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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第五百五十話 疲憊的一族

我重新戴上面具,依著長老的引領走進森林。

仮面をつけなおした俺は、長老の案内に従って森の中へと入った。

一瞬間像是掉入水中般的感覺襲來,原本平凡的黃昏之森隨即一變。

一瞬、水の中に入ったかのような感覚に陥ったあと、ごくごく普通の森だった黄昏の森が、一変した。

那裡雖然仍與自然和諧相處,但卻有一個村落。

あくまで自然と調和しつつも、そこには村があった。

那是龍人族的村落。

竜人族の村だ。

「各地都有避難所,但在此住得久了,大家都很喜歡這裡的生活。」

「各地に避難場所は用意してあるが、ここでの暮らしが長い。皆、ここでの暮らしを気に入っているのだ」

「那真是抱歉。我原本想盡快把孩子帶回來。雖說彼此都有難處,但還請諒解。」

「それは申し訳ないことをした。早々に子供を取り戻したかったのでな。お互い様だが、許してほしい」

「我無意責怪。既然身份已明,更無須責備。」

「責める気はない。身分がわかったならなおさらな」

我和幾名龍人族擦身而過,遭到異樣的目光,然後被帶到長老的家中。

何人かの竜人族とすれ違い、奇異の目で見られながら、俺は長老の家に案内された。

「未經允許不得入內。在這裡可以慢慢談。」

「許可なく入る者はいない。ここならゆっくり話せるだろう」

「那我就立刻問了。我母親很可能已被病毒侵蝕。但她只是平民,為何會中招?這種毒不是應該瞄準強者嗎?」

「それならさっそく聞きたい。おそらく母が病毒に侵されている。だが、母は平民だ。なぜかかる? 強い者を狙う毒ではないのか?」

「我所知道的是,韋帕爾的毒具有思考性。並非群體,而是個體。每一種毒會在學習中,朝向勇者血脈這一最終目標前進。因此毒的進化會有差異。不過以你母親而言,感染的時機大概是在懷孕時。這病不會立刻發病。看來你還沒有發病,它有潛伏期。如果胎內有像你這般魔力強大的孩子……母親成為毒的標的也不足為奇。」

「わかっていることは、ウェパルの毒は思考しているということ。群体ではなく、個体なのだ。それぞれの毒が学びながら、勇者の血筋という最終目標へ向かっている。だから毒の進化にもバラつきはあるのだ。ただ、お主の母なら病を得たタイミングはおそらく懐妊時だろう。この病はすぐには発病しない。まだ、お主が発病していないようにな。潜伏期間があるのだ。お主ほどの魔力を持った子供が胎内にいれば……母親が毒の標的になってもおかしくはない」

大致上如我所料。

大体予想のできた答えだった。

同時,我又為自己的預想未被推翻而感到遺憾。

同時に、その予想が否定されなかったことを残念がる自分がいる。

也就是說……都是我的錯。

つまり……俺のせいというわけだ。

「如果發病……會怎麼樣?」

「発病した場合……どうなる?」

「會逐漸削弱身體,最後奪去性命。沒有完全治癒的方法。然後毒會變得更強,轉移到別人身上,如此反覆。」

「徐々に体を弱らせ、最期には命を奪う。完全に治す方法はない。そして毒はより強力になって、別の者へ移る。その繰り返しだ」

「無法延命嗎?」

「延命はできないのか?」

「並非完全沒有辦法……但就算那麼做又能改變什麼?病毒擁有龐大的魔力,甚至來到了你這位SS級冒險者。阿德拉一族已不再有未來,阿姆斯貝爾格也是。掌握廣大領土的帝國將崩潰,惡魔會趁亂進攻。到了那時一切都將結束。」

「方法がないわけではないが……それをしたところで何になる? 病毒は膨大な魔力を持ち、SS級冒険者でもあるお主にたどり着いた。もはやアードラーの一族に未来はない。そしてアムスベルグにも。広大な領土を保持する帝国は崩壊する。その混乱に乗じて悪魔は攻めてくるだろう。そうなればすべて終わる」

「要我放棄嗎……?因為五百年前散播的毒就要放棄一切嗎?要是早知道就好了!」

「諦めろというのか……? 五百年前にまき散らされた毒のせいで、何もかも諦めろと? 知っていれば!」

「知道又能怎麼辦?不管記錄有無傳承,結果也不會改變。而且看起來那記錄並沒有傳下來,但已經有了對策。阿德拉一族磨練血統,讓毒難以接近;並保護阿姆斯貝爾格,避免其血脈被稀釋。我們已做了能做的一切。」

「知ってどうする? 記録が伝わっていようが、いまいが結果は変わらん。それに記録は伝わっていないようだが、対策は取られていた。アードラーは血を磨き、毒を近づけさせないようにした。そしてアムスベルグを保護し、その血が薄まらないようにした。できることはやったのだ」

