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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第五百十話 追擊部隊

帝國海軍旗艦凱澤·阿爾方斯。

帝国海軍旗艦カイザー・アルフォンス。

在將隆迪內港納入視線的船上,琳菲亞向塞巴斯詢問。

ロンディネの港を視界に捉えた船の上で、リンフィアがセバスに訊ねる。

「這樣做沒問題嗎?」

「良かったのですか?」

「指的是哪一點呢?」

「何がでしょうか?」

「是指沒有跟在阿爾大人身邊。既然已被對方先發制人,阿爾大人肯定需要情報。奈爾貝·里特畢竟只是兵士,沒辦法像您那樣暗中行動。」

「アル様について行かなかったことです。先手を取られている以上、アル様には情報が必要なはず。ネルベ・リッターはあくまで兵士です。あなたほど隠密には動けません」

「的確是個中肯的指摘,但沒有人命令我要跟去。」

「的確な指摘ですが、ついて来いと言われていませんので」

塞巴斯並不是自己決定要跟著菲涅走。

セバスがフィーネについて行くと決めたわけではない。

正是阿爾親自吩咐要跟著菲涅。

他ならぬアルがフィーネについて行けと言ったのだ。

塞巴斯沒有理由特意去反抗那個命令。

わざわざそれに反抗する理由がセバスにはなかった。

「話雖如此……」

「それはそうですが……」

「是在擔心嗎?」

「心配ですかな?」

「是的……我覺得護衛實在太薄弱了。」

「そうですね……あまりにも護衛が手薄だと思います」

「那是她本人所願。此外需要情報這點阿爾諾爾特大人也應該知道。特意把我放在菲涅大人身邊,想必是認為在隆迪內公國會需要我吧。」

「本人が望んだことです。それに情報が必要なのはアルノルト様も分かっていたはず。あえて私をフィーネ様の傍につけたのは、ロンディネ公国で私が必要だと思ったからでしょう」

「在隆迪內公國會有什麼事嗎?」

「ロンディネ公国で何かあると?」

「這點就不清楚了,但就性格而言,若是被對方先手,阿爾會想辦法搶回先機。或許他想在不利的阿爾巴特羅公國忍受不利,然後在其他地方取回優勢吧。」

「そこまではわかりませんが、性格的に先手を取られているなら先手を取り返す方です。不利なアルバトロ公国では不利に甘んじて、他の場所で有利を取る気なのかもしれませんな」

