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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第七百十七話 未來

三話更新・第三回

三話更新・三回目

「我……一直在等待這一刻,等了好久、好久啊」

「私は……この時を待っていた、ずっと、ずっとな」

「艾利克兄上……」

「エリク兄上……」

「卡洛斯……我別無選擇,只能把你除掉……原諒我。正因為你是親弟,不能把你留到關鍵時刻……你會讓場面陷入混亂」

「カルロス……お前を排除するしかなかった……許せ。実弟だからこそ……大事な局面までお前を残しておくわけにはいかなかった……お前は場を混乱させる」

「果然如此……我就是無法壓抑自己的慾望,想成為英雄的渴望」

「でしょうね……私はどうしても自分の欲を抑えきれない。英雄になりたいという欲を」

「這並非壞事。人總想成為他人的英雄。但超出自身能力的願望會帶來毀滅」

「悪いことではない。だれかの英雄に人はなりたがるものだ。けれど、器以上の願望は破滅をもたらす」

所以,我把你除掉了。

だから、排除した。

一邊解釋理由,艾利克拔出了兩把短劍。

理由を説明しながら、エリクは二本の短剣を抜いた。

其中一把遞給了卡洛斯。

その一本をカルロスに渡す。

「若懷恨意,就刺我也行?」

「恨みに思うなら刺してもいいぞ?」

「不會吧……如果需要阿德勒的血……那我就獻上。若能在最後成為兄長的英雄,我便無憾」

「まさか……アードラーの血が必要なのならば……捧げましょう。最期に……兄の英雄になれるならば本望です」

說完,卡洛斯割開了自己的手腕。

そう言ってカルロスは自らの手首を切った。

大量鮮血在地板上流淌。

夥しい血が床に流れる。

同時,血一接觸便使魔法陣浮現。

同時に血に反応して魔法陣が浮かび上がった。

「那麼,艾利克兄上……你打算怎麼智取那個惡魔?」

「さて、エリク兄上……どうやってあの悪魔を出し抜くつもりっすか?」

康拉德一邊輕鬆地說著,也拔出短劍割開了手腕。

軽く喋りながらコンラートも短剣を取り出し、手首を切る。

鮮血再次湧出。

血がまた増える。

魔法陣的光芒更為耀眼。

魔法陣の輝きはさらに増す。

「那傢伙當然有所防備,為了以防萬一戒備著阿德勒會召喚出的最強守護神鳥『戈爾德・阿德勒』。所以他在帝都的結界上下了手,那是為了無效化召喚……無論召喚獸多麼強大,終究只是召喚獸,只是幫手而已。若用戈爾德・阿德勒攻擊帝都,戈爾德・阿德勒的召喚會被取消。那是需要以性命為代價的召喚……就那樣結束。結界或許能被破壞……但那樣就失去意義了」

「奴は当然、万が一にそなえて……アードラーが召喚する最強の守護神鳥〝ゴルド・アードラー〟を警戒している。だから奴は帝都の結界に細工をしている。それは召喚の無効化……どれほど強大な召喚獣だろうと、所詮は召喚獣。手助けのための助っ人でしかない。ゴルド・アードラーで帝都に攻撃すれば、ゴルド・アードラーの召喚は取り消される。命を捨てる召喚だ……それで終わってしまう。結界は破壊できるだろうが……それでは意味がない」

「以結界為代價強制送還戈爾德・阿德勒……他們打算就算捨棄結界也無妨。對方就是這麼想的吧……」

「結界を犠牲にして、ゴルド・アードラーを強制送還……結界を捨てても構わない。向こうはそう考えているわけっすね……」

「那正是他的錯誤……從一開始我就沒打算討伐他。那不是我的職責……魔界是個怎樣的世界我也不清楚,派兵進去太危險……那麼……就派非人類的存在過去吧」

「それが奴の過ちだ……もとより奴を討つつもりはない。それは私の役割ではない……魔界はどんな世界かもわからない。だから戦力を送り込むのは危険だ……ならば……人類以外を送り込めばいい」

