最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
外傳2 第十話 美妙
阿雷爾加爾德王國的北側國境。
アレルガルド王国の北側国境。
我以轉移抵達那裡,向同行的威爾弗雷德詢問鬼姬的事。
転移でそこに向かった俺は、共にやってきたウィルフレッドに鬼姫について聞く。
「鬼姬到底是誰?」
「鬼姫というのは何者だ?」
「她是與我國接壤北方的軍事強國、奧爾卡恩王國的王女。」
「我が国と国境を接する北方の軍事大国、オルカーン王国の王女だ」
「王女這點大概能想像。為何她會想和我一對一較量?」
「王女なのは大体想像がつく。なぜ俺との一騎打ちなんてことを望む?」
「她是天生的戰鬥狂。十二歲就衝上戰場,七年來在無數戰場上仍未嘗敗績。她以與強者交鋒為樂,甚至在沒有出征命令時也會跑去戰場。」
「彼女は生粋の戦闘狂だ。十二の時に戦場へ飛び出して、七年間、幾多もの戦場でいまだ負けはない。強い者と戦うことに喜びを見出し、そのためには出陣命令が出ていないのに戦場に出たりもする」
根本就是徹底失控的戰鬥狂。
完全に制御不能のバトルジャンキーか。
真是被麻煩人物盯上了。
厄介なやつに目をつけられたもんだ。
「合您眼緣嗎?」
「お眼鏡に適ったか」
「要知道與拉烏恩王國的交戰還太早。她大概是聽到討伐山賊的情報才行動的。即便如此也太迅速了。」
「ラウエン王国との戦闘を知るには早すぎる。山賊討伐の話を聞いて動いたんだろう。それでも早すぎるが」
有個看起來很強的人。
強そうな奴がいる。
她就是對那情報感興趣,而且捕捉情報的速度很快。
その情報に食いついたということだが、その情報をキャッチするスピードが早い。
想必在各地都布有情報網吧。
各地に情報網を張っているんだろう。
儘管如此。
だとしても、だ。
「難道不考慮會導致與阿雷爾加爾德王國開戰的可能性嗎?」
「アレルガルド王国と戦争になる可能性を考えないのか?」
「她大概以為只要點名就會把人交出吧。我國與大國相比是弱小的。」
「名指しすれば差し出すと思っているんだろう。我が国は大国と比べれば弱小だからな」
「真被看扁了。」
「舐められたものだ」
「被看扁也無妨。她不會對弱者下手。她原本是我們北方的守護,但自從銀大人出現後情勢就改變了。」
「舐められていていいんだ。彼女は弱い者には手を出してこない。我々にとっては北方の守りだったんだが、シルバー殿の出現で状況が変わった」
「別把話說得好像都是我的錯。我也覺得很棘手。」
「俺のせいかのような言い方はよせ。俺にとっても厄介ごとだ」
我這樣反駁威爾弗雷德的同時,將目光投向對陣的奧爾卡恩王國軍。
ウィルフレッドにそう言い返しつつ、俺は対陣するオルカーン王国軍に目を向ける。
數量大約五千。但看起來分明是精銳。
数は五千ほど。しかし、見るからに精鋭だ。
應該是直轄部隊吧。
直轄軍ということだろう。
對各國而言肯定是非常令人頭疼的存在。
各国からすれば厄介極まりないだろうな。
畢竟那樣的精銳軍隊能自由行動。
あれほどの精鋭軍が自由に行動しているのだから。
「喂、喂……就不能說『我們已經出發了』之類的嗎?」
「な、なぁ……もう出発しましたって通じないのか?」
「你以為那會有用嗎?」
「通じると思うか?」
我身旁臉色不佳的亞倫說出不切實際的話。
俺の横で気分悪そうにしていたアレンは、無理なことを口にする。
帶兵來要求一對一的女人,決不會那麼輕易就放棄。
軍を率いて一騎打ちを申し込んでくる女が、そうそう簡単に諦めるわけがない。
「就算有用,她也會侵入我國領內追擊,這是肯定的。她一旦把對方視為獵物就不會放手。」
「通じたとしても、我が国の領内に侵入して追いかけることは間違いない。彼女は一度獲物と定めた相手は逃がさない」
「真的是公主嗎……公主不是應該比較端莊嗎?」
「本当に王女かよ……王女って、こう、もっとお淑やかじゃないのか?」
「看公主而定。」
「王女によるな」
我這麼一回話,亞倫露出無奈的表情,垮下肩膀。
俺の返しにアレンはげんなりとした表情で、肩を落とす。
看來他心目中的公主形象崩塌了。
どうやら頭の中にあった王女像が崩れたらしい。
如果所有高貴出身的女子都那麼端莊,我也省事多了。
高貴な生まれの女性が全員、お淑やかなら俺だって苦労しない。
我正這麼想著的時候。
なんてことを思っていると。
「喂、喂!有人往前走來了!」
「お、おい! 誰か前に出てきたぞ!」
一名騎馬之人獨自走到前方。
馬に乗った何者かが一人で前に出てきた。
在這種局面會站出來的,通常只有一人。
この状況で前に出てくる者は一人だけ。
她大概就是那位鬼姬吧。
彼女が件の鬼姫だろう。
就女性而言,她算是高個子。
女性にしては長身の部類だろう。
一頭帶紫色光澤的長黑髮與藍色瞳眸。
紫がかった長い黒髪に青色の瞳。
