最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第七百三話 我的錯
「狀況如何,艾爾娜?」
「調子はどうだ? エルナよ」
在王國的暫定王都,療養中的艾爾娜的房間裡出現了織姬的身影。
王国の暫定王都にて、療養中のエルナの部屋にオリヒメの姿があった。
聯合軍決定與威爾海姆交戰,但在先前決戰中消耗殆盡的人們則在暫定王都待命。
連合軍はヴィルヘルムと戦うことを決意したわけだが、先の決戦で消耗した者は暫定王都で待機していた。
織姬也是其中一員。
オリヒメもその一人だ。
在龍人族的藥物治療下,她已經恢復不少,但仍未完全康復。
竜人族の薬によって、だいぶ回復してきているが、それでも万全ではない。
這樣的人還有很多。
そういった者はまだまだ大勢いた。
因此織姬感到閒得發慌。
ゆえにオリヒメは暇を持て余していた。
「……哪會好啊?」
「……いいわけないでしょ?」
在床上。
ベッドの上。
艾爾娜半坐在床上,簡短地回答了織姬。
上半身だけを起こしたエルナは、オリヒメに短く答えた。
聽到她有回應,織姬露出笑容。
返事があったことにオリヒメは笑みを浮かべる。
「剛才還完全沒有反應,現在竟然會回話了。真是有長進啊!」
「少し前は何にも反応しなかったが、今は返事ができるようになったではないか。成長だな!」
「……」
「……」
艾爾娜露出一副厭煩的表情。
うんざりした表情をエルナは浮かべる。
但織姬毫不在意。
だが、オリヒメは気にしない。
「人總是一步一步去跨越的,著急沒有好處!」
「人は一歩一歩乗り越えるものだ。焦ってもいいことはないからな!」
「……我還沒走出來。」
「……乗り越えてないわ」
「不過,你不是開始有點接受了嗎?」
「とはいえ、受け入れ始めたではないか」
艾爾娜聽了織姬的話,低下了頭。
オリヒメの言葉にエルナは顔を伏せる。
織姬對那樣的艾爾娜說道。
そんなエルナにオリヒメは語る。
「人終究會死,那是宿命。如果不死,那就不再是人了。因此,人要竭盡全力地活著。我覺得阿爾諾特表面上好像無精打采,但其實是拼命在行動。那才是作為人的活法。」
「人はやがて死ぬ。それは宿命だ。死なぬなら、それは人ではない。だから、人は精一杯生きる。アルノルトは無気力なように見えて、精一杯に動いていたように思う。人らしい生き方だ」
「……你想說什麼?」
「……何が言いたいの?」
「竭盡全力地活著很重要。妾也是如此。若想相信他還活著,就全力以赴吧。阿爾諾特是個狡猾的人,他活著的可能性比其他人高得多。」
「精一杯生きるのは大切だ。妾もそうしている。生きていると信じたいなら、それに精一杯になればいい。アルノルトは曲者だからな。ほかの者よりよほど生きている可能性は高い」
「這只是自我安慰……阿爾就在總司令的房間裡……是我……把阿爾拉出來的……」
「気休めよ……総司令の部屋にアルはいたの……私が……アルを引っ張り出した……」
她希望讓周圍的人承認她的青梅竹馬很了不起。
自分の幼馴染はすごいのだと、周囲に認めてほしかった。
因為阿爾不會去努力讓人承認,於是她強烈地想代替他去爭取認可。
認めさせる努力をアルはしないから、代わりに自分が、という気持ちが強かった。
因此,她把不情願的阿爾拉到公開場面上。
だから、嫌がるアルを表舞台に引っ張り出した。
不停地催促他要立更多功績。
もっと功績を立てろ、と言い続けた。
那最終換來了總司令的位子,而結局就是現在這樣。
その果てが総司令という地位であり、そしてその結末がこれだ。
都是我的錯。
自分のせい。
如果當初我在城裡閒混,阿爾就不會死。
城でダラダラしていれば、アルが死ぬことはなかった。
這個結果是我造成的。
この結果は自分が招いた。
我知道那很危險。
危険なのはわかっていた。
即便如此,我還一直叫阿爾走上檯面去活躍嗎?