說罷,艾利克割開了自己的手腕。

言うと同時にエリクは手首を切る。

魔法陣的光芒更加耀眼。

魔法陣はさらに輝く。

接著,魔法陣連鎖般地啟動起來。

そして連鎖的に魔法陣が発動していく。

那股力量穿越帝都,向整個帝國擴散開去。

それは帝都を通り抜けて、帝国全体に広がっていった。

「身為外務大臣巡迴各地時,我打造了橫跨帝國全土的複合大魔法陣。費了不少功夫……那傢伙帶著維爾海姆的記憶,憑他對我的既定想像是騙不過他的。於是我拼命努力,連『曾經』無法召喚的黃金之鷲也能召喚出來了。在此基礎上……我要超出他的想像」

「外務大臣として各地を回りながら……帝国全土を使った複合大魔法陣を作り上げた。苦労したぞ……奴はヴィルヘルムの記憶を持っているからな……想像どおりの私では出し抜けない。だから……必死に努力した。〝かつて〟は召喚できなかった黄金の鷲も……召喚できるようになった。そのうえで……奴の想像の上をいく」

卡洛斯再次把短劍指向自己。

カルロスは短剣を再度、自分に向ける。

康拉德也照做,將短劍指向自己。

それにならって、コンラートも自分に短剣を向けた。

艾利克曾在維爾海姆生前檢查過是否有召喚適性。

エリクは一度、召喚適性があるかどうかをヴィルヘルムの存命時に調べている。

當時並沒有適性。

その時は適性がなかった。

因此他追查到底,發現血脈的濃度不足。

だから調べ上げた。そして血の濃さが足りないのだとわかった。

初代的血統成分太少了。

初代の要素が少ないのだ。

所以,只要增加血脈就能解決。

だから、血を増やせばそれは解決する。

不過,那也意味著犧牲會增加。

とはいえ、それは犠牲が増えるということでもある。

「他的底氣在於如果必要就採取持久戰,只要有維帕爾在,他的勝利便穩固無疑。因此他從容應對一切……我要扼殺那份從容。為此我研發的就是……利用帝國全土的大魔法陣……能把召喚出的存在任意轉移到別處的……大規模轉移魔法……」

「奴の余裕はいざとなれば持久戦にすればいい、というもの。ウェパルがいるかぎり自分の勝利は揺るがない。だから余裕をもってすべてに対処している……その余裕を殺す。そのために私が開発したのが……帝国全土を使った大魔法陣……召喚した存在を任意の場所へ転移させる……大規模な転移魔法だ……」

