首頁 目錄

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第六百二十話 退場的劇本

無血開城。

無血開城。

應該沒有比這更貼切的表現了吧。

これほどぴったりな表現はないだろう。

把我當作人質、在其他戰線親眼看到王國軍使用偽人兵的多羅姆,返回後便立刻向城裡的人們說明所見所聞。

俺を人質として、ほかの戦線にて王国軍が偽人兵を使用している光景を目の当たりにしたドロルムは、帰還すると即座に自分の見てきたことを都市の人達に説明した。

不只是多羅姆一人,還有都市的有力者一同前來。

見てきたのはドロルムだけではなく、都市の有力者も同行していた。

他們也異口同聲地主張,帝國軍所說的是正確的。

彼らも口をそろえて、帝国軍の言うことは正しいと主張した。

多羅姆對那些難以信服的人也耐心解釋,聽過說明的都市民眾一聽多羅姆這麼說便點頭接受。

ドロルムはなかなか納得できない人にも丁寧に説明し、説明された都市の人たちも、ドロルムが言うならと納得した。

於是歸在多羅姆指揮下的三座都市開城。

そしてドロルムの指揮下にある三つの都市は開城した。

這三座城市倒向我方,影響甚大。

この三都市がこちら側になったのは大きい。

威廉軍和安瑟姆軍也在不斷攻下各城。

ウィリアム軍もアンセム軍もどんどん都市を落としている。

不久之間,除了王都以外的所有城市都會淪陷。

そのうち、王都以外のすべての都市が陥落するだろう。

那樣一來,這三座城市便成為中繼地帶。

そうなると、この三都市は中間地点。

會作為兵糧的集積所來運作。

兵糧の集積所として機能することになる。

多羅姆正在整備街道,而且最重要的是存在著能夠穩定運作的地下道。

ドロルムによって街道の整備は進んでいるし、なによりしっかりと稼働可能な地下道が存在する。

作為後方基地,找不到比這裡更優秀的地方了。

後方基地としてこれほど優れた場所はない。

我把此事告知溫恩,將一切託付給他後便與芬一同返回總司令部。

その旨をヴィンに告げ、すべてを任せた俺はフィンと共に総司令部に帰還した。

艾爾娜在雷歐身旁。

エルナはレオの傍だ。

從此王都攻略戰將要開始。

これより王都攻略戦が始まる。

在那裡,艾爾娜的力量是不可或缺的。

そこにエルナの力は不可欠。

於是,就這麼決定了。

と、いうことにした。

「你把他們牽開得不錯。」

「上手く引きはがしたな」

總司令的房間。

総司令の部屋。

亨里克來到了那裡。

そこにヘンリックがやってきていた。

「有他在身邊的話,當初讓塞巴斯留下就沒意義了。」

「あいつが傍にいるとセバスを置いてきた意味がないからな」

「一旦王都攻略戰開始,戰力會集中。總司令周邊會變得薄弱,對敵人來說正是狙擊總司令的好機會。而對阿爾諾特·雷克斯·阿德勒而言,則是從表舞台退場的絕佳時機。」

「王都攻略戦が始まれば、戦力が集中する。総司令の周辺は手薄になるため、敵からすれば総司令を狙うチャンスだ。そして……アルノルト・レークス・アードラーにとっては表舞台から退場する絶好機」

聽了亨里克的話,我苦笑了一下。

ヘンリックの言葉に俺は苦笑する。

天上不需要兩個太陽。

太陽は二つもいらない。

臣下應該只有一人值得崇拜。

臣下が崇めるのは一人だけでいいのだ。

天空若有兩顆星,人們在該看哪一顆上會分裂。

二つも空に星があれば、どちらを見るかで人は割れる。

那樣是不行的。

それでは駄目なのだ。

空中只應該有一顆星,人們只要注視那顆最為閃耀的星即可。

空に浮かぶのは一つだけ。ひときわ輝く星だけを人々は見ていればいい。

「不論敵人是王國還是惡魔,帝國若有強力的指揮官在並不理想。就算在五百年前,惡魔也為帝國頑強的抵抗頭疼。若如今再度瞄準大陸,惡魔會先討伐帝國中最有力的存在。要事先準備,懂嗎?」

