最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第五百三十九話 仙姬的府邸
ミヅホ並不是一個有強大魔物出沒的土地。
ミヅホは強力なモンスターがいる土地ではない。
但並非魔物稀少,倒不如說是牠們的棲息地。
しかし、モンスターが少ないわけではない。むしろモンスターの生息地といってもいい。
不過大多只是弱小的雜魚魔物。
だが、大抵は雑魚モンスター。
平時並不會亂來。
普段は暴れたりもしない。
然而,ミヅホ是個自然災害多發的地方。
だが、ミヅホは自然災害の多い土地だ。
稍有風吹草動,魔物就會暴走。為了討伐牠們設有冒險者公會的分部,但不受冒險者歡迎的ミヅホ分部長期人手不足。
ふとしたことで、モンスターたちは暴れ出す。それを討伐するために、冒険者ギルドの支部があるわけだが、冒険者に人気のないミヅホ支部は万年人手不足だ。
在缺乏強力魔物這點上和帝國相似,然而ミヅホ因為頻繁的自然災害,偶爾會突如其來地忙碌起來。
あまり強力なモンスターがいないという点では、帝国と似ているが、ミヅホはその自然災害の多さのせいで突発的に忙しくなる。
對冒險者來說,是最糟糕的環境。
冒険者にとっては最悪の環境だ。
因此,願意特地到ミヅホ當冒險者的人很少。冒險者人數少,魔物數量不會減少,於是一旦魔物暴走,造成的損害就會很大。
だから、好き好んでミヅホで冒険者をやる奴は少ない。冒険者が少ないからモンスターの数は減らない。だから、一度モンスターが暴れ出すと被害が大きくなってしまう。
現在,這個問題似乎正顯現出來。
今、その問題が浮き彫りになっているようだ。
「銀滅之魔導師……帝國的SS級冒險者怎麼會在這裡……」
「銀滅の魔導師……帝国のSS級冒険者がどうして……」
「你沒聽說嗎?是仙姬那邊委託的。」
「聞いていないのか? 仙姫から依頼があった」
「我聽說了,但那是前幾天的事……難道是從帝國被傳送過來的嗎……?」
「聞いているが、つい先日の話だぞ……? まさか帝国から転移してきたのか……?」
「那還能怎麼來?」
「それ以外にどうやって来る?」
「還有船、馬車之類的吧。別把傳送說得像理所當然一樣。」
「船とか馬車とか色々あんだろ。転移が普通みたいに言うな」
ジーク對我的話插話反駁。
俺の言葉にジークが突っ込む。
說來也是,確實是這樣。
言われてみれば、たしかにそうだ。
我不由自主地認同了那個反駁。
思わず自分でも突っ込みに納得してしまう。
不過我沒有說出口。
まぁ口には出さないが。
「那麼?需要幫忙嗎?」
「それで? 手伝いは必要か?」
「若能來助一臂之力就太好了。」
「か、加勢してもらえるなら非常に助かる」
「狀況如何?」
「状況は?」
「從數日前開始小規模地震頻發,因此魔物開始暴動。我們已派冒險者前往各地,但東部的魔物群尚未處理,依然存在。」
「数日前から小さな地震が頻発しており、そのせいでモンスターが暴れ出した。各地に冒険者を派遣しているが、東部のモンスター群だけは手つかずで残っている」
「原來如此。那我來處理吧。」
「なるほど。では、俺が片付けよう」
「先說明一下,我們分部沒有錢雇用您。」
「一応言っておくが、我が支部にあなたを雇うお金はない」
「放心,我不會收取報酬。」
「安心しろ。金を貰うほどの仕事はしない」
ミヅホ沒有強大的魔物。
ミヅホに強力なモンスターはいない。
更不用說像從前那樣以海嘯般大規模移動了。
ましてやかつてのように津波として、大移動しているわけでもない。
只是因地震受驚,部分魔物在暴動而已。
地震に驚いて一部が暴れているだけだ。
根本不用從這裡出發。
ここから動くまでもない。
我用腳一跺,對東側施放了廣域結界。
足で床を叩き、東側に広域結界を発動。
將被結界束縛的魔物群捕捉,然後朝那邊投擲黑色魔力彈。
