首頁 目錄

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第六百七十五話 燃燒的後宮

連續兩話投稿

二話連続投稿

第一話

一話目

由於今天的先行公開連發了兩話,所以在成為小說家吧也會連續發布兩話,抱歉。

本日のみ先行公開が二話連続投稿だったため、なろうも二話連続投稿ですm(__)m

「這樣做真的可以嗎?」

「よかったのかしら?」

在後宮,布倫希爾特發問。

後宮にてブリュンヒルトは問いかける。

被問到的是兩人。

その問いを向けられたのは二人。

「我們奉殿下之命,留在皇后陛下身邊侍候。」

「我々は殿下より皇后陛下のお傍に控えているように命じられました」

「那項命令至今尚未撤回。」

「その命令は今も撤回されておりません」

全副武裝的兩人名為馬爾庫斯·馮·萊夫艾森與馬努埃爾·馮·萊夫艾森。

完全武装の二人の名は〝マルクス・フォン・ライフアイゼン〟と〝マヌエル・フォン・ライフアイゼン〟だった。

萊夫艾森兄弟曾是皇太子的兩翼,令人畏懼且受人敬重。

かつて皇太子の両翼と恐れ、敬われたライフアイゼン兄弟。

對威爾海姆而言,他們既是從兄,也是從小一起長大的、幾乎如兄弟般的存在。

ヴィルヘルムにとっては又従兄にあたり、そして幼少期から共に育った兄弟同然の存在。

當威爾海姆現身時,兩人已守在皇后身旁。

二人はヴィルヘルムが現れた段階で、皇后の傍にいた。

其他側近則紛紛趕到威爾海姆麾下,彷彿早已等候。

ほかの側近たちはヴィルヘルムの下にはせ参じた。待っていたとばかりに。

南部勢力幾乎成了昔日皇太子一派的翻版,但萊夫艾森兄弟並沒有投向威爾海姆麾下。

南部の勢力はかつての皇太子一派といわんばかりの勢力となっていたが、ライフアイゼン兄弟はヴィルヘルムの下へは向かわなかった。

並非因為懷疑他是冒牌的。

それは偽者だからと疑ったわけではない。

只是,若威爾海姆現身,最脆弱的會是布倫希爾特與特雷澤,所以他們才守在旁邊以防萬一。

ただ、ヴィルヘルムが現れた場合、弱点となるのはブリュンヒルトとテレーゼだった。だから、何かあったときのために守っていたのだ。

但是,情況已經改變。

けれど、状況は変わった。

「威爾海姆會……接納你們的。」

「ヴィルヘルムは……あなたたちを受け入れるわよ」

「若皇后陛下與特雷澤大人被判定為假冒者……我們會遵從。」

「皇后陛下とテレーゼ様が偽者と判断したならば……我々はそれに従います」

「而且……殿下並非會包圍自己所愛之人的粗暴之人。」

「それに……殿下は愛した人たちを包囲するような無骨者ではございません」

兩人說著這話,笑了起來。

そう言って二人は笑う。

後宮已被完全包圍。

後宮は完全包囲されていた。

大半被佔領,現在他們據守在皇后的房間裡。

その大部分を占領され、皇后の部屋に立てこもっている状況だ。

守衛寥寥無幾。

守る衛兵はわずか。

可以從逃逸通道撤離。

抜け道から逃げることはできる。

不過,後宮的逃路也為威爾海姆所熟知。

しかし、後宮の逃げ道はヴィルヘルムも知っている。

因此布倫希爾特沒有逃走。

だからブリュンヒルトは逃げなかった。

她擺出徹底抗戰的姿態。

徹底抗戦の構えを見せたのだ。

「皇后陛下!威爾海姆殿下說他想談一談!」

「皇后陛下! ヴィルヘルム殿下が話したいそうです!」

「我無話可說。」

「私は話すことはありません」

說著,布倫希爾特轉頭看向身旁。

言いながら、ブリュンヒルトは隣に目を向ける。

坐在那裡的特雷澤思考了片刻,然後開口。

そこにいたテレーゼは少し考えたあと、口を開いた。

「我來……說。」

「私が……話します」

「……不用勉強喔?」