琳菲亞聽了塞巴斯的說明點頭表示理解,隨即回到登陸準備的工作上。

セバスの説明にリンフィアは納得したように頷いた。そしてそのまま上陸の準備に戻っていった。

不過,即使是正在解說的塞巴斯,也不完全明白阿爾的意圖。

だが、説明しているセバスにもアルの意図は良く分かっていなかった。

說不定其實並沒有什麼深思熟慮。

深い考えは実はないのかもしれない。

阿爾這個人,凡事只要他想做、條件允許的話,幾乎沒什麼做不到。

大抵のことは、やろうと思えばという条件付きで何でもできてしまうのがアルという人間だった。

所以,就算沒有塞巴斯也能應付過去。

だから、セバスがいなくても何とかなる。

因此才把塞巴斯安置在菲涅身邊。

だから、フィーネの傍にセバスをつけた。

為的是讓自己安心。

自分が安心するために。

想到這裡,塞巴斯發覺這其實毫無意義。

そこまで考えて、セバスは意味がないことに気付いた。

「他總是把真心藏在表面說辭之下。」

「本音を建前で隠す方ですからな」

菲涅是出於擔心的真心,肯定會被包裝成『在隆迪內公國需要塞巴斯』這樣的表面說辭。

フィーネが心配だからという本音は、きっとロンディネ公国ではセバスが必要だからという建前に隠されてしまう。

就算去問,也一定會得到那套表面的說辭。

聞いてもきっと建前が返ってくるだろう。

想到這些無用的事,塞巴斯苦笑著回身。

意味がないことを考えたセバスは、苦笑しながら踵を返す。

船隻已進入登陸準備階段。

船は上陸準備に移っていた。

船員們利落的動作,正如身為旗艦所該有的那般令人點頭稱讚。

テキパキと動く船員たちの姿はさすが旗艦を任されただけはあると頷ける働きぶりだった。

然而,這些船員的手卻停了下來。

そんな船員たちの手が止まる。

因為從船艙深處走出了穿著蒼藍長裙的菲涅。

船の奥から蒼いロングドレスに身を包んだフィーネが出てきたからだ。

所有人的目光都追隨著菲涅的身影。

誰もがフィーネの姿を目で追う。

原本該責備的船長也被菲涅迷住了。

叱責するはずの船長もフィーネに見惚れていた。

「塞巴斯,您覺得如何?會不會奇怪?」

「セバスさん、どうでしょうか? 変ではありませんか?」

「非常美麗。隆迪內的公王也肯定會為之傾倒吧。」

「お綺麗です。ロンディネの公王もきっと目を奪われてしまうでしょうな」

「不知道會如何。隆迪內公王之前好像見過艾爾娜大人之類的說法。」

「どうでしょうか。ロンディネ公王は前にエルナ様に会ったことがあるとか」

「劍的美只有識劍之人才能體會,但花的美人人都懂。想必公王也能感受到。」

「剣の美しさは分かる者にしか分かりませんが、花の美しさは誰でもわかります。きっと公王にも伝わるでしょう」

說罷,塞巴斯微微一笑。

そう言ってセバスは微笑むのだった。

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「可惡!?在哪裡!??」

「くそっ!? どこだ!?」

從都城逃出的阿爾與朱里奧。

都から脱出したアルとジュリオ。

對這兩人,自然之下放出了追兵。

そんな二人には当然ながら追手が放たれていた。

但,那些追兵並未能逼近兩人。

だが、その追手が二人に迫ることはなかった。

追兵已經到了第三個小隊。

すでに追手の部隊は三部隊目。

與第一、第二部隊已失去聯繫。

第一部隊と第二部隊とは連絡が取れていない。

因此第三部隊本來小心前進,卻在黑暗中遭到襲擊。

それゆえに慎重に進んでいた第三部隊だが、暗闇の中で襲撃を受けていた。

地點是在離都城稍遠的一條大道上。

場所は都から少し行ったところの街道。

阿爾與朱里奧曾走過這條路。

この道をアルとジュリオは通った。

正因為知道會走這條路,部隊才選擇這裡,然而那裡卻設下了陷阱。

それがわかっているから、部隊はこの道を選んだのだが、そこには罠が仕掛けられていた。

就是放上猛者這種簡單又直接的陷阱。

猛者を置くという単純な罠だ。

「哇啊!?」

「うわぁ!?」

「可惡!從哪裡來的!??」

「くそっ! どこから!?」

「靠攏!列成圓陣!」

「固まれ! 円陣を組め!」

在黑暗中視線受限,況且敵人還很強。

暗闇で目が効かないうえに、相手は強い。

不團結就會被擊潰。

固まらなければやられる。

在隊長的指揮下,部隊舉起武器組成圓陣。

隊長の指示で部隊は武器を構えて円陣を組んだ。

由於是追擊任務,所以部隊裝備較輕。

追撃が任務のため、部隊は軽装。

沒有盾,面對突如其來的攻擊難以防禦。

盾がないため、予想外の攻撃には対処しづらい。

正當隊長這麼想時,

そんなことを隊長が考えていた時。

有東西落在了他的右肩上。

右肩に何かが乗った。

