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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第七百一話 惡趣味

「真是個品味低劣的傢伙。」

「悪趣味なやつだ」

低聲嘟囔著,我在躲避復活的奈傑爾攻擊的同時,用魔力彈將第二個人的兜帽打落。

呟きながら、俺は復活したナイジェルの攻撃を避けつつ、第二の人物のフードを魔力弾による攻撃で剥がした。

站在那裡的,是在帝都叛亂時戰死的第八近衛騎士隊隊長——奧利佛·馮·羅爾巴哈。

そこにいたのは帝都反乱の際に戦死した、第八近衛騎士隊隊長、オリヴァー・フォン・ロルバッハだった。

為人高潔。

高潔な人物だった。

他直到最後仍對父上盡忠。

最期まで父上に忠義を尽くした。

父上聽聞他的死訊,也深感哀傷。

父上もその最期を聞き、深く悲しんだ。

生前絕對不是會站在威爾海姆那邊的人。

生前ならば間違ってもヴィルヘルムにつくような人じゃない。

然而。

けれど。

「不愧是席爾瓦,名不虛傳,招式果然繁多。」

「さすがはシルバー。噂に違わない手数の多さだな」

奧利佛一邊說著,一邊和奈傑爾一起將劍指向我。

オリヴァーは言いながら、ナイジェルと共に俺へ剣を向けた。

不可思議的景象。

ありえない光景だ。

一邊是忠義深重的近衛騎士隊長,一邊是違抗帝國法令的魔劍士。

忠義の厚い近衛騎士隊長と、帝国の法に反した魔剣士。

竟然兩人並肩向席爾瓦挑戰。

二人が並び立ち、シルバーに挑むなんて。

但這就是現實。

だが、これは現実だ。

「別跟我說你還想把所有人的答案都逐一核對吧?」

「まさかとは思うが、全員の答え合わせをしないと気が済まないとか言わないよな?」

「沒那麼閒。」

「そこまで暇じゃない」

「那就快點收拾他們吧,拖著也令人疲憊。」

「なら、さっさと片付けてくれ。足止めも疲れるんだ」

傑克邊說邊放出箭矢,限制剩餘四人的行動。

ジャックはそう言いながら、矢を放って残る四人の行動を制限する。

正因為他們要警戒傑克的箭,向我撲來的敵人數量才會被限制。

ジャックの矢を警戒するからこそ、俺に向かってくる敵の数は制限される。

除非我先減少人數,否則他們根本不會變少。

俺が数を減らさないと、一向にこいつらの数は減らない。

「居然說要快點收場,真是太小看我們了。」

「さっさと片付けるとは舐められたものだ」

「你以為我們會那麼容易就被打倒嗎?」

「俺たちがそう簡単にやられるとでも?」

奧利佛笑著,在手邊轉動著劍。

オリヴァーは笑いながら剣を手元で回転させた。

這種行為不像奧利佛,他的警戒竟然如此薄弱。

オリヴァーらしからぬ警戒の薄い行動。

看來他繼承了記憶,保留了很多生前的性格,不過被附身的惡魔似乎還是改變了他的個性。

記憶を引き継いでいるためか、生前の要素を多く宿しているようだが、それでも憑依した悪魔によって性格は変わるようだな。

知道這點就足夠了。

それがわかればいい。

至於他們的權能,與其逼出來解析,不如設法不讓它們發動,會比較明智。

あとは権能だが、出させて解析するより、出させないようにしたほうが賢明だろう。

就算知道了他們的權能,對推測或分析其他人的權能也沒什麼幫助。

こいつらの権能を知ったところで、ほかの奴の権能の予想や分析にはあまり役に立たない。

一邊思索,我後退著閃過左右兩人的劍擊。

そんなことを考えながら、俺は左右から攻撃してきた二人の剣を後ろに下がって躱す。

同時我朝兩人發射魔力彈,兩人卻輕鬆地格擋開了。

その際、俺は魔力弾を二人に放つが、二人は苦もなく弾いた。

他們接著步調一致地發起刺擊。

そのまま息の合った様子で突きを繰り出してきた。

向後退的我發起追擊。

下がる俺への追撃。

然而,那一刺也落空了。

だが、その突きも空ぶった。

因為被追擊的所謂我只是幻術。

二人が追撃した俺は幻術だからだ。

這是精度提高到極限的幻術,即使高手也會在瞬間被騙過去。

精度を極限まで上げた幻術。達人でも一瞬なら騙せる。

兩人誤以為是真人,對幻術發動攻擊,結果落空。

本物と見間違えた二人は、幻術に対して攻撃を仕掛け、空ぶった。

就在那瞬間我已經轉移到了他們的背後。

その間に俺は背後に転移していた。

這一切都發生在發射魔力彈的瞬間:先把兩人的意識吸引到魔力彈上,接著製造幻術,再瞬間轉移。

