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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第五百十九話 公爵軍

「朱利奧殿下!您沒事嗎!?」

「ジュリオ殿下! ご無事ですか!」

「羅爾!你來得真好!」

「ラウル! よく来てくれた!」

羅爾走進堡壘時,朱利奧上前迎接了他。

砦に入ってきたラウルをジュリオが出迎えた。

幾位貴族從他身後走了過來。

その後ろから数人の貴族が歩いてきた。

「朱利奧公子殿下,品特伯爵等邊境貴族前來在殿下麾下參陣。」

「ジュリオ公子殿下、ピント伯爵以下、辺境貴族は殿下の下へ参陣いたします」

「做得好,品特伯爵。這場戰事結束後,我必定會報答你們。」

「よく決断してくれた、ピント伯爵。この戦の後は必ずあなたたちに報いよう」

「感激不盡。」

「ありがたく」

交談之後,品特伯爵把目光轉向了我。

そんなやり取りの後、ピント伯爵が俺のほうへ視線を向けた。

「您就是阿爾諾特皇子殿下吧?」

「アルノルト皇子殿下とお見受けします」

「沒錯,我就是阿爾諾特。」

「いかにも俺がアルノルトだが?」

「皇弟,貝爾克瓦因公爵託我轉達一則口信。」

「皇弟、ベルクヴァイン公爵より伝言を預かっております」

「說來聽聽,叔父大人怎麼說?」

「聞こう、叔父上は何と?」

「不要受傷。」

「怪我はするな、と」

『果然是叔父大人的作風。』

叔父上らしいな。

『明知道要開戰了還叫我別受傷,真是太隨便了。』

これから戦だというのに、怪我はするななんて暢気なもんだ。

『大概是叫我別太逞強吧。』

まぁあまり気負うなということだろう。

「明白。那我會盡量不受傷。我的安危,交由諸位負責可以嗎?」

「なるほど。では、怪我をしないようにしよう。俺の身の安全、貴公らに任せても平気か?」

「交給我們,必定守護殿下!」

「お任せを、必ずお守りします!」

「我賞識你們的士氣。那兩千援軍不能進入此堡壘,要在外面紮營。我會說明地點,請進來。」

「その意気を買おう。この砦に援軍二千は入らない。砦の外に陣を張ってもらうことになる。場所を説明する。中へ」

我們只有敵方一半的兵力,原本不該分散戰力,但勉強把人塞進堡壘也沒意義。

相手の半分しかいない俺たちは、戦力を分散するべきではないが、無理に砦へ入っても仕方ない。

一千人守在堡壘;兩千援軍則在一處既能觀察堡壘又能盯住公爵軍的地點紮營。

一千は砦。援軍二千は砦と公爵軍を視野に置いておける場所に陣を立てる。

這是目前最好的安排。

それが今のベストだ。

如果對方不是笨蛋,他們會在堡壘留少量兵力牽制,然後攻擊在外的兩千援軍。

相手が馬鹿じゃなければ、砦に少数の抑えを残して、外にいる援軍二千を攻めるだろう。

嗯,那樣的話我們就出去迎擊罷了。

まぁ、そうなったら打って出るだけだが。

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「笨蛋。」

「馬鹿が」

我對敵方出乎意料的行動如此喃喃自語。

相手の予想外の行動に俺はそう呟いた。

不知為何,公爵軍竟在牽制那兩千援軍的位置也部署了同樣數量的兩千人。

公爵軍はなぜか援軍二千の抑えに、同数の二千を配置。

剩下的四千人則選擇攻城。

残る四千での砦攻めを選択してきた。

大概他們認為只要拿下堡壘就一切結束了吧。

砦さえ落とせば終わると踏んでの行動だろう。

確實,堡壘裡有我,也有朱利奧。

確かに砦には俺もいるし、ジュリオもいる。

他們以為能輕易碾碎不過千人的隊伍嗎?

たかが千くらい踏みつぶせると思ったのだろうか?

