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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第五百二十話 士氣恢復

數日後。

数日後。

從都城被召來的馬塞爾,對部隊士氣低落嘆了口氣。

都より招聘されたマルセルは、士気の低さにため息を吐いていた。

「為什麼那些傻瓜就是無法選擇什麼都不做呢?」

「どうして馬鹿は何もしないという選択が取れないんだろうな?」

想要同行的馬塞爾被帕斯托雷公爵命令留守。

同行を希望したマルセルに対して、パストーレ公爵は留守を命じた。

作為最後的對策,他忠告說敵人必定會有援軍到來,但並沒有起作用。

せめてもの策として、敵には必ず援軍が来る、と忠告したが役に立たなかった。

已經把話提醒過敵人了,沒必要那麼慌張。

忠告しておいた敵。焦るほどでもない。

其實等援軍來解決就沒問題了,他們卻因為焦躁而急於分出勝負。

援軍のほうから片付ければ問題ないのに、焦って勝負を急いでしまった。

結果士氣下降,攻城器械也丟失了。

結局、士気は低下して攻城兵器も失った。

就算想用時間慢慢包圍,對方的目的就是拖延時間。

時間を掛けて包囲しようにも、相手の狙いは時間稼ぎ。

遲早會有從朗迪內邊境折返的軍隊過來吧。

そのうちロンディネとの国境から軍が取って返してくるだろう。

「先把失去的士氣恢復起來,莉澤特。」

「まずは失った士気を回復させないとか。リゼット」

「是!」

「はっ」

「率領約一百名精銳去對敵方援軍發動奇襲。」

「精鋭を百ほど率いて敵の援軍に奇襲をかけろ」

「遵命。是否也要斬下敵將的人頭?」

「かしこまりました。敵将の首も必要でしょうか?」

「不需要給予致命一擊。以一種讓全軍都能看見的方式突破敵陣,只要那樣就夠了。」

「打撃を与える必要はない。全軍にわかる形で敵軍を突破して来い。それだけでいい」

「但有了敵將的首級,士氣不是會提高嗎?」

「ですが、敵将の首があったほうが士気もあがるのでは?」

「邊境貴族的首級沒什麼大價值,倒是你被盯上會更麻煩。阿爾諾特身邊有能手駐守,若判定危險,他們會把那些人專門派來對付你。」

「辺境貴族の首など、大した価値はない。それよりもお前が目をつけられるほうが困る。アルノルトの傍には手練れが控えている。危険と判断すれば、お前だけにそいつらを向かわせてくるだろう」

