最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第五百八十一話 不安之中
攻下前線城市的帝國軍,將北部都市群中被策反的三座陷落城市交由雷蒂西亞管理,並把戰線向前推進。
前線都市を落とした帝国軍は、北部都市群を調略したレティシアに陥落した三つの都市を任せ、前線を上げていた。
陣形沒有改變,三支部隊在前方出擊,本隊則在後方。
布陣は変わらず、三つの部隊が前に出て、その後ろに本隊という布陣だった。
在本隊裡,雷歐把各地的情報記在腦中。
その本隊でレオは各地の情報を頭に入れていた。
「北部的城市接連投降,南部有幾座城市開始表現出親帝國的態度嗎?」
「北部では続々と都市が降伏していて、南部ではいくつかの都市が帝国寄りの態度を示しはじめたか」
帝國軍在喧傳王國軍焚燒兵糧一事。
王国軍が兵糧を燃やした一件を帝国軍は喧伝していた。
拋棄聖女的王國,也會拋棄人民。
聖女を切り捨てた王国は、民も切り捨てる。
作為情報戰術,帝國把王國軍塑造成惡者、把聖女包裝成正義,渲染得過於誇張;但其中摻雜了事實,因而難以完全否認。
情報戦術ということで、過剰なほど王国軍が悪、聖女が正義という形での喧伝となっているが、事実が混ざっているため、否定できないのも事実。
原本堅固的防禦網開始崩解。
強固だった防衛網は崩れ始めた。
因為王國『齊心對抗帝國軍』的立場已經瓦解。
一丸となって帝国軍に対抗するという、王国のスタンスが崩れてしまったからだ。
「你覺得會就這樣發展下去嗎,維恩?」
「このまま行くと思う? ヴィン」
「別問我。我很忙。」
「オレに聞くな。オレは忙しいんだ」
維恩一邊翻閱書件,一邊回答雷歐的提問。
レオの問いにヴィンは書類をめくりながら告げる。
雷歐看著維恩那副模樣苦笑。
そんなヴィンの様子にレオは苦笑する。
「你不是軍師嗎?」
「軍師なのに?」
「你要是覺得我是軍師,就把我當作軍師來對待。」
「軍師だと思うなら軍師として扱え」
維恩一臉焦躁,加快了翻閱書件的手勢。
ヴィンはイライラした様子で書類をめくる手を早めた。
眼下維恩負責的是對前線三支部隊的兵糧補給以及本隊的糧餉管理。
現状、ヴィンがしているのは前線に張っている三つの部隊に対する兵糧供給と、本隊の兵糧管理。
維持十五萬兵力所需的糧餉管理至關重要,同時也是敵方會盯上的目標。
十五万を維持する兵糧の管理は重大であり、敵に狙われる場所でもある。
因此雷歐將有關兵糧的事全部委任給維恩。
ゆえにレオは兵糧に関することをヴィンに一任した。
被委任的維恩忙碌奔走,細緻地管理著兵糧。
任されたヴィンは忙しく動き回りながら、細かく兵糧を管理していた。
為了讓帝國軍能多撐一天。
一日でも多く帝国軍が戦えるように。
「你自己不是說過嗎?要當十五萬大軍的軍師是不可能的。」
「自分で言ったんでしょ? 十五万の大軍の軍師は無理だって」
「所以別問了。現在的我只是負責兵糧的人。」
「だから聞くな。今のオレは兵糧を管理するだけの存在だ」
「至少讓我聽聽你的意見吧。」
「意見くらい聞かせてよ」
「……凡人無法理解天才的想法。」
「……凡人には天才の考えることはわからん」
「是嗎。那麼王國軍接下來該做出什麼選擇?若按常規走的話?」
「そう。じゃあこれから王国軍が取るべき選択は? 定石通りでいくなら」
「那個問題我就回答你。若王國軍不改變戰略,就應該撤回前線,重建防禦網。邊疆的城市即便有些叛變,也不會對中央造成太大影響。」
「その質問なら答えてやる。王国軍が戦略を変えないなら前線を引き下げて、防衛網を再構築する。辺境の都市が多少寝返ったところで、中央にはあまり影響がないからな」
「要是改變戰略呢?」
「戦略を変更するとしたら?」
「我想得出的戰略,敵將應該不會採取……若是我,我會轉移重心到北部。局勢對王國軍不利,想要扭轉唯有行動。不過可攻擊的地點只有北部。」
「オレが思いつくような戦略は敵将は取らないと思うが……オレなら北部に移動する。状況は王国軍に不利だからな。どうにか好転させるためには動くしかない。ただ、攻められるのは北部しかない」
「是啊。以目前情況,確實只有那個選擇。」
「そうだよね。この状況じゃそれしかないよね」
確認與自己意見相同後,雷歐點頭。
自分と同じ意見であることを確認し、レオは頷く。
局勢對王國軍不利。
状況は王国軍に不利。
