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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第五百六十四話 沒時間

我離開了玉座之間,朝後宮走去。

玉座の間を出た俺は、後宮に向かっていた。

是為了見母上。

母上に会うためだ。

然而。

だが。

「阿爾殿下!!」

「アル様!!」

「菲涅?發生了什麼事?」

「フィーネ? なにがあった?」

「三葉大人的身體狀況……!」

「ミツバ様のご体調が……!」

在通往後宮的直道上,聽到菲涅的告知後我衝了出去。

後宮に繋がる一本道で、フィーネの知らせを聞いた俺は走り出していた。

這段距離不需要特地使用轉移魔法。

わざわざ転移するほどの距離じゃない。

我用魔法強化體能,迅速衝過那條直道,朝母上的房間奔去。

魔法で身体能力を強化して、さっさと一本道を走り抜けて母上の部屋へと向かう。

我一推開門,便看到侍女們在床邊手忙腳亂。

扉を開けると中では侍女たちがベッドの周りで慌てていた。

「三葉大人!宮醫馬上就到!請撐住!」

「ミツバ様! もうすこしで宮医が来ます! 頑張ってください!」

「快拿水來!」

「早く水を持ってきて!」

「快確認她吃了什麼!」

「食べたものをはやく確認して!」

大聲呼喊此起彼落。

大きな声が飛び交う。

母上躺在床上喘著粗氣。

ベッドの上では母上が荒い息を吐いていた。

見到那情景,我深深嘆了口氣。

それを見て、俺は深く息を吐く。

然後。

そして。

「冷靜。宮醫不用叫。你們也都離開房間。」

「落ち着け。宮医は呼ばなくていい。お前たちも部屋を出ろ」

「啊,阿爾諾特殿下!?」

「あ、アルノルト殿下!?」

「這、這是怎麼回事!?」

「ど、どういうことでしょうか!?」

「別多說了……照我說的做。」

「いいから……言う通りにしろ」

我以不容置喙的語氣對侍女們下令。

有無を言わせぬ口調で俺は侍女たちに告げる。

侍女們見我與平常完全不同,倒吸一口氣後便離開了房間。

普段の俺とは全く違う様子に、侍女たちは息を呑み、そのまま部屋から出ていく。

確認她們都出去了後,我立刻把藥喂給躺在床上的母上服下。

出ていったのを確認して、俺はすぐさま薬をベッドで横になっている母上に飲ませる。

『不確定是否會有效。』

効くかどうかはわからない。

『這種藥只能延緩症狀,並非根本療法。』

この薬は症状を遅らせることしかできない。根本的な解決策ではない。

『若毒性真的達到會奪走她性命的程度,』

本格的に毒が命を取りにきたとしたら。

『我將無能為力。』

俺にはどうすることもできない。

汗水從全身湧出。

体中から汗が噴き出る。

母上的呼吸依然粗重。

母上の荒い息は変わらない。

病情遲遲未見好轉,讓我愈發不安。

容体が変わらないことに不安が募る。

不知該如何是好,只能緊握她的手。

どうすればいいかわからず、ただ手を握ることしかできない。

『這一點不會改變。』

これだけは変わらない。

『無論變得多強,我也治不好母上。』

どれだけ強くなっても、俺には母上を治せない。

『每當母上身體變差時,強烈的無力感便襲來。』

母上の体調が悪くなるたびに、ひどい無力感が俺を襲う。

『一個只能緊握雙手的兒子,究竟有何價值?』

手を握るしかできない息子にどれほどの価値があるのか。

『我的存在意義似乎要動搖了。』

自分の存在意義が揺らぎそうになる。

就在那時,有人悄悄握住了我空著的手。

そんな時、そっと空いている俺の手を誰かが掴んだ。

「――不用擔心。三葉大人不會把阿爾殿下丟下不管的。」

「――大丈夫です。ミツバ様はアル様を置いていったりはしませんよ」

「……菲涅……」

「……フィーネ……」

她大概是跑著趕來的吧。

走って駆け付けてくれたんだろう。

她滿身是汗,呼吸急促。即便如此,菲妮仍溫柔地對我微笑。

汗をかき、息も荒い。それでもフィーネは優しく俺に微笑んでくれた。

看到她的笑容,我的頭腦逐漸恢復冷靜。

その笑みを見て、頭が少しずつ冷静さを取り戻していく。

同時,母上的呼吸也開始穩定下來。

同時に母上の呼吸も安定し始めた。

藥已見效。

薬が効いたのだ。

鬆了口氣後,我緩緩坐到近旁的椅子上。

そのことに安堵して、俺はゆっくりと近くにあった椅子に腰をかけた。

「……時間或許沒有我想的那麼多……」

「……時間は俺が思うほどないのかもしれない……」

「即便如此……要做的事並不會改變吧?只能持續採取看來最好的手段,這樣才有通往勝利的道路。雖然殘酷……在這種情況下,能救阿爾大人的,只有阿爾大人自己。」

「だとしても……やることは変わらないのでは? 最善と思う手を打ち続けるしか、勝ちへの道はありません。残酷なようですが……この状況ではアル様を助けられる人はアル様しかいません」

