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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

外傳2 第十六話 森之國

森林之國・瓦爾德。

森の国・ヴァルド。

那座建在浩瀚巨林中的國家,是個由樹木構成的奇妙國度。

巨大な森の中に建国されたその国は、木によって構成された不思議な国だった。

其中聳立著一座格外巨大的樹木宅邸。

その中にあって、一際巨大な木の屋敷。

在國王居住的館邸裡,我們被留下等候。

王の住まう館にて、俺たちは待たされていた。

「國王目前不在館中。等他一回來就會安排謁見,請稍候。」

「王は現在、館を離れている。戻り次第、謁見の段取りをつけるため、しばし待たれよ」

薩迪亞斯這麼說著,我們便看著這座完全以木頭構成的館宅消磨時間。

サディアスにそう言われ、俺たちはすべてが木で構成された館を眺めて、暇をつぶしていた。

「哇~全部都是木頭做的啊。到底是怎麼做到的?」

「へぇ~、全部、木で出来てるんだなぁ。どうやって作ってるんだろ?」

「大概是精靈的製法吧,還牽涉到魔法。人類無法完美重現。」

「エルフの製法だろうな。魔法も関わってくる。人間には完璧な再現は無理だ」

人類或許能建造大型木造館舍,但精靈的這座館毫無被人為加工的違和感。

大きな木の館なら人間にも作れるが、エルフのこの館は人工的に手を加えた違和感がない。

彷彿就像身處在樹木之中。

まるで木の中にいるような感覚になる。

就是那樣的自然。

それくらい自然なのだ。

「就連你也做不到嗎?」

「あんたでも無理か?」

「做不到啊。」

「無理だな」

「哎,那不是應該是我能做到的嗎?」

「なんだよ、そこは俺ならできる、じゃないのか?」

「我也有做不到的事。」

「俺にもできないことはあるからな」

艾倫似乎對我承認有做不到的事感到意外,便那麼說道。

俺が無理なことを認めたことが意外だったのか、そんなことをアレンが言ってきた。

他到底把我當成什麼呢。

俺をなんだと思っているのやら。

大抵的事我都能做到,但我也有許多做不到的事。

大抵のことはできるが、俺にもできないことは多くある。

正當我這麼想著時,房門被敲響。

そんなことを思っていると、部屋の扉がノックされた。

我以為是國王回來了,便警戒起來,但來客有些不同。

王が帰還したか、と身構えたが、来客は少し違った。

「失禮了。」

「失礼します」

進來的是一名精靈少女。

入ってきたのはエルフの少女だった。

一頭長長的金髮,紫色的眼眸。纖細、可人,『可憐』兩字最為貼切。

長い金髪の髪に紫色の瞳。華奢で、可憐という言葉が良く似合う。

她穿著純白的衣裳,在本就美麗的精靈中更顯出眾。

真っ白な服に身を包んだ少女は、基本的に美しいエルフの中でもさらに美しいと思える少女だった。

少女稍微打量了我和艾倫,輕輕一笑,優雅地行了一禮。

少女は俺とアレンを少し見つめると、フッと微笑み、優雅に一礼した。

「向各位來賓問候。我是精靈巫女,帕特莉西亞。」

「お客様にご挨拶を。エルフの巫女、パトリシアと申します」

「帕特莉西亞!?你為什麼會來這裡!?」

「パトリシア!? なぜここに来た!?」

「我沒什麼事可做。至少能當客人的談話對象,於是來了。這樣不行嗎,哥哥大人?」

「私はやることがありませんので。せめてお客様の話し相手になれればと思い、ここに来たんです。駄目でしょうか? お兄様」

「哥哥大人!?」

「お兄様!?」

艾倫聽到帕特莉西亞的話驚叫出聲。

パトリシアの言葉にアレンが声をあげた。

薩迪亞斯讓人聯想到『肌肉發達』這詞,而帕特莉西亞則與『纖細』兩字最為相稱。

ムキムキという言葉が似あうサディアスと、華奢という言葉が似あうパトリシア。

大概沒人相信他倆是兄妹吧。

兄と妹という関係が信じられないんだろう。

話雖如此,若說是兄妹,倒也有幾分相像,足以令人點頭。

とはいえ、兄妹と言われれば、頷ける程度には似ている。

「不是不行……不過,真的可以嗎?」

「駄目ではないが……いいのか?」

「是的。我想那麼做。」

「はい。私がしたいんです」

「是嗎……既然如此……」

「そうか……そういうことなら……」

不知為何薩迪亞斯語氣顯得吞吞吐吐。

なぜだかサディアスは歯切れが悪い。

我原以為他會是個更乾脆的人。

もう少し明快な男と思っていたが。

對妹妹特別寬容,還是另有隱情?

