最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第508話 動用武力
拉烏爾離開都城的隔天。
ラウルが都を出た次の日。
從城堡出發的,還有帕斯托雷公爵與他的兒子巴爾納巴。
城からパストーレ公爵とその息子であるバルナバ。
然後馬塞爾也消失了。
そしてマルセルが姿を消した。
「就算我打算以朱利歐作為對抗的人選……行動也太快了。」
「俺がジュリオを対抗馬にしようとしたとはいえ……早い行動だな」
「能看出那點的殿下也真不愧是。」
「それを読む殿下もさすがかと」
「我不是看穿了。我只是覺得如果他們那麼做會很麻煩罷了。」
「読んだんじゃない。それをやられると困ると思っていただけだ」
我一邊與拉斯交談,一邊沿著王城的走廊走著。
ラースと会話をしながら俺は城の廊下を歩いていた。
我們的目的地是王座廳。
目指すのは玉座の間。
公王與朱利歐都在那裡。
公王とジュリオがいる。
因為必須討論接下來的對策。
今後の対策を話し合わなければいけないからだ。
「失禮了。因為是緊急事態,請容我省去寒暄。」
「失礼します。緊急事態ゆえ、挨拶は省かせていただく」
「當然。殿下看來,他們的行動意味著什麼?」
「もちろんだ。殿下から見て、彼らの行動は何を意味する?」
「應該是去與領地的部隊會合吧。」
「領地の兵たちと合流しにいったのでしょう」
坐在王座上的公王皺起了眉頭。
玉座に座る公王は顔をしかめた。
因為那意味著內亂。
それは内乱を意味するからだ。
「為何會突然選擇以武力這一最終手段……?」
「なぜいきなり最終手段である武力行使を選択したのだ……?」
「大概是因為我把朱利歐公子推出去了吧。」
「俺がジュリオ公子を担ぎ出したからでしょう」
「光是推出他就……?事情還沒發展成勢力爭奪吧?」
「担ぎ出しただけで……? まだ勢力争いにも発展していないのにか?」
我對公王的話點了點頭。
俺は公王の言葉に頷く。
除此之外,想不到其他原因。
それ以外に考えられない。
他們一見到反攻的跡象,就決定要徹底鎮壓。
彼らは反攻の兆しを見て、叩き潰すことを決めた。
為了不給我們找到勝機的時間。
こちらが勝機を見出す時間を与えないためだ。
「主導的是馬塞爾大使吧……沒想到他竟動得這麼快……」
「主導したのはマルセル大使でしょうが……これほど早く動くなんて……」
「最近在帝國那邊就有兩起例子,因為沒有迅速剿滅新興勢力,結果遭到反撲。」
「新興勢力を素早く潰さなかったために、逆撃を食らった例が最近、帝国で二例ほどあるからな」
「是因為怕朱利歐會像雷奧納爾特皇子那樣嗎……」
「ジュリオがレオナルト皇子のようになることを恐れたということか……」
「更糟的是,帝國與公國的情勢不同。帝國是三方拉鋸,所以才有可乘之機。但在公國那邊,對方是一強獨大。他們若迅速行動,我方便無計可施。」
「さらに悪いことに、帝国と公国とでは状況が違います。帝国は三つ巴だった。だから付け入る隙もあった。だが、公国では向こうが一強。素早く動かれてはこちらに成す術はありません」
守衛都城的戰力大約只有一千人。
都を守る戦力は千ほど。
相對的,據說帕斯托雷公爵至少可動員三千以上。
対するパストーレ公爵は最低でも三千以上は動員可能だと言われている。
之所以會這樣,是因為通往都城路上的多數貴族會支持帕斯托雷公爵。
どうしてそんなことになるかというと、都への道中にいる貴族の大半がパストーレ公爵に協力するからだ。
「駐守在隆迪內邊境的軍隊無法調動,帝國那邊的貴族也不會在沒有大變故下輕易行動。」
「ロンディネの国境にいる軍は動かせないでしょうし、帝国方面の貴族たちもよほどのことがない限りは動かないでしょう」
阿爾巴特羅公國直到最近還在與隆迪內公國爭鬥。
アルバトロ公国は最近までロンディネ公国と争い続けていた。
軍隊集中在與隆迪內公國的邊境上,即便現在結盟了,那套部署仍然維持著。
ロンディネ公国との国境に軍は集中しており、同盟を結んだ今もその体制は続いている。
那樣的體制能成立,是因為帝國沒有對公國展現太多關注。
そんな体制が成り立っていたのは、帝国が公国に関心を示さなかったからだ。
東西有大國,北有諸藩。帝國敵人眾多,沒有餘力干涉南方事務。
東西に大国、北には藩国。帝国には敵が多かった。南部に干渉するほどの余裕はなかったのだ。
所以才得以將大多數兵力集中於隆迪內,因為那個鄰國積極進攻,國內因此團結一致。
だから軍の大半をロンディネに集中することができた。そしてその隣国が積極的に攻めてくる国だったため、国内はまとまっていたのだ。
因此即便都城防備薄弱也無大礙。
だから都の防備が薄くても問題ではなかった。
但那個威脅已經減弱了。
だが、その脅威が薄れてしまった。
「現狀下,要留在都城抗衡的話只有一個辦法,就是請求公國海軍的協助。」
「現状、都に残って対抗するなら策は一つ。公国海軍に協力してもらうことです」
海軍是阿爾巴特羅公國的王牌部隊。
海軍はアルバトロ公国の花形だ。
許多精銳都被分配到海軍。
