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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第五百十六話 葉之知識

菲涅抵達隆迪內已經好幾天了。

フィーネがロンディネに到着してから数日。

城裡到處都在談論菲涅的美貌。

城の中ではフィーネの美しさについての話で持ち切りだった。

「你見過她了嗎?」

「お会いになられたか?」

「當然。我從未見過那般美麗的女子。」

「もちろん。あれほど美しい女性は見たことがない」

「勇爵家的艾爾娜小姐也很美,但菲涅比她更勝一籌。」

「勇爵家のエルナ様も美しい方だったが、フィーネ様はそれ以上だ」

「若此刻不去見她,將會成為一生的遺憾啊。」

「今、お会いになっておかねば一生の後悔となりますぞ」

「聽說公子殿下每天也會前往一趟。」

「なんでも公子殿下も毎日足を運んでいるとか」

「也難怪。」

「無理もないことよ」

臣下一個接一個地談論著菲涅的事。

臣下たちは口々にフィーネのことを語る。

當然,那傳聞也傳到了公王那裡。

当然、その噂は公王の下まで届いていた。

清晨,身為公子的達尼奧來到公王面前,想要親自描述菲涅的美貌。

早朝。ぜひ、フィーネの美しさを伝えたいと公王の下へ、公子であるダニオがやってきた。

照理國王平常會把人打發走,但對菲涅的美感到好奇的公王決定聽達尼奧說明以便確認。

いつもなら追い払うところだが、フィーネの美しさに興味を持っていた公王はそれを確かめようと、ダニオの話を聞くことにした。

「啊——蒼鴎姬真的那麼美嗎……?」

「あー、蒼鴎姫はそれほど美しいのか……?」

「是、是的!她的美甚至不輸給夜空中的群星!」

「は、はい! それはもう夜空の星々に勝るとも劣らない美しさです!」

達尼奧熱切地述說著菲涅的美。

ダニオは熱心にフィーネの美しさを語った。

聽後,公王卡洛帶著有些心不在焉的神情笑了起來。

それを聞き、公王カルロはどこか上の空の表情で笑う。

「真想見上一面啊……」

「それは会ってみたいな……」

「馬上就去安排。」

「すぐに手配しましょう」

達尼奧這麼說完便退下了。

ダニオはそう言って下がるのだった。

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「父親要去見菲涅小姐。以前每次去都被拒於門外……真是奇效。」