「敵が王国にせよ、悪魔にせよ、帝国に強力な指揮官がいるのは好ましくない。五百年前ですら、悪魔は帝国の頑強な抵抗に手を焼いていた。今、再び、大陸を狙うならば帝国において最も有力な者を討つはず。事前に、な」

「沒錯。所以我才故意以總司令的身分出頭。若讓他指揮大軍,對敵人來說會很麻煩,他們很可能把目標轉向我。要暗殺有近衛騎士保護的皇族不是件容易的事,機會稀少;即便有機會,也得動用相當的棋子,不是能多次為之。若能浪費掉那些機會,雷歐的安全就能在一定程度上得到保障。」

「そうだ。だから俺は総司令として目立った。大軍を指揮させたら厄介だと認識したことだろう。きっと敵のターゲットは俺へ移っている。近衛騎士に守られている皇族を暗殺するのは一苦労だ。然う然うチャンスもないし、チャンスがあったとしても、それなりの手駒を使う必要がある。何度もできることじゃない。だからそれを浪費させれば、レオの安全はある程度保証される」

曾為皇太子的長兄,死得相當可疑。

皇太子であった長兄は不審な死を遂げた。

那樣的傑物會被一支流矢射死嗎?

あれほどの傑物が流れ矢で死ぬのか?

那件事一直是個謎。

それがずっと謎だった。

然而,若惡魔介入,什麼皆有可能。

しかし、悪魔が関与していればなんでもありとなる。

嗯,再說,身為皇太子的長兄,也有可能是他刻意選擇了死亡。

まぁ、それ以前に皇太子であった長兄は、あえて死を選んだ可能性もある。

詳細原因不為人知。

詳細な理由まではわからないけれど。

不過,不管皇太子一方有何圖謀,

ただ、皇太子側にどういう狙いがあったにせよ。

要被人盯上性命無疑是事實。

命を狙われたことは確かだ。

於是帝國陷入了暗黑期。

そして帝国は暗黒期に陥った。

縱然仍是強國,卻在各處出現裂縫。

それでも強国ではあったが、あちこちに綻びが生じた。

如今正逐漸復甦。

それが今、立ち直りつつある。

在名為雷歐的新太陽之下。

レオという新たな太陽の下で。

若在此處將雷歐討掉,帝國將無法再起。

ここでレオが討たれれば、帝国が再起するのは不可能になる。

那將等同於,人類的敗北。

それはイコール、人類の敗北でもある。

人類已經不剩多少時間了。

すでに人類に時間は残されていない。

我也沒工夫去挑選手段。

俺も手段を選んでいる暇はない。

「準備已經到位,接下來就看你了。」

「準備はできている。あとはお前次第だぞ」

聽到亨里克的話,我閉上了眼。

ヘンリックの言葉に俺は目を瞑る。

作為總司令該做的事我都已完成。

総司令としてやるべきことはやった。

剩下的就是在王都攻略時將戰力集中到王都而已。

あとは王都攻略と同時に戦力を王都に集中するだけ。

但那樣一來,敵人極可能會有所行動。

だが、そうすると敵は動く可能性が高い。

也就是說。

つまり。

「替我當替身……十之八九,等於必死吧?」

「俺の影武者をするということは……十中八九、死ぬということだぞ?」

「我已明白。」

「承知の上だ」

亨里克毫不猶豫地說道。

ヘンリックは迷うことなく告げた。

亨里克大概能完美扮演我的替身。

ヘンリックは俺の影武者を完璧にこなせるだろう。

能看穿的人只是叔父大人而已。

見抜かれたのは叔父上だったから。

他不會被其他人識破。

他から見抜かれることはない。

亨里克一定能以阿爾諾特的身分演到最後。

きっとアルノルトとして最期まで振る舞える。

「與惡魔的決戰即將到來。如果不把這視為良機……惡魔不會登上表舞台。而判準是帝國。阿德勒已經相當衰弱,真正有力的只有兩人:艾利克兄上與雷奧納爾特。為了不分裂好不容易聚攏的雷奧納爾特勢力,並讓惡魔們以為已無完好勢力,阿爾諾特·雷克斯·阿德勒應該在此死去。」

