首頁 目錄

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第六百八十三話 溫暖

「已確認到菲妮小姐一行!」

「フィーネ嬢の一行を確認しました!」

「接近中!她只是被騙而已!絕對不要傷害她!」

「接近する! 彼女は騙されているだけだ! 決して傷つけるな!」

『只是被騙而已。』

騙されているだけ。

『說得真巧妙。』

上手い言い方だ。

『這麼一說,就能避免把受歡迎的菲妮塑造成壞人。』

そう言う風にいえば、人気のあるフィーネを悪者にしないで済む。

大約有兩百名騎士在追擊菲妮一行。

およそ二百騎の騎士がフィーネたちを追っていた。

他們是接到帝都指令的騎士。

帝都からの指令を受けた騎士たちだ。

大概是以強行軍的方式追來的吧。

強行軍でフィーネたちを追ってきたんだろう。

「全員拔劍!護衛的亞人盡可斬殺!只保護菲妮小姐!她是蒼鷗公主!帝國之寶!絕不可交到宰相派手中!」

「総員抜剣! 護衛の亜人どもは斬り捨ててかまわん! フィーネ嬢だけを保護するのだ! 彼女は蒼鴎姫! 帝国の宝だ! 宰相派に渡すな!」

被惡毒的宰相欺騙的菲妮。

悪辣な宰相に騙されたフィーネ。

我們這群自認正義的人要把她奪回來。

それを正しい自分たちが取り戻す。

要讓她清醒過來。

目を覚まさせる。

他們大概是當真這麼想的吧。

本気でそう思っているんだろう。

倒真是辛苦啊。

ご苦労なことだが。

「――別動」

「――動くな」

我只說了一句,便插入菲妮他們與騎士之間。

一言、そう言いながら俺はフィーネたちと騎士たちとの間に割って入った。

騎士隊長看向我,瞪大了眼睛。

騎士たちの隊長が俺を見て、目を見開く。

「席爾瓦!?到底在幹什麼!?這是帝國的任務!為何冒險者要來阻撓!?」

「シルバー!? 一体何の真似だ!? これは帝国の任務だぞ! なぜ冒険者が邪魔をする!?」

SS級冒險者因為力量過於強大,介入此類事件時應該多加斟酌。

SS級冒険者はその力の大きさから、関わる事案については考えるべきだ。

因為會過度破壞整體平衡。

あまりにもバランスブレイカーだから。

不過,那只是平時的情況。

とはいえ、それは平時の話。

「管我什麼事,給我滾回去」

「知ったことか。そのまま去れ」

我簡短對隊長說完,便明確放出殺氣。

短く隊長に告げると、俺は明確に殺気を放った。

隊長感覺到那股殺氣,顯得有些動搖。

それを感じ取った隊長は、少し動揺を見せる。

然而。

だが。

「你想靠虛張聲勢把我們嚇退嗎……席爾瓦,閣下可是帝國的英雄,絕不會真的阻撓我們。我們是奉威爾海姆殿下之命行事!全員,進入突擊態勢!!」

「は、ハッタリで退かせるつもりか……シルバー、貴公は帝国の英雄。我らの邪魔を本気でするはずがない。我々はヴィルヘルム殿下の命で動いているのだ! 総員! 突撃態勢!!」

