最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第五百七十三話 雷蒂西亞的計策
今天把莉澤、克莉絲塔、蜜葉的番外短篇(SS)上傳到YouTube了,有興趣的話請去看看m(__)m
今日はリーゼ、クリスタ、ミツバのSSをYouTubeにあげたので、気になる場合はみてみてくださいm(__)m
「真讓人著急呢」
「じれったいわねぇ」
「不行啦,艾爾娜。別衝出去了」
「駄目だよ、エルナ。飛び出しちゃ」
「你把人當成狗還是怎麼想的?作為副將的責任我很清楚。真是的……」
「人を犬か何かだと思っているのかしら? 副将としての責任は自覚しているわよ。まったく……」
「那就好。哥哥交代我要牽緊艾爾娜的韁繩」
「それならよかった。兄さんにエルナの手綱は握っておくようにって言われてるからね」
「又說那種話……等會兒會合的時候可要記住喔,阿魯……」
「またそんなこと言って……合流したら覚えておきなさいよ、アルぅ……」
帝國軍本陣。
帝国軍本隊。
在那本陣中,總大將雷歐和副將艾爾娜正在如此交談。
その本陣で総大将であるレオと副将であるエルナがそんな会話をしていた。
我們早已知道敵軍會固守防線,企圖消耗我方。
敵軍が守りを固めて、こちらの損耗を狙ってくるのは承知の上だった。
只是,敵軍的守備比預想還要堅固。
ただ、予想以上に敵の守りが固い。
前線部隊陸續回報說需要更多時間。
前線部隊からは続々と時間がかかるという報告が届いている。
「若趁這個空檔由本隊出擊攻佔薄弱處,敵本隊就會以為是好機會而前來;若調動前線部隊,待在據點的兵力反倒會朝我們這邊來。可若拖時間,糧草與兵力都會被削弱。果然是不愧為哥哥所警戒的對手,真是滴水不漏呢。」
「この隙に手薄な場所を本隊で攻めれば、好機とみて敵本隊がやってくる。前線部隊を動かせば、今度は拠点に籠る戦力が僕らに向かってくる。かといって、時間をかければ兵糧も兵力も削られる。さすが兄さんが警戒していた相手だ。抜け目ないね」
「是啊。前線那些城市能維持士氣也真厲害。雖然應該有人氣,但看來在背後的交涉也做得很周到吧。」
「そうね。前線の都市が士気を維持しているのもさすがだわ。人気もあるんでしょうけど、根回しはかかさないってことなんでしょうね」
擺弄棋子和真正的實戰是兩回事。
駒遊びと実戦は違う。
若有十五萬大軍逼近,原本寄望的城市群也可能一齊投降。
十五万の大軍が迫ってくれば、頼みにしていた都市群が一斉に降伏することもありえる。
然而前線的那些城市群,和趕來支援的兵力一起,正英勇地抵抗著。
だが、前線の都市群は応援に駆け付けた兵力と共に果敢に抵抗している。
那是因為他們信任敵方的總司令安瑟姆。
それは敵総司令であるアンセムのことを信じているからだ。
正因為他們知道自己的抵抗有意義,才會堅持抵抗。
自分たちが抵抗することに意味があるのだと、そうわかっているから彼らは抵抗する。
他們有一種對抗帝國的連帶感。
帝国に抵抗するのだと、連帯感が敵にはあるのだ。
優秀的將領能夠把周圍的人也捲入其中。
良い武将は周りを巻き込むことができる。
艾爾娜改觀了對總司令安瑟姆最初的印象。
当初想定していた、総司令アンセムの像をエルナは書き換えていた。
他不是普通的將領,而是一位必須給予最大警戒的對手。
ただの将ではない。最大限の警戒を払う相手だと。
