最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第五百五十二話 反攻軍
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場景切換。
場所が切り替わる。
眼下,軍隊正向前推進。
眼下では軍が進軍していた。
然而,那支軍隊顯得異常。
だが、その軍は異様だった。
裝備與服飾各異,種族也參差不齊。
装備や服装はバラバラだし、人種もバラバラ。
有人類,也有亞人。
人間もいれば亜人もいる。
「只是運氣好罷了」
「運が良かったのだ」
「是勇者出現了嗎?」
「勇者が現れたことか?」
「那也是一因。不過,與魔族的戰爭不是僅靠勇者就能取勝。五百年前,大陸正逢人才輩出的時代」
「それもある。だが、悪魔との戦争は勇者だけでは勝てなかった。五百年前、大陸は時代に恵まれていた」
場景再次轉換。
また場所が変わる。
巨大的光之劍劃破長空,將魔物消滅。
巨大な光の剣が空を切り裂き、悪魔たちを消滅させていた。
據說初代勇者是唯一能完全駕馭聖劍的人。
初代勇者は唯一、聖剣を完全に使いこなせたという。
我正看著被稱為初代再來的艾爾娜之聖劍,不得不同意這說法。
その再来と言われるエルナの聖剣を見ている俺だが、それには同意せざるをえなかった。
手持光輝星之劍、擁有櫻色髮的少年,無疑比艾爾娜更強。
光り輝く星の剣を手にした桜色の髪の少年は、間違いなくエルナより強い。
但,令人驚訝的並不止於此。
だが、驚くべきはそこじゃない。
在戰場上,還有那些能與勇者並肩的強者們佇列。
そんな勇者と肩を並べる強者たちが戦場には並んでいた。
「大陸史上恐怕沒有哪個時代能像那時一樣被這般傑出人才所眷顧。當時的大陸人才濟濟;在許多國家無力抗魔之際,唯有帝國英勇抵抗,因而被視為反抗的旗幟。多虧如此,人類得以在阿德拉的號召下團結一致。國與國、種族間的爭端,在魔族這一強大敵人面前皆告消弭。帝國整合了大陸的戰力,組成反攻軍,建立起讓他們能盡情作戰的體制。」
「大陸の歴史でもこれほどの傑物に恵まれた時代はないだろう。それほど、当時の大陸は人材に恵まれていた。そして、多くの国が悪魔に対して抵抗できない中、帝国だけが果敢な抵抗をしてみせた。それによって帝国は、大陸中の国から反抗の旗印と認識された。おかげで、人類はアードラーの下に一致団結する形ができた。国家間の争いも、種族同士の争いも、悪魔という強大な敵の前では消え去った。帝国は大陸中の戦力をまとめあげ、反攻軍を結成。彼らが存分に戦える体制を作り上げたのだ」
場景變換,來到前線駐屯地。
場所が変わり、前線の駐屯地。
那裡大量武具被運往前線,糧秣源源不斷地補給著。
そこには大量の武具が前線に運び込まれ、絶え間なく兵糧が補給されていた。
後方陸續有想出名的強者加入戰線,藉由惡魔所不具備的物量這一武器反擊。
後方から続々と名をあげようとする強者たちが戦線に加わり、悪魔にはない物量という武器で反抗していく。
然而,僅靠物量無法擊敗魔族。
だが、物量だけでは悪魔には勝てない。
關鍵在於那寥寥數名的傑出人物。
決め手になるのは一握りの傑物たち。
為了免去他們不必要的消耗,大陸各地湧來的戰士為他們開出道路。
彼らが無駄な消耗をしないように、大陸中から集まった戦士たちが道を作っていく。
以自己的生命為代價。
自らの命を犠牲にしながら。
「魔族的襲來固然最糟,但襲來的時機卻奇妙地恰好;大陸竟然擁有可以奇蹟般反擊的兵力。」
