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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第五百二十四話 撤退指示

「撤退。重整陣形」

「後退しろ。仕切り直す」

「又是這樣嗎!?」

「またですか!?」

在馬塞爾的指示下,公國一方的騎士們喊了起來。

マルセルの指示に公国側の騎士が声をあげる。

最初的一波攻勢。

最初の攻撃。

看到火攻也被敵方撐住,馬塞爾便下令後退。

火攻めも敵が持ちこたえたのを見て、マルセルは後退を指示していた。

判定無法徹底攻下時就撤退再試。

落としきれないと判断したら、後退してやり直す。

不過就是這樣反覆反覆。

その繰り返しだった。

「撤退,快點」

「後退だ。早くしろ」

「明白了……」

「了解しました……」

騎士們雖不情願仍遵命。

渋々ながら騎士は従う。

即便如此,因為馬塞爾發動的攻勢,堡壘仍然處於防守狀態。

今もマルセルの仕掛けた攻撃により、砦は防戦一方。

繼續下去或許就能突破。

このまま続けていけば、突破できるかもしれない。

就是在那種情況下的撤退。

そんな状況での後退だった。

然而,馬塞爾的看法卻不一樣。

だが、マルセルの感想は違った。

「果然很強……」

「さすがに強いな……」

最讓人扼腕的是最初的火攻。

一番惜しかったのは最初の火攻め。

原本有機會趁亂一口氣攻下。

混乱したところを一気に落とせる可能性があった。

但敵方的朱利奧公子精彩地穩住了局勢。

だが、敵のジュリオ公子が見事に立て直した。

那本應該是危急的狀況。

深刻な状況だったはず。

他親自出現在前線,向士兵們示範抵抗的決心。

それを自ら前線に出て、兵士たちに抵抗する意志を示した。

堡壘在緊要關頭撐住了。

ギリギリのところで砦は持ちこたえた。

從那之後,雖能將人壓進去,卻始終感受不到能夠使其陷落的實感。

それからというもの、押し込めることは押し込めるが、陥落させられる手応えは感じてなかった。

那是因為敵人是以被壓逼為前提來構築防禦。

それは相手が押し込まれること前提で防御を組んでいるからだ。

「如果不能攻下,那就毫無意義……」

「陥落させられないなら意味はない……」

馬塞爾抱臂沉思。

マルセルは腕を組み、考え込む。

他追求的結果只有早日攻下堡壘。

マルセルの求める結果は早期の陥落のみ。

正如騎士們所說,只要持續攻擊,遲早會攻下。

騎士のいうように、攻撃をしていればいずれ落ちる。

但在那之前,公爵軍的後方恐怕會受到威脅。

だが、その前に公爵軍は後方を脅かされてしまうだろう。

那樣就毫無意義。

それでは意味がない。

在那之前決定勝負。那就是馬塞爾的目的。

その前に決着をつける。それがマルセルの目的だった。

因此,若無法一擊攻下就會撤退重來,因為一旦戰力被削弱便無法徹底攻陷。

だからこそ、一撃で落とせないならば後退していた。戦力が削れてしまうと落としきることができないからだ。

「脆弱的堡壘與經驗不足的貴族之軍,認為能以同數攻下是太天真了……」

「脆弱な砦と経験不足な貴族の軍。同数で落とせると考えたのは甘えだったか……」

為了牽制敵方援軍,派出了五千人前去阻止。

敵援軍の足止めには五千を向かわせた。

為了求取萬無一失。

確実を期すためだ。

但堡壘的頑強遠比預想的還要執拗。

だが、砦の粘りが思っていた以上にしつこい。

對方為了防備四面來襲而分散兵力;而馬塞爾則可以集中兵力。

相手は四方からの攻撃に備えるため、戦力を分散配置している。それに対して、マルセルは戦力の集中が可能だった。

實質上能以兵力優勢推進戰事。

実質的に戦力優位で戦を進められる。

即便如此還是攻不下。

それでも落とせない。

因為攻勢被識破,敵人也會集中兵力應對。

攻撃が読まれて、敵も戦力を集中させるからだ。

「照這樣下去不行嗎……」

「このままでは無理か……」

有必要重新編組軍隊。

軍を再編成する必要がある。

想到這點,馬塞爾向全軍下達了暫時撤退的指示。

そう考えて、マルセルは全軍に対して一時後退の指示を出したのだった。

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全軍撤退。

全軍後退。

被委以主力五千的阿多爾納特伯爵雖對此指示感到驚訝,但仍開始準備撤退。

主力ともいえる五千を任せられたアドルナート伯爵は、指示に驚きつつも後退の準備に入っていた。

堡壘那邊佔上風,我方也佔上風。

砦も優勢、こちらも優勢。

只要維持下去,勝利可期。

このまま維持すれば勝ちが見える。

表面上看似如此,他也只好相信對方看到了凡人所看不見的世界,心服口服。