召喚魔法是把目標召喚到原地的魔法。

召喚魔法はその場に対象を召喚する魔法。

接著把被召喚出的對象轉移走。

その召喚した対象を転移させる。

那就是艾利克的王牌。

それがエリクの切り札だった。

經過長時間思索與打磨的集大成。

ずっと考え、練り上げた集大成。

維爾海姆死後所創造出的新魔法。

ヴィルヘルムの死後、作り上げた新たな魔法。

不得不這麼做。

そうしなければいけなかった。

要想擺脫那個看輕人類成長的丹塔利昂,唯有自己成長。

人の成長を甘く見ているダンタリオンを出し抜くには成長するしかなかった。

對於作為完整個體的惡魔來說,人類的成長是難以預料的。

完成された個である悪魔にとって、人の成長は予想外。

即便是了解人類可怕之處的丹塔利昂,也不例外。

人の怖さを知っているダンタリオンとて、それは例外ではない。

「差不多了吧……魔法陣的準備也完成了嗎?」

「そろそろ……魔法陣の準備もできたか」

「那麼,我們先行一步……」

「それでは我々は先に……」

「去見雷亞義姊大人吧……」

「レーア義姉上のところへ参りましょう……」

說罷,卡洛斯與康拉特便刺穿了自己的腹部。

そう言うとカルロスとコンラートは自らの腹部を刺し貫いた。

為了不讓他們受苦,埃里克割開了兩人的喉嚨。

苦しまないように、エリクは二人の首を切り裂く。

然後。

そして。

「丹塔利昂……我想看看你那副泰然自若的表情崩潰的樣子……讓你知道,在阿德勒面前擺出從容會葬送你的性命……」

「ダンタリオン……お前が浮かべる余裕の表情が崩れる様を見たかったぞ……アードラーの前で余裕を見せたのが命取りと知れ……」

一邊喃喃自語,埃里克刺穿了自己的腹部。

呟きながらエリクは自分の腹部を刺し貫く。

一邊吐著血,他如此說道。

そのまま血を吐きながら告げた。

『吾名為阿德勒』

『我が名はアードラー』

接著開始的詠唱,是只有阿德勒一族被允許的召喚詠唱。

それから始まる詠唱は、アードラーの一族だけに許された召喚詠唱。

初代皇帝與盟友鷲締結盟約,並使其承諾幫助子孫。

初代皇帝は盟友である鷲と盟約を結び、子孫への手助けを約束させた。

然而。

しかし。

那需要莫大的魔力,

それには莫大な魔力と。

還需要使用者的生命力。

使用者の生命力を必要とした。

至今,除了初代皇帝之外,曾有許多人試圖召喚那隻黃金鷲。

これまで初代皇帝以外で黄金の鷲を呼び出そうとした者は数多くいた。

然而,成功召喚者卻寥寥無幾。

けれど、召喚に成功した者すらごくわずか。

即便是那少數成功者,也都是以自己的性命作為交換才召喚出來的。

そのごくわずかすら、自分の命との引き換えで召喚している。

以阿德勒之命為代價被召喚至世間的守護神鳥。

アードラーの命と引き換えにこの世に召喚される守護神鳥。

為了守護阿德勒,卻奪走阿德勒生命的矛盾存在。

アードラーを守るため、アードラーの命を奪う矛盾の存在。

『覆蓋七天的光翼・不容虛偽的劍爪』

『七天を覆う光翼・偽りを許さぬ剣爪』

『至為驕傲的神鳥啊・傾聽現世之聲』

『いと誇り高き神鳥よ・現世の声に耳を傾けたまえ』

『懷有大志卻力量不足・希望如夢似幻』

『大志はあれど力は足りず・希望は夢まぼろしのごとく』

『鷲之血脈不絕・友之盟約不滅』

『鷲の血脈は絶えず・友の盟約は廃れず』

『借祖先之力,令天秤向我傾斜』

『祖の力を借りて天秤を我に傾く』

『再次宣告』

『再び告げる』

『吾之真名為阿德勒』

『我が真名はアードラー』

『依古之盟約,應召而來――』

『古き盟約に従い召喚に応じよ――』

『戈爾德・阿德勒』

『ゴルド・アードラー』

帝國的上空。那裡是極為遙遠的高處。

帝国の上空。遥か高き場所。

在那裡,召喚出了一隻金光燦爛的巨大神鳥。

そこに黄金に輝く巨大な神鳥が召喚された。

能為人所見,正是因為它的巨大無比。

人の目に視認できるのはその巨大さゆえ。

埃里克在窗邊確認到那場召喚後,輕輕一笑。

その召喚を窓から確認したエリクはフッと微笑む。

因為那讓他安心——自己依然是阿德勒。

まだ自分はアードラーなのだと安心できたから。

究竟讓多少人遭受了災厄?