他們憑什麼說這種話呢。

なにを根拠にそんなことを言っているのやら。

隊中有幾名騎士露出不安的表情。

騎士の中には何人か、まずいだろ、という表情を浮かべている奴がいる。

但因為隊長下令,他們還是進入了突擊態勢。

しかし、隊長の命令ゆえ、突撃態勢に入った。

我在那些騎士面前劃出一道界線。

俺はそんな騎士たちの前に一本の線を引く。

「超過那條線一步,我就視為對我的攻擊」

「そこより先に一歩でも出たら、俺への攻撃とみなす」

「別退縮!對方是冒險者!不會有人敢得罪國家!」

「怯むな! 相手は冒険者! 国を敵に回すわけがない!」

「……真是的」

「……やれやれ」

我喃喃自語著,緊盯著隊長看。

呟きながら俺は隊長をジッと見つめる。

然後。

そして。

「我今天不一樣……我心情極差。若不打算拿命來拼,就給我滾開」

「普段とは違うんだ……俺はすこぶる機嫌が悪い。命を賭ける気がないなら失せろ」

我放出的殺氣,與剛才相比天差地別。

先ほどまでの殺気とは比較にならないレベルの殺気を俺は放った。

隊長當場口吐白沫倒下。

隊長はそのまま泡を吹いて倒れる。

大概是看見自己被殺的畫面了吧。

自分が殺されるビジョンを見たんだろう。

看起來像副隊長的人整頓部隊,開始準備撤退。

副隊長と思わしき者が隊をまとめて、撤退の準備にかかる。

他們應該已經看出我是真心的了吧。

俺が本気だとわかったんだろう。

「還有……把這件事轉告給帝都之主。總有一天我會親自前去致意的。」

「それと……帝都の主に伝えておけ。いずれ挨拶に伺うと、な」

帝都之主,毋庸置疑,就是維爾海姆。

帝都の主とはいうまでもなくヴィルヘルムだ。

騎士們匆匆離去。

足早に騎士たちは立ち去っていく。

我目送那些騎士離開,緩緩嘆了一口氣。

そんな騎士たちを見送り、俺はゆっくりとため息を吐いた。

接著。

そして。

「……看到您平安無事真是太好了,菲妮小姐。事不宜遲,我想知道在帝都發生了什麼事。」

「……ご無事なようでなによりだ、フィーネ嬢。さっそくだが、帝都で何が起きたのか知りたい」

作為西爾瓦,我向被亞人商會護衛的菲妮開口問道。

シルバーとして俺は、亜人商会に護衛されたフィーネに語り掛けるのだった。

■■■

■■■

「後宮著火了……?」

「後宮が燃えた……?」

我移到附近的城鎮,向菲妮與塞巴斯打聽帝都發生的事,茫然地這麼喃喃道。

近くの街まで移動し、フィーネとセバスに帝都でのことを聞いた俺は茫然としながら、そう呟いた。

連為重逢而高興的時間都沒有。

再会を喜ぶ暇もない。

我問了面色沉重的菲妮原因後,得到的就是這個回答。

浮かない顔のフィーネに理由を訊ねたら、これだ。

「嗯……有報告說皇后陛下與特蕾澤大人直到最後都還在房內……」

「はい……皇后陛下とテレーゼ様は最期まで部屋の中におられたという報告が……」

菲妮一邊忍住淚水一邊說道。

フィーネは涙をこらえながら告げる。

我不願聽到的報告又更多了。

聞きたくない報告はさらに増えた。

「也有報告稱宰相閣下下落不明。就目前情勢判斷……要麼被俘,要麼遭到暗殺。」

「宰相閣下も姿が見えないとの報告が入っています。状況を考えると……捕えられたか暗殺されたかと」

聽完塞巴斯的報告,我慢慢往椅背一靠。

セバスの報告に俺はゆっくりと背もたれに体重をかけた。

頭腦一片混亂。

頭が混乱する。

說不出話來。

言葉が出てこない。

皇后陛下、宰相,還有特蕾澤義姊……都死了嗎?

皇后陛下や宰相、それにテレーゼ義姉上が……死んだ?