「父はフィーネ様に会うそうです。これまで会いに行っても門前払いだったのに……すごい効果です」

「菲涅小姐那般的美貌,這也並不奇怪。」

「フィーネ様の美しさなら当然ですね」

達尼奧感到驚訝,艾娃則點頭表示並不特別意外。

ダニオは驚き、エヴァは驚くほどでもないと頷く。

與那兩人不同,琳菲亞和菲涅則稍微陷入了沉思。

そんな二人とは違い、リンフィアとフィーネは少し考え込んでいた。

「琳菲亞,或許……」

「リンフィアさん、もしかしたら……」

「菲涅小姐的預想可能是對的。聽說公王陛下早晨若與舞姬共餐,整天都會待在一起,對吧?」

「フィーネ様の予想が当たっているかもしれません。公王陛下は朝、舞姫と食事をすると一日中一緒だそうですね?」

「嗯,是的。」

「ええ、そうですね」

「公王陛下的情況如何?」

「公王陛下のご様子はどうでしたか?」

「看起來有些出神。不過,那畢竟是早晨。」

「ボーっとした様子でした。ただ、朝ですから」

「原來如此……據說夜晚他會無精打采、說想睡就立刻睡去……」

「なるほど……夜は無気力で眠いといってすぐ寝てしまうらしいですし……」

為了不被舞姬干擾,他們才派達尼奧在清晨前去。

舞姫に邪魔されないため、ダニオを早朝に向かわせた。

即便如此,事情還是順利得有些過頭。

それでも上手くいきすぎだった。

舞姬大概有叮囑公王不要與菲涅見面。

舞姫はきっと公王に、フィーネと会わないようにと言っていたはず。

若只是單純迷戀舞姬,公王不會這麼輕易允許見面。

舞姫に夢中なだけならば、そう簡単に会うとは言わないはず。

公王或許並不只是為舞姬所迷。

公王は舞姫に夢中なだけではないかもしれない。

菲涅是這麼推測的,而這推測也可能並未錯誤。

フィーネはそう予想しており、それは外れていないかもしれない。

「請多加小心。對手可是王國的舞姬,不知道用了什麼手段。」

「お気をつけください。相手は王国の舞姫。何を使っているやら」

「公王陛下常常無精打采、訴說睏意……公子殿下,能借用廚房嗎?」

「公王は無気力でよく眠気を訴えている……公子殿下。厨房をお借りしても?」

「欸?啊……當、當然可以。」

「え? ええ……もちろん」

「有發現什麼嗎?」

「何かわかったのですか?」

「這只是推測。不過,如果舞姬在暗中做了手腳,那就是對公王陛下的攻擊。那樣的話我們也可以採取強硬手段,賽巴斯先生。」

「あくまで想像です。ただ、舞姫が何か細工をしているというなら、これは公王陛下への攻撃です。それならばこちらも強引な手に出られます。セバスさん」

「怎麼了?」

「何ですかな?」

「如果我的推測正確,您能將舞姬制伏嗎?」

「私の想像通りだった場合、舞姫を取り押さえてくれますか?」

「這樣做可能會招致公王陛下的怒火吧?」

「公王の怒りを買うやもしれませんが?」

「為了不讓那種事發生,我要先確認。」

「そうならないために確認をします」

「那麼,請給我個暗號。」

「では、合図を出してください」

「是。」

「はい」

說著,菲妮微微一笑。

そう言ってフィーネはニッコリと笑う。

然而,賽巴斯注意到了。

だが、セバスは気づいていた。

她的眼神沒有笑意。

目が笑っていない、と。

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「初次見面,公王陛下。我是菲妮·馮·克萊內爾特。」

「お初にお目にかかります、公王陛下。フィーネ・フォン・クライネルトと申します」

「歡迎光臨……我是卡洛·迪·朗迪內。」

「良く来られた……カルロ・ディ・ロンディネである」

公王自報姓名後,恍惚地望著菲妮。

公王は名乗り、ボーっとした様子でフィーネを見ている。

神情有些心不在焉。

どこか上の空。

菲妮凝視著公王的樣子時,公王身旁站起了一名女子。

そんな公王の様子をフィーネがジッと観察していると、公王の隣に一人の女性が立った。

「陛下,今天願意看看我的舞嗎?」

「陛下、今日は私の舞を見てはくれないのですか?」

年紀應該比菲妮稍長吧。

年はフィーネより少し上だろうか。

那名把長長的金髮束在腦後的女子確實很美。

長い金髪を後ろでまとめたその女性は確かに美しかった。

是個擅長取悅男人的成熟女子。

男を喜ばすことに長けた大人の女。

菲妮對她留下了那樣的印象。

そんな印象をフィーネは受けた。

「哦,我的舞姬啊。」

「おお、我が舞姫」

「您好,王國的舞姬大人。」

「ごきげんよう、王国の舞姫様」

「您好,蒼鷗姬。我還沒自我介紹吧。我是米蓮娜,王國的舞姬。」

「ごきげんよう、蒼鴎姫。自己紹介をしていなかったわね。私はミレーヌ。王国の舞姫よ」