未免太膚淺了。

いくらなんでも短絡的だ。

畢竟。

なにせ。

「不可能輕易讓他們攻下堡壘的。」

「砦攻めなんて簡単にさせるわけがないだろうに」

我邊說邊仰望天空。

そう言って俺は空を見上げる。

那邊沒有,這邊卻有的東西。

向こうにはなくて、こちらにあるもの。

那便是空中的戰力。

それは空の戦力だ。

敵方厭惡王國的介入,因此沒有帶馬塞爾同行。

敵は王国の干渉を嫌がり、マルセルを伴っていない。

大概就是這個原因吧。

だからだろう。

鷲獅子騎士並未出現。

鷲獅子騎士がいない。

然而,我這邊有護衛在側。

しかし、こちらには俺の護衛が存在する。

有能從空中自由對地面發動攻擊的護衛。

空から自由に地上を攻撃できる護衛が。

「可以開始迎擊嗎!?」

「迎撃してよろしいでしょうか!?」

「只攻擊攻城器械,敵人的戰意就會瓦解。」

「攻城兵器だけ狙え。それで敵の戦意は折れる」

「明白了!」

「了解いたしました!」

已降到附近的芬恩在聽到我的指示後提高了高度。

近くまで降下してきていたフィンは、俺の指示を聞くと高度を上げる。

然後從法杖釋放出了雷電。

そして杖から雷撃を繰り出し始めた。

目標是用於攻城的各種器械。

狙いは砦攻め用の兵器たち。

公爵軍辛苦運送的大型攻城器械被雷擊擊中。

大型の兵器たちを一生懸命運んでいた公爵軍だったが、そこに雷撃を撃ち込まれてしまう。

倒塌的器械,燃燒的器械。

倒壊する兵器。炎上する兵器。

混亂在公爵軍中迅速蔓延開來。

どんどん公爵軍の間に混乱が広がっていく。

無數的雷擊從天而降,對公爵軍而言,這恐怕與天災無異。

空から無数に降り注ぐ雷撃。公爵軍にとっては天災と変わらないだろう。

「明明我們已掌控空中優勢,居然還輕易選擇攻城。」

「こちらが空を確保しているというのに、安易に砦攻めを選択するとはな」

我無奈地嘆了口氣。

呆れてため息を吐く。

他們是忘了芬恩的存在,還是根本沒料到會有如此效果?