すべては魔力弾を放った瞬間。二人の意識を魔力弾に向かわせた上で、幻術を作成して、転移したのだ。

我把雙手伸向兩人的脖子。

俺は両手を二人の首に伸ばす。

轉頭的兩人,反而故意讓我抓住他們的脖子。

振り向いた二人は、あえて俺に首を掴ませる。

因為他們認為自己能逃脫。

脱出できると踏んでいるからだ。

他們瞄準的是我的雙臂。

狙いは俺の腕。

兩人揮舞著劍,像是已把我的雙臂當成囊中物,卻沒那麼簡單。

両腕は頂いたとばかりに二人は剣を振るが、それはかなわない。

「什麼!?」

「なに!?」

「這是……!?」

「これは……!?」

如絲般細長拉伸的結界。

糸のように細く伸ばした結界。

它逐漸將兩人包裹起來。

それが二人をどんどん包んでいく。

外形雖如細線,強度卻是把一般結界壓縮而成;平時以廣域展開的結界被壓縮到絲線等級,普通攻擊無法斬斷。

形状は糸だが、強度は通常の結界を圧縮したものだ。普段、広範囲に広げたものが糸レベルまで圧縮されているわけだから、並みの攻撃じゃ斬ることはできない。

雙臂的活動被阻礙,不久兩人便被如繭一般包住。

腕の動きを阻害され、やがて繭のように二人は包まれた。

「捕獲成功嗎?」

「捕獲成功か?」

「不」

「いや」

我否定了傑克的話,仍緊握著兩人的脖子開始詠唱。

ジャックの言葉を否定すると、俺は二人の首を掴んだまま詠唱を始めた。

『我乃通曉銀之理,亦為真銀所選之人。』

≪我は銀の理を知る者・我は真なる銀に選ばれし者≫

『銀雷自天空現身,疾馳於大地,焚燒一切。』

≪銀雷は天空より姿を現し・地上を疾駆し焼き尽くす≫

『銀雷之熱為神威之象徵,銀雷之音為神言之鳴響。』

≪其の銀雷の熱は神威の象徴・其の銀雷の音は神言の鳴響≫

『光天之滅雷、闇天之刃雷。』

≪光天の滅雷・闇天の刃雷≫

『銀雷啊,在我手中轟鳴吶喊,為示銀天之意志──銀光閃雷。』

≪銀雷よ我が手で轟き叫べ・銀天の意思を示さんがために――シルヴァリー・ライトニング≫

這是超近距離的銀滅魔法。

超至近距離での銀滅魔法。

從左右雙手發出的力量,將為兩人帶來毀滅。

左右の両手から発せられたそれは、二人に破滅をもたらす。

除非擁有特殊權能,否則無法脫身。

特殊な権能をもっていないかぎり、脱出は不可能。

在荒無一物的荒野中,會放射出兩道巨大的銀色雷光。

何もない荒野に巨大な銀色の雷が二本、放射される。

它們把兩人化為灰燼,甚至連灰燼也被抹去。

それらは二人を灰に変え、そして灰すら消滅させる。

操縱炎神的奈傑爾擁有異常的回復力,但若被連灰燼都抹去,恐怕無法復活。

炎神を使ったナイジェルは、規格外の回復力を誇った。だが、灰すら残さず消滅させられたら復活はできないだろう。

我確認手中本該有的觸感已消失後,放下雙手。

手にあったはずの感触が消え去ったのを確認し、俺は両腕を下ろす。

「討伐完畢。」

「討伐完了だ」

「那麼,剩下四人嗎?」

「じゃあ、あとは四人か」

兩人什麼也做不了就被擊敗了。

何もできずに二人がやられたわけだ。

六人全力行動,才勉強能限制我們的動作。

六人が存分に動いて、ようやく俺たちの行動を制限できた。

若只剩四人,就沒那麼好辦了。

四人になったなら、そう上手くはいかない。

不過,四人看起來還沒有要拼命的樣子,他們只是想拖延時間而已。

だが、四人はまだまだ本気という雰囲気ではない。あくまで目的は時間稼ぎ。

看來兩人的損失也在預期範圍內。

二人の損害も想定の範囲内という様子だ。

正當我這麼想時,四人中有一人把手朝地面伸去。

そんな風に考えていると、四人の内の一人が手を地面に向ける。

接著,地面上浮現出本該由奈傑爾持有的炎神。

すると、地面からナイジェルが持っていたはずの炎神が浮かび上がってきた。

那把魔劍可與冥神相匹敵,應該能抵擋銀滅魔法。

冥神に匹敵する魔剣だ。銀滅魔法に耐えることもできるだろう。

不過,看起來毫無一處傷痕,應該是奈傑爾在被擊倒前就已放手。

とはいえ、傷一つないところを見ると、やられる前にナイジェルが手放したんだろう。

或者是被迫放手。

もしくは手放させたか。

不管是哪種情況,顯然回收炎神比救援奈傑爾他們更重要。

どっちにしろ、ナイジェルたちの救出より炎神の回収のほうが大事だったらしい。

總之,在那種情況下救援是不可能的。

まぁ、あの状況で救出は無理だ。

要救人,必須先突破傑克的阻撓,然後還要破掉我那絲狀結界。

ジャックの足止めをかいくぐって、そのうえで俺の糸状結界を破壊しなければいけない。

