最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第五百九十五話 獅子之顎
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「啧!各艦情況如何!?阿爾巴特羅和隆迪內的艦隊在哪裡!?」
「ちっ! 各船の状況は!? アルバトロ、ロンディネの艦隊はどこにいる!?」
在搖晃的船上。
揺れる船の中。
我大聲要求報告。
俺は大きな声で報告を求めた。
即便如此周遭的聲音太吵,只有近處的人才能聽到我的聲音。
それでも周りの音が凄すぎて、近くにいた者にしか声は届かない。
「能確認護航艦,但其他艦船無法確認!兩公國的艦隊也行蹤不明!」
「随伴船は確認できますが、その他の船は確認できません! 両公国艦隊も行方知らずです!」
「啧!是不是太小看這一帶的暴風了……把護航艦連結起來!總之別讓船翻!不撐過這場風暴就沒有出路!」
「ちっ! この一帯の嵐を舐めすぎたか……随伴船と連結! とにかく転覆しないようにしろ! この嵐を乗り切らないと先はないぞ!」
聽到我的指示,船長用力點頭。
俺の指示を聞き、船長が大きく頷いた。
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曾經帝國與王國交戰的時候。
かつて帝国が王国と戦争をしていた時。
王國軍採取固守要塞的策略,帝國無法突破該要塞。
王国軍は要塞に籠城する策をとり、帝国はその要塞を突破することができなかった。
主要原因是阿爾巴特羅公國的海軍在向要塞補給。
大きな要因は要塞にアルバトロ公国の海軍が補給していたからだ。
當然帝國知道這件事。
もちろん帝国はそのことを承知していた。
所以曾試圖阻止,但做不到。
だから阻止しようとしたが、できなかった。
理由是海軍實力有差距,且王國附近的海域極易天候變化、波濤洶湧。
理由は海軍力に差があったことと、王国の海域は非常に荒れやすいということだ。
並非所有海域都如此;位於帝國與王國之間的那片海域特別容易變得險惡。
すべての海域が荒れやすいわけではない。帝国と王国の間にある海域が、極端に荒れやすい。
那片海域天候瞬息萬變,非熟練水手難以突破。
その海域は天候がコロコロ変わるため、熟練の船乗りでなくては突破できない。
名字叫做『獅子之顎』。
ついた名は〝獅子の顎〟。
因為它會撕裂接近王國的船隻。
王国に近づく船を嚙みちぎる海域だからだ。
本來應該避開的海域,但如果要繞過此處接近王國一側,就必須大幅迂迴——那是普通船員常用的路線。
本来なら避けるべき海域だが、この海域を避けて王国側に近づくには大きく迂回することが必要になる。通常の船乗りが使うルートだ。
但那條路會是相當長的航程,讓一百艘的聯合艦隊行走實際上不可能——準備的糧食根本不夠,時間上也趕不及。
しかし、そのルートはかなりの長旅になるし、そんな長旅を百隻の連合艦隊で行うのは非現実的だ。用意していた食料では到底持たないし、時間的にも間に合わない。
因此聯合艦隊不得不選擇突破獅子之顎,別無他法。
そのため、必然的に獅子の顎を突破するという選択を連合艦隊は取った。それしか手がないからだ。
已經做好了犧牲損失的心理準備。
被害は覚悟の上。
不過因為太過危險,被判定技術不足的二十艘帝國船被令走迂迴路,並裝載大量物資,作為補給船。
ただ、あまりにも危険なため、技量が劣ると判断した二十隻の帝国船は迂回ルートを取らせた。物資を大量に積み込んだうえで、補給船としたのだ。
突入的有四十艘帝國艦隊,以及兩個公國各二十艘,合計八十艘。
突入したのは帝国艦隊四十隻と、両公国艦隊が二十隻ずつの計八十隻。
阿爾巴特羅公國艦隊的忠告是應該預期損失會超過十艘。
十隻以上の損害は覚悟するべきというのがアルバトロ公国艦隊の忠告だった。
然而仍有突破的勝算。
しかし、突破できる勝算はあった。
阿爾巴特羅公國的船長判定時機相對平穩便一同突入,而且『獅子之顎』本身也沒有昔日那麼危險。
アルバトロ公国の船長たちが比較的穏やかと判断したタイミングで突入したし、〝獅子の顎〟自体、かつてほど危険ではない。
大概是這片海域中漂泊的強大魔力逐漸減弱的緣故。
おそらくこの海域に漂う強力な魔力が徐々に減少しているからだろう。
雖然仍然危險,但已不像十多年前那樣被說只有阿爾巴特羅公國的精銳才能突破。
それでも危険なことには変わりないが、十年以上前の、アルバトロ公国の精鋭しか突破できないと言われたほどではない。
然而,這種認知未免太過樂觀了。
しかし、それはさすがに認識が甘かった。
獅子之顎起初還算平靜,但幾分鐘內天候突然變化。