その結界に引っ掛かったモンスター群を捕捉し、そのまま黒い魔力弾をそちらに向かって投げつける。
黑色魔力彈在空中分裂成無數,像雨般傾瀉到魔物群上。
空で黒い魔力弾は無数に分裂し、モンスター群へ雨のように降り注ぐ。
爆炸聲也傳了過來。
爆発音も聞こえてきている。
魔物群的反應消失了,應該就這樣結束了。
モンスター群の反応は消滅したし、これで終わりだろう。
「魔物群已經被殲滅。剩下的零散魔物請自行討伐。」
「モンスター群は壊滅させた。残りのはぐれモンスターたちは自分たちで討伐してくれ」
「不會吧……一動都沒動就……」
「嘘だろ……一歩も動かずに……」
「聽說以前你曾一掃海嘯……沒想到竟然有這等實力……」
「昔、津波を一掃したって聞いたけど……これほどとは……」
「真的是人類嗎……?」
「本当に人間か……?」
不習慣我魔法的ミヅホ分部成員對我的行動感到吃驚,紛紛退縮。
俺の魔法に慣れてないミヅホ支部の面々は、俺の行動に引いていた。
我能理解那種反應。
その反応はわかる。
當我剛開始在帝國活動時,也大概是這種情形。
帝国で活動し始めたときも、大体こんな感じだった。
「喂喂,剛才沒事吧?沒把其他人牽連進去吧?」
「おいおい、今の大丈夫か? 誰か巻き込んじゃいねぇよな?」
「放心。我是在確認之後才發動的。」
「安心しろ。確認してから放った」
「長距離傳送、探知結界,還有魔力彈的攻擊。連疲倦都不露一絲,他到底有多少魔力啊?」
「長距離転移に探知結界、そして魔力弾による攻撃。疲れた様子も見せねぇし、どんだけ魔力があるんだよ」
我沒有回應吉克的話。
ジークの言葉に俺は答えない。
就算是我,要從大陸中央移動到東端也會累。
いくら俺でも大陸の中央から東端まで移動すれば、疲れる。
不過,現在的我有聖輪。
だが、今の俺には聖輪がある。
有了它,就能毫無顧忌地使用魔法。
これがあるから気兼ねなく魔法を使える。
以前還為了怎麼節約魔力煩惱,現在那種煩惱消失了,真令人感激。
前までどうやって節約しようかと悩んでいたが、そういう悩みが消えたのもありがたい。
「那麼,打招呼就到此為止吧?我人在瑞穗。冒險者公會分部只要記住這件事就行了。」
「さて、では挨拶は終わりということでいいな? 俺はミヅホにいる。そのことだけ冒険者ギルド支部として、把握しておいてくれ」
「瞭、瞭解了……那預計會待多久?」
「りょ、了解した……それで、どれほどいる予定で?」
「誰知道。那得問仙姬大人。」
「さぁな。それは仙姫に聞くことだ」
說完我轉身。
そう言って俺は踵を返す。
目標是遠處那座城。
目指すは遠くに見える城。
織姬就住在那裡。
そこにオリヒメはいる。
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迎接我的,是一位虎人族的老人。
城を訪ねた俺を出迎えたのは虎人族の老人だった。
「我叫小鐵,擔任瑞穗仙國的大臣。」
「ミヅホ仙国の大臣を務めるコテツと申します」
「我是SS級冒險者西爾瓦,受仙姬大人的委託前來。」
「SS級冒険者のシルバーだ。仙姫より依頼を受けてやってきた」
「感謝您這麼早到來。那麼,容我引領您前往仙姬大人處。」
「お早いご到着に感謝申し上げます。では、仙姫様の下へご案内いたしましょう」
小鐵這麼說著便邁步帶路。
そう言ってコテツは歩き出す。
我跟在他身後走著。
俺はその後をついて歩く。
但他絲毫沒有上樓梯的跡象。
だが、いっこうに階段を上がる気配がない。
「路沒走錯吧?」
「道は合っているのか?」
「仙姬大人的御所位於城後方。由於結界,外面看不見。」
「仙姫様の御所は城の後ろにございます。結界で周りからは見えませんが」
「原來如此。守護神的居所果然不宜公開?」
「なるほど。守護神の居場所は知られないほうがいいということか」
那華麗的城只是虛張聲勢嗎?