「就算是近衛騎士隊長,我也會讓他們吃敗仗。」

「近衛騎士隊長だろうと返り討ちにしてみせます」

「那個就留到下次。好嗎?」

「それはまた今度だ。いいな?」

「……是的」

「……はい」

莉澤特有些不服氣地點了點頭。

多少、不服そうにしながらリゼットは頷いた。

看著那樣的莉澤特,馬塞爾苦笑著走上前。

そんなリゼットを見て、マルセルは苦笑しながら前へ出た。

然後下令全軍以弓箭發起攻擊。

そして全軍による弓矢での攻撃を命じたのだった。

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既然沒有攻城器械,攻打要塞只能靠架梯子。

攻城兵器がない以上、砦を攻めるには梯子をかけるしかない。

但那樣就必須流血。

だが、それには血を流す必要がある。

不論是脆弱的堡壘,還是僅有千人的守軍。

たとえ脆弱な砦であろうと、千しか兵がいなかろうと。

站上前線的人會流下必要的鮮血。

前線に出た者が必要な血を流す。

所以必須先恢復士氣。

だから士気の回復が必要だった。

以遠距離弓箭發動的攻擊。

遠距離からの弓矢による攻撃。

對此,堡壘無力招架。

それに対して、砦は無力だった。

連還手的時間都不給,箭矢一支接一支地射進堡壘。

打ち返す暇も与えず、次々に矢が砦に打ち込まれていく。

這一幕使士兵們重新找回了自信。

その光景が兵士たちに自信を取り戻す。

他們覺得無論走到哪裡,敵人都是少數,而自己才是多數。

どこまで行っても敵は少数であり、自分たちは多数なのだと。

但對方也不會一直被打得毫無還手之力。

だが、向こうもやられっぱなしではない。

那名獨一無二的龍騎士從空中發起攻擊。

唯一無二の竜騎士が空から攻撃を仕掛けてこようとする。

然而,三名獅鷲騎士迎上去阻擋。

しかし、それを三騎の鷲獅子騎士が阻む。

與在都城被奇襲時不同。

都で奇襲されたときと違う。

在獅鷲騎士的眼中,只映出芬與諾瓦兩人。

鷲獅子騎士の目にはフィンとノーヴァしか映っていなかった。

三騎之間的連攜攻擊。

三騎による連携攻撃。

正因為認定對方強大,才會做出那樣的行動。

強いと認めているからこその行動だった。

絕不會因為只是單騎就掉以輕心。

たかが一騎と侮るようなことはしない。

帝國最強的近衛騎士隊,其隊長乃是龍騎士。

帝国最強の近衛騎士隊。その隊長を務める竜騎士。

既然知道了,就有相應的戰法可用。

そうとわかれば戦い方もある。

鷲獅子騎士們並不自負到認為一對一就能取勝。

一対一で挑んで勝てると思うほど、鷲獅子騎士たちも自惚れてはいなかった。

最重要的是,他們不能在主君面前兩次出醜。

なにより仕える主の前で二度も醜態をさらすわけにはいかなかった。

為了不讓菲恩與諾瓦自由行動,他們竭盡全力。

フィンとノーヴァを自由にさせないために、彼らは全力を尽くした。

有了這番努力,菲恩與諾瓦不得不把注意力集中在那三名騎士身上。

その甲斐あって、フィンとノーヴァは三騎に集中せざるをえなかった。

那樣一來,就沒有人能阻擋那些箭。

そうなると矢を止める者がいない。

箭雨持續不止。

いつまでも続く矢の雨。

連堡壘一方也似乎開始動搖。

砦側にも動揺が走っているようだった。

「反正他們應該就是在等著盡快把戰鬥引入近戰吧?」

「どうせ早く接近戦に持ち込めと待っているのだろう?」

馬塞爾低聲嘀咕。

マルセルは呟く。

堡內沒有任何動靜。

砦に動きはない。

以弓箭進行的遠距離攻擊是常用手段。

弓矢による遠距離攻撃は常套手段。

大概之所以抵抗不多,是因為他們知道防不住。

おそらく大して抵抗がないのは、防げないとわかっているから。

所以他們不露面,選擇忍耐。

だから顔を出さずに耐えている。

因為知道要攻下堡壘,對方勢必得把戰鬥拉到近身。

相手が砦を落とすには接近戦に持ち込まねばならないとわかっているからだ。

「直屬於堡壘的士兵或許能掌控,但別處的兵力怎麼辦?」

「直轄できる砦の兵の手綱は握れるだろうが、別の場所の兵はどうだ?」

在稍遠處駐紮的邊境貴族軍。

少し離れた場所に陣を張っている辺境貴族軍。

那裡開始變得慌亂起來。

そこが慌ただしくなり始めていた。

因為倚仗的龍騎士被牽制,看起來堡壘正陷入危機。

頼みの綱の竜騎士が抑えられ、砦がピンチに陥っているように見えているからだ。

但命令大概是讓人待命。

だが、指示はおそらく待機。

因此內部產生了掙扎。

そこで葛藤が生まれているのだろう。

有人想策馬出陣,也有人要阻止他們。

騎馬で出陣しようとする者。それを抑えようとする者。

陣型開始混亂。

陣形が乱れていた。

莉澤特率領的騎馬隊抓住空隙,衝入了邊境貴族軍的陣中。

その隙を逃さず、リゼット率いる騎馬隊が辺境貴族軍の陣に突撃した。

從正後方發起的奇襲。

真後ろからの奇襲。