「對大軍而言不需要奇策。我們固執於正面攻擊,但對方也預料到這一點。就算突破了城市,如果一切都如對方預想,勝算也會很渺茫吧。」
「大軍に奇策は必要なし。そう決め込んで正面から攻めているけど、相手にとってはそれも予想通り。このまま都市を突破したとしても、相手の予想通りなら勝ち目は薄いかもね」
「雖然很想說你太退縮了……但我也同意。對方既然準備得這麼周到,不大可能會低估我們的實力。如果他們認為只要對上被消耗的帝國軍就能取勝,那照這樣走下去勝算恐怕不高吧。」
「弱気って言いたいところだけど……同意見だわ。ここまで念入りに準備をしている相手なら、こちらの戦力を計り間違えるってことはないはず。損耗した帝国軍なら勝てると向こうが踏んでいるなら、そのまま行けば勝ち目は薄いでしょうね」
「是啊。對方只要維持膠著就行了。我們唯一可倚靠的,是他們與王太子之間的惡劣關係,但那是丞相們的領域。或許他們正在動作,但若一切照原計劃,任何搖動都無濟於事。果然得想點別的辦法。」
「そうだね。向こうは膠着状態をつくればいいだけだしね。頼みの綱は王太子との仲の悪さだけど、それは宰相たちの分野だからね。動いてはくれているだろうけど、当初の予定通りに行っているなら、ゆさぶりも意味ないだろうね。やっぱり何か手を打たないと」
「我要去攻下城市?如果是薄弱的城市,只靠我一個也沒問題喔?」
「私が都市を落とす? 手薄な都市なら私だけでも大丈夫よ?」
「別忘了你是副將的責任。而且就算強行拿下一座薄弱的城市,情勢也不會因此好轉。」
「副将の責任を忘れないでほしいね。それに手薄な都市を一つ、力づくで落としたところで状況は好転しないよ」
就算阿姆斯貝爾格攻下城市,對方也會認為在預料範圍內。
アムスベルグが都市を落としたとしても、相手にとっては予想の範囲内だろう。
薄弱城市被攻陷,敵方也已經做好心理準備,不會因此動搖。
手薄な都市が落とされるのは敵も覚悟の上だろう。それで動揺は与えられない。
「那麼,如果不是靠武力呢?」
「では、力づくではない場合はどうでしょう?」
這個聲音傳到了正在思索的雷歐耳中。
思案するレオに対して、そんな声が届いた。
能出入本陣的人寥寥無幾。
本陣に出入りできる者は少ない。
其中一位那寥寥無幾的人就站在那裡。
その数少ない一人がそこにはいた。
「不是靠武力,是不是表示不會很危險啊?雷蒂西亞」
「力づくじゃないってことは、危なくないことかな? レティシア」
「大概吧」
「おそらく」
「光說『大概』可不行啊,別只是『大概』。」
「おそらくじゃ困るよ。おそらくじゃ」
雷歐對雷蒂西亞的話皺起眉頭。
レティシアの言葉にレオは眉を顰める。
這是帝國對王國的侵攻,但帝國宣稱的正義是要從現任國王手中奪取實權,並廢黜背叛聖女雷蒂西亞的王太子。
これは帝国による王国侵攻だが、帝国の大義は現国王から実権を奪い、聖女レティシアを裏切った王太子を廃するというものだ。
表面上是為了現任國王和雷蒂西亞,但帝國的真心其實是希望雷蒂西亞不要太多出手。
あくまで現国王とレティシアのためというスタンスであり、そのためにレティシアにはあまり動いてほしくないというのが帝国の本音だった。
當然,雷歐心裡也不希望她去做危險的事。
もちろん危ないことはしてほしくないというのは、レオの本音だが。
「我也和西奧多隊長商量過了,我認為不會那麼危險。」
「セオドア隊長とも相談しましたが、そこまで危なくないと思います」
「當然前提是會有護衛隨行。」