壮麗な城はブラフか。
一般人大概也都以為仙姬住在這裡吧。
一般の者は仙姫もここにいると思っているんだろうな。
但實際上真正的居所藏在更裡面。
だが、実際はその奥に本当の居場所がある。
「這座城是國王與高位官員使用的。」
「城は王と高位の職にある者が利用しています」
「連國王也被拿來當作掩飾仙姬所在的工具嗎?」
「王すら仙姫の居場所を誤魔化す材料か」
「我們這個國家就是如此。凡事若沒有仙姬大人在,便無法開始。」
「この国はそういう国でございます。何事にも仙姫様がいなければ始まりません」
「真扭曲。」
「歪だな」
「隨你怎麼說。若非扭曲,就無法生存。」
「なんとでも。歪でなければ生きてゆけぬのです」
一切都仰賴仙姬。
すべてが仙姫頼み。
不過,也不能說她是樂意如此為之。
だが、好きでやっているわけでもないか。
不這麼做就活不下去。鄰國的皇國施加壓力,土地災害頻仍。
そうしなければ生きていけない。隣国である皇国からは圧力を受け、土地は災害が多い。
能夠安穩地生活,全靠仙姬的庇護。
平穏無事に暮らしていられるのは仙姫のおかげ。
我不禁有些覺得織姬可憐。
少し、オリヒメが不憫に思えた。
接下來大概也會被迫過著不自由的日子吧。
きっとこの先も不自由を強いられるだろう。
她那天真爛漫的性格,也許正是對那種環境的反抗:至少能自由做的事,就該讓她自由。
あの天真爛漫な性格はそういう環境への反発なのかもしれない。せめて自由にできることは自由に、という。
「在這裡」
「ここでございます」
走完整條長廊後,眼前出現了一扇大門。
長い廊下を渡りきると、大きな扉があった。
小鐵結了個特殊的印記,門自動地開啟了。
コテツが特殊な印を結ぶと、扉が自動的に開いていく。
而在那扇門的深處,還有一道小門。
そしてその先に小さな扉があった。
小鐵走到那扇小門旁,開口招呼。
コテツがその扉の近くに行き、声をかける。
「仙姬大人,我已將席爾瓦大人帶來。」
「仙姫様。シルバー殿をお連れいたしました」
「喔!真快!進來吧!」
「おお! 早いな! 入るがよい!」
從裡面照舊傳來元氣十足的聲音。
中から相変わらず元気な声が聞こえてくる。
門一開,裡面是悠閒休憩的織姬。
扉が開くと、中ではオリヒメが寛いでいた。
「歡迎來了,席爾瓦。那副面具還是一如既往地陰沉,讓我放心了。」
「よく来たな、シルバー。その仮面も相変わらず陰気で安心したぞ」
「仙姬大人您也依舊如常呢。」
「仙姫殿も相変わらずだな」
面對織姬那毫無惡意的笑容,我不由得放鬆了警戒。
邪気のない笑みを浮かべるオリヒメに対して、俺は力が抜ける。
把我叫來本該是件相當重大的事,但織姬還是照著她自己的步調行事。
俺を呼び出すということは、それなりに重大案件なはずだが、オリヒメはいつも通りマイペースだ。
「好了,彼此也不是閒得發慌。那就直接說正事吧,小鐵。」
「さて、お互い暇というわけでもない。さっそく用件といこうではないか。コテツ」
「是的,我想請席爾瓦大人幫忙,去從名為『黃昏之森』的不可思議森林裡救出走失的孩子。」
「はっ、シルバー殿に依頼したいのは〝黄昏の森〟という不可思議な森に入ってしまった子供の救出です」
「『黃昏之森』?」
「黄昏の森だと?」