そんな状況に思えたが、凡人である自分たちとは違う世界が見えているのだろうと納得したのだ。

然而。

だが。

「全軍撤退是怎麼回事!?」

「全軍後退とはどういうことだ!?」

「帕斯托雷公爵……這是大使的指示。」

「パストーレ公爵……大使の指示です」

「要放棄有利局面嗎!?我們已經攻到這裡,敵人疲憊不堪!現在正是出擊的時機!」

「有利を捨てるというのか!? ここまで攻めて、敵は疲弊している! 今が押し時だ!」

「大使是有他的考量的!」

「大使には考えがあるのです!」

「他只是想親手決定戰局!讓我們將來無法反抗王國!說到底他就是想要功勞!」

「自分の手で戦を決めたいだけだ! 今後、我々が王国に逆らえないようにな! 結局は手柄が欲しいのだ!」

帕斯托雷公爵說完便離開了本陣。

パストーレ公爵はそういうと本陣を出ていく。

阿多爾納特伯爵心裡暗想『想要功勞的應該是你吧』,一邊忍不住吐槽,一邊開始準備撤退。

手柄が欲しいのは自分だろ、と心の中で突っ込みつつ、アドルナート伯爵は後退準備に入った。

在準備大致就緒後,他下達了撤退命令。

そしてある程度、準備が整った状況で後退の指示を出した。

「全軍撤退!」

「全軍後退!」

軍隊背向敵方撤退。

相手に背を見せて、軍が後退する。

然而,遵從命令的只有四千人。

だが、従ったのは四千のみ。

剩下的一千人反而朝敵方發起攻擊。

残る一千は逆に敵へ向かって攻撃を仕掛けた。

「你們在做什麼!?這是怎麼回事!?」

「何をしている!? どういうことだ!?」

「帕斯托雷公爵率領一千人突擊了!」

「パストーレ公爵が一千を率いて突撃しました!」

「什、什麼……?」

「なん、だと……?」

貴族們倚靠的是馬塞爾,而現在的帕斯托雷公爵僅僅是一面旗幟。

貴族たちが頼るのはマルセルであり、今のパストーレ公爵はあくまで旗印というだけだった。

但對前線士兵來說,他是絕對的盟主。

だが、前線の兵士にとっては絶対的な盟主だ。

那一千人出手,不能責怪他們。

一千が動いたのは責められない。

阿多爾納特伯爵腦中冒出不妙的念頭。

まずいという考えがアドルナート伯爵の中に浮かぶ。

因為他被嚴命絕對不能將目光從帕斯托雷公爵身上移開。

決してパストーレ公爵から目を離すな、と厳命されていたからだ。

若帕斯托雷公爵只是愚蠢還無妨,但若他做出愚蠢的行動,監視他的阿多爾納特伯爵就要負責。

パストーレ公爵が愚かなだけなら問題ないが、愚かな行動に出れば監視していたアドルナート伯爵の問題になる。

把他就這樣放著任其送死當然簡單。

このまま見殺しにするのは簡単だった。

只要率領四千人撤退就行。

四千を率いて後退すればいい。

但那麼做,公爵軍會瓦解。

しかし、それをすれば公爵軍は瓦解する。

因為盟主──公爵會喪命。

盟主である公爵が死ぬからだ。

此刻已沒有其他選擇。

もはや選択肢は一つしかない。

「……全軍反轉。繼續攻勢直到把公爵帶回來。傳令給奧斯卡!不惜一切把公爵拽回來!」

「……全軍反転。公爵を引き戻すまで攻勢を続けよ。オスカルに伝令! 引きずってでも公爵を連れ戻せ!」

在向傳令下達命令的同時,阿多爾納特伯爵回想起由奧斯卡轉述的亞爾的話。

伝令にそう伝えながら、アドルナート伯爵はオスカルから伝えられたアルの言葉を思い出していた。

選錯了要追隨的對象。

つく相手を間違えた。

竟然會在現在切身感受到這一點。

それを今、実感することになるとは。

曾以為大勢已定。

大勢は決したと思っていた。

認為帕斯托雷公爵的勝利已牢不可破。

もはやパストーレ公爵の勝ちは揺るがないと。

但他們只看到了情勢本身。

だが、見ていたのは情勢のみ。

卻沒看見人。

人を見ていなかった。

是那位異常有能的馬塞爾在支撐著一切,才會變成如此。

人並外れて有能なマルセルが支えていて、これだ。

明明勝利幾乎已定,卻不知為何反而像是處於劣勢。

ほぼ勝ちが確定していたというのに、なぜか劣勢のようになっている。

衝入的一千人遭遇敵方反擊,正逐漸被包圍。

攻め込んだ一千は敵の反撃にあい、包囲されつつあった。

阿多爾納特伯爵的四千人發動反擊,避免了被完全包圍,但要撤退仍會付出相當多的流血代價。

アドルナート伯爵の四千が反転攻勢に出たため、完全包囲は避けられているが、撤退するためには相当の兵が血を流すことになる。

那將是無謂的流血。

無意味な流血だ。

即便最終贏得這場戰。

果たして、この戦に勝ったとして。

是否應該把那位公爵推上王位呢?

あの公爵を王に据えてよいものか。

是否應該向坐上王座的那名男子宣誓效忠?

玉座に座ったあの男に忠義を誓ってよいものか。

就這樣在如今才思考這些問題,阿多爾納特伯爵深深嘆了口氣。

今更なことを思いながら、アドルナート伯爵は深くため息を吐くのだった。