それでもアルに表舞台に出て、活躍しろと言い続けたのか?
我有把握能守護他。
守れる自信があった。
不管面對什麼危機。
どんな危機からも。
多麼淺薄又愚蠢的自信。
浅はかで、愚かな自信。
「這跟我殺了阿爾沒兩樣……」
「私がアルを……殺したようなものよ……」
「那是自負。阿爾諾特成為總司令是阿爾諾特自己的願望。他追求元帥之位、擔任全軍總指揮,是因為他認為自己該那麼做。把所有責任都攬到自己身上,既傲慢又是對阿爾諾特的侮辱。改掉這種想法吧。」
「自惚れだな。アルノルトが総司令になったのは、アルノルトが望んだことだ。元帥の地位を求め、全軍の総指揮をとった。自らがそうすべきだと思ったからだ。すべての責任は自分にあるなどというのは、傲慢であり、アルノルトへの侮辱だ。改めるがよい」
如果照艾爾娜所說,那阿爾諾特是因為艾爾娜的促成才得到那樣的重要職位。
エルナの言う通りなら、アルノルトはエルナに言われたから重要な地位についたことになる。
他並不是那麼草率地做決定的。
そこまで考えなしではない。
他一定是深思熟慮、抱定決心後才決定的。
深く考え、しっかりと覚悟をして決めたはずだ。
「可是……」
「でも……」
「自責是容易的。若把一切歸咎於自己,心裡反而會輕鬆些,因為只要自己消沉就好。但凡事全歸於自己這種情況其實很少見。」
「自責は簡単だ。すべて自分のせいだと思えば、気が楽になる。自分が落ち込めば済むからだ。けれど、すべて自分のせいだなんてことは滅多にない」
「……」
「……」
艾爾娜被織姬的話噤聲。
オリヒメの言葉にエルナは押し黙る。
把責任都攬在自己身上,確實是件簡單的事。
自分のせい。たしかに簡単だ。
但若不這麼想,她就活不下去。
けれど、そう思わなければやっていけない。
而織姬也理解這一點。
そして、それはオリヒメも理解していた。
「說起來,這是安瑟姆王子那邊的消息。」
「そういえば、これはアンセム王子の話だがな」
織姬突然換了話題。
唐突にオリヒメは話題を変えた。
這並非出於客套。
気を遣ったからではない。
而是因為這是艾爾娜應該知道的事。
エルナが知るべき話だからだ。
「安瑟姆王子說,阿爾諾特在事發前的行為有些可疑。」
「アンセム王子いわく、直前のアルノルトの行動には不審な点があるらしい」
「是什麼意思……?」
「どういう意味……?」
「他向溫弗里特增派了援軍。結果讓溫弗里特之後能自由行動,但那支援軍對大局並無影響,並非好手。安瑟姆王子認為,如果是他自己,不會這麼做;因此他懷疑阿爾諾特也不會如此。」
「ヴィンフリートに援軍を出している。その結果、ヴィンフリートは以後、自由に動けているわけだが、この援軍は大局に影響はなかった。あまり良い手ではなかった、というわけだ。アンセム王子は、自分ならやらない。だからアルノルトもやらないはず、だと考えているらしいぞ」
他派身邊的近衛騎士芬上戰場,並增派後援部隊。
傍に控えていた近衛騎士であるフィンを戦場に向かわせ、後詰の軍を派遣。
乍看之下似乎是穩妥的配置,但與惡魔的戰爭中,普通士兵的數量並不那麼有意義。
一見すると無難な采配に見えるが、悪魔との戦争では一般兵の数はあまり意味のないものだ。
這不是能靠人數壓倒的對手。正因為知道這點,才會立刻派芬上戰場。
数で押し切れる相手ではない。わかっているから、フィンを即座に戦場へ向かわせた。
那麼,他應該知道把軍隊送到溫弗里特並不是個好手段。