「……完全沒錯,正如你所言。」

「……まったくもって、君の言う通りだな」

我陷入了『會有人來幫忙吧』的念頭,卻被菲妮否定了。

誰か助けてくれという思考に陥っていたのに、フィーネにそれを否定されてしまった。

那是對的。

それは正しい。

若有人在危急時刻挺身而出,該有多好啊。

ピンチに颯爽と駆けつけてくれる者がいれば、どれほどいいだろうか。

我總是處在那個立場,想被救也不會有錯吧。

いつも俺がその立場なんだから、俺が助けられることを望んだって罰は当たらないだろう。

但我並沒有幫助世上的所有人。

けど、俺は世の中のすべての人を助けているわけじゃない。

我幫助的只是其中一部分;大多數人都是靠自己克服困難。

俺が助けているのは一部だけ。大部分の人は自力で困難を乗り越えている。

即便如此,他們仍咬緊牙關活著。

それでもと歯を食いしばって生きているんだ。

就算放棄會比較輕鬆,但因為不想放棄,所以才努力著。

諦めたほうが楽でも、諦めたくないから頑張っている。

我比一般人更強,也比一般人更聰明。對此我有自信。

俺は人よりも強いし、人よりも賢い。その自負はある。

我也有自己的地位,身邊的人也很照顧我。

立場だってある。周りの人にも恵まれている。

像我這樣坐等他人援助,實在是傲慢吧。

そんな俺が他者の助けを座して待つのは、傲慢だろう。

而且,相較於坐著等救援的人,我更想幫助那些還在掙扎的人。

それに、俺なら座して助けを待つ人より、足掻いている人を助けたい。

「其實……如果我能幫上忙,我很想那樣做的……」

「本当は……私が助けてさしあげられるなら、そうしたいのですが……」

「沒關係,你已經幫了我很多了。」

「いいんだ。十分助けてもらっているから」

向菲妮這麼回答後,我從椅子上站起身。

フィーネにそう答えて、俺は椅子から立ち上がる。

既沒有時間讓我焦慮,也沒空在這裡等待別人的幫助。

時間がないと焦っている暇もなければ、ここで誰かの助けを待っている暇もない。

如果不去做該做的事,就救不了任何人。

やるべきことをやらなければ、誰も救えない。

若不殲滅惡魔,就救不了母上;若不在王國戰中讓人看到我的存在,也救不了雷歐。

悪魔を殲滅しなければ、母上は救えないし、王国戦で俺という存在をアピールしなければ、レオも救えない。

在一切結束之前,我只能祈禱母上能撐住,並繼續奔跑下去。

すべてが終わるまで、母上が持ってくれることを祈って走り続けるしかない。

停下來就是浪費時間,也是白白消耗母上的性命。

立ち止まるのは時間の無駄であり、母上の命を無駄に浪費する行為だ。

「菲妮,請留在母上身邊。我會到帝都把該辦的事處理好再回來。」

「フィーネ、母上の傍にいてくれ。俺は帝都でやらなきゃいけないことを終わらせてくる」

「遵命。」

「かしこまりました」

成為臨時元帥的我,肩負著從海上向王國發起侵攻的任務。

臨時元帥となった俺は、海から王国に侵攻するという役目がある。

無法在帝都久留。

いつまでも帝都にはいられない。

在帝都時能做完的事,就必須趁在這裡的時候處理好。

帝都にいるうちに終わらせたほうがいいことは、終わらせなければ。

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帝劍城的密室。

帝剣城の隠し部屋。

我待在我爺爺居住的那處隱密房間裡。

うちの爺さんが住まうそこに、俺はいた。

「唔……比想像中還要宏大的陰謀啊。惡魔還真是狡猾可惡。」