聽了長老的話我沉默了。

長老の言葉に俺は押し黙る。

阿德拉一族不斷把更強的血脈納入自身。

アードラーはより強い血を自らに取り込んできた。

我原以為那是為了迎接可能到來的惡魔再侵,沒想到也是對付毒的一種對策。

それは将来、予期される悪魔の再侵攻に備えるためだと思っていたが、毒への対策でもあったか。

也因為毒的存在,阿姆斯貝爾格才接受了勇爵家的地位。

そして毒の存在があったから、アムスベルグは勇爵家の地位を受け入れた。

為了不讓能操縱聖劍的強大血脈斷絕,也為了不讓其被稀釋。

聖剣を扱える強力な血筋を絶やさず、そして薄まらせないために。

「……殺了韋帕爾就能讓毒消失嗎……?」

「……ウェパルを殺せば毒は消滅するのか……?」

「那毫無疑問。惡魔的權能只要惡魔消滅便會隨之消失。但韋帕爾是唯一被勇者錯過、未能討伐的大惡魔。魔王被擊倒後,韋帕爾與殘存的惡魔一同受了重創,逃回魔界。如果沒有下過黑色之雨,他大概已經死去。事實上,在黑雨降下之前,我們還以為魔王的側近已被全滅。那足以說明勇者當年多麼徹底地剷除了魔王的側近。命懸一線逃回的韋帕爾,除非發生非常之事,否則不會從魔界出來。」

「それは間違いない。悪魔の権能は悪魔が消滅すれば、消えてなくなる。だが、ウェパルは勇者が唯一仕留めそこなった大悪魔だ。魔王が倒れ、残存する悪魔たちと共にウェパルは深手を負いながら魔界へと逃げていった。黒い雨が降らなければ、死んだと思うほどの深手だ。実際、黒い雨が降るまで我らは、魔王の側近は全滅したと思っていた。それほど勇者は徹底して魔王の側近たちを仕留めていた。命からがら逃げかえったウェパルはよほどのことがないかぎり、魔界から出てはこないだろう」

聽了長老的話我點了點頭。

長老の言葉を聞き、俺は一つ頷く。

那麼能做的就只有一件事。

ならばやることは一つ。

「教我前往魔界的方法。我要去討伐它。」

「魔界への行き方を教えろ。俺が討伐してくる」

「連結魔界的裂縫基本上是單行的。可以召喚,但我們無法從這邊前往。就連惡魔也利用被召喚的機會入侵。除非對方主動召喚,否則前往魔界應該不可能。」

「魔界と繋がる穴は基本的に一方通行。召喚はできるが、こちらから出向くことはできない。悪魔たちですら、自分たちが召喚されたことを利用して侵攻してきた。向こうから召喚でもされないかぎり、魔界に赴くのは無理だろう」

「那牠們又是怎麼回去的!?」

「ならどうやって帰った!?」

「牠們在被召喚時擴張了裂縫,從那裡接連有惡魔湧入。但在韋帕爾撤退後,那道裂縫被勇者關閉了。」

「奴らは召喚されたときに穴を拡張していたのだ。そこから続々と悪魔がやってきた。だが、ウェパルが撤退したあとにその穴は閉じられた。勇者によってな」

「既然有裂縫……為什麼不派討伐軍!?」

「穴があったのに……討伐軍を派遣しなかったのか!?」

「大陸根本沒有那樣的餘力!勇者曾提出討伐,但我們阻止了!要關閉裂縫需要從外側發出一記超強力的一擊,只有勇者的聖劍能做到。萬一勇者在魔界被打敗,不僅會失去勇者和聖劍,裂縫也將無法關閉。我們無法冒那種風險!」

「そんな余力は大陸にはなかった! 勇者が討伐を申し出たが、我らが止めた! 穴を閉じるには外から超強力な一撃が必要だった。それができるのは勇者の聖剣だけ。万が一、勇者が魔界で敗れたら勇者と聖剣を失ううえに、穴が閉じられなくなる。そんな危険は冒せなかった!」

從他的表情就能看出那是個苦澀的決定。

苦渋の決断だったことは表情を見ればわかる。

然而,後果便是如今這般。

だが、その結果が今だ。

希望你能體會那種不知不覺遭病毒侵襲,然後被告知人類命運只剩無幾的處境。

知らぬ間に病毒に侵され、人類の命運もあと僅かと言われる身にもなってほしい。

「沒想到毒會這麼快傳到阿德拉一族身上。我們一直在研究病毒的權能,但五百年來能做到的只有緩解症狀的藥物,根絕尚未完成。」

「こんなに早く毒がアードラーにたどり着くとは思わなかったのだ。病毒の権能への研究は続けている。だが、五百年でできたのは症状を軽減する薬だけだ。根絶はまだできていない」

「有能緩解症狀的藥嗎!?」

「軽減できる薬はあるのか!?」

「我們龍人族擅長藥學。若再有五百年,根絕也非不可能。但時間不夠。我們目前只能製出緩解症狀的藥。就算能讓生命稍微延續,成效也有限。」

「我ら竜人族は薬学に長けた一族だ。後五百年あれば根絶も夢ではない。だが、時間が足りん。我々が作れているのは症状を軽減させる薬だけ。命を多少永らえさせたところで、たかが知れている」