どれほどの人に災厄をまき散らしただろうか。

以「為了未來」之名高舉大義,卻給帝國與大陸帶來了災害。

未来のためだと大義を掲げて、帝国に、大陸に被害を出した。

因為我而喪命的,是那些原本不該死去的人們。

自分が原因で死ななくていい人達が死んだ。

不能說這是正確的。

正しかったとは言えない。

或許曾有更好的方法。

よりよい方法があったかもしれない。

然而,這是我唯一能做的。

けれど、これしか自分にはできなかった。

所以我一再道歉。

だから幾度も謝った。

對於自己這般無能,深感抱歉。

不甲斐ない自分で申し訳ない、と。

我帶著道歉,一路走到這裡。

謝り続けて、ここまでやってきた。

一切都是為了將希望連接到未來。

すべては未来につなぐために。

然後。

そして。

「遇見摯愛的人……被愛的生活……」

「愛する人に出会い……愛される人生を……」

我和雷亞在一起時很幸福。

自分はレーアと共にいて幸せだった。

想把那份幸福也給家人、帝國的子民,以及大陸上的人們。

家族にも、帝国の民にも、大陸の人たちに。

那份幸福。

その幸せを。

喜怒哀樂、豐富多彩的日常。

喜怒哀楽、多様な毎日を。

那些微不足道的一天。

些細な一日を。

就算枯燥也無妨。就算痛苦也無妨。

退屈でもいい。辛くてもいい。

即便如此。

それでも。

總比沒有來要好吧。現實再痛苦,結束生命也是一種自由。也會有人覺得「還是結束算了」吧。

来ないよりはマシだろう。現実が苦しくて、命を絶つのも自由だ。終わってしまえばいいという人もいるだろう。

然而,他們也有結束一切的自由。想怎麼做就隨他們去。

けれど、彼らにも終わらせる自由がある。好きにすればいい。

為了能做出選擇,也需要明日。

選択するためにも明日がいる。

選擇是人類的權利。不能被支配、不能被消滅。

選ぶのは人類の権利だ。支配されては、滅ぼされては。

無法選擇。

選べない。

所以,為了那個,要去開拓未來。

だから、そのために未来を切り開こう。

『――應召而來,說出你的願望吧,阿爾方斯之子』

『――召喚に応じ参上した。望みを言え、アルフォンスの子よ』

艾利克聽著在腦中流過的戈爾多·阿德拉的聲音,閉上了眼睛。

頭に流れるゴルド・アードラーの声にエリクは目を瞑る。

是一個令人平靜的聲音。

落ち着く声だ。

心靈得到安寧。

心が安らぐ。

我為了能聽到這個聲音而努力至今。

この声を聞くために頑張って来た。

「……請討伐病毒的始作俑者……魔界的韋帕爾……沿著我血中病毒的氣息追蹤……應該能辦到……」

「……病毒の元凶……魔界のウェパルを討ってほしい……私の血の病毒の気配を辿れば……できるはずだ……」

『承知』

『承った』

「請……為家人……為人類……帶來未來……」

「どうか……家族に……人類に……未来を……」

『那份心願,我已領受。安心睡去吧,阿爾方斯之子。依古老的盟約,吾將為你討伐敵人』

『その想い、受け取った。安心して眠るがよい、アルフォンスの子。古き盟約に従い、そなたの敵は余が討とう』

話語剛落,戈爾多·阿德拉便以轉移之術消失了。

言葉と同時にゴルド・アードラーが転移にて消えていく。

目送他離去後,艾利克靜靜等待生命終結。

それを見送り、エリクは静かに命が終わるのを待った。

大概是察覺到情況了吧。

状況を察したのだろう。

艾利克的部下放火燒了宅邸。那是事先約定好的。

エリクの部下が屋敷に火を放つ。あらかじめ決めていたことだ。

不想讓自己的身體被利用。

体を利用されたくはない。

血流淌著,意識逐漸變得模糊。

血が流れ、どんどん意識が薄れていく。

這時,有隻手放在他的肩上。

そんな時、肩に手が置かれた。

轉過身去。

振り返ると。

「……好久不見了……」

「……久しいな……」

看見那些熟悉的面孔,艾力克微微一笑,然後緩緩倒下。

懐かしい顔ぶれを見て、エリクはフッと微笑み、ゆっくりと崩れ去ったのだった。