米蓮娜這麼說著,柔和地微笑。

そう言ってミレーヌは柔らかく微笑んだ。

菲妮也以笑容回應。

その笑みにフィーネも笑みで応じる。

「王國所自豪的舞姬。沒想到能在朗迪內公國遇見您。」

「王国が誇る舞姫。ロンディネ公国で会えるとは思いませんでした」

「帝國所自豪的蒼鷗姬。我也沒想到會在這裡遇到妳。本來妳不是要去阿爾巴特羅公國嗎?」

「帝国が誇る蒼鴎姫。私もここで会えるとは思わなかったわ。アルバトロ公国に行く予定では?」

「行程有些變動。我從未看過王國舞姬的舞蹈,這也是緣分。可以讓我觀賞嗎?」

「少々、予定が変わりまして。私は王国の舞姫の踊りを見たことがありません。これも何かの縁です。見せていただいても?」

「喔?妳竟然請我跳舞,真讓人意外。不過身為舞姬,既然被要求展示舞蹈,就不能不舞。陛下,請好好看著。」

「あら? そちらが踊ってほしいと頼むなんて。拍子抜けだわ。でも舞姫として、踊りを見せろと言われて踊らないわけにはいかないわ。よく見ていてくださいね? 陛下」

「啊啊,知道了知道了。」

「ああ、わかったわかった」

米蓮娜離開了公王身旁。

ミレーヌが公王から離れる。

菲妮見機而動,靠近了公王身旁。

それを見計らって、フィーネは公王のそばに寄った。

然後。

そして。

「陛下。邊看舞邊來杯紅茶如何?我擅長泡紅茶。」

「陛下。踊りを見ながら紅茶でもいかがですか? 私は紅茶を淹れるのは得意なんです」

「紅茶啊……不錯。」

「紅茶か……悪くない」

「那麼。」

「では」

說著,菲妮讓人把事先準備好的紅茶茶具端來。

そう言ってフィーネは用意させていた紅茶セットを持ってこさせる。

米蓮娜觀察菲妮想要做什麼,但她只是單純泡紅茶而已。

ミレーヌは何をするつもりかとフィーネを観察していたが、ただ紅茶を淹れるだけ。

米蓮娜判斷那是用她擅長的方式吸引公王注意的計策,便開始準備起舞。

自分の得意なことで公王の気を引く作戦だと判断し、踊りの準備に入った。

這段期間,菲內細心地泡著紅茶。

その間にフィーネは紅茶を丁寧に淹れていく。

「好了,請慢用,陛下。很燙,請小心。」

「できました。どうぞ、陛下。お熱いですからお気をつけて」

「我就品嚐一口……」

「いただこう……」

說著,公王淺嘗了一口紅茶。

そう言って公王が紅茶を少しだけ飲んだ。

就在那一瞬間。

その瞬間。

公王猛然被嗆到,劇烈地咳嗽起來。

公王は勢いよくむせた。

「嗆得咳個不停……!!」

「ごほっ、ごほっ……!!」

「陛下!?」

「陛下!?」

「您沒事嗎?」

「大丈夫ですか?」

菲內替公王撫著背部。

フィーネは公王の背中をさする。

公王點了幾下頭,皺著臉問菲內。

公王は何度か頷きながら、顔をしかめてフィーネに訊ねた。

「這是……到底是什麼?我從來沒喝過這麼苦的紅茶。」

「これは……一体なんだ? こんな苦い紅茶は飲んだことがないぞ?」

「是把各種茶葉混合調配而成的,具有讓頭腦清醒的效果。您覺得如何?」

「様々な茶葉を混ぜ合わせたものです。頭をすっきりさせる効果があります。いかがですか?」

「嗯,確實好久沒感到這麼清醒了。既不覺得疲倦也不想睡。」

「うむ、たしかに久しぶりに頭が冴えわたるような感覚だ。気だるさも眠さもない」

公王驚訝於自己的狀態,又喝了一口紅茶。

自分の状態に驚き、公王はまた一口紅茶を飲む。

公王皺著臉,但仍把紅茶喝光了。

顔をしかめながらも、その紅茶を公王は飲み干した。

竟然全喝下去了。

飲み干してしまった。

米蓮只能眼睜睜看著那一幕。

ミレーヌはその光景を見ているしかなかった。

米蓮從沒想到,她那些一直沒被任何人看穿的手段,竟會被帝國的那個小姑娘識破。

これまで誰にも見抜かれなかった自分の技が、まさか帝国の小娘に見抜かれているとは思いもしなかったのだ。

「……要不要問她是怎麼做到的?」

「……どうやってと聞いておきましょうか?」

「我一直在泡紅茶,從各地採買了各種茶葉,哪些好喝、哪些對身體有益、哪些有害,我都十分了解。當然,也包括那些從東方傳來的特殊茶葉。」

「私はずっと紅茶を淹れてきました。多くの茶葉を各地から取り寄せて、美味しいもの、体に良いもの、体に悪いもの、それらを把握しています。当然、東方伝来の特殊な茶葉たちも」

「我太大意了……」

「迂闊だったわ……」

「使用來自東方的茶葉,配合特殊的泡法的紅茶,具有恢復疲勞、安定心神的功效,也會稍微誘發睡意。但是用量過多會對身體造成毒害,與其他茶葉混合時效果會劇烈提升。由於持續性不強,一般需要每天讓人喝或聞到……不過只要運用得當,也能讓對方陷入無力無欲的狀態。」

