最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
外傳2 第十三話 矇混過關
阿爾諾特在調查遺跡時失蹤,已經過了四天。
アルノルトが遺跡の調査中に行方不明となってから四日が過ぎた。
雖然宰相阿爾諾特正在休假,但仍有貴族特地前來拜訪。
宰相として休暇中のアルノルトだが、わざわざ訪ねてくる貴族もいた。
「宰相閣下現在正在休息嗎?」
「宰相閣下はお休み中でしょうか?」
「是的,阿爾大人正在好好休養。」
「はい、アル様はゆっくりなさっています」
已備妥的館邸。
用意された館。
有一名男性貴族正在那裡接受接待。
そこで一人の男性貴族が応対を受けていた。
他是附近的貴族之一,聽說宰相在休假便特地來致意。
近場の貴族の一人で、宰相が休暇と聞いて挨拶に来たのだ。
然而,無法見到他。
しかし、会うことは叶わない。
出面接待的是菲內。
対応に出てきたのはフィーネだった。
「我只是想簡單致意一下……」
「ご挨拶だけでもと思ったのですが……」
「他正在休假。您來訪的事我會好好轉告。」
「休暇中ですので。訪ねて来られたことはしっかりとお伝えします」
被菲內這麼一說,只能退下。
フィーネにそう言われては、引き下がらざるをえない。
那位男貴族不情願地起身離去。
渋々ながら貴族の男性は腰を上げた。
原以為至少能見個面,連那都無法如願。
顔くらい見せてもらえると思ったが、それすらかなわない。
心中有不滿,卻不能表現出來。
不満はあるが、不満を表に出すわけにはいかない。
這次特地來,是為了給他留下好印象。
今回、わざわざ訪ねてきたのは覚えを良くしてもらうため。
不能留下壞印象。
悪い印象を与えるわけにはいかない。
眼前站著的是帝國的蒼鷗姬。
目の前にいるのは帝国の蒼鴎姫。
雖未正式公開,但被傳為在宰相阿爾諾特身旁侍奉的愛人。
正式に発表されたわけではないが、宰相アルノルトの傍に仕える愛人と言われている。
真假不明,但她確實是個具有強大影響力的女性。
真偽はわからないが、強い影響力を持つ女性なのは間違いない。
「菲內大人,宰相阿爾諾特在召見。」
「フィーネ様。アルノルト様がお呼びです」
「知道了,那我就告辭了。」
「わかりました。では、失礼いたします」
「啊……請代我向宰相閣下問候。」
「はっ……宰相閣下によろしくお伝えください」
那名男貴族低頭行禮,然後離去。
男性貴族は頭を下げて、その場をあとにする。
就在他要離去之際。
その帰り際。
「能在宅邸與絕世美女過得好好的……真是身份不凡啊。」
「屋敷で絶世の美女とよろしくやっているとは……良いご身分だな」
他喃喃自語著,然後離開。
呟きながら、男性貴族は去っていく。
他正享受休假,不願會客。
休暇を満喫しているため、会ってもくれない。
只是,阿爾諾特向來對藩國的貴族很嚴格。
ただ、藩国の貴族に厳しいアルノルトだ。
就算沒見到他也不令人意外。
会ってくれなかったとしても不自然ではなかった。
「他回來了嗎?」
「お帰りになりましたか?」
「是的,但看起來不太滿意。」
「はい。不満そうでしたが」
「平常大家會對阿爾大人的名聲格外在意……不過這次也沒辦法。」
「いつもならアル様の評判に気を遣うところですけど……今回は仕方ないですね」
「他本來就被評為嚴厲,所以應該不會太意外。」
「元々、手厳しいという評価を受けていますから、さほど違和感はないかと」
菲內對塞巴斯的話靜靜點頭。
セバスの言葉にフィーネは静かに頷く。
目前為止,矇混還奏效。
今のところ、誤魔化しはきいている。
不過,原本計畫的是為期一週的休假。
しかし、当初の予定である一週間の休暇。
一旦超出這個期限,就不知道還能矇混到什麼地步。
この期限を超えたら、どこまで誤魔化せるかはわからない。
最糟的話,可能得向國王特勞戈特說明情況。
最悪、王であるトラウゴットには事情を説明する必要が出てくる。
當然,阿爾諾特是『銀』這一點,必須用掩飾的方式向人交代。
もちろん、アルノルトがシルバーであるという部分は誤魔化して説明する必要があるが。
「阿爾大人,真希望您平安無事……」
「アル様、ご無事だとよいのですが……」
「要說無事還是不無事,大概是無事。不過極有可能捲入了某種災難。」
「無事か無事じゃないかで言えば、無事でしょうな。災難に巻き込まれている可能性は大いにありますが」
「是啊……總之就等他回來吧。」
「ですね……。とにかくお帰りを待つとしましょう」
「說他不會立刻回來,就是代表目前無法立刻返回。著急也沒用,還是耐心等待吧。」
「すぐに帰ってこないということは、すぐに帰れない状況ということです。焦っても仕方ないので、気長に待つとしましょう」
菲內對塞巴斯的沉著感到欽佩。
セバスの落ち着きにフィーネは感心する。
果然不愧是多年侍奉在阿爾諾特身邊的人。
さすが長年、アルノルトの傍に仕えてきただけのことはある。
既不慌亂也不過度擔憂,只是靜靜等候他回來。
狼狽えるでも、心配するでもなく、ただ帰りを待っている。
留下的人能做的,只有不讓人察覺他的缺席。
残された側ができることは、不在を悟らせないことだけ。
