最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第五百三十話 王座制壓
帝國的蒼鷗姬以隆迪內使者的身分前來。
帝国の蒼鴎姫がロンディネの使者としてやってきた。
接獲海軍提督的報告後,巴爾納巴立刻命令將她帶到城中。
その報告を海軍提督より受けたバルナバは、すぐに城へ来させるように命じた。
為何帝國的蒼鷗姬會以隆迪內使者的身分到來?
なぜ帝国の蒼鴎姫がロンディネの使者としてやってきたのか?
這個疑問雖然存在,但巴爾納巴沒有不見她的選擇。
その疑問は残ったが、会わないという選択はバルナバにはなかった。
傳聞中,帝國第一的美人。
噂に聞く帝国一の美女。
他一直想著總有一天要見上她一面。
いつかは会ってみたいと思っていた。
不過巴爾納巴也不是傻瓜。
だが、バルナバとて馬鹿ではない。
對於進城的使團,他提出了會見條件:僅限菲涅一人。
城に入った使者団に対して、会見にはフィーネと一人のみという条件を出した。
他原本想直接說只有菲涅可見,但那樣未免太明顯。
できればフィーネのみと言いたいところだったが、それではあまりに露骨すぎる。
此刻,公爵軍形勢不利。
現在、公爵軍は不利に立たされている。
若能把菲涅留在手中,她將成為比公王更有價值的人質;運用得當或可扭轉局勢。
フィーネを手元に置ければ、公王以上の人質となる。上手く使えば、情勢を挽回できるかもしれない。
這正是巴爾納巴的盤算。
そういう思惑がバルナバにはあった。
直到能親自會面之前,他都是這麼想的。
直接会うまでは。
「謁見公王陛下,我是菲涅·馮·克萊內爾特。」
「公王陛下に拝謁いたします。フィーネ・フォン・クライネルトと申します」
王座大廳。
玉座の間。
站在王座旁、靠近公王的巴爾納巴,正看得出神。
そこで玉座に座る公王の近くに立っていたバルナバは、フィーネに見惚れていた。
他從未見過如此端莊清麗的女子。
これほど清楚で美しい女性は見たことがなかった。
「喔、喔,菲涅小姐,歡迎光臨。」
「よ、よく来られた、フィーネ嬢」
表面上,這是公王與菲涅的會見。
建前上は公王とフィーネの会見。
然而,巴爾納巴卻率先開口。
それなのにバルナバは口を開いた。
一方面是他自負才是實際的掌權者,另一方面他也急於與菲涅交談。
実質的な権力者は自分だという自負があったというのと、フィーネと早く言葉を交わしたかったからだ。
「謝謝您的邀請,巴爾納巴大人。」
「お招きに感謝します。バルナバ様」
「別放在心上!像菲涅小姐這樣的美人,隨時都歡迎!」
「気になさるな! フィーネ嬢のような美女ならいつでも大歓迎だ!」
巴爾納巴笑著,心情高漲。
笑いながら、バルナバは高揚していた。
父親戰敗,他曾以為自己已被命運拋棄。
父が敗れ、運に見放されたやもと思っていた。
但一位極品女子突然闖入了他的視線。
だが、極上の女がいきなり転がり込んできた。
她既是最理想的人質,也是最絕麗的美人。
最高の人質であり、最高の美女だ。
絕對不會讓她離開城堡。
絶対に城から出さない。
巴爾納巴在心中堅定地發下誓言。
そうバルナバは強く心に誓った。
「這次我是以隆迪內公國使者身分來到,這裡有隆迪內公王的信函。」
「今回はロンディネ公国の使者として参りました。こちらはロンディネ公王よりの手紙となっております」
「哦?那就讓我念一念吧。」
「ほう? では読ませていただこう」
巴爾納巴不自覺地向菲涅靠近。
バルナバは安易にフィーネへ近づいた。
菲涅身後僅有一位年老的執事。
フィーネの後ろには老人の執事のみ。
那位執事所持的長劍在進入王座廳前已被士兵收繳。
その執事が持っていた長剣も玉座の間に入る前、兵士が没収している。