「うーむ……思った以上に壮大な陰謀じゃな。悪魔のくせに小癪な」

我把到目前為止聽到的所有事情全都告訴了爺爺。

これまで聞いた話を俺はすべて爺さんに話した。

他對此的回應就是這句話。

それに対する一言がこれだ。

被惡魔奪去身軀的皇帝,竟然還擺出一副居高臨下的模樣。

悪魔に体を奪われた皇帝にしては、上から目線だ。

「人類已經瀕臨絕境。方法有二:要麼我們主動出擊去斬除元凶,要麼等對方主動現身再將其擊殺。」

「すでに人類は詰みかけている。方法は二つ。元凶をこっちから出向いて殺すか、向こうから出向いてきてもらって殺すか」

「若知道怎麼進入魔界,就不會這麼麻煩了。連古代文獻也沒記載通往那裡的方法。比起前者,後者反而更現實——只要我們被逼到絕境,他們大概就會意氣昂揚地現身。」

「魔界に行く方法がわかれば苦労せんわい。古代の文献ですら行く方法は書いてはおらん。どちらかといえば、後者のほうが現実的じゃな。こっちが追い詰められれば、意気揚々と現れるじゃろ」

「被逼到什麼程度?」

「追い詰められるっていうと、どのくらいだ?」

「把帝國逼到崩潰的等級他們就會出來。我幾乎可以確信那時我們已經勝券在握。」

「帝国が崩壊するレベルまで追い詰めれば出てくるじゃろう。ほぼ勝ちだと確信してな」

對老爺子的話,我嘆了口氣。

爺さんの言葉に俺はため息を吐く。

若說到帝國陷落的等級,那將造成相當大的混亂。

帝国が落ちるレベルとなると、相当な混乱だ。

要把那些在魔界幾乎已然穩贏的對手拖出來,恐怕也只能做到那種程度了吧。

まぁ、魔界にいればほぼ勝ちが確定の相手を引きずりだすにはそれぐらいするしかないか。

「不過並不需要徹底崩潰。只要帝國有一半落入敵手就夠了。惡魔向來傲慢,看到這種情況就會現身。」

「とはいえ、完全に崩壊する必要はないじゃろ。帝国の半分が敵の手に落ちる程度でよい。悪魔は常に傲慢じゃ。それで出てくるはずじゃ」

「半數啊……」

「半分ね……」

最簡單的做法,是先讓雷歐坐上王座,然後我把反叛分子整合起來起兵。當然,前提是保持與惡魔的聯繫。

一番手っ取り早い方法はレオを玉座に座らせてから、俺が反乱分子をまとめて挙兵することだろう。もちろん、悪魔と繋がりを持った状態で。

那樣他們就會來助陣。總之只要討伐擁有病毒權能的維帕爾,把他拖出來就能取勝。

そうすれば向こうはこちらに加勢する。とにかく病毒の権能を持つヴェパルさえ討てばいいのだから、引っ張り出せば勝ちだ。

之後雷歐他們會遭遇苦戰,但只要討伐維帕爾,戰力就足夠了。

その後、レオたちは苦戦を強いられるだろうが、ヴェパルさえ討てば戦力は十分。

有勇者,也有SS級的冒險者。應該沒什麼做不到的吧。

勇者もいれば、SS級冒険者もいる。やってやれないことはないだろう。

不過,也存在一股會妨礙的勢力。

だが、邪魔な勢力が存在する。

那就是和雷歐、皇太子爭奪的艾利克。

レオと皇太子を争うエリクだ。

就現在而言,艾利克可以說掌握了帝國半數的勢力。如果不想辦法對付艾利克,我就沒法施展我的手段。

エリクは現状、帝国の半数を従える勢力といってもいい。エリクをどうにかしなければ、俺の手は使えない。

「……你覺得這一切都是有人策劃好的嗎,老爺子?」

「……すべて仕組まれたことだと思うか? 爺さん」

「那個我不清楚。沒有足夠的判斷材料。不過,確實已經做好了誘引惡魔的準備。在大陸三強中,帝國和王國會互相爭鬥。無論哪方勝利,人類勢必被削弱,對惡魔來說那只會是個良機。」