他們很清楚這一點。
それをよく理解しているのだ。
「阿爾大人,應該不會餓吧?」
「アル様、お腹を空かしていないでしょうか?」
「應該沒問題。他只是懶得動,但該做的時候會做的人。」
「問題ないでしょう。面倒くさがりなだけで、やらなければいけない場合はやるタイプですので」
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「把糧食放下,快滾開!」
「食料を置いてさっさと失せろ」
「嗚哇啊啊!!非常抱歉!!」
「ひぃぃぃぃ!! 申し訳ありませんでした!」
前往精靈之國的途中。
エルフの国に向かう途中。
我們遇到了山賊。
俺たちは野盗に遭遇していた。
不過山賊哪能難倒我們,反倒把他們擊退,還把糧食奪了回來。
とはいえ、野盗程度に苦戦するわけもなく、返り討ちにして食料を逆に奪っていた。
「根本分不清誰比較像山賊了……」
「どっちが野盗かわかんねぇな……」
「是救他們一命,食物就拿了。反正那些多半也是從別人那兒搶來的。如果附近有村子就捐給他們……」
「命を助けてやるんだ。食料くらいはいただく。どうせ、他人から奪ったものだろうしな。近くに村があるなら、そこに寄付するんだが……」
「靠近國境的地區治安常差,村子又少,我想他們的目標大概是行商人之類的旅人。」
「国境付近は治安が悪くなりがちだから、村は少ない。あいつらのターゲットは旅の商人とかだと思う」
聽了艾倫的話,我點了點頭。
アレンの言葉を聞いて、俺は一つ頷く。
那麼,奪來的糧食就歸我們用了。
となると、奪った食料は俺たちが使うことになる。
不過我們本來並不太缺糧。
しかし、元々、あまり食糧には困っていない。
因為維爾弗雷德準備的馬車上,已經有足夠的糧食。
ウィルフレッドが用意した馬車には十分な食料が積んでいるからだ。
「嗯,這樣一來,是不是該以命換命,而不是拿糧食?」
「ふむ、そうなると食料より命を奪うべきだったか?」
「別說那種可怕的話……」
「物騒なこと言うなよ……」
之所以沒有取走性命,是因為他們的立場是不會取人性命的。
あえて命を奪わなかったのは、彼らが命までは取らないというスタンスだったからだ。
對他們來說,旅人是收入來源。
彼らにとって旅人は収入源。
若殺了人,就斷了來源;若放他們一條生路,或許還會再來。
殺してしまえば、そこでおしまいだが、生かしておけばまた来るかもしれない。
因此,他們沒有殺人的企圖,武器只是用來威嚇。
だから、彼らは殺す気がなく、武器も脅しだった。
既然知道,便搶走糧食讓他們逃走了。
それがわかっているから、食料を奪って逃がした。
因為還有懺改的可能。
改心の余地があるからだ。
「那麼,往前走吧。我們不能耽擱太久。」
「さて、進むとするか。あまり時間もかけてられないからな」
「真的可以嗎?鬼姬大人不是說希望我們慢慢前進嗎?」
「いいのかよ? ゆっくり進んでいてほしいって言ってたぞ、鬼姫様は」
蕾娜在與我一對一交手後,率軍返回了她的國境。
レイナは俺との一騎打ちのあと、軍を率いて自国に引き返した。
既然以將軍身份出征,不回去的話反而會無謂地刺激他國。
将軍として出陣した以上、戻らねば他国を無暗に刺激してしまう。
之後,她似乎有意跟隨我。
その後、俺についてくる気のようだった。
我的意思是讓她在我離開後成為艾倫的師父,蕾娜卻把這話理解成要立刻跟來。
俺としては俺が去った後にアレンの師になれ、という意味だったんだが、レイナはすぐに、という意味で捉えたらしい。
反正無所謂,我就讓她隨意。
どっちでも構わないため、俺は好きにしろと言った。
但是。
だが。
「沒義務等你。我們這邊還得趕路。再者,帶著她去會讓精靈那邊提高警戒。」
「待つ義理はない。こっちは先を急ぐんでな。それに彼女を連れて行ったら、エルフたちが警戒するだろう」
「……不,我倒覺得應對不會有差別。」
「……いや、別に変わらないと思うぞ、対応は」
「哦?你怎麼能這麼肯定?」
「ほう? なぜそんなことが言える?」
「你可能沒察覺,我提醒你:若危險人物到家門一趟,不管是一人還是兩人,應對不會有不同,肯定是採取最高度的警戒。」
「無自覚だから教えるけど、ヤバい奴が家に来た時の対応は一人でも二人でも変わらない。最大限の警戒に決まってる」
就在艾倫低語的瞬間。
アレンがそう呟いた瞬間。
我們乘坐的馬車被捲入了結界。
俺たちが乗る馬車が結界に取り込まれた。
「……看吧?」
「……ほらな?」
「真是無禮的人啊。」
「失礼な奴らだ」
方才還是寧靜的景色,但被結界捲入後,周遭像被濃霧籠罩般,看不見任何東西。
先ほどまでのどかな風景が広がっていたのに、結界に取り込まれてから濃い霧のようなもので周りは見えない。
但仍能感受到空間裡的氣息。
しかし、気配はある。
周圍大約有數十名人員。
周りには数十人ほど。
戒備森嚴。
厳戒態勢だ。
「這就是精靈式的迎接嗎?」
「これがエルフ流の挨拶か」
「拜託別把這弄成紛爭好嗎?我可不想被人記恨到死。」
「頼むから揉め事にしないでくれよ? 俺は死ぬまで恨まれたくない」
「我會盡力。」
「努力しよう」