妹相手には甘いのか、もしくは違う理由があるのか。

總覺得怪怪的。

どうにも妙だ。

「席爾瓦大人與艾倫大人,我可以成為你們的談話對象嗎?」

「シルバー様とアレン様。私が話し相手でも構いませんでしょうか?」

「我誰都無所謂。」

「俺は誰でも構わない」

「我、我也沒意見!」

「お、俺も文句ない、です!」

還有個人表現得有些異常。

様子がおかしい奴がもう一人。

看去他的臉有些微紅。

見れば、顔が少し赤い。

看來是被帕特莉西亞的美貌給迷住了。

どうやらパトリシアの美しさに見惚れてしまったらしい。

「謝謝你。若方便的話,我想在國王回來之前帶各位參觀這片森林,可以嗎?」

「ありがとうございます。よろしければ王がお戻りになるまでの間、この森をご案内したいのですが、いかがでしょうか?」

「那、我很樂意!」

「よ、喜んで!」

「那麼,兩人就去吧。」

「では、二人で行ってきてくれ」

對搶答的艾倫,我便作了那樣的回答。

食い気味で返事をしたアレンに対して、俺はそう答えた。

艾倫對於出乎意料的答覆瞪大了眼。

予想外の答えにアレンが目を見開く。

然後。

そして。

「喂!等一下!跟上來啊!」

「おい! ちょっと待て! ついてこいって!」

「我對森林之國沒興趣。薩迪亞斯,我想在館裡讀書,可以嗎?」

「森の国に興味はない。サディアス、館にある本を読みたいが、構わないか?」

「不准的話你又要大鬧,我可受不了。准許吧。」

「駄目といって暴れられてもかなわんからな。許可しよう」

「就是這樣。請你去陪我的朋友。」

「というわけだ。俺の友人の相手をお願いしよう」

「是,遵命。」

「はい。かしこまりました」

帕特莉西亞沒有露出不悅的表情,反而微微一笑。

嫌な顔をすることもなく、パトリシアはニコリと笑った。

她大概真是個單純的好孩子。

純粋に良い子なのだろう。

但艾倫卻手忙腳亂。

だが、アレンは大慌てだ。

「等等,等一下!我沒自信!我說不出話來!」

「待って、待ってくれ! 俺、自信ない! 喋れない!」

「那邊是接待的,會替你說話,你就好好聽著。」

「向こうが接待役だ。喋ってくれるから聞いていろ」

「不是那個問題!兩個人相處我不行啊!我從來沒和那麼漂亮的人說過話!」

「そういう問題じゃない! 二人は無理だって! 俺! あんな美人と喋ったことない!」

「你真幸運,會是個好經驗。」

「良かったな。良い経験だ」

「拜託了!你只要走在後面就好!」

「頼むって! 後ろを歩くだけでいいから!」

「沒辦法。給你個建議,和女性外出時別把自己弄得不像自己,裝腔作勢是最糟糕的。」

「仕方ない。アドバイスをしてやろう。いいか、女性と出かける時は自分を飾るな。背伸びをするのが一番よくない」

「我沒問你那種事!我是說跟著我!你聽不懂嗎!?」

「そんなこと聞いてない! ついてきてって言ってるんだって! 言葉が通じないのか!?」

「我有事要做。你就和她相處好點。和國王會談時,朋友多比較好,所以加油。」

「俺はやることがある。お前は彼女と仲良くなっておけ。王と会談するときに味方が多いほうがいい。だから頑張れ」

其實我並不需要什麼盟友。

別に味方なんて必要ない。

但為了推艾倫一把,我編了個合適的理由。

だが、アレンの背を押すために適当な理由をつけた。

然後艾倫被帕特莉西亞領著,離開了房間。

そしてアレンはパトリシアに連れられて、部屋を出ていった。

只是他的手腳幾乎同時往前邁出,動作極不協調。

ただ、手と足が同じタイミングで前に出ている。

緊張得快要摔倒了。

緊張しすぎで転びそうだ。

我對那副模樣苦笑之際,薩迪亞斯向圍繞房間的護衛們使了個眼色。

そんな様子に苦笑していると、サディアスが部屋の周りを固めていた護衛たちに目配せする。

護衛們點了點頭,然後離開。

護衛は頷き、その場を離れる。

看得到的護衛有三人,另外還有三名藏匿得看不見的護衛。

見えていた護衛は三人。さらに見えないように潜んでいた護衛が三人。

護衛們轉而護送起帕特莉西亞。

パトリシアの護衛に移った。

「真是過於呵護了。」

「ずいぶんと過保護なことだな」

「因為她是很重要的妹妹。」

「大事な妹なのでな」

「你真的是因為她是妹妹才保護她嗎?」

「本当に妹だから守っているのか?」

對我的提問,薩迪亞斯略為僵住。

俺の問いに対して、サディアスが少し固まる。

不過。

だが。

「……當然是因為她是妹妹。」

「……もちろん妹だからだ」

「希望真是如此。」

「だといいがな」

在那樣的薩迪亞斯帶領下,我進入了館內的圖書室。

そんなサディアスに案内されて、俺は館の図書室に入る。

要做的事和在阿雷爾加爾德王國時一樣。

やることはアレルガルド王国と同じ。

尋找古代魔法文明的書籍,裡面或許記載了些什麼。

古代魔法文明の書物を探す。そこに何か書かれているかもしれない。

被封印的『長きもの』。

封印されている〝長きもの〟。

我想要有關那件事的情報。

それに関する情報がほしい。

如果可能,也想要有關結界的資訊。

できれば結界に関する情報も。

精靈們守護結界已有一千五百年之久,但即使動用大地的魔力,要維持結界那麼久也不容易。

エルフたちは千五百年間も結界を守ってきたわけだが、大地の魔力を使ったとしてもそれほどの長きにわたって結界を維持するのは簡単じゃない。

要麼用的是我想不到的結界術式,要麼就是……

俺が思いつかないほどの結界術式が使われているか、もしくは。

「大概是定期補充力量吧。」

「定期的に力を継ぎ足しているか、だな」

我低聲如此喃喃,然後嘆了口氣。

小声でそう呟き、俺はため息を吐く。

若如我所想,情況就非常糟糕。

想像通りなら非常にまずい。

也就是說,精靈們得付出巨大犧牲來維持結界。

エルフたちは多大な犠牲を払って、結界を維持しているということになる。