「……無理をしなくていいのよ?」

「我沒事。」

「大丈夫です」

說完,特雷澤走到門前。

そう言ってテレーゼは扉の前までやってきた。

門的另一邊站著威爾海姆。

その扉の向こうにヴィルヘルムがいる。

「威爾……?」

「ヴィル……?」

「特雷澤……似乎有些誤會。請出來,讓我好好說明。我不想傷害任何人。」

「テレーゼ……何か誤解があるようだ。どうか出てきて、しっかりと話をさせてほしい。私は誰も傷つけたくない」

「……宰相沒事嗎?」

「……宰相は無事?」

「當然會保護妳」

「もちろん保護している」

「那麼,讓我和宰相談談」

「では、宰相と話をさせて」

「那不行。宰相派兵想要除掉我。他已經變了,被權力蒙蔽,害怕我。妳和母上都被他欺騙了。」

「それはできない。宰相は私を排除しようと兵を差し向けた。彼は変わった。権力に取りつかれ、私を恐れている。君や母上は彼に騙されているんだ」

「……就算如此……妳包圍並佔據了後宮,動用武力。我覺得這不像想談判的人會做的事。」

「……だとしても……あなたは後宮を包囲して、占拠したわ。武力をもって。話し合いをする人の対応とは思えないわ」

「別無選擇。若我不行動,就會被排除。包圍是為了不讓你們被利用。我無意加害,請相信我。」

「仕方なかった。動かなければ私が排除されていた。包囲したのは君たちが利用されないようにするためだ。危害を加える気はない。信じてくれ」

真摯的話語。

真摯な言葉。

聲音和說話方式完全就是維爾海爾姆。

声も喋り方もヴィルヘルムそのものだ。

然而,泰蕾絲搖了搖頭。

けれど、テレーゼは首を横に振る。

淚水湧了出來。

涙が溢れてくる。

怎麼樣也不行,怎麼樣也不行。

どうしても、どうしても。

內心的聲音無法消失。

心の声が消えてくれない。

於是,她說了出來。

だから、告げた。

「對不起……我親愛的維爾。我的殿下……您看起來像是真正的您……但我內心的維爾說您不一樣……」

「ごめんなさい……愛しのヴィル。私の殿下……あなたは本物のように思えるけれど……私の中のヴィルが違うと言っているの……」

「是因為突然出現所以會混亂吧……這一切都是我的責任。我感到抱歉。但請相信我。我是維爾海爾姆。」

「突然現れたから混乱しているんだろう……すべて私の責任だ。申し訳なく思っている。けれど、信じてほしい。私はヴィルヘルムだ」

「……我想相信……我等候了多久啊……沒有你的日子空虛無比……即便如此……我不願接受偽者。我所愛的維爾已經死了……」

「……信じたいわ……どれほど待ち望んだか……あなたのいない日々は空虚だった……それでも……偽者は望まない。私の愛したヴィルは死んだのよ……」

說出這番話的理由是為了明確地表示拒絕。

話した理由は明確に拒絶するため。

是否會有效不得而知。

効果があるかはわからない。

然而,作為皇太子妃,泰蕾絲堅定地否認他就是維爾海爾姆。

しかし、しっかりと皇太子妃としてテレーゼはヴィルヘルムの存在を否定した。

她認為那點很重要。

それが大事だと思ったのだ。

對於未來的帝國來說。

これからの帝国にとって。

「泰蕾絲……」

「テレーゼ……」

「再見了,維爾……」

「さようなら、ヴィル……」

泰蕾絲說完後,靜靜地離開了門邊。

テレーゼはそう言うと静かに扉から離れた。

察覺異狀後,維爾海爾姆命令騎士們破門而入。

異変を察知して、ヴィルヘルムは扉を破るように騎士たちに命じた。

不過,皇后的房間在後宮中格外特殊。

しかし、皇后の部屋は後宮の中でも特別だ。

要破開被魔法強化得堅固的門十分困難。

魔法によって強固に強化されている扉を破るのは一苦労だ。

但這種防護撐不了太久。

だが、長くは保たない。