已蔓延到阿德拉的毒,終將會朝向人類的希望——阿姆斯貝爾格前進。

アードラーにまで達した毒はやがて人類の希望であるアムスベルグへと向かう。

那才是真正的最後期限。

それが本当のタイムリミット。

而我的血中已經有病毒存在。

そして俺の血にはすでに病毒がいる。

也就是說。

つまり。

「時間限制就是直到我因病死去為止吧?」

「タイムリミットは俺が病で死ぬまでだな?」

「若到那時就確實為時已晚。你這等強者之後,除了阿姆斯貝爾格別無他處可寄望。」

「そうなったらもう手遅れなのは間違いない。お主という強者の次は、アムスベルグ以外にいないからな」

「不過,那可以延緩。對吧?若還有時間就沒問題,在那段期間去尋找解決之道就行了。」

「だが、それは遅らせることができる。そうだな? 時間があるなら問題ない。その間に解決策を探すだけだ」

「你字典裡沒有『放棄』這個詞嗎?這就是阿德拉一族……」

「お主の辞書にはあきらめるという言葉はないのか? これだからアードラーは……」

長老露出無奈的表情。

長老は呆れた表情を浮かべる。

但他隨即輕輕露出笑容。

だが、すぐに軽く笑みを浮かべた。

「就算你再怎麼天才,研發藥物也需要時間。與其鑽研完成藥物,不如想其他辦法會更好。」

「お主がいくら天才でも、薬の開発には時間がかかる。薬を完成させるよりも、別の手を考えたほうがよい」

「是指去魔界的方法嗎?」

「魔界に行く方法か?」

「也可以想辦法把韋帕爾從魔界拖出來。只要斷絕根源,這毒便會消失。」

「魔界からウェパルを引きずりだす方法でもいい。根源さえ断てば、この毒は消え去るのだからな」

說起來容易。

言うだけなら簡単だ。

困難就在於沒人能做到。

それができないから困っている。

「有沒有什麼點子?」

「なにか知恵はないのか?」

「唉唉……久違地和阿德拉一族交談,果然還是令人疲憊的族群……。對了,據說惡魔已經開始出現了吧?」

「やれやれ……久々にアードラーと話したが、相変わらず疲れる一族だ……。たしか悪魔が現れ始めているという話だったな?」

「嗯。已經討伐了好幾隻惡魔,但我估計牠們還在活動。」

「ああ。すでに何体かの悪魔を討伐しているが……奴らはまだいると踏んでいる」

「若同時有好幾隻開始行動,牠們應該還在。如果牠們認為有勝機而出動……那或許是個機會。」

「同時に何体も動き出しているならば、まだいるだろう。奴らが勝機と見て動き出したなら……チャンスやもしれん」

「什麼意思?」

「どういう意味だ?」

「就是那個意思。若人類取得壓倒性的優勢,韋帕爾也會從魔界露面。當時的皇帝曾提出這一建議,但長壽的惡魔不會那麼容易放下戒心,所以無法採用。而且故意把優勢讓給對方,是把雙刃劍。」

「そのままだ。圧倒的優位ならばウェパルも魔界から顔を出す。当時の皇帝はそう提案したが、長い時を生きる悪魔が、そう簡単に警戒心を解くわけがないから使えなかった手だ。それにあえて相手に優位を渡す方法は諸刃の剣だ」

「但如今可能沒那問題。時間已過許久,人類已經沒剩多少時間……」

「だが、今なら問題ないか。長い時が過ぎ、すでに人類にはさほど時間がない……」

想到這裡我愣住了。

そこまで考えて俺は固まる。

確實,現在既是危機,也是機會。

たしかに今はピンチであると同時にチャンスだ。

但這種局面不會那麼快出現。

だが、早々そういう展開はやってこない。

如果。真的如果。

もしも。もしも、だ。

如果這一切都是被安排的呢?

この状況が仕組まれたものだったなら?

位於大陸中央的強國——阿德拉西亞帝國的衰弱,會成為騷亂的根源。

大陸中央に君臨する強国、アードラシア帝国の弱体化は、騒乱の原因となる。

近年頻發的各種騷動使帝國衰弱,如今已逼近與王國的全面戰爭。

近年頻発する多くの騒動により、帝国は弱体化して、今は王国との全面戦争間近だ。

勝了或敗了,雙方都會受創。

勝っても負けても双方、傷を負う。

從整體人類的框架來看,那不過是戰力的下降而已。

それは人類という大きな枠組みで見れば、ただの戦力ダウンでしかない。

對惡魔而言,這正是機會。

悪魔にとってはチャンスだ。

絕佳的侵略時機。

絶好の侵攻機会。

但若如此,人類將有一線翻盤的機會。

だが、そうなると人類には一発逆転の芽が出ることになる。

那場翻盤的幕後推手是……。

その一発逆転の仕掛人は……。