我已有心理準備。

覚悟はしていた。

但那畢竟是最壞的情況。

けれど、それは最悪の場合だ。

敵人是維爾海姆。

敵はヴィルヘルム。

即便是個冒牌者在演戲,我也覺得他不可能去殺親生母親和妻子。

偽物でも演じている以上、実母と妻を殺すなんてことはありえないと思っていた。

可是,那樣的事還是發生了。

だが、それは起きた。

即便是皇后縱火也好。

たとえ火を放ったのが皇后だったとしても。

把人逼到那一步的,正是維爾海姆。

追いつめたのはヴィルヘルムだ。

「母上、克莉絲塔、魯珀特他們……怎麼樣了?」

「母上やクリスタ、ルーペルトは……?」

「克莉絲塔殿下已逃往南部,魯珀特殿下則逃到北部。三葉大人為了說服莉澤羅特大人,已往東部前去。」

「クリスタ殿下は南部に、ルーペルト殿下は北部に逃れたという報告が入っております。ミツバ様はリーゼロッテ様の説得のために、東部へ向かわれました」

「不愧是宰相……把那些可能成為雷歐人質的人都妥善送走了啊。」

「さすがは宰相といったところか……レオの人質になりそうな人はしっかりと逃がしたか」

「大概是這樣……宰相閣下似乎察覺到阿爾大人的生存。他優先讓三位逃走,也可能是為了阿爾大人……」

「おそらくですが……宰相閣下はアル様の生存に気づいていたかと思います。お三方を優先して逃がしたのは、アル様のためでもあるかと……」

「……」

「……」

自孩提時代起,宰相便是那樣一個人。

子供の頃から宰相は宰相だった。

他總是肩負著國家,站在父親身旁。

常に国を背負い、父上の横にいた。

他在那裡似乎理所當然般存在著……。

いるのが当たり前で……。

「一直只給你添麻煩……本想等皇位之爭結束後好好跟您道謝的啊。」

「迷惑ばかりをかけた……帝位争いが終わったら謝ろうと思っていたんだがな」

看到我無力地低聲嘟囔,塞巴斯便無聲無息地離開了房間。

力なく呟く俺を見て、セバスは音もなく部屋を後にした。

接著菲妮走到坐在椅子上的我身旁。

そして椅子に座る俺の横にフィーネが近寄って来た。

菲妮輕輕握住我的手。

そっとフィーネが俺の手を握る。

「……你不哭是因為哭不出來吧。」

「……泣かないのは泣けないからですね」

「我很難過……發自內心。但一想到現在不是該哭的時候……眼淚就流不出來。」

「悲しいんだ……心から。けど……泣いている場合じゃないと思うと……涙が出てこない」

沒有時間消沉。

落ち込んでいる暇はない。

情況糟透了,現在沒空再被震驚擊倒。

最悪な状況なのだ。それにショックを受けている場合じゃない。

得想辦法振作起來,然後採取下一步行動。

なんとか立て直して、次の手を打たないと。

即便如此。

そう思っても。

頭腦不動,身體也無法動彈。

頭は働かないし、体は動かない。

開始不懂自己到底是誰了。

自分がわからなくなる。

就在我身旁,菲涅靜靜地流下了眼淚。

そんな俺の横で、フィーネはそっと涙を流した。

「你也……很難過吧。」

「君も……悲しいよな」

「我……在逃離帝都時哭了。與特蕾澤大人有過親近的交情,皇后陛下與宰相閣下也是我所敬重的人。正因如此,我哭了。所以這是……替無法哭泣的阿爾大人而流的眼淚。」

「私は……帝都を脱出するときに泣きました。テレーゼ様とは親しくさせていただきましたし、皇后陛下や宰相閣下も……尊敬している方々でした。ですから、泣きました。だからこれは……泣けないアル様の分です」

菲涅一邊靜靜地流著淚,一邊說道。

静かに涙を流しながら、フィーネは告げる。

聽了那些話,我握緊了菲涅的手回應她。

それを聞き、俺はフィーネの手を握り返した。

「如果哭不出來也沒關係。我會替你哭。不能哭並不代表對逝去之人的情感變淡。我相信,那三位一定能感受到阿爾大人的悲傷。」

「泣けないなら、泣かなくても大丈夫です。私がその分、泣きましょう。泣けないからといって……亡くなった方への気持ちが薄いというわけじゃありません。アル様が悲しんでいることは……お三方にはきっと伝わっています」

「……為什麼會這樣。我明明為了守護而戰,卻守護的那些平凡日常正在瓦解……這會持續到何時……?等一切結束之後……我該守護的人還會存在嗎……?」

「……どうしてだろう。守ろうとして戦ったのに、守ろうとした何気ない日常が崩れていく……これはいつまで続く……? すべてが終わったあとに……俺の守るべき人たちは残っているのか……?」

身邊親近的人一個個死去。

身近な人たちが死んでいく。

帝都被佔領,熟悉的城池落入敵手。

帝都は占拠され、慣れ親しんだ城は敵の手の中だ。

就算設法贏了。

どうにか勝ったとして。

我所渴望的日常景象真的還會存在嗎?

