最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
外傳2 第二十話 殘酷的真相
「欸、欸……你有在收徒弟嗎?」
「な、なぁ……あんたって弟子とか取ってるのか?」
第二天的夜晚。
二日目の夜。
今天也和帕特莉西亞小姐一起外出的艾倫問了這個問題。
今日もパトリシアと出かけていたアレンは、そんなことを聞いてきた。
「我只收過一個徒弟。」
「一人だけ弟子を取ったことがある」
「欸?你收過什麼樣的徒弟?」
「え? どんな弟子を取ったんだ?」
「分類來說,是魔法劍士。」
「分類でいえば魔法剣士だな」
「那、那樣的話!如果你收我當徒弟,我也能成為魔法劍士嗎!?」
「そ、それじゃ! 俺も弟子にしてもらえば魔法剣士になれるかな!?」
「你不適合。」
「お前には向いてない」
艾倫有資質。
アレンは素質がある。
從他身上就能看出來。
そんなことは見ていればわかる。
即使處於絕境也冷靜,且了解為了達成目標該怎麼做。
窮地にあっても冷静だし、目的を達成するために必要なこともわかっている。
即便在被怪物追趕時,也能指出弱點,並採取把注意力引到自己身上以便讓民眾撤離的行動。
モンスターに追いかけられているときにも、弱点を教えられるし、民を逃がすために自分に注意をひきつけるといった行動がとれる。
有膽識,也有上進心。
胆力もあるし、向上心もある。
剩下就只差實力了,若能遇到好師傅,應該能大有成就。
あとは実力だけ。良い師に恵まれれば、大成するだろう。
但魔法天賦另當別論。
だが、魔法の才能は別だ。
「為什麼啊!?」
「どうしてだよ!?」
「魔法是資質。你沒有那份資質。老老實實把劍道練到極致。」
「魔法は素質だ。そしてお前に素質はない。大人しく剣の道を極めろ」
所以才叫鬼姬蕾娜去鍛鍊艾倫。
そのために鬼姫レイナにアレンを鍛えるように言ったのだ。
因為我無法培養艾倫。
俺ではアレンを育てられないから。
「拜託了!請你想辦法啊!」
「頼むよ! そこをなんとか!」
「突然怎麼了?」
「急にどうした?」
「那個……今天和帕特莉西亞小姐聊到將來想一起冒險……現在的我很難做到。如果會用魔法,應該能應付各種狀況吧?」
「いや……今日、パトリシアさんと将来、冒険をしたいって話になってさ……今の俺じゃそれは難しいから。魔法を使えたら、いろんな状況に対応できるだろ?」
「……」
「……」
沉默了一會後,我深深嘆了一口氣。
少し黙ったあと、俺は深くため息を吐いた。
艾倫帶著疑惑看著我,但我沒有說話。
アレンは不思議そうに俺を見つめてくるが、俺は何も言わない。
應該是說不出口吧。
言えないの間違いか。
不知道該怎麼說好。
なんと言えばいいかわからない。
艾倫現在有很強的動力。
アレンは今、強いモチベーションを持っている。
那股動力來自帕特莉西亞。
それはパトリシアという存在だ。
不清楚那是什麼樣的感情。
どんな感情かはわからない。
但他想為了和她的將來變得更強。
けれど、彼女との将来のために強くなりたいと思っている。
然而。
だが、しかし。
她會在明天清晨被當作祭品獻給結界。
彼女は、明日の早朝には生贄として結界に捧げられる。
「什、什麼啦……?你生氣了嗎?的確輕率地要求教我魔法可能很沒有禮貌,但我也是認真的!」
「な、なんだよ……? 怒ったか? たしかに安易に魔法を教えてほしいってのは失礼かもしれないけど、こっちも真剣なんだ!」
「……並不是生氣。」
「……怒っているわけじゃない」
我平靜地說完,抬頭看向天花板。
静かに告げると、俺は天井を見上げる。
該怎麼做才好。
どうするべきか。
目前看來最好的做法是對艾倫保持沉默。
今最善と思えるのは、アレンには黙っておくこと。
一切結束之後讓他知道會對艾倫比較好。
すべて終わったあと、知ったほうがアレンのためだ。
可以把所有責任歸咎於我或精靈之國。
何もかも、俺やエルフの国のせいにできる。
但如果在這裡讓他知道,他也會成為相關者。
けれど、ここで話を聞いてしまえばアレンも関係者だ。
他會嘗到知道卻無法救援的無力感。
知っていながら助けられなかったという無力感を味わうことになる。
那是我想避免的。
それは避けたい。
想避免,但……。
避けたいが……。
應優先考量的並非我心目中的最佳。
優先すべきは俺が思う最善ではない。
要想的是艾倫會怎麼想。
アレンならどう思うか、だ。
如果自己處在艾倫的位置……大概會想被告知吧。
自分がアレンの立場なら……教えてほしいと思うだろう。
不論會嘗到多少無力感,不論多麼徒勞。
どれだけ無力感を味わっても、どれだけ無駄であっても。
想讓他自己做出判斷。
それを判断するのは自分でありたい。
「──艾倫」
「――アレン」
「欸……?」
「え……?」
「不問任何問題,做個選擇。要聽,還是不聽?」
「何も質問せず、選べ。聞くか、聞かないかを」