ならば、ヴィンフリートのもとに軍を送ることが良い手ではないことはわかっていたはず。
如果阿爾諾特刻意下了那一手,肯定有他的盤算。
アルノルトがあえてその一手を打ったならば、何か考えがあったはず。
會只是個讓總司令部防守變薄的盤算。
総司令部の守備を手薄にするだけの考えが。
也就是說。
それは。
「安瑟姆王子懷疑阿爾諾特是否在策劃某種計謀。」
「アンセム王子はアルノルトが何か策を巡らせていたのでは? と思っている」
「計謀是……指什麼?」
「策って……なによ?」
「妾不知道。安瑟姆王子也弄不清楚。這只是有人會這麼想的說法而已。所以,妾覺得阿爾諾特可能還活著。至少妾對那個結果還不能心服,沒心服之前,妾選擇相信他還活著。」
「妾にはわからぬ。アンセム王子もそこまではわからないそうだ。そう思われる、という話だからな。だから、妾はアルノルトが生きているのでは? と思っている。少なくとも、その事実に納得はいっていないからな。納得するまでは生きていると信じている」
「妳也……要我相信那個嗎……?」
「私にも……それを信じろって言いたいの……?」
「隨妳便。這是妾的問題。妳如何在心裡作出了斷,便是妳的事。」
「好きにせよ。これは妾の問題。そなたがそなたの中でどう決着をつけるかは、そなたの問題だ」
並不是來說服妳的。
説得しにきたわけではない。
只是來跟妳談談而已。
ただ、話に来ただけだ。
並不打算把妳導向哪邊。
どこかに導こうと思っているわけじゃない。
只是把妾的想法告訴妳而已。
自分はこう思っていると話しただけ。
「那麼,妾該告辭了。龍人族的人該來叫妾喝苦藥了。」
「さて、妾はそろそろ失礼するぞ。竜人族の者が苦い薬を飲めと言ってくる頃だからな」
「……謝謝妳,織姬。」
「……ありがとう、オリヒメ」
「無須道謝。若能成為讓妳向前看的契機,妾便感到欣慰。不過,現在是休息的時候。要吃飯,並好好睡覺哦?妳如果整天躺在床上,會讓人提不起勁來!」
「礼はよい。前を向くきっかけになったならば、幸いだがな。とはいえ、今は休むとき。ご飯を食べて、しっかりと寝るのだぞ? そなたが寝たきりでは張り合いに欠けるからな!」
織姬滿面笑容,然後靜靜離開了房間。
オリヒメは満面の笑みを浮かべると、静かに部屋をあとにした。
送走那樣的織姬後,艾爾娜嘆了口氣。
そんなオリヒメを見送ったあと、エルナはため息を吐く。
「沒想到你也這麼會照顧人呢。」
「意外にあなたも世話焼きなのね」
「我、我只是剛好路過而已……」
「わ、私はたまたま通りかかっただけです……」
房間裡原本隱匿氣息的諾內姆現身了。
部屋の中、気配を消していたノーネームは姿を現した。
然後。
そして。
「看起來……稍微有些精神了呢。」
「少し……元気になったようですね」
「只是連日有人來探望,我才沒辦法好好睡覺……」
「連日、人がお見舞いに来ているから寝られないだけよ……」
「那是人望的證明呢。」
「人望の証ですね」
「大家覺得勇者躺在床上太糟糕了,才會這麼做。」
「勇者が寝たきりじゃまずいって思っているからよ」
艾爾娜一邊說著,一邊凝視自己的雙手。
エルナは言いながら、自分の両手を見つめる。
她覺得這樣下去不行。
このままじゃダメだと思っている。
但手臂卻沒有力氣湧出。
けれど、腕に力が湧いてこない。
胸口深處曾點亮的火焰已經熄滅。
胸の奥に灯っていた火が消えてしまった。
現在的自己既不是勇者,也不是騎士。