俺が望む日常の風景がそこにあるのだろうか?

疑問一冒出,就揮之不去。

疑問が浮かぶと、それが頭から離れない。

「我不知道……我什麼也無能為力。但有一件確定的事……我在這裡。雖然無法在旁邊一起戰鬥……我會等你回來。就算一切崩壞……我仍會在這裡等你。」

「わかりません……私にはなにも。けれど……一つ確かなことは……私はいます。傍で戦うことはできませんが……あなたの帰りを待っています。すべてが壊れても……私はあなたをお待ちしています」

「……」

「……」

感覺到的是體溫。

感じるのは体温。

那是活著之人的溫度。

生きている人の温度だ。

無法釋懷,可能會一直放不下。

吹っ切れないし、引きずるだろう。

為什麼沒有前往帝都?

なぜ帝都に行かなかったのか?

我大概會後悔一輩子。沒有魔力,無法傳送,或許本不該前往。

俺は一生、後悔することになるだろう。魔力がなかった。転移できなかった。行くべきではなかった。

所有的判斷都變得無所謂了。後悔不會消失。

すべての判断がどうでもいい。後悔は消えない。

但是,即便如此。

だけど、それでも。

菲涅的體溫讓我願意向前。

フィーネの体温が前に向かせてくれる。

因為它告訴我她在這裡。

ここにいると知らせてくれるから。

讓我想要努力,不讓那份存在消失。

それを失わないように頑張ろうと思わせてくれる。

失去的東西不會回來。

失ったものはかえってこない。

所以人們才會努力不去失去它們。

だから、失わないように人は努力する。

若只追逐從手中滑落的東西,連手中握著的也會失去。

手からこぼれたものばかりを追えば、手にあるものすら失ってしまう。

「阿爾大人身邊還有……雷歐大人、艾爾娜大人。還有蜜葉大人、克莉絲塔殿下、魯伯特殿下。就連皇帝陛下應該也還活著吧。你的家人還在……應該守護的日常還存在。正因為存在,人們才害怕失去……但我想相信,值得守護的存在會讓人變得更堅強……」

「アル様には……レオ様もいます、エルナ様も。ミツバ様やクリスタ殿下、ルーペルト殿下も。皇帝陛下だってきっと生きているでしょう。あなたの家族は……守るべき日常はまだあります。存在するから失うことを人は恐れるのでしょう……けど、守るべき存在が人を強くするのだと私は信じたい……」

菲涅說完之後,靜靜地抱緊了我。

フィーネはそう言うと静かに俺を抱きしめた。

像哄嬰兒般,撫摸著我的頭。

まるで赤子をあやすように、俺の頭を撫でる。

「沒事的……一定會沒事的。」

「大丈夫です……きっと大丈夫です」

「……謝謝你。」

「……ありがとう」

我說了聲謝謝,輕輕地把手搭在菲涅的背上。

礼を言うと、俺はそっとフィーネの背中に手を回した。

「妳還活著……太好了」

「君が生きていてくれて……よかった」

「我也……阿爾大人您平安無事,真是太好了」

「私も……アル様がご無事でなによりです」

「我去泡紅茶吧」菲涅說著想要站起身,但我沒有放開她。

紅茶を淹れますね、と言ってフィーネを立ち上がろうとするが、俺はそんなフィーネを離さない。

「抱歉……但請再讓我這樣一會兒……這次我忍住了……」

「悪いけど……もう少しこのままでいさせてくれ……今回は堪えたから……」

「……好」

「……はい」

菲涅如往常一樣。

フィーネはいつも通り。

她溫柔地微笑著,留在我身邊。

優しく微笑み、俺の傍にいてくれたのだった。