無需害怕。
恐れることはない。
巴爾納巴不想放過靠近菲涅的機會。
フィーネに近づく機会をバルナバは無駄にはしたくなかったのだ。
他帶著盡量柔和的笑容靠近。
できるだけ柔らかい笑みを浮かべながら、バルナバは近づく。
他的手伸向菲涅。
そして手がフィーネに伸びた。
然而,那隻手未能觸及菲涅。
だが、その手がフィーネに届くことはなかった。
「咦?」
「え?」
視野猛地一轉。
視界がグルリと反転する。
他發現自己仰望著天花板,背部傳來陣陣劇痛。
気づけば天井が見えており、背中が痛かった。
「這、這是……?」
「な、にが……?」
當巴爾納巴忍著疼痛試著坐起來時,
バルナバが痛みに耐えながら体を起こした時。
本在公王身旁待命的兩名士兵轟然倒地。
公王の隣に待機していた二人の兵士がバタリと倒れた。
「公王陛下,您還好嗎?」
「ご無事ですか? 公王陛下」
「啊、啊啊,謝謝你……」
「あ、ああ、感謝する……」
菲涅上前靠近公王,關切他的安危。
フィーネは公王に近づき、その身を案じる。
與此同時,塞巴斯向周遭的士兵投擲出極細的針。
その間にセバスは極細の針を周囲の兵士に投げつけた。
這種暗器能避開士兵的檢查。
兵士のチェックをすり抜ける暗器。
它難以操控,若未擊中要害便難以發揮效力。
扱いは難しく、急所に当てなければ威力に欠ける武器だ。
然而塞巴斯的投擲精準,針尖正中士兵的咽喉,直透而入。
しかし、セバスの投擲は正確で、兵士の喉を正確に貫いていた。
「你、你、你、你在做什麼!?」
「な、な、な、なにをしている!?」
「哦?還沒昏過去嗎,真是比預想的硬朗呢?」
「おや? 気絶しておりませんでしたか。意外に頑丈ですな?」
塞巴斯邊說邊再次取出針。
セバスはそう言ってまた針を取り出した。
巴爾納巴發出一聲小小的慘叫,退開與塞巴斯保持距離,並大聲呼喊。
小さな悲鳴をあげてバルナバはセバスから距離を取り、声をあげた。
「有、敵襲!快來!敵襲!!」
「て、敵襲だ! 早く来い! 敵襲だ!!」
巴爾納巴的喊聲一出,外面待命的士兵衝進王座廳。
バルナバの声を受けて、外に控えていた兵士たちが玉座の間に入ってくる。
菲涅一行立刻被包圍。
すぐにフィーネたちは囲まれた。
「果然是以公王為目標……」
「やはり公王が目的だったか……」
「明明知道,卻還放我通過?」
「わかっていたというのに私を通したのですか?」
菲涅困惑地反問道。
フィーネは不思議そうに問い返した。
巴爾納巴嗤笑一聲回應。
それに対してバルナバは鼻で笑う。
「理所當然。我正想著怎麼讓妳留在城裡,這下省了功夫。成為第二個人質吧!絕不讓妳逃走!」
「当たり前だ。どうやって城に留まってもらおうか考えていたが、手間が省けた。二人目の人質となっていただく! どこにも逃がさないぞ!」
「若真想逃,根本不會來到這裡。」
「逃げる気ならここには来ません」
「相當乾脆,不愧是菲涅小姐。」
「なかなか潔いな、さすがフィーネ嬢」
誤以為菲涅已就範的巴爾納巴不停點頭。
フィーネが観念したと勘違いしたバルナバは、何度も頷く。
這樣就有了把菲涅留在城裡的理由。
これでフィーネを城に留めおく理由ができた。
而且她還是企圖綁架公王的主使之一。
しかも公王を拉致しようとした犯人でもある。
也不必再禮待她。
丁重にもてなす必要もなくなった。
巴爾納巴笑著,但看著面無表情的菲涅,心中感到一陣薄寒。
笑うバルナバだったが、表情を変えないフィーネを見て、何かうすら寒いものを感じた。
「你、你有什麼打算嗎?」
「な、何か考えがおありかな?」
「不曉得呢?」
「どうでしょうか?」
說罷,菲涅淡淡一笑。
そう言ってフィーネは笑う。
下一瞬間,
次の瞬間。
圍在巴爾納巴周圍的士兵紛紛倒地。