「妳可以逃走的,泰蕾絲。」

「逃げてもいいのよ? テレーゼ」

「不……我會隨行的……義母大人。」

「いいえ……お供します……義母上」

「……謝謝妳,泰蕾絲,我親愛的女兒。」

「……ありがとう、テレーゼ。私の愛娘」

說罷,布倫希爾德緊緊抱住了泰蕾絲。

そう言ってブリュンヒルトはテレーゼを抱きしめた。

然後。

そして。

「能幫我拖延一下時間嗎?」

「時間稼ぎをお願いできるかしら?」

「請交給我們。」

「お任せください」

「承蒙您養育之恩,讓我們在此報答。」

「育てていただいた御恩、この場でお返ししましょう」

說完,萊夫艾森兄弟率著少數衛兵站到門前。

そう言うとライフアイゼン兄弟は僅かな衛兵を率いて扉の前に立った。

在他們身後,布倫希爾德開始準備一件魔導具。

その後ろでブリュンヒルトは一つの魔導具を準備しはじめた。

並不是什麼了不得的魔導具。

大した魔導具ではない。

形狀像個瓶子,裡面裝著火。效果範圍也不算廣。

形は瓶であり、中に火が入っている。そこまで効果範囲の広いものでもない。

只是火不容易熄滅,會一直燃燒下去。

ただ、火が消えにくい。いつまでも火が燃え続ける。

想把什麼化為灰燼時,沒有比這種魔導具更方便的了。

何かを灰に変えようとするとき、これほど便利な魔導具はない。

在門前待命的萊夫·艾森兄弟望向布倫希爾特。

扉の前で待機していたライフアイゼン兄弟は、ブリュンヒルトを見た。

「能夠侍奉殿下與皇后陛下……我由衷感到光榮。」

「殿下や皇后陛下にお仕えできたこと……心より誇りに思っております」

「我們也會立刻前來。」

「すぐに我らも参ります」

「……特勞戈特會生氣吧……」

「……トラウゴットは怒るわね…」

說著,布倫希爾特微微一笑,望向放在桌上的信。

そう言ってブリュンヒルトはクスリと笑いながら、机の上にある手紙を見た。

那是一封來自特勞戈特的信。

それはトラウゴットからの手紙だった。

信中寫著:『威爾海姆是冒牌的,請你們堅定信念;若得允許,我也會前往帝都。』

ヴィルヘルムは偽者であり、気持ちを強く持って欲しい。許可があれば自分も帝都に向かうと書かれていた。

正因為有了那封信,布倫希爾特才下定了決心。

その手紙があればこそ、ブリュンヒルトは覚悟を決められた。

不能把特勞戈特召到這裡來。

ここにトラウゴットを呼び出すわけにはいかない。

而且,也是為了眾多臣下。

そして多くの臣下のために。

也不能任人利用。

利用されるわけにもいかない。

「我……帝國的皇后布倫希爾特……絕不會犯下被敵人利用的愚行!!」

「私は……帝国の皇后ブリュンヒルト……敵に利用される愚は犯さない!!」

話音未落,萊夫·艾森兄弟在一個簡短的手勢下推開門,衝了出去。

言葉と同時に、ライフアイゼン兄弟は僅かな手勢と共に扉を開けて打って出た。

門再次關上,房內只剩下泰蕾茲與布倫希爾特。

扉は再度閉められ、部屋にはテレーゼとブリュンヒルトのみ。

她緩緩把瓶狀的魔導具放到地板上。

ゆっくりと瓶型の魔導具を床に落とした。

火勢立刻在房內蔓延開來。

すぐに火は部屋中に燃え広がっていく。

「敵人是惡魔……如果我還活著……會給陛下和臣下帶來牽累……」

「敵は悪魔……この身を残していけば……陛下や臣下に迷惑がかかるわ……」

「義母大人……」

「義母上……」

「我沒有遺憾……陛下沒有愛我……但我曾深愛陛下。我是帝國的皇后……既然即便只是名義上佔據這個位子……就有義務將自己獻給帝國……」

「悔いはないわ……陛下は私を愛してはくれなかった……けれど……私は陛下を愛した。そして私は帝国皇后……形だけでもこの地位にいる以上……帝国に身を捧げる義務があるわ……」