「東方伝来の茶葉を使い、変わった淹れ方をする紅茶には疲労を回復し、心を落ち着かせる効果があります。少しだけ眠気に誘う効果も。ただ使いすぎると体に毒であり、ほかの葉と混ぜることで効果が飛躍的に上がってしまう。持続性があまりないため、毎日飲ませるなり、嗅がせるなりする必要がありますが……上手く使えば相手を無気力状態に陥らせることも可能です」

「為了紅茶調查到這種地步,真是太誇張了呢。」

「紅茶のためにそこまで調べているなんて、どうかしているわね」

米蓮一臉無奈地把衣襬捲起來。

ミレーヌはまいったとばかりに自分の服の裾をまくる。

裡面放了一個特殊的香囊。

そこには特殊な香り袋が入っていた。

那是米蓮親自調配的香氣毒藥。

ミレーヌが直接調合した香り毒がそこに入っていた。

對人體無害,也沒有成癮性。

人体に害はないし、中毒性もない。

這東西能讓被舞蹈吸引的人喪失抵抗能力,本來是用來奪取情報的。

踊りに目を奪われている者たちを骨抜きにする代物で、本来なら情報を奪うために使う。

但這次米蓮的目的是爭取時間。

しかし、今回のミレーヌの目的は時間稼ぎ。

「妳對自己的舞蹈沒有自豪嗎?」

「自らの踊りに対して誇りはないのですか?」

「我當然有自豪。僅憑這支舞我就躍升成為舞姬。可是,為了目的,我的那點自豪根本算不了什麼。」

「誇りならあるわ。この踊りだけで舞姫に成り上がった。けれど、私の誇りなんて目的のためなら大したことないわ」

米蓮說完後優雅地舉起雙手,隨即向下揮去。

そう言ってミレーヌは優雅に両手を上げて、振り下ろす。

同時,兩把匕首朝菲內飛來。

同時に二本のナイフがフィーネに向かって飛んできた。

賽巴斯瞬間將匕首彈開,然後衝向米蓮。

セバスが瞬時にそのナイフを弾き、ミレーヌに迫る。

然而,潛藏的米蓮部下們擋住了賽巴斯的去路。

だが、潜んでいたミレーヌの部下たちがセバスの行く手を阻む。

「這裡由我們來!」

「ここは我らが!」

「把舞姬大人帶到殿下面前!」

「舞姫様は殿下の下へ!」

手下有三人。

部下は三人。

根本不是賽巴斯的對手,他們全員瞬間中了致命傷。

セバスの相手ではなく、全員が瞬時に致命傷を受けた。

儘管受了致命傷,部下們仍緊緊抓著賽巴斯。

だが、致命傷を受けながら部下たちはセバスを掴んでいた。

「這可真是……」

「これはこれは……」

「休想讓你走……」

「行かせはせんぞ……」

身負致命傷,卻仍然阻止了賽巴斯的行動。

致命傷を受けながら、彼らはセバスの動きを止める。

那份忠誠,即便在賽巴斯眼中也讓人驚訝。

その忠誠心はセバスから見ても驚くべきものだった。

那是會在瞬間致命的傷。

一瞬で絶命してもおかしくない傷だった。

他們僅靠意志力支撐,趕來阻止他。

それを気力だけで持ちこたえて、動きを止めに来た。

絕非尋常之事。

並みのことではない。

「他們說是殿下……」

「殿下と言っていましたが……」

『究竟是哪位殿下呢。』

果たしてどの殿下やら。

賽巴斯正這麼想著時,

そうセバスが思ったとき。

身後傳來了東西倒下的聲響。

後ろで何かが倒れる音がした。

「陛下!」

「陛下!」

轉身一看,公王倒下了。

振り向くと公王が倒れていた。

大概是後遺症。

おそらく後遺症。

公王若動彈不得,朗迪內也會陷入停擺。

公王が動けなくなるということはロンディネが動けなくなるということ。

在這種刻不容緩的時刻,這實在致命。

この時間がない時に、それは致命的だった。

「就算被發現,也算是拖住了吧。」

「バレても足止めは出来ているというわけですな」

對方確實有優秀的部下。

相手は良い部下を持っている。

賽巴斯一邊這麼想,一邊前去照料公王。

そんなことを思いながら、セバスは公王の介抱に向かうのだった。