「悪魔の襲来は最悪だった。だが、襲来したタイミングは最高だった。奇跡的に跳ね返せる戦力を大陸は有していたのだ」
「你也在其中嗎?」
「その中にあなたもいたのか?」
「當然。我在那少年的身旁奮戰過。當然還有龍人族和其他亞人。沒有一場是輕鬆的。」
「無論だ。あの少年の傍でしっかりと戦った。もちろん竜人族も、ほかの亜人たちもな。楽な戦いなどなかった」
場景再次轉換。
場所がまた変わる。
地上散落著許多屍體。
多くの躯が転がっていた。
其中也有剛才見過的強者們的身影。
その中にはさきほど見た強者たちの姿もあった。
即便是能與勇者並肩的強者,也被擊倒。
勇者と肩を並べられるほどの強者でも、やられていく。
那絕對不是輕鬆的事。
たしかに楽ではないだろう。
「我曾無數次做好赴死的覺悟。所以後世才會寫我們運氣好。能勝利是個奇蹟,當然這也是當時的人們拼命掙扎的結果。」
「幾度も死を覚悟した。だから後世には運が良かったと書かれている。勝ったのは奇跡だ。もちろん、当時の者たちが必死に足掻いた結果ではあるがな」
場景再度變換。
また場所が変わる。
那裡是一處正在發掘某樣東西的地方。
そこは何かを発掘している場所だった。
動員了相當多人手。
かなりの人が動員されていた。
「帝國懂得與魔族交戰的道理。面對魔族,許多人類實際上不具戰力。因此前線交由強者承擔,其他人則專注於支援強者。作為其中一環,便有對古代魔法時代遺物的發掘行動。」
「帝国は悪魔との戦いを心得ていた。悪魔に対して、多くの人類は戦力外となる。だから前線は強者たちに任せ、他の者はとにかく強者たちの支援に回った。その一環として、古代魔法時代の遺物の発掘があった」
「原來如此,城堡的寶物庫裡古代魔法時代的遺物為何那麼多,原來是有這番緣故。」
「なるほど。城の宝物庫に古代魔法時代の遺物が多いのはそういう経緯か」
「有些遺物被使用,有些則未被採用。對騎士皇帝而言,大概是希望能找到第二把聖劍吧。結果並沒有出現能與聖劍相匹敵之物,但那些強力的裝備在對抗魔族時仍帶來了巨大幫助。」
「使われた遺物もあれば、使われなかった遺物もある。騎士皇帝からすれば、第二の聖剣を見つけたいという気持ちだったのだろうな。結局、聖剣に匹敵する物はなかったが、それでも強力な装備の数々は悪魔との戦いにおいて、大きな助けとなった」
場景再度變化。
場所がさらに変わる。
又回到空中。
また空の上だ。
籠罩大陸的火勢逐漸被向北逼退。
大陸を包んでいた火は徐々に北へ押し込まれ始めていた。
原本只會被魔族壓制的大陸一方,終於開始扭轉戰局。
悪魔にやられるだけだった大陸側が戦場を好転させたのだ。
「就這樣,人類開始逆轉局勢了嗎?」
「こうやって人類は逆転していったのか」
「別胡說。這種程度還不足以讓局勢逆轉。」
「馬鹿を言うな。この程度で逆転できるほど甘い相手ではない」
長老剛這麼說的瞬間,
長老がそう言った瞬間。
大陸全境被烈焰吞沒。
大陸全土が炎に包まれた。
連帝國所在地的大陸中央也被火海包圍。
帝国があるはずの大陸中央すら炎に包まれている。
「發生了什麼……?」
「何があった……?」
「與魔族的戰爭發生過兩次。第一次組成反攻軍,曾一度把魔族逐出大陸,但第一次反攻軍在瞬間瓦解潰敗。」
「悪魔との戦争は二度あった。一度目は反攻軍が結成され、一時的に悪魔を大陸から追い出した。だが、第一次反攻軍は一瞬で敗走することになる」
「是魔王嗎……?」
「魔王か……」