「齊克殿,自上方來報到!」

「ジーク様、上から参上!」

隊長慌忙揮手想把它拍掉,左手動了起來。

咄嗟に振り払おうと、左手が動く。

但,那隻左手瞬間被斬落。

だが、その左手は一瞬で斬り落とされた。

「呃啊啊啊!!??」

「ぐわぁぁぁっっ!!??」

感到一股劇烈的灼熱,隊長跪倒在地。

猛烈な熱さを感じて、隊長は膝をつく。

然而,灼熱很快消失。

だが、すぐに熱さはなくなった。

因為隊長的頭也被斬落了。

隊長の首も飛んでしまったからだ。

「喔啊啊啊!!??」

「うわぁぁぁぁ!!??」

「有東西!好小!」

「何かいるぞ! 小さい!」

「怎麼回事!?發生了什麼!?」

「なんだ!? 何が起こっているんだ!?」

士兵們因搞不清狀況而陷入混亂。

状況が理解できず、兵士たちは混乱する。

訓練裡沒教過這種情形。

こんなことは訓練にはなかった。

雖然已訓練成不被突發狀況動搖,但這實在太出乎預料。

予想外のことには動じないように訓練されているが、これは予想外すぎた。

有著非人之物翻跳亂竄,把人的頭顱砍下。

人間ではない何かが跳ねまわり、人の首を落としている。

「怪物啊啊啊!!!」

「モンスターだぁぁぁ!!」

「快逃啊啊啊!!」

「逃げろぉぉぉ!!」

失去隊長、無法統御的部隊四處逃竄。

隊長を失い、統率の取れなくなった部隊は逃げ惑う。

他們刻意不去追擊那些怪物。

あえてそれを追撃することはしない。

在幾具屍體滾落的現場,襲擊者齊克正努力擦拭長矛上飛濺的血跡。

いくつかの死体が転がった現場で、襲撃者であるジークは槍についた返り血を一生懸命拭っていた。

「哎!擦不掉了!」

「もう! 取れねぇ!」

「我來吧,齊克殿。」

「私がやりましょう、ジーク殿」

「喔喔!真是體貼,大佐閣下!」

「おお! 気が利くな、大佐さん!」

「哪裡哪裡,這次我什麼都沒做。」

「いえいえ、今回は何もしてませんから」

在大道上布陣的,正是齊克與拉斯等奈爾貝·里特。

街道に配置されたのはジークとラースたちネルベ・リッターだった。

護衛阿爾與朱里奧的是芬恩。

アルとジュリオの護衛にはフィンがついている。

毀滅第一與第二部隊的是拉斯他們。

第一部隊と第二部隊を壊滅させたのはラースたち。

他們交接後,齊克則襲擊了第三部隊。

彼らと交代する形で、ジークが第三部隊を襲撃した。

受命執行的任務是迎擊。

与えられた任務は迎撃。

命令就是不管如何擋住對方不可通過。

とにかく相手を通すなという命令だった。

不過,時機差不多到頭了。

だが、そろそろ潮時ではあった。

「照理說下一次應該會是大部隊了吧。」

「さすがに次は大部隊だろうな」

「嗯。不過,被齊克放走的幾個人大概會回報是怪物,所以對方應該會帶著相當嚴密的戒備來。」

「ええ。ですが、ジーク殿が逃がした何人かがモンスターと報告するでしょうから、相当厳戒態勢で進むかと」

「真是可笑。怎麼會有這麼可愛的怪物呢。」

「ひでぇ話だ。こんな可愛いモンスターがいるかよ」

邊說著,齊克從拉斯手中接過長矛。

言いながらジークはラースから槍を受け取る。

故意放走的。

逃がしたのはわざと。

是故意讓他們逃走,以此擾亂敵方的意圖。

あえて逃がして、相手側を混乱させる意図があった。

「我們也撤退吧。殿下與公子應該已經逃到一定距離了。」

「我々も撤退しましょう。殿下と公子はある程度のところまでは逃げられたかと」

「真是的……為什麼走到哪裡都會遇上麻煩呢。」

「まったく……どうして行く先々で面倒事に巻き込まれるかねぇ」

「這次在出發前就知道會有麻煩了啊。」

「今回の場合は行く前から面倒事は分かっていましたよ」

「那是說你們是朝著麻煩去的嗎。這樣也真沒救了。」

「じゃあ、面倒事に向かって行ってるのか。それはそれで救えねぇな」

齊克一邊說著這些話,一邊跳到拉斯的肩上。

そんなことを言いながら、ジークはラースの肩に飛び移る。

阿爾巴特羅公國是個小國。

アルバトロ公国は小国。

沒有什麼值得特別警戒的名人存在。

警戒するような名のある者はいない。

在海上或許另當別論,但在陸地上,即便人數稍微集結,也不是拉斯他們的對手。

海の上ならまだしも、陸の上では多少、数が集まったところでラースたちの敵ではなかった。

然而,阿爾曾嚴令絕不可掉以輕心。

だが、アルは決して油断するなと厳命していた。

因此拉斯他們選擇在還有餘地時撤退。

だからラースたちは余裕があるうちに撤退することを選んだ。

阿爾之所以如此警惕,是因為對方有馬賽爾在。

アルがそこまで警戒するのは、相手にマルセルがいるから。

那份警戒之心前所未有地強烈。

その警戒度はかつてないほどだった。