那當中摻雜了一些謊言。

それは少し嘘が混じっていた。

並非全然是因為皇后的身分。

すべてが皇后だから、というものではない。

混雜其中的,是些私人感情。

少し混じっているのは私情。

兩人是政略婚姻,所得的愛更像是一種義務。

二人は政略結婚であった。向けられた愛は義務であった。

在歷代諸帝之中,他應該算是一個好丈夫。他努力去愛,表面上也給予了均等的情感。

歴代の多くの皇帝の中では、良い夫であったはずだ。愛する努力をしてくれた。表面上は平等に愛した。

只是,真正的愛並沒有向她傾注。

ただ、真の愛は向けてもらえなかった。

即便如此也無妨,畢竟人之常情,無可奈何。

それでもいいのだ。人間なのだから仕方ない。

只是,只是。

ただ、ただ。

只求那個我所愛的人——

どうか愛したあの人に。

希望他能覺得我曾是一位出色的皇后。

立派な皇后だったと思ってほしい。

當他回憶起我時,不希望記得的是我為兒子事與人爭執的模樣。

思い出すとき、息子のことでもめた自分の姿であってほしくはない。

而是作為被傳頌的那位端莊而出色的皇后。

伝え聞いた立派な皇后として。

我想以那樣的形象留在他的記憶裡。

記憶に残っていたかった。

「請……平安無事……約翰內斯」

「どうか……ご無事で……ヨハネス」

後宮的一間房起火後根本未能熄滅,火勢不斷擴大,迅速蔓延整個後宮。

後宮の一室に放たれた火は消えることはなく、どんどん後宮全体に広がっていった。

威爾海姆他們因為萊夫·艾森兄弟以命相搏的特攻,失去了阻止火勢的機會。

ヴィルヘルムたちは、ライフアイゼン兄弟の命をかけた特攻により火の手を止める機会を失ってしまった。

「怎麼了……」

「どうした……」

「還能……繼續戰鬥……」

「まだまだ……戦えるぞ……」

衛兵們全數被擊殺了。

衛兵たちはすべて討ちとられた。

然而,萊夫·艾森兄弟雖滿身傷痕,仍持續擋在門前不讓步。

しかし、ライフアイゼン兄弟たちは無数の傷を受けながらも、扉の前に立ちふさがり続けた。

火勢已經開始蔓延。

すでに火は回り始めている。

房間裡的皇后與特蕾澤都無法得救。

部屋の中にいる皇后もテレーゼも助からない。

看到那一幕,維爾海爾姆命令士兵撤退。

それを見て、ヴィルヘルムは兵を退かせた。

不能再在這裡耗費時間了。必須設法把損害控制在後宮內。

これ以上、この場に時間を使うことはできない。なんとか被害を後宮だけに収めなければいけないからだ。

他笑著說:「他們已經回去了……兄上」

「はっはっはっ……帰っていきましたよ……兄上」

「憑那種程度來冒充維爾海爾姆殿下……真可笑……殿下若是為了所愛之人,會連火都跳進去……」

「あの程度でヴィルヘルム殿下を騙るなど……笑わせる……殿下ならば愛した人のためならば火にも飛び込む……」

「真是如此……您還記得嗎……?當特勞戈特殿下從高處跌落受傷時……您也曾想跳下去衝過去……」

「まったくです……覚えておられますか……? トラウゴット殿下が高所から落ちて怪我をされたとき……自分も飛び降りて駆け寄ろうとして……」

「要攔住您可真費勁啊……」

「止めるのが大変だったな……」

「一切都令人懷念呢……」

「なにもかも懐かしいですね……」

「你還記得那件事嗎……?」

「あれを覚えているか……?」

面對兄長馬爾庫斯的話,馬努埃爾沒有反應。

兄、マルクスの言葉にマヌエルは反応しない。

馬爾庫斯見狀微微一笑,隨即也閉上了眼睛。

それを見て、マルクスはフッと微笑むと自らも目を閉じた。

火勢悄悄蔓延,彷彿將兩人輕輕包裹起來。

火はそんな二人をそっと包み込むように燃え広がっていくのだった。

後宮被巨大的火焰包圍。

後宮は巨大な火に包まれた。

在那場大事件中,以皇后之名頒發了一道勅書。

その大事件の中で皇后の名の下に勅書が発行されていた。

其內容如下。

その内容は。

『以皇后布倫希爾特·雷克斯·阿德勒之名,依據皇帝約翰尼斯·雷克斯·阿德勒的遺囑,任命第八皇子雷奧納爾特·雷克斯·阿德勒為皇太子。帝國的忠臣們應討伐冒充第一皇子維爾海爾姆之叛亂者。』

『皇后ブリュンヒルト・レークス・アードラーの名において、皇帝ヨハネス・レークス・アードラーの遺言書に従い、第八皇子レオナルト・レークス・アードラーを皇太子に任じる。帝国の忠臣は、第一皇子ヴィルヘルムを騙る反乱者を討伐せよ』

就是這樣的一道勅書。

というものだった。

這道勅書使得帝國明確地陷入了內亂之中。

この勅書により、帝国も明確に内乱状態に陥ったのだった。