與『鬼姬』這個稱號相反,她散發著冷靜沉穩的氣息。
鬼姫という異名とは裏腹に、クールで落ち着いた雰囲気の女性だった。
亞倫本來想像她會像匹脫韁野馬,如今被驚得呆住。
暴れ馬のような女性を想像していたんだろう、アレンは呆気に取られている。
她比想像中還要清秀美麗。
想像以上に清楚で美しい女性だったからだ。
她穿著像水穗那種寬鬆的服飾,完全不像會上戰場的戰士。
ミズホの服のように、ゆったりとした服を身に着けている様は、とても戦場に赴く戦士には見えない。
「銀色面具、黑色長袍……您是銀大人嗎?」
「銀の仮面に黒いローブ……あなたがシルバー様でしょうか?」
「正是如此。」
「いかにも」
「初次見面。我是雷娜·奧爾卡恩,奧爾卡恩王國的王女,同時也是將軍。」
「お初にお目にかかります。私はレイナ・オルカーン。オルカーン王国の王女にして、将軍です」
「我是旅途中的魔導師銀。因為行程匆忙,若能的話希望能快點結束。」
「旅の魔導師、シルバーだ。先を急ぐ身ゆえ、できれば手早く終わらせたい」
既然要做就趕快做吧。
やるならさっさとやろう。
我擺出那種氣勢後,雷娜微微睜大眼睛,然後輕笑。
そういう雰囲気を出すと、レイナは少し驚いたように目を見開き、そしてクスリと笑った。
「我喜歡行事乾脆的男士。」
「話が早い殿方は好きですよ、私は」
「一直跟著會很麻煩。我就把你的興趣在這裡斷掉。」
「どこまでもついてこられては迷惑なんでな。あなたの興味はここで断たせてもらおう」
「在戰場上與我相遇的男士們都這麼說覺得困擾。我只是想要那種令人心跳的死鬥而已,為什麼會這樣呢?」
「戦場でまみえる殿方は皆、そういって迷惑がります。私は胸躍る死合いがしたいだけなのに。なぜでしょう?」
「喂……這個人不會有點危險嗎?」
「お、おい……この人やばくないか?」
看著陶醉般說話的雷娜,亞倫後退了一步。
陶酔した表情で語るレイナを見て、アレンが一歩後ずさる。
雷娜看著退縮的亞倫,低聲喃喃。
そんなアレンを見て、レイナがつぶやく。
「你是個看起來有潛質的少年。再多點實戰經驗,會成為良好的對手。不過現在我只有您在眼裡,銀大人。」
「素質がありそうな少年ですね。もう少し実戦を積めば、良き相手になりそうです。しかし、今はあなたしか見れません。シルバー様」
「很麻煩,快點回去吧。」
「迷惑だ。さっさと帰ってくれ」
「真是個刻薄的人。」
「いけずな方」
雷娜笑著拔出一把巨大太刀。
笑いながらレイナは大きな太刀を引き抜いた。
我見狀,將亞倫與威爾弗雷德傳送到後方。
それを見て、俺はアレンとウィルフレッドを後方に転移させる。
他們或許還沒察覺,但她從剛才就散發出強烈的殺氣。
二人は気付いていないかもしれないが、さきほどから強烈な殺気を放っている。
也就是說,她戰意滿滿。
やる気満々というわけだ。
而且雷娜緩緩將太刀舉至頭頂。
しかもレイナはゆっくりと頭上に太刀を掲げる。
她單手高舉那把大太刀,光憑這點就不是表面看來的普通女性。
片手で大きな太刀を掲げている時点で、見た目どおりの女性ではない。
那把太刀上的魔力正源源不斷地凝聚。
さらにその太刀には魔力がどんどん集まっていく。
「很少有男士能接住我的太刀,您願意接招嗎?」
「私の太刀を受け止めてくれる殿方は滅多にいないのですが、あなたは受け止めてくださいますか?」
說罷雷娜對我微笑,然後揮下太刀。
そう言ってレイナはニッコリと笑って、太刀を振り下ろした。
她大概只是想做個試探。
本人的には小手調べのつもりだろう。
然而,那攻擊力已經超乎常理。
だが、その攻撃力は常軌を逸していた。
她將魔力附著於刀身,化作巨大的斬擊放出。
魔力を刀身に纏わせ、巨大な斬撃として放ってきたのだ。
我正面遭受了那一擊。
目の前にいた俺はそれをもろに受けた。
幸好有結界,身體沒有受傷,但被震飛到相當後方。
結界を張っていたため、体に傷はないが、だいぶ後方まで吹き飛ばされた。
「不愧是銀大人。真令人讚嘆。」
「さすがシルバー様。素敵です」
「那真受寵若驚。而且我極少收別人的贈禮。這個就當作回贈。」
「それはありがたい。それと、俺は他人から滅多にプレゼントを受け取らない。これはお返ししよう」
說完我伸出右手。
そう言って右手を突き出す。
剛才潑灑在我身上的斬擊魔力,被我封留在結界中。
先ほど浴びせられた斬撃の魔力は、結界に留め置いた。
我把那股魔力原封不動地還給了雷娜。
それをレイナにそっくりそのまま返したのだ。
但雷娜高興地一邊笑一邊以太刀彈開了那股攻擊。
だが、レイナは嬉しそうにしながらその攻撃を太刀で弾く。
「太精彩了。看來能與您有一場精彩的生死之鬥呢。」
「素晴らしいです。あなたとは良い死合いができそうですね」
「要是如此就好了。」
「だといいがな」
我低聲咕噥著,正式投入與雷娜的戰鬥。
呟きながら、俺は本格的にレイナとの戦闘に入ったのだった。