親,我不會因此對妳惡言相向」
「父を助けてもらって憎まれ口をたたくほど歪んじゃいない」
「說起來,直到剛才妳應該還在戰場……被暗殺的那個是替身嗎?」
「そういえば直前まで戦場にいたはずだが……暗殺されたのは影武者か?」
「替身也沒事。我們佯裝被暗殺。雖然與原本預期的發展不同,但因此創造了敵人的破綻」
「影武者も無事だ。暗殺されたように装った。意図した展開とは違うが、おかげで敵の隙をつける」
話題繼續前進。
話は進む。
並不覺得驚訝。
驚きはない。
因為莉娜雷斯和克萊德都知道我的真實身分。
なぜならリナレスもクライドも俺の正体を知っているから。
「我一開始就有察覺……原來你們兩位早就知道了啊。從什麼時候開始的?」
「最初のほうで察していましたが……二人は知っていたのですね。いつから?」
「是最近。當我們在安排你和艾爾娜·馮·安姆斯貝爾格的一對一對決時,就有些察覺了」
「最近よ。あなたとエルナ・フォン・アムスベルグの一騎打ちをセッティングするときに、ちょっとね」
「那時確實讓人吃了一驚」
「あの時は驚いたもんだ」
克萊德笑著說,但笑容很快僵住了。
笑うクライドだったが、すぐに笑顔が固まる。
原因就在我身旁。
理由は俺の隣。
因為艾爾娜氣得肩膀都在顫抖。
エルナが怒りで肩を震わせているから。
「阿爾……?」
「アルぅ……?」
「那時沒辦法。當時也只能那麼做」
「仕方なかったんだ。あの時はそうするしかなくて」
「既然沒辦法,那你也可以更早告訴我吧!?為什麼偏偏讓我比這兩個人還晚知道!?還有誰知道!?快說出來!說啊!總之!把事情說清楚!我可是丟臉了不是嗎!?」
「仕方なかったなら私にだってもっと早く教えられたでしょ!? よりにもよってこの二人以下ってどういうことよ!? あとは誰が知ってるの!? 吐きなさい! さぁ! そもそも! 言っておきなさいよ! 恥をかいたでしょ!?」
她抓住我的衣服,把我前後晃動。
服を掴まれ、前後に揺さぶられる。
她說得合情合理,我也無從反駁。
言っていることはごもっともなので、反論もできない。
正當我任由她擺佈時,英格麗特出面制止。
なすがままにされていると、イングリットが止めに入る。
「欸、艾爾娜,就到此為止吧……他看起來很不舒服」
「え、エルナ、その辺にしましょう……具合悪そうにしてますよ」
「真是的……應該沒有其他隱瞞的事情吧?」
「もう……ほかに隠し事ないでしょうね?」
「沒有了,饒了我吧……」
「ないから勘弁してくれ……」
我這麼回答後,艾爾娜似乎還不滿意,捏了捏我的臉頰。
俺が答えると、エルナはまだ気が済まないのか俺の頬をつねる。
看著那樣的我,莉娜雷斯輕輕一笑。
そんな俺を見て、リナレスはフッと笑みを浮かべた。
「你們感情真好呢」
「仲がいいのね」
「因為是青梅竹馬嘛」
「幼馴染だからな」
「讓我放心。需要能夠信任的人,像你這樣的人尤其需要」
「安心したわ。心を許せる人は必要よ。あなたみたいな人には、特に」
聽了莉娜雷斯的話,艾爾娜放開了我臉頰的手。
リナレスの言葉を受けて、エルナは俺の頬から手を離す。
然後她轉過頭,不再看我。
そのままそっぽを向いてしまった。
「那麼?接下來怎麼動?」
「それで? どう動く?」
「這樣一來SS級冒險者有四人了。你沒事,埃戈爾翁也應該沒事吧?他現在在哪裡?」
「これでSS級冒険者が四人。お前が無事なんだ、エゴール翁も無事なんだろう? どこにいる?」
「他應該先前往帝國去了。我把公會重整放在優先處理了」
「先に帝国へ向かったはずよ。私はギルドの立て直しを優先させたから」
「竟然讓那位老人家一個人去……」
「あの老人を一人で行かせたのか……」
「他只要需要就會露面吧。現在應該已經在帝國境內了」
「必要なところには顔を出す人よ。もう帝国内じゃないかしら?」
「我和傑克被帶到結界外了。不覺得他們會放過埃戈爾翁,所以他大概也在結界外吧」
「俺やジャックは結界の外に連れ出された。エゴール翁を見逃すとは思えんから、たぶん結界の外だろうな」
「也就是說,要等埃戈爾翁到了才行嗎?」
「ってことは、エゴール翁待ちか?」
聽到克萊德的話,我點了點頭。
クライドの言葉に俺は頷く。
如果可能,我希望把所有SS級冒險者都帶進結界。
できるならSS級冒険者は全員、結界内に連れていきたい。
不過是否有時間還不得而知。
とはいえ、時間があるかどうか。
把我們拒於門外,代表他們相當恐懼這件事吧。
締め出したってことは、それだけ恐れたということだろう。
大概敵人原先的意圖,是想藉由與阿斯莫德斯的決戰進一步削弱人類一方的戰力。
おそらくだが、敵の思惑としてはアスモデウスとの決戦でもっと人類側の戦力を削れるはずだった。
但實際上,戰力並沒有像預期那般被削減。
しかし、思った以上に戦力は削れなかった。
如此一來,敵人可採取的手段就只有一種,
そうなると敵がとる手は一つ。
那就是呼喚援軍。
援軍を呼ぶという手だ。
結界也是拖延時間的手段之一。
結界も時間稼ぎの一つ。
給敵人越多時間,局勢就越可能對敵方有利。
時間を与えれば与えるほど、敵に有利となりかねない。
但機會只有一次。
だが、チャンスは一度。
若能的話,還是希望以萬全之態進入結界。
できれば万全の状態で結界には入りたい。
正當我這樣想著,
などと思っていると。
突然,一股強烈的魔力自帝國方向湧來。
突然、強烈な魔力が帝国方面から流れてきた。
在場的所有人似乎都感受到了,大家一同從房間的窗看向帝國的方向。
この場にいた全員もそれを感じたようで、全員が部屋の窓から帝国のほうへ目を向けた。
而在那裡,
そして、そこには。
「戈爾德……阿德拉……」
「ゴルド……アードラー……」
我低聲喃喃。
俺は呟く。
阿德拉的守護神鳥。
アードラーの守護神鳥。
那是與始代締結盟約而召喚出的最強召喚獸。
初代との盟約によって召喚される最強の召喚獣。
那種召喚需要阿德拉的性命作為代價。
その召喚にはアードラーの命が必要となる。
在歷史上,能在不失去性命的情況下召喚出來的,只有始代和我兩人。
歴史上、命を失わずに召喚できたのは初代と俺だけだ。
是誰?
誰が?
那並非能輕易召喚的存在。
簡単に召喚できる存在じゃない。
即使是我,也需要相當的準備與巨大的靈地。
俺ですらそれなりの準備と巨大な霊地が必要となる。
而現在,看起來能做出那麼大規模準備的只有一人。
そして、現在、それほど大がかりな準備ができそうなのは一人。
「艾利克兄上……」
「エリク兄上……」
又一人。
また一人。
傳來了家人失去生命的聲音。
家族が命を散らす音がした。