而且對方的注意力全在前方。

しかも意識は前に向いていた。

出乎預料的情況讓邊境貴族軍陷入混亂,無法做出恰當的應對。

予想外な事態に辺境貴族軍は混乱し、的確な対応が取れなかった。

在這段時間裡,莉澤特的騎兵隊不斷突破陣地。

その間にリゼットの騎馬隊はどんどん陣を突破していく。

途中有幾名騎士攔了路,但莉澤特輕揮長劍便將他們擊倒。

途中、騎士が何名か立ちふさがったが、リゼットは軽く剣を振って倒していく。

就在莉澤特的視線中,出現了賓托伯爵的旗幟。

そんなリゼットの視界にピント伯爵の旗が見えた。

大概那裡就有賓托伯爵。

おそらくあそこにピント伯爵がいる。

當作戰利品已綽綽有餘。

手土産には十分。

但她想起了之前被叮囑的話,莉澤特一邊覺得可惜一邊移開視線。

だが、釘を刺されたことを思い出し、リゼットはもったいないと思いながら視線を逸らす。

「我可不想被罵啊……」

「怒られたくはないですからね……」

『真是可惜。』

でももったいない。

『又不會花多少時間的。』

大して時間もかからないのに。

儘管如此,莉澤特還是只做到突破邊境貴族軍陣線這一步。

そうは思っていても、リゼットは辺境貴族軍の陣を突破するだけに留めた。

因為不想做多餘的事,打亂馬塞爾的計畫。

余計なことをして、マルセルの予定を崩したくはなかったからだ。

正當莉賽特那樣思索時。

そんな風に考えていたリゼットの前。

有東西擋住了她的去路。

何かが立ちふさがった。

很小。

小さい。

正當她歪著頭,心想『這是什麼?』的時候。

何だと首を傾げた時。

槍尖逼近莉賽特的眼前。

槍の先がリゼットの目の前に迫っていた。

她沉著地用劍偏轉軌道,避開了攻擊。

慌てず、剣で軌道を逸らして回避する。

「還不錯啊,小姑娘」

「やるじゃねぇか、嬢ちゃん」

「……熊?」

「……熊?」

「可愛吧?」

「愛らしいだろう?」

騎在馬上的齊克與莉賽特相對而立。

馬の頭の上に乗ったジークは、リゼットと対面する。

距離極近。

距離は至近。

先動手的是莉賽特。

先に仕掛けたのはリゼットだった。

她揮劍,試圖將齊克打落馬下。

剣を振るい、ジークを落としにかかる。

齊克跳起來,挺槍反擊。

それに対して、ジークは跳躍して槍を突き出した。

「真粗暴啊,要是我那可愛的外表變得噁心了怎麼辦?」

「乱暴だな。俺の愛らしい見た目がグロくなったらどうすんだよ」

「並不可愛」

「別に愛らしくはありません」

「真的假的!?王國的女人真奇怪!」

「マジかっ!? 王国の女は変わってんな!」

馬上的攻防交鋒。

馬上での攻防。

齊克前後跳躍想要迷惑莉賽特,卻被她一一應對。

ジークは前へ、後ろへと跳躍して、リゼットを翻弄しようとするが、リゼットはすべてに対処してくる。

莉賽特的劍漸漸逼近齊克。

リゼットの剣が徐々にジークへ迫る。

「好強啊!!」

「つぇぇなっ!!」

「你也相當不錯」

「あなたもなかなかです」

「這樣說我會受傷的!」

「傷つくぜ!」

齊克這麼一說便發出渾身一擊,但莉賽特用劍接住了。

そう言ってジークは渾身の突きを放つが、リゼットはそれを剣で受け止める。

同時她單手抓住齊克的身體,往後一拋。

同時に片手でジークの体を掴むと、後ろに放り投げた。

「哇啊啊啊!!??」

「おわぁぁぁぁっ!!??」

「因為說不需要立功,所以就放你一馬。」

「手柄は不要と言われているので、見逃しておきます」

「那就謝啦!」

「そりゃあどうも!」

落地的齊克看著離去的莉賽特,嘆了口氣。

地面に着地したジークは、立ち去っていくリゼットを見送りながらため息を吐く。

如果要發動襲擊,對方應該會派精銳。

襲撃してくるなら精鋭。

有人交代過:若能討伐率領他們的人,就去討伐。

それを率いる者を討てるなら討てと言われていた。

但對手比想像中還要強大。

だが、相手が想像以上に強かった。

「真是的……敵方竟也有厲害的女人啊」

「やれやれ……敵さんにもお強い女がいるもんだな」

齊克一邊思考著要怎麼交代,一邊回到陣地。

どうやって言い訳しようかと考えながら、ジークは陣地に戻っていく。

由於莉賽特等人突破了陣地,公爵軍的士氣恢復了。

リゼットたちが陣を突破したことにより、公爵軍の士気は回復した。

那種敵人很強的幻想就這樣消失了。

相手が強いという幻想が消え去ったのだ。

「先解決一件事……剩下的障礙是」

「まずは一つ……残す障害は」

「大使,公爵大人正在召喚您」

「大使、公爵様がお呼びです」

「馬上就到」

「すぐに行く」

時間不夠了。

時間はない。

不過,這不是能靠匆忙就能贏下來的對手。

だが、急いで勝てる相手でもない。

說服自己只能一點一滴化解那些令人不安的因素之後,馬塞爾便轉身離去。

不安材料は少しずつ潰すしかないと自分を納得させて、マルセルは踵を返すのだった。