「哪、那是什麼意思?要看內容吧……」
「ど、どういうことだよ? 内容によるだろ……」
「若只有那種程度的覺悟就別聽。」
「その程度の覚悟なら聞くな」
我一說清楚,艾倫從困惑變得認真起來。
はっきりと告げると、アレンは困惑した表情から真剣な顔つきへと変わった。
因為他知道我是真認真的。
俺が本気だとわかったからだ。
接著。
そして。
「既然你說到這種地步,想必是重要的事……我會聽。雖然不聽比較輕鬆,但我不想逃避。」
「あんたがそこまで言うなら大事な話なんだろうな……聞くよ。聞かないほうが楽だろうけど、逃げたくない」
「……認真聽著。」
「……心して聞けよ」
「嗯」
「ああ」
艾倫點頭。
アレンは頷く。
我張了張嘴,又閉上了。
一度、口を開いた後、俺はまた閉じた。
我在腦中想著有沒有辦法不傷到他地說出來。
どうにか傷つけないで伝える方法を頭で考えていたからだ。
但我放棄了那個想法。
しかし、それは諦めた。
不管怎麼說他都會受傷。
どう伝えたって傷つく。
那就應該直接說清楚才對。
ならばはっきりと伝えるべきだろう。
「一千五百年前,精靈封印了怪物。那道結界是靠血來維繫的。可以說是以祭品維持。啟動結界的大賢者阿格妮絲的血脈,這就是祭品的條件。」
「千五百年前、エルフはモンスターを封じた。その結界は血によって維持されている。生贄といってもいい。結界を発動させた大賢者アグネスの血筋。それが生贄の条件だ」
「等、等一下……」
「ちょ、ちょっと待てよ……」
「……明天一早會舉行儀式。是更新結界的儀式。屆時祭品會被獻給結界。那個祭品是──」
「……明日の早朝、儀式が行われる。結界を更新する儀式だ。そこで生贄が結界に捧げられる。その生贄は――」
「不可能!一定是搞錯了吧!?」
「嘘だ! なにかの間違いだろ!?」
承受不住接二連三湧來的訊息,艾倫那樣喊了出來。
矢継ぎ早に入ってくる情報に耐えきれず、アレンはそう叫んだ。
艾倫喘著粗氣,喃喃地說著不可能。
荒い息を吐きながら、アレンは嘘だと呟く。
「怎麼可能會有那種事……不會吧……」
「そんなことあるもんか……そんなはず……」
「這是事實。很遺憾……祭品是帕特莉西亞。所以……你和她無法踏上旅途。」
「事実だ。残念だが……生贄はパトリシアだ。だから……お前と彼女は旅には出られない」
「可惡……!你早就知道了!?為什麼不早說!?要是有時間的話!」
「このっ……! 知ってたのか!? なんで黙ってた!? 時間があれば!」
「兩天根本不夠時間。更何況那是精靈方面的請求。他們希望別被打擾。」
「二日じゃ時間は足りない。なによりエルフ側の要請だ。邪魔はしないでほしい、と」
「你就要服從嗎!?就因為怪物被封印了就放棄嗎!你應該能辦到的啊!」
「従うのか!? モンスターが封印されているからってなんだよ! あんたなら!」
「也有可能能打倒,也有可能打不倒。若打不倒,精靈之國會滅亡,其他國家也會。精靈不能冒那個險,才會一直維持結界。這並不是因為他們樂意如此,他們有自己的矜持。我尊重那一點。」
「倒せるかもしれないし、倒せないかもしれない。倒せない場合、エルフの国は亡びる。他の国も、だ。その危険は冒せないからエルフはずっと結界を維持してきたんだ。好き好んでやっているわけじゃない。彼らには彼らの矜持がある。俺はそれを尊重する」
「尊重……?你要尊重以犧牲女孩換取存活的選擇嗎!?帕特莉西亞小姐想去旅行!她絕對不是想死啊!!」
「尊重……? 女の子を犠牲にして生き延びる選択を尊重するのか!? パトリシアさんは……旅に出たがってた! 彼女は死にたいだなんて思ってない!!」
「也許是,但她沒有直接向我求助。我所收到的是精靈方面的總意見:什麼都別做。」
「かもしれないが……俺は直接、助けを求められたわけじゃない。俺が受けたのはエルフの総意として、何もするなという要請だ」
「她一定會想被救!我保證!」
「助けてほしいに決まってる! 俺が保証するよ!」
「你的保證沒有意義。不管她多麼不想死,不管她多想踏上旅途,她已接受自己的使命。她相信那是為了守護國家。外人介入那是自私的行為。」
「お前の保証に意味はない。どれだけ死にたくなかろうと、どれだけ旅に出たかろうと、彼女は自分の役目を受け入れている。それが国を守るためだと信じているからだ。他人がそこに介入するのは身勝手というものだ」
她原本有無數次向我求救的機會。
彼女が俺に助けを求める機会はいくらでもあった。
透過艾倫,應該可以向我求助。
アレンを通じて、助けを求めることは可能だっただろう。
但她沒有那麼做。
けれど、彼女はそれをしなかった。
那麼,我就無法做任何事了。
ならば、俺から何かをすることはできない。
「怎會有這種事……」
「そんなことって……」
「她有她的決心。『我』無能為力。」
「彼女には彼女の決意がある。〝俺〟にはどうすることもできん」