原本坐在我肩上的吉克情不自禁地反問。
俺の肩に乗っていたジークが思わず聞き返す。
從他的反應看來,
その反応を見るに。
「那是你要去的地方嗎?」
「お前の目的の場所か」
「嗯。對了,席爾瓦,你已經聽到哪裡了?」
「ああ。ところでシルバー、お前さんはどこまで聞いている?」
「只是有人說有事要去美津穗之森,拜託我帶他去而已。仙姬大人,這是亞諾爾特皇子的介紹信。」
「ミヅホの森に用がある奴がいるから、連れていってくれと言われただけだ。仙姫殿、これはアルノルト皇子からの紹介状だ」
我這麼說著,把信遞給織姬。
そう言って俺はオリヒメに手紙を渡す。
信裡簡單寫著吉克的介紹和他的目的。
そこにはジークの紹介と、ジークの目的が軽く書いてあった。
並且附註請向本人詢問詳細情況。
詳細は本人に聞くように、ということも付け加えておいた。
如果吉克不想說,就別逼他說。嗯,不過那種情況就別指望織姬會協助了。
ジークが話したくないなら、話さないほうがいいからだ。まぁ、その場合はオリヒメの協力は見込めないが。
「嗯……你就是亞諾爾特所說的會說話的熊嗎。亞諾爾特斷言你與惡魔無關,這是真的吧?」
「ふむ……そなたがアルノルトが話していた喋る熊か。アルノルトは悪魔とは無関係と断言しているが、それは本当であろうな?」
「只要不是把龍人族定義為惡魔就沒事。」
「竜人族が悪魔って判定じゃなきゃないぜ」
「龍人族!?為什麼會出現傳說中那一族的名字!?」
「竜人族ですと!? 伝説の一族の名がなぜ!?」
小鐵被吉克的話驚了一跳。
コテツがジークの言葉に驚く。
最後,吉克把至今的經過講給織姬、小鐵,以及以席爾瓦身分的我聽。
ジークは結局、オリヒメとコテツ、そしてシルバーとしての俺にこれまでの経緯を話した。
織姬在聽完全部後點了點頭,
そしてすべてを聞き終えたオリヒメは一つ頷き。
「嗯,那就相信你了。我也不會吝惜,會盡最大程度協助。」
「うむ、では信じよう。そして最大限の協力も惜しまん」
「不愧是仙姬啊,胸襟果然寬大。」
「さすが仙姫だな。器がデカいぜ」
「嗯嗯。再多誇誇我!」
「うむうむ。もっと褒めよ!」
織姬得意地挺起胸膛。
えっへんとオリヒメは胸を張る。
接著織姬的胸部大幅晃動起來。
するとオリヒメの胸が盛大に揺れる。
吉克被那景象目不轉睛,但我馬上抓住他,把他摔到地板上。
それにジークは釘付けになるが、すぐに俺はジークを掴んで床にたたきつけた。
「咕哇……你幹什麼啊……」
「ぐうぇ……なにしやがる……」
「有頭緒嗎?」
「心当たりはないか?」
「既然你注意到了,就表示你也看到了吧……你這悶騷的魔導師,真讓人作嘔!」
「気づいたってことはお前さんも見てたってことだろうが……このムッツリ魔導師め。べうぇっ!」
我用右腳踩住吉克,他發出像被壓扁青蛙般的聲音。
右足でジークを踏みつけると、潰れたカエルのような声をあげる。
我就那樣繼續說下去。
そのまま俺は話を続けた。
「目的竟然相同。進入黃昏之森,與龍人族接觸。吉克是稀有的歸來者。就一邊共享情報一邊行動吧。」
「目的は奇しくも一緒だ。黄昏の森に入り、竜人族と接触する。ジークは稀有な帰還者だ。情報を共有しながら進めるとしよう」
「嗯,那就交給你了!」
「うむ。では任せた!」