今の自分は勇者でもなければ、騎士でもない。
更別提是劍士了。
ましてや剣士でもない。
她已經失去了戰鬥的理由。
戦う理由を失ってしまった。
為了喚回那份理由,各種人都來了,但無一能再次點燃艾爾娜的火焰。
それを取り戻そうと様々な人がやってくるが、どれもエルナの火を再度、灯すには至らない。
「你不需要勉強自己喔,艾爾娜。」
「無理をしなくてもいいのですよ? エルナ」
「我身處必須勉強自己的立場……雖然這麼說……但其實並不順利。」
「無理をしなくちゃいけない立場よ……って言っても……上手くいってないけれど」
「……阿爾諾特皇子真是個奇特的人呢。」
「……アルノルト皇子は不思議な人ですね」
諾內姆突然開口。
ノーネームは唐突に話し始める。
艾爾娜側耳聽著。
それにエルナは耳を傾けた。
談到阿爾時胸口會隱隱作痛,但即便如此,
アルの話は胸が痛む。けれど、それでも。
她喜歡聽阿爾的故事。
アルの話は好きだった。
「大家在聽到訃聞時都很動搖,但隨著時間過去,越來越多人開始想:阿爾諾特皇子或許還活著?」
「皆、訃報を聞いたとき、動揺していました。けれど、時間が経てば経つほど、アルノルト皇子ならば生きているのでは? と考える人が増えてきました」
「阿爾……是個老謀深算的人。」
「アルは……策士だから」
「他有讓人覺得『或許是這樣』的本領,而且也有相當的實績。和雷奧納爾特皇子又是不同的魅力呢。」
「もしかしたら、と思える力があるのでしょうね。それだけの実績もある。レオナルト皇子とはまた違った魅力ですね」
諾內姆說完後,沉默了一會兒。
ノーネームはそう言ったあと、しばらく黙り込む。
然後。
そして。
「如果……現在阿爾諾特皇子出現,你會怎麼做,艾爾娜?」
「もしも……今、アルノルト皇子が現れたらどうしますか? エルナ」
「怎麼辦呢……大概會先確認他是不是惡魔吧?」
「どうかしら……まずは悪魔かどうか確かめるんじゃないかしら?」
「是嗎……」
「そうですか……」
「你可以放心。說真的……只要他還活著就好了,沒有什麼可抱怨的。只有那樣就足夠了。但是,阿爾討厭被人牽著走,被惡魔利用他的身體這種事他不會允許,我也不會允許自己被那樣欺騙。所以,沒問題的。」
「安心していいわよ。本当は……生きていてくれればそれでいい。何の文句もない。それだけでいい。けど、アルは……人の思惑に乗せられるのは嫌いだから。悪魔に体を利用されるなんて、許せないだろうし、それに騙される私も許さない。だから、大丈夫よ」
惡魔利用阿爾諾特的身體接近艾爾娜。
アルノルトの体を悪魔が使い、エルナに接近する。
這是聯合軍目前所設想的最接近於最壞的情境。
現在、連合軍が想定している最悪に近いシナリオ。
聽了艾爾娜的話,諾內姆既感到安心,同時胸口也感到一陣疼痛。
エルナの言葉にノーネームは安心すると同時に、胸が痛くなった。
即便在訃聞傳出之後也是如此。
訃報が流れた今でも。
因為他知道艾爾娜的行動原動力就是阿爾諾特。
エルナの行動原理はアルノルトだとわかったから。
之後,諾內姆和艾爾娜又交談了片刻,然後離開了房間。
その後、ノーネームは少しエルナとやり取りをしたあと、部屋をあとにした。
諾內姆就那樣開始走起來。
そのままノーネームは歩き始める。
他的目標是暫定王都之外。
目指すは暫定王都の外。
「集合地點應該是在西之森吧。」
「待ち合わせ場所はたしか、西の森でしたね」