他們沒那種餘裕吧。

そんな余裕はないだろう。

話說回來,真是冷淡啊。

とはいえ、ドライなものだ。

「時間了嗎?」

「時間か」

回收了炎神的其中一人低聲說道,四人便同時啟動了轉移用的魔導具。

炎神を回収した一人がそう呟くと、四人は一斉に転移の魔導具を使った。

「珍貴的魔導具……究竟帶了多少?」

「貴重な魔導具を……一体、いくつ持っているんだ?」

「逃了嗎?」

「逃げたか?」

「不,應該是任務已經完成了。」

「いや、任務達成という様子だった」

「也就是說,拖延時間結束了?」

「つまり、時間稼ぎが終わったってわけか」

在點頭回應傑克的話後,我立刻探知到一股巨大的魔力。

ジャックの言葉に頷いたあと、俺はすぐに巨大な魔力を探知した。

那股魔力來自南方。

それは南側から。

抬頭一看,天空中升起了一道巨大的光芒。

見れば、空に巨大な光が上っていた。

「是天球嗎……不,六色?」

「天球か……いや、六色?」

我所知道的天球應該是五色的。

俺の知っている天球は五色のはず。

接著,出現了一道半透明的結界,彷彿覆蓋整個帝國。

そして帝国を覆うように半透明の結界が出現した。

乍看之下像是帝都的防禦魔法『天球』,但天球並沒有覆蓋整個帝國的力量。

見る限り、帝都の防衛魔法・天球のようにみえるが、帝国全土を覆うような力は天球にはない。

「這到底是怎麼回事?這是什麼?」

「どうなってる? これは?」

「應該是用結界把帝國與外界隔離了吧。」

「結界によって帝国を外界と隔絶したんだろう」

「為了什麼?」

「なんのためだ?」

「是要與強大的戰力切斷聯繫,還有,應該也是在拖延時間吧。」

「強力な戦力との分断。それと時間稼ぎだろうな」

「不能用轉移進去嗎?」

「転移で入れないのか?」

「如果那東西是類似天球的魔法,就沒辦法了。」

「あれが天球と同じような魔法なら無理だな」

不過,這可是能覆蓋整個帝國領土的結界。

とはいえ、帝国全土を覆う結界。

但在那種結界上加上『既不能出也不能入』這種條件就太過分了。

それに対して、出ることも入ることもできない、という条件をつけるのはやりすぎだ。

魔法並非萬能。

魔法は万能ではない。

這麼強大的魔法總該有些破綻。

これほどの大魔法なら何か穴があるはずだ。

「先去調查一下。」

「とりあえず調べにいくぞ」

「要用轉移過去嗎?」

「転移で行くのか?」

「不知道結界到哪裡為止,飛過去看看。」

「どこまで結界かわからない。飛んでいく」

「又來了啊……」

「またかよ……」

傑克厭煩地嘀咕著。

うんざりした様子でジャックは呟く。

然後。

そして。

「那麼?這裡是哪裡?」

「それで? ここはどこだ?」

「大概是藩國吧。」

「おそらく藩国だろうな」

「哎呀,差點,差點就要對那位姑娘的國家造成損害了。」

「おっと、危ない危ない。娘の国に被害を出すところだった」

他們大概也已經厭倦了被牽制的狀況吧。

いい加減、足止めにも飽きていたんだろう。

看起來他們打算乾脆用強力攻擊迅速解決一兩個人。

さっさと強力な攻撃で一人、二人を落としてやろうという考えがあったらしい。

幸好在那個時機能擊倒兩人。

あのタイミングで二人をやれてよかった。

差點就會對藩國造成無謂的損害。

藩国に無駄な被害が出るところだった。

「那麼,走吧。」

「さて、行くか」

「喂,別那麼高興!別因為把我拖來拖去就開心得不得了!」

「おい、ちょっと嬉しそうにするな! 俺を引きずり回して喜ぶな」

「我並不是因為把你拖來拖去而高興。」

「お前を引きずりまわすことに喜んでいるわけじゃない」

「那麼,到底是什麼?」

「じゃあ、なんだ?」

「總算……敵人終於開始行動了。」

「やっと……敵が動いてくれたからな」

若雙方都沒有大動作,戰事會拖得很久。

互いに大きな動きがなければ、戦いは長引く。

我方的重大舉措是聯合軍的復甦。

こちらの大きな動きは連合軍の復活。

對此,敵人使出了能覆蓋整個帝國的結界。

それに対して、敵は帝国全土を覆う結界という手を使ってきた。

接二連三地出手也沒問題。

次々に手を打つのは結構。

話雖如此,手牌並非無限。

とはいえ、無限の手札は存在しない。

只要持續操弄局勢,敵人終將陷入困境。

盤面を動かし続ければ、いずれ敵も窮する。

到那時就是討伐維爾海姆的好機會。

その時がヴィルヘルムを討つ好機だ。