バルナバの周りにいた兵士たちが倒れた。
是站在一旁的士兵出手斬殺的。
横にいた兵士が斬ったのだ。
「什、什麼!?你們在做什麼!?」
「な、なにぃ!? なにをしている!?」
出手的其實是偽裝成士兵的內爾貝·里特團員們。
斬ったのは兵士に扮していたネルベ・リッターの団員たちだった。
他們接連斬倒巴爾納巴的士兵。
彼らは次々にバルナバの兵士たちを斬っていく。
士兵雖然反抗,卻不是內爾貝·里特的對手。
兵士たちも抵抗するが、ネルベ・リッターの敵ではなかった。
「可惡!再去叫更多士兵過來!」
「くそっ! もっと兵士を呼んでこい!」
「短時間內不會有人來,附近的士兵都被催眠沉睡了。」
「しばらく来ませんよ。近場の兵士は寝ていますから」
說著出現的正是林菲亞。
そう言って現れたのはリンフィアだった。
她身後還有數名旗艦阿爾方斯上,身手不凡的船員。
後ろには旗艦アルフォンスの船員の中でも、腕の立つ者が数人。
不過,在來的路上他們並未出手。
ただし、この道中で彼らがすることはなかった。
因為沿路的守衛都被林菲亞的魔槍催眠了。
通り道にいる兵士は、リンフィアの魔槍によって眠らされていたからだ。
「怎麼可能……可惡!給我殺了他們!」
「そんな馬鹿な……くそっ! こやつらを殺せ!」
巴爾納巴一邊下令,一邊朝王座廳的角落跑去。
バルナバはそう指示を出しながら、自分は玉座の間の端へ走っていく。
那裡有條作為撤離用的暗道。
そこには避難用の隠し通路があった。
林菲亞等人沒有追擊巴爾納巴,而是優先制壓王座大廳。
リンフィアたちはバルナバを追うことはなく、玉座の間の制圧を優先する。
雖人數較少,但有內爾貝·里特與林菲亞這些能手在場,勝負很快就分出結果。
数こそ劣っていたが、ネルベ・リッターとリンフィアという腕利きが揃っていたため、決着はすぐについた。
當巴爾納巴逃走時,逾半士兵棄械投降,這點影響也很大。
バルナバが逃げた時点で、半分以上の兵士が武器を捨てたというのも大きかった。
「那麼,拜託了。」
「では、よろしくお願いします」
菲涅向內爾貝·里特的成員招呼。
フィーネはネルベ・リッターの団員に声をかける。
那名團員施展擴音魔法,將菲涅的聲音傳遍整座城堡。
その団員が拡声の魔法を使って、フィーネの声を城全体に届ける。
「告訴城內所有的士兵:我是帝國的菲涅·馮·克萊內爾特。我已確保公王陛下的安全。朱里奧公子的軍隊終將抵達都城。現在,是做抉擇的時刻。是要站在公爵一方,還是站在公王一方?請再三思。如果你們心中仍存忠義——那就是戰鬥的時刻。」
「城にいるすべての兵士に告げます。私は帝国のフィーネ・フォン・クライネルト。公王陛下の身柄は私が確保しました。いずれジュリオ公子の軍が都にやってくるでしょう。今、決断の時です。公爵につくか、公王につくか。もう一度考えてみてください。そしてまだ、心に忠義が残っているのなら――戦う時です」
說罷,菲涅向城內的士兵們呼喊。
そう言ってフィーネは城にいる兵士たちに呼びかけた。
這番話足以在城內引發動盪。
それは城を混乱させるには十分な言葉だった。
同時,林菲亞等人開始在王座廳內準備固守。
その間にリンフィアたちは玉座の間で籠る準備に入った。
「選擇不是脫逃而是固守……難道有援軍要來?菲涅小姐?」
「脱出ではなく、籠城を選ぶとは……援軍のアテがあるのか? フィーネ嬢」
「是的,援軍一定會到來。請耐心等到那時。」
「ええ、必ず援軍はやってきます。どうかそれまでご辛抱を」
「既然妳這麼說,我就相信妳。」
「あなたがそう言うなら信じよう」
公王深深點頭,將背靠回王座。
公王は深く頷き、玉座に背を預けた。
下定決心不再離開此地。
この場を動きはしないと決意しながら。