「それはわしにはわからん。判断する材料がないでな。ただ、悪魔をおびき寄せる準備は出来ていることは確かじゃ。大陸三強のうち、帝国と王国が争う。どちらが勝っても人類の弱体化は必至。悪魔には好機にしか映らんじゃろうな」

「你覺得他們會從魔界出來嗎?」

「出てくると思うか? 魔界から」

「這個也不得而知。但……若他們判斷可行就會出來。他們也到了忍耐的極限,至於能否用權能殺死勇者的子孫……連他們自己也沒有把握。」

「それもわからん。だが……やれると踏めば出てくるじゃろう。奴らとて我慢の限界じゃろうし、権能で勇者の子孫が殺せるかどうかは……あやつらとて確信はないじゃろうからな」

他們應該認為能殺得死,這一點無庸置疑,這也是他們採取那一策的原因。

殺せるはず。そう思っての策であることは間違いない。

但並沒有百分之百的把握。因此,只有在他們認為現在可以消滅人類的時候才會出來吧。

だが、百パーセントの確証はない。だから、今なら人類を排除できると思えば出てくるか。

「嗯……有幫助。順帶一問……為什麼沒告訴我這個銀色面具竟然如此不尋常?」

「うん……参考になった。ところで……この銀仮面がとんでもないものだと何で教えなかった?」

「因為我不知道它會是那麼不尋常的東西。反過來問,你戴著會抑制魔力的東西,難道沒有感到束縛嗎?」

「とんでもないものじゃと知らんかったからじゃ。逆に聞くが、魔力を抑制するような代物をつけて窮屈に感じなかったのか?」

「多少有感覺,但我以為那是正常的。老爺子你呢?」

「多少感じてはいたが、これが普通だったんでな。爺さんはどうなんだよ?」

「我從沒戴著那種東西去全力作戰,自然沒法察覺。你要意識到,你本身就是那般異常。」

「そんなものをつけて全力で戦うことはなかったでな。気づくわけないじゃろ。それだけ自分が異常なのだと気づけ」

「你是在說我沒察覺,是因為我遲鈍嗎……」

「気づけない俺が鈍感だっていうのかよ……」

剛開始學魔法的時候,確實沒有戴上面具時那種拘束感。

魔法を覚え始めた頃は、たしかに仮面をつけたときのような窮屈さはなかった。

但很快就習慣了。我以為那就是正常的,根本沒多想。

だが、すぐに慣れた。そういうものだと思って気にも留めてなかった。

就算感到拘束,魔法的威力也比剛學時更強。誰會想到自己在成長的同時竟然還被限制?

窮屈さを感じていても、覚え始めたばかりの頃より魔法の威力は上がっていたからだ。成長しているのに制限されているなんて、誰が思う?

「正因如此,那種人反而更該戴著面具,好好記住這點。如果你不覺得那面具是負擔,代表你的力量可與古代魔法文明的王族相匹敵。若摘下面具全力一戰,恐怕會震撼整個世界。摘之前務必三思;一旦以往被面具壓抑的魔力噴薄而出,能否回到原狀就無法保證了。」

「そういう者こそつけるべき仮面なんじゃろう。よく覚えておけ。その仮面を苦に感じないということは、お主の力は古代魔法文明の王族に匹敵するということじゃ。仮面を外して全力で戦えば、それこそ世界を揺るがすことになるじゃろう。外すときは良く考えることじゃ。今まで仮面に抑えられていた魔力があふれ出したら、元に戻るかはわからんぞ」

老爺子以認真的表情對我忠告。

爺さんは真剣な顔で忠告してくる。

我明白他想表達的意思。

言いたいことはわかる。

古代魔法文明的人已經消失無蹤。

古代魔法文明の者たちは姿を消した。

那是因為他們別無選擇才那麼做的。

そうせざるをえなかったからだ。

他是在說我也可能會變成那樣。

俺もそうなりかねないと言っているのだ。

我很清楚這一點。

それは良く理解している。

儘管如此。

それでも。

「如果非得如此……我不會猶豫。」

「そうしなきゃ駄目なら……俺は躊躇わない」

「……是吧」

「……じゃろうな」

老爺子像是覺得再說也沒用,便不再多言。

爺さんは言うだけ無駄とばかりに、もう何も言わない。

儘管如此,他還是我的師父,對我很了解。

これでも俺の師匠だ。俺のことはよくわかっている。

心懷感激,我離開了房間。

そのことに感謝しつつ、俺は部屋をあとにしたのだった。