若不改變戰略,唯一的選擇就是後撤,否則那滿是漏洞的防禦網終將被突破。
このまま戦略を変えないなら、下がるしか手はない。穴だらけの防衛網を再構築しなければ食い破られるからだ。
若放棄那套策略,就只能轉為攻勢。
その戦略を捨てるとするなら、攻めに転じるしかない。
而應該攻打的地方也只有北部。
そして攻めるべき場所は北部しかない。
收復那些被策反的都市群,能回復士氣,也能牽制其他城市。
調略された都市群を落とせば、士気の回復と他の都市への牽制となる。
「只是,即便奪回北部,也未必能扭轉局勢。王國軍從一開始就是處於不利,之所以能抵得住,是因為有充分的準備。一旦那些準備被破壞,必然會被迫陷入不利局面。」
「ただ、北部を奪還したとしても状況が好転するとは限らない。はじめから王国軍が不利な戦いだ。互角だったのはしっかりと準備があったから。準備したものが壊れれば、不利な戦いを強いられるのは当然だ」
「不會撤退到要塞吧?」
「要塞に撤退はないね?」
「除非被逼到無路可退,否則不會。對手已看穿我們的企圖,不會特意走我們想要的那套路。」
「よほど追い詰められたら別だろうが、こちらの狙いを見透かしていた相手だ。わざわざこちらが望む展開にはしないだろう」
「要做的話……會不會是偽裝撤退?」
「やるとしたら……偽装撤退かな?」
「這點確實要多加注意。不過,即便對方撤退,也不會讓人陷入困境。只要嚴令前線三支部隊:不要追擊就好。」
「十分注意するべきだろうな。ただ、下がられても困るほどじゃない。前線の三つの部隊には厳命しておけばいい。追わなくていい、とな」
佔優的一方是帝國軍。
有利なのは帝国軍。
只要意識到這份優勢,逐一攻略各座城市就行。
その有利を自覚して、一つ一つ都市を攻略していけばいい。
最大的隱憂──兵糧,也因為北部的都市群而稍微寬裕了一些。
最大の懸念だった兵糧は北部の都市群のおかげで、幾分か余裕ができた。
敵方士氣也下滑,曾自誇鐵壁的防禦網也開始出現破綻。
敵の士気も下がっており、鉄壁を誇った防衛網にもほころびが出始めている。
確實佔有優勢。
有利なのは確か。
然而,雷歐內心有種難以言明的不安。
しかし、レオには言い知れぬ不安があった。
『究竟,我真的佔有優勢嗎?』
果たして、本当に自分は有利なのだろうか、と。
對於從開戰前就已做好不利打算的雷歐而言,所謂的有利反而成為他不安的來源。
開戦前から不利を覚悟してきたレオにとって、有利な状況というのは逆に不安材料でしかなかった。
敵人接下來會做什麼?
敵はここから何をしてくるのか。
雖然能預想,但肯定會超出預期。
予想はしているが、きっと予想を超えてくる。
若不是那種對手,艾爾也不會如此警戒。
そういう相手でなければ、アルが警戒するわけないからだ。
「總之先向全軍提醒注意。因為無法預測敵人會做什麼。」
「とりあえず全軍に注意を促すとするよ。敵が何をしてくるかわからないからね」
「你是想說『不要鬆懈』吧,但我覺得做不到。因為帝國軍明顯佔優。」
「気を緩めるな。と言いたいんだろうが、無理だと思うぞ。明らかに帝国軍が優勢だからな」
雷歐對維恩的話點頭。
ヴィンの言葉にレオは頷く。
正是那份優勢令人恐懼。
その優勢が怖いのだ。
不安果然成真。
そして不安は的中する。
隔日。
翌日。
出征前線的三支部隊各自開始攻打下一座城市,但與右側部隊的聯絡突然中斷。
前線に出ていた三つの部隊はそれぞれ次の都市攻略に取り掛かったが、右側の部隊との連絡が突如として途絶えた。
然而,本隊對此的察覺稍微遲了一步。
しかし、少しだけ本隊はその把握が遅れてしまった。
原因很簡單。
理由は簡単だった。
比起最初攻打那座前線城市時,本隊與三支部隊之間的距離拉開了。
最初に攻めていた前線都市のときよりも、本隊と三つの部隊との距離が開いていたからだ。
不過,那只是些微差距。若同時攻略三座城市,這樣的差距本應在可容忍範圍內。
しかし、それは僅かな差。同時に三つの都市を攻略するなら許容するべき差だった。
然而,雷歐發現那差距致命,是在接到右側傳來的急報時才察覺的。
しかし、その差が致命的だとレオが気づいたのは右側から急ぎの伝令が届いたときだった。
結果那成了右側傳來的最後一則報告。
それは結局、右側からの最後の一報となった。
內容是:敵方總司令安瑟姆現身。
内容は、敵総司令アンセム現る、というものだった。