「あくまで護衛がつけば、という話ですが」
站在後方的西奧多開口說道。
後ろに控えていたセオドアが口を開く。
第二、第三等級的上位近衛騎士隊長之所以同行,是因為有雷歐和雷蒂西亞這兩位要人。
第二、第三という上位の近衛騎士隊長が同行しているのは、レオとレティシアという重要人物がいるからだ。
與其說是戰力,倒不如說是護衛:艾爾娜和西奧多儘量都待在兩人身邊,周圍還有兩名手下做掩護。
戦力というよりは、二人の護衛という意味合いが強く、出来得る限りエルナとセオドアは二人の護衛についていた。周りはさらに二人の部下が固めている。
幾乎不可能發動襲擊。
襲撃するのはほぼ不可能。
在本陣能保證與城中相當的安全性。
城にいるとき並みの安全性が本陣では保証されていた。
「就先聽聽吧。只是聽聽而已。」
「聞くだけ聞こうか。聞くだけ」
「過度保護可不好喔,雷歐」
「過保護はよくないわよ? レオ」
「艾爾娜你也沒資格說別人呢」
「エルナだって人のこと言えない癖に」
「我哪次過度保護了?」
「私がいつ過保護だったっていうのよ?」
「你總是把哥哥看得太脆弱吧?我總覺得『他真是太過保護了』,但我沒把話說出口才讓你有面子。別多說了。」
「いつも兄さんを過保護に扱ってるでしょ? 僕はいつも過保護だなぁって思ってるけど、口には出さないでおいてあげてるんだから。黙ってて」
「我才不是過保護呢!」
「私は過保護じゃないわよ!」
青梅竹馬之間的輕鬆閒聊。
幼馴染の気安い会話。
雷蒂西亞帶著微笑聽著,指向比前線略偏北的一片區域。
それを微笑ましそうに聞きながら、レティシアは前線よりやや北側の一帯を指さす。
「王國北部是在與聯合王國的戰爭期間,我曾作為據點駐守的地方。如果是這片都市群,或許我能說服他們歸順帝國。」
「王国北部は連合王国との戦争の際、私が拠点としていた場所です。ここの都市群ならば説得して、帝国に下らせることができるかもしれません」
「就只靠妳一個人去說服?」
「君だけで説得に?」
「當然我不會單獨前往。如果艾爾娜大人能跟隨護衛,我會很高興,不知可否?」
「もちろん私だけでは行きません。エルナ様について来ていただけると嬉しいのですが、いかがでしょうか?」
「我、我嗎!?西奧多副團長不行嗎?」
「わ、私!? セオドア副団長じゃ駄目なのかしら?」
「同為女性,我也想多跟艾爾娜大人好好談談。這樣可以嗎?」
「同じ女性ですし、エルナ様とはもっとよくお話したいと思っていたんです。駄目でしょうか?」
「不是不行啦……」
「駄目じゃないけど……」
艾爾娜朝雷歐瞟了一眼。
エルナはチラリとレオを見る。
雷歐的護衛由艾爾娜負責,這也是她身為副將的職責。
レオの護衛はエルナという役割分担だった。副将という立場もある。
而且雷蒂西亞是雷歐的青梅竹馬與心儀對象,這讓艾爾娜覺得為難。
さらにいえばレティシアは幼馴染であるレオの想い人。やりづらさがエルナの中にはあった。
因此,自西部邊境駐守時起,艾爾娜就避免積極介入。
そのため、西部国境に居た時から積極的に関わることはなかった。
不過。
しかし。
「艾爾娜要是當護衛……我就認可。」
「エルナが護衛につくなら……認めるよ」
「雷歐都這麼說的話……」
「レオがそういうなら……」
面對難得語氣不決的艾爾娜,雷蒂西亞露出笑容。
珍しく歯切れの悪いエルナに対して、レティシアは笑顔を向ける。
然後。
そして。
「拜託您了,艾爾娜大人。」
「よろしくお願いします。エルナ様」