フィンの存在を忘れていたのか、まさかこれほどとは思っていなかったか。

公爵軍陷入混亂,前線崩潰。

公爵軍は混乱し、前線が崩壊。

被迫撤退。

撤退を余儀なくされた。

那支本來用來牽制援軍的兩千人也撤退了。

援軍二千の抑えに動いていた相手の二千も退いていく。

結果只損失了攻城器械而已。

結局、攻城兵器を失っただけだ。

至少該選在夜間行動,或稍微用點心思才行。

せめて夜に動くなり、もうちょっと工夫を見せてほしいものだ。

「果然不愧是殿下的近衛騎士呢……」

「さすがは殿下の近衛騎士ですね……」

「那可不是我的近衛騎士,是我父親的近衛騎士。而且芬恩還算溫和的了,知道嗎?」

「俺の近衛騎士じゃない。俺の父の近衛騎士だ。それにフィンはまだ大人しいほうだぞ?」

在空中這種特殊條件下,芬恩擁有能稱霸一方的力量。

空という特殊条件下においてフィンは無双するだけの力がある。

但有些近衛騎士不論條件,都是能夠所向披靡的存在。

だが、近衛騎士の何人かは条件を問わず、無双できる力を持つ。

公王想確認帝國的決心,正是因為一旦動員近衛騎士,帝國的勝算就會大幅提升。

公王が帝国の本気度を確かめたのも、近衛騎士が動員されれば帝国の勝率は大きく上昇するからだ。

父上在戰場上不敗,但每當他出征,總會有許多近衛騎士隨行。

父上は戦において無敗だが、父上の出陣には多くの近衛騎士がついていく。

以那樣的戰力,幾乎不可能被擊敗。

その戦力では負けるほうが難しい。

那是他親口說的話。

これは本人の言葉だ。

可見出現在戰場上的近衛騎士有多麼可怕。

それだけ戦場に出てきた近衛騎士というのは脅威なのだ。

「這還算溫和嗎……明明一人擊退了敵方四千人……」

「これで大人しいですか……敵軍四千を一人で退けたのに……」

「就算是同樣的四千人,領導者不同威脅度也會改變。繃緊神經。公爵肯定會跑去求馬塞爾幫忙。到時候,現在可憐巴巴撤退的四千將會變成精銳。」

「同じ四千でも率いる者によって脅威度は変わってくる。気を引き締めろ。公爵は必ずマルセルに泣きつく。そうなれば、今、情けなく退却している四千は精鋭へと変わるだろう」

「……殿下您為何對馬塞爾大使如此警戒?當然知道馬塞爾大使很了不起,但……」

「……殿下はどうしてそこまでマルセル大使を警戒されるのですか? もちろんマルセル大使がすごいのはわかりますが……」

「我對他有種相同的氣味。那傢伙是個大騙子,必要時會騙自己也騙別人,所以要提防他。」

「同じ匂いを感じるんでな。あれは大噓つきだ。きっと自分も他人も必要なら騙せるタイプの人間だ。だから警戒する」

「騙子嗎……大使會說出怎樣的謊言呢?」

「嘘つきですか……大使はどんな嘘をつくのでしょうか?」

「大概能猜到。」

「大体察しはつくけどな」

他對我的態度真是囂張。

俺に対する態度がデカい。

護衛隊中有三名鷲獅子騎士。

護衛に鷲獅子騎士が三騎。

光是這點就足以讓人猜出大意。

これだけでも大体察しがつく。

而且阿爾巴特羅公國對王國而言,是必須牢牢掌控的戰略要地。

それにアルバトロ公国は、王国にとって絶対に押さえなければいけない要所だ。

如果能把阿爾巴特羅公國拉到王國一方,既能威脅帝國南部,還可以削弱其海上戰力。

ここでアルバトロ公国を王国側に加えれば、帝国南部を脅かせるうえに海上戦力の低下が見込める。

帝國可能會像以往的戰爭一樣陷入泥沼。

かつての戦争のように帝国は泥沼にはまる可能性がある。

那麼皇國也不會坐視不管。

そうなると皇国も黙ってはいない。

這幾年來一直無法撼動莉澤姊上的鐵壁防禦,但如果帝國與王國陷入泥沼戰,帝國會尋隙而入。

ここ数年、リーゼ姉上の鉄壁の防御に太刀打ちできていなかったが、帝国が王国と泥沼の戦争をするなら隙を狙うだろう。

戰略上的要衝──那就是阿爾巴特羅公國。

戦略上の要所。それがアルバトロ公国だ。

我絕不會交給下屬去處理。

俺なら部下には任せない。

「好了,公爵暫時會被嚇得不敢行動。我們就趁這段時間休息一下。也通知那些貴族去休息,他們也累了。」

「さて、しばらく公爵は怯えて動けない。こちらはその間に休息を取るとしよう。貴族たちにも休むように伝えておけ。彼らも疲れているだろうしな」

我向傳令這樣交代,然後退回了堡壘內部。

伝令にそう伝え、俺は砦の中へと引っ込む。

我們這邊三千,對方六千,但那六千士氣低落,還有一些攪局者存在。

こちらは三千。向こうは六千。だが、六千の士気は低く、お邪魔虫も存在する。

在數量上我們處於劣勢,但可以說不相上下,或許我們還略佔上風。

数の上では負けているが、まぁ互角かこちらが有利といったところ。

時間也站在我們這邊。

時間もこちらの味方だ。

「就讓我好好見識一下你們的本事吧。」

「お手並み拝見といくか」