「沒錯。就連被當作人類希望的勇者也敵不過魔王。魔王親自登場,使反攻軍半毀。因為有人為了讓瀕死的勇者逃走而向魔王挑戰。」
「そうだ。人類の希望と思われた勇者ですら、魔王には敵わなかった。魔王が前線に出てきたことで、反攻軍は半壊した。瀕死の勇者を逃がすために、魔王に挑んだからだ」
場景變換。
場所が変わる。
一名劍士背負著滿身鮮血的初代勇者拼命逃竄。
血だらけの初代勇者を背負い、一人の剣士が必死に逃げていた。
戰士們迎上前去,向追擊的魔物發起反擊。
後を追う悪魔たちに戦士たちが挑んでいく。
在那兒稍微離開的戰場深處,
そこから少し離れた戦場の奥。
魔王露出一副無聊的表情,像拂去灰塵般將湧上的戰士掃得粉碎。
つまらなそうな表情を浮かべた魔王が、群がる戦士たちを埃のように払っていた。
「怎麼……」
「どうやって……」
「嗯?」
「ん?」
「怎麼打贏這傢伙?」
「どうやってこいつに勝った?」
「人類沒有放棄。他們熬過去,直到勇者療傷歸來變得更強。再者,惡魔本身的惡習也發揮了作用。」
「諦めなかったのだ、人類は。勇者が傷を癒やし、さらに強くなって帰ってくるまで人類は耐えた。それに悪魔の悪癖が発揮されていたのだ」
「惡習?」
「悪癖?」
「牠們傲慢自大。即便遇到激烈抵抗、即便看見像勇者那樣的異常存在,牠們仍認為身為魔族的自己不會敗北。魔王親自出陣雖勉強挽回戰況,但魔族也付出慘重傷亡。因此,魔王軍的參謀長丹塔里昂建議撤退,於是他提議在島上保留防守兵力、回魔界整頓重整,結果被魔王清算。對於對自己力量抱有絕對自信的魔王而言,撤退這種提議不可想像;事實上,他確有那等實力。」
「傲慢なのだ、奴らは。激しい抵抗にあっても、勇者という規格外を見ても。奴らは悪魔である自分たちが負けるとは思っていなかった。魔王直々の出陣でどうにか戦況を持ち直したものの、悪魔側の被害も甚大だった。だから、魔王軍の頭脳であった大参謀ダンタリオンは撤退を進言した。島に防衛用の戦力を残し、魔界に戻って一度立て直しを図るべきと言った。そして魔王によって粛清された。自らの力に絶対の自信を持つ魔王にとって、撤退などありえない提案だった。実際、それだけの力はあった」
「的確。那麼強自然會傲慢。根本想像不出能勝的畫面。」
「だろうな。あれほど強いなら傲慢にもなる。勝てるイメージが全く湧かないぞ」
「當時人人都是這樣想。然而魔王並未出征掃滅殘黨。其他惡魔重新發起攻勢,使大陸陷入戰火,但缺乏參謀的牠們只有蠻力猛攻,反而讓我們爭取到許多時間。」
「誰もがそうだった。しかし、魔王は残党掃討には出てこなかった。他の悪魔が再攻勢に出て、大陸は戦火に包まれたが、参謀のいない奴らは力押しだった。おかげで我らは時間を稼ぐことができた」
想起剛才那副無聊的表情。
さきほどのつまらなそうな表情を思い出す。
若魔王真的全力出手,人類早就滅亡。
魔王が本気ならとうの昔に人類は滅んでいたんだろう。
但對魔王來說,這或許只是消遣一場而已。
だが、魔王にとっては退屈しのぎでしかなかったのかもしれない。
魔王把勇者擊敗逼退後,可能就感到厭倦了。
勇者を敗走させて、魔王は飽きたんだろう。
所以把事情交給其他人,同時清洗了那個主張暫時撤退的參謀。
だから他の者に任せたし、一時撤退などという意見を口にした参謀を粛清した。
「勇者再度站起來花了兩年,人類在那期間堅持下來,付出巨大的犧牲。然後第二次反攻軍成立了。」
「勇者が再度立ち上がるまで、二年かかった。人類はそれまで耐えた。膨大な犠牲を出しながら、な。そして第二次反攻軍が結成されたのだ」