「悪魔との決戦が近づいている。好機と思わなければ……悪魔は表舞台には立たない。そして基準となるのは帝国だ。すでにアードラーはかなり弱体化している。有力なのは二人だけ。エリク兄上とレオナルトだけだ。せっかく集めたレオナルトの勢力を二分しないためにも、そして無事な勢力はないのだと悪魔たちに思わせるためにも。アルノルト・レークス・アードラーはここで死ぬべきだ」

亨里克所說的,就是我所解釋過的那番話。

ヘンリックの言葉は俺が説明したことだ。

至今雷歐能持續快進擊,其背後始終有我的存在。

これまで快進撃を続けてきたレオだが、その影には常に俺がいた。

我的死對雷歐的勢力將是打擊,雷歐與艾利克兄上之間的衝突將會展開,那對惡魔而言無疑是絕佳機會。

その俺が死ぬことは、レオの勢力にとっては打撃だ。そしてレオとエリク兄上とのぶつかり合いが始まる。それは悪魔たちにとっては好機以外の何物でもない。

擊敗王國的雷歐,和巧妙操縱聯合軍的阿爾諾特,若兩人共存,連艾利克兄上也難以對抗。

王国を倒したレオと、連合軍を巧みに操ったアルノルト。この二人がいては、エリク兄上も太刀打ちできない。

功績上的差距實在太大了。

功績が違いすぎる。

那樣不行。

それでは駄目なのだ。

為了讓艾利克兄上也能抗衡,雷歐的勢力必須有所衰弱。

エリク兄上でも対抗できるように、レオの勢力は衰えないと。

所以我想死。

だから俺は死にたい。

但是,偽裝死亡並非易事。

しかし、死の偽装は簡単ではない。

「必須讓所有人確信你已死。即便你倖存……也不會安然無事,懂嗎?這幾乎等同於棄子,還能接受嗎?」

「確実に死んだと思わせる必要がある。もし生き残っても……無事では済まないんだぞ? いいのか? 捨て駒も同然だぞ?」

「能當棄子已是萬幸。我已經做好覺悟。」

「捨て駒になれるだけマシだ。覚悟はすでにできている」

說罷,亨里克向我展示了他的左手。

そう言ってヘンリックは俺に左手を見せてきた。

上面有一道顯著的傷痕。

そこには特徴的な傷。

我的左手也有同樣的傷。

同じ傷が俺の左手にもある。

「不知道會有什麼刺客來,也不知道會用何種暗殺手段。因此要做足各種準備迎擊,並且一定要將其擊倒。之後士兵們會發現的是這隻左手。憑此,阿爾諾特·雷克斯·阿德勒就能被判定為已死。」

「どんな暗殺者が来るかわからない。どういう暗殺の仕方をするかわからない。だから、あらゆる備えをして迎え撃つ。そして必ず打ち倒す。その後、兵士たちが発見するのはこの左手だ。これによってアルノルト・レークス・アードラーは死ぬことができる」

「……別想著以同歸於盡了。既然在幕後活動,現在比以往更需要你的支援。」

「……刺し違えようなどと思うな。裏で動く以上、今まで以上にお前のサポートがいる」

「我知道。請……相信我的弟弟。」

「わかっている。どうか……弟を信じてほしい」

將弟弟做為替身,背棄對父親的約定,甚至讓重要的人們相信他已死,

弟を影武者にして、父上とした約束を破って、大事な人たちにすら死んだと思わせる。

心在作痛。

心が軋む。

即便如此。

それでも。

我有必須完成的任務。

俺には果たすべき役目がある。

不是為了別的,

ほかでもない。

而是為了守護那些重要的人們。

大切な人たちを守るために。

「……交給你了。要隨時準備好可以互換。」

「……任せた。いつでも入れ替われるようにしておいてくれ」

「明白。」

「承知した」

而後,過了一會兒。

そして、それからしばらくして。

一名傳令將聯合軍已攻下王都以外所有城市的消息送到了我這裡。

連合軍が王都以外のすべての都市を陥落させたという伝令が俺に届いたのだった。