最初は穏やかだった獅子の顎だが、数分で天候が一変。
不知不覺間就被暴風吞沒了。
気づけば嵐に飲み込まれていた。
這種可能性早已被提示,且一旦如此艦隊幾乎無法作為整體行動,因此已通告各艦長按各自判斷嘗試突破。
そうなる可能性は指摘されていたし、そうなった場合は艦隊として動くことはほぼ不可能なため、各船長の判断で突破を試みるようにと通達してはいた。
但沒想到會到這種程度。
だが、さすがにこれほどとは思っていなかった。
「護航艦:卡斯帕爾、約爾丹、克里斯托夫、奧斯卡,連結完了!!」
「随伴船、カスパル、ヨルダン、クリストフ、オスカー。連結完了!!」
「就那樣保持連結!以突破海域為目標!」
「そのまま連結を維持! 海域の突破を目指せ!」
「閣下!即便突破了這場暴風,也不確定能否維持艦隊啊!?」
「閣下! この嵐では突破したとしても、艦隊を維持できているかわかりませんよ!?」
「那種事突破後再說!總之只要這五艘還在就有辦法!船長,務必保住她們!」
「そういうことは突破してから考える! とにかくこの五隻さえ残っていればやりようはある! 失わないようにしてくれ、船長!」
「別說這種荒唐話!!這跟海龍製造的暴風一樣強!若在中心地帶早就沉沒!」
「無茶を言わないでください!! 海竜が生み出した嵐並みですよ! 中心地にいたら沈んでます!」
「幸好似乎不是中心地帶!運氣真好!」
「幸い、中心地じゃないみたいだな! 運が良かった!」
「被暴風吞沒這點本身就很倒楣!」
「嵐に飲み込まれた時点で運が悪いんですよ!」
雖然還在互相打趣,船長卻巧妙地操縱著連結的船隻,在暴風中前進。
軽口を叩きながらも船長は連結した船を巧みに操り、嵐の中を進んでいく。
足以讓人放心擔任旗艦的船長。
旗艦の船長を任せられるだけはある。
連那樣的船長都覺得糟糕的暴風啊。
そんな船長でもまずいと判断する嵐だ。
無法猜測其他船的狀況如何。
他の船がどうなったかは見当もつかない。
最糟可能除了這五艘之外全滅。
最悪、この五隻以外全滅もありえる。
若真是那樣,就必須大幅改變戰略……。
そうなると戦略を大幅変更する必要も出てくるが……。
「真希望公國艦隊都平安無事……」
「公国艦隊は無事だと信じたいが……」
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在暴風中航行了一陣子,我們終於成功脫離了獅子之顎。
しばらく嵐の中を進み、ようやく俺たちは獅子の顎を抜けることに成功した。
脫離後的海面竟然平靜得讓人難以置信。
抜けた先は先ほどまでの嵐が信じられないほど穏やかだった。
「周圍有船隻嗎!?」
「周辺に船は!?」
「能確認到的……除了連結著的這五艘之外,是十艘,不,十一艘!全都是帝國船!」
「確認できるのは……連結しているこの五隻を除けば、十隻、いえ、十一隻です! すべて帝国船です!」
「總計十六艘……帝國海軍明明有四十艘啊……」
「合わせて十六隻……帝国海軍は四十隻もいたのに……」
旗艦上的船員們大大垂下了頭。
旗艦の乗組員たちが大きく項垂れた。
這支艦隊本該不可能敗北。
この艦隊なら負けるはずがない。
昔日以雄威自傲的帝國艦隊已經不復存在。
そんな威容を誇った帝国艦隊はもういない。
既然要通過獅子之顎,損失在預期內,但這次實在太多了。
獅子の顎を通る以上、損失は計算のうちではあったが、さすがに大きすぎる。
「兩公國的艦隊呢?」
「両公国艦隊は?」
「看不見他們的蹤影!」
「姿が見えません!」
「閣下,十六艘無法突破守備的王國海軍。」
「閣下、十六隻では防衛する王国海軍を突破できません」
「我知道。現在就想辦法。」
「わかっている。今、策を考える」
「在這種情況下您還打算攻下要塞嗎?」
「この状況でまだ要塞攻略をするおつもりですか?」
「無論情況如何都會攻下它。而且公國艦隊必定安全。增援還會來的。」
「どんな状況でも攻略するつもりだ。それに公国艦隊が必ず無事なはずだ。まだまだ船は増える」
「冒昧地說……還沒現身就代表他們仍在暴風之中。如果他們比我們在暴風中的時間還久的話……恐怕已經……」
「恐れながら……まだ姿を現さないということは嵐の中ということです。我々よりも長時間、嵐の中にいたとしたら……もう……」
船長微微低下臉這樣說。
船長はかすかに顔を伏せながら告げる。
正如船長所說,若連公國艦隊也全滅的話,原本一百艘就會被削減到只剩十六艘。
船長の言う通り、公国艦隊まで全滅していたら百隻が十六隻まで数を減らしたということになる。
簡直是巨大的失誤。
大失態もいいところだ。
但連以精銳自豪的阿爾巴特羅艦隊也會全滅嗎?
しかし、精鋭を誇るアルバトロの艦隊まで全滅するだろうか?
就在我這麼想時,瞭望員大聲喊道。
そう思っていると、見張りの者が大声をあげた。
「暴風方向出現大量船影……!!是兩公國的艦隊!」
「嵐の方面より船影多数……!! 両公国の艦隊です!」
聽到報告後,我與船長移動位置,將目光投向暴風的方向。
報告を聞き、俺と船長は場所を移動して、嵐のほうへ視線を向ける。
那裡有兩公國的艦隊彷彿毫髮無傷地向這裡航來。
そこには何事もなかったかのようにこちらへ向かってくる両公国の艦隊がいた。
更有甚者。
さらには。
「阿爾巴特羅公國艦隊!數量二十!隆迪內公國艦隊!數量十五!此外還有帝國船十五艘!!」
「アルバトロ公国艦隊! 数二十! ロンディネ公国艦隊! 数十五! さらに帝国船も十五!!」
「就我所見……阿爾巴特羅公國的艦隊……似乎用繩子把帝國船綁住一起突破了暴風……」
「見る限り……アルバトロ公国の艦隊は……縄で帝国船を固定して嵐を突破したようですな……」
「所以才花了那麼久。不過,他們拖著累贅也能突破……未來十年最好別和阿爾巴特羅公國在海上交戰了。」
「だから時間がかかったのか。しかし、足手まといを抱えても突破できるのか……向こう十年はアルバトロ公国と海戦はしないほうが良さそうだな」
「一輩子免談,我不想跟那種艦隊打仗。」
「一生ごめんです。あんな艦隊と戦うのは」
我對船長的話苦笑著點頭。
船長の言葉に苦笑しつつ、俺は頷く。
帝國艦隊損失九艘;隆迪內公國艦隊損失五艘;阿爾巴特羅艦隊則沒有損失。
帝国艦隊の損失は九隻。ロンディネ公国艦隊の損失は五隻。そしてアルバトロ艦隊は損失なし。
隆迪內或許對海軍實力也有自信,但阿爾巴特羅是專門以海軍見長的國家。
ロンディネも海軍力には自信がある国だろうが、アルバトロはそれに特化した国だ。
船隻的差距可能有影響,但更明顯的是人員訓練程度的差距。
船の差もあるだろうが、明確に人員の練度の差が出ている。
能不戰則不戰,還是別打為妙。
戦わないで済むなら戦わないほうがいいだろう。
「被牽引的帝國船損傷似乎很嚴重……總之能平安回來真是太好了。」
「牽引されている帝国船のダメージは深刻なようですが……とにかく無事でよかった」
「船壞了就把人員轉移就行。就算再損失幾艘,只要兩公國艦隊還那麼健在,一切還有辦法。」
「船が駄目なら人員を移動させるだけだ。もう何隻か駄目になったとしても、両公国艦隊があれだけ健在ならいくらでもやりようはある」
說完我將視線轉向西方。
そう言って俺は視線を西に向けた。
這樣一來,通往要塞的最大難關就算跨過了。
これで要塞までの最大の難関はこえた。
等待我們的,是王國海軍。
待ち構えているのは王国海軍。
「那麼,雷奧應該進展順利吧?」
「さて、レオは上手くやってるかな?」