精鋭の多くは海軍に配属されている。
可見海軍對阿爾巴特羅公國的重要性。
それだけアルバトロ公国にとって海軍は重要だった。
因為支撐國家的不是陸路而是海路。
国を支えるのは陸路ではなく、海路だからだ。
若無法保障那條航路的安全,阿爾巴特羅公國立刻會瓦解。
その安全を保障できなければ、すぐにアルバトロ公国は崩壊する。
因此阿爾巴特羅公國投入大量資源於海軍。
だからアルバトロ公国は海軍に力を入れていた。
隆迪內公國曾以海路進攻過,這也是原因之一。
ロンディネ公国が海路で攻めてくることもあったというのも一つの要因だろう。
若能借助海軍的力量,就能將敵人擊退。
その海軍の力を借りられれば押し返すことができる。
但是。
だが。
「海軍的最高長官──提督,是親王國派。或更該說整個海軍偏向王國。支撐現今海軍的那些資深船長,過去都是拼著性命支援王國的人。他們與王國是戰友,那份羈絆割不斷。」
「海軍のトップである提督は親王国派だ。いや……海軍自体が王国派というべきか。今の海軍を支えるベテランの船長たちは、かつて命がけで王国を支援した者ばかりだ。彼らと王国は戦友だ。そこにある絆は断ち切れない」
「話雖如此,別無他法。不如先去見一面試試看。」
「とはいえ、他に手はありません。会うだけ会ってみましょう」
「……就安排吧。但若談判失敗,請帶著朱利歐離開都城,我會留下來。」
「……手配しよう。だが、失敗に終わった場合はジュリオを連れて都を脱出してほしい。私は残る」
「……若已做好覺悟我不會阻止。不過您會被當做人質喔?」
「……覚悟の上なら止めはしません。ですが、人質にされますよ?」
「但也能當作藉口。以『援助國王』為名,應該能招募到兵力。」
「だが、口実にも使えるはず。王を助けるという名目なら兵も集められる」
「……明白了。」
「……承知しました」
感受到公王的決心,我行了一禮。
公王の覚悟を感じ取り、俺は一礼する。
故意掉入敵手,無非就是危險。
あえて敵の手に落ちるというのは危険しかない。
但若把都城拱手讓給敵人,他們就會為所欲為。
だが、都を敵に明け渡せば好きなようにやられてしまう。
這應該是明智的決斷。
賢明な判断だろう。
「陛下,侍女們說艾娃公主因病無法會面。時間緊迫,請直說,她去了哪裡?」
「陛下、侍女たちの話ではエヴァ公女は病ということで、会うことができませんでした。時間がないので率直に聞きますが、どちらへ行かれたのですか?」
「艾娃……往隆迪內去了。是自行決定的。」
「エヴァは……ロンディネへ向かった。勝手に、な」
「原來如此。是判斷需要隆迪內的支援嗎?確實如此,但……」
「なるほど。ロンディネの支援が必要と判断したわけですか。確かにその通りですが……」
竟然未經王允就自行前往。
王に無断で行くとは。
認識她時就覺得是個有行動力的少女,果然超出想像。
会った時から行動力がある少女だと思ったが、想像以上だな。
「那麼就交由菲內處理艾娃公主吧。菲內應該會妥善應對。」
「では、エヴァ公女はフィーネに任せましょう。フィーネなら適切に対処してくれるはずです」
前提是王國不會插手阻撓。
王国からの妨害がなければ。
我在心裡補上一句後,轉身離開。
心の中でそう付け足しながら、俺は踵を返した。
時間不多了。
時間はあまりない。
對方正在連番出招。
相手は次々に手を打ってきている。
若拖延不前,逃路恐怕會被堵死。
もたもたしていると逃げ道が塞がれかねない。
「那麼,走吧。朱利歐公子。」
「では、行こう。ジュリオ公子」
「是……父上,請您務必平安無事。」
「はい……父上、どうかご無事で」
「別放在心上,去吧。」
「気にするな。行け」
離別僅此而已。
別れはそれだけ。
弱者甚至連沉溺於感傷的時間都沒有。
弱い者には感傷に浸る時間すらないのだ。
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海軍提督。
海軍提督。
那是公國海軍最高職位的稱號。
それが公国海軍のトップの役職だ。
世代相傳,從有船長經驗者中選出。
代々、船長を経験した者から選ばれる。
意指是了解第一線的人。
現場を知っている者ということだ。
「提督還沒來嗎!?」
「まだ提督は来ないのか!?」
「非常抱歉。提督最近很忙。」
「申し訳ありません。提督はお忙しくて」
即便我和朱利歐前來拜訪,提督仍讓我們一直等待。
俺とジュリオが訪ねてきたというのに、提督は俺たちを待たせ続けていた。
意圖昭然若揭。
意図は明白だ。
大概是在拖延時間。
時間稼ぎだろう。
「若還能說是保持中立就算了,但竟然明確站到帕斯托雷公爵那邊了嗎?」
「中立を保つならまだしも、明確にパストーレ公爵についたか」
我喃喃自語著起身離開。
呟き、俺は席を立つ。
整體海軍也不見得全數站在帕斯托雷公爵那邊。
海軍全体がパストーレ公爵側というわけではないだろう。
但若海軍提督站到對方那邊,援助就指望不上了。
だが、海軍提督が向こうについたなら助力は見込めない。
「回去。讓開。」
「帰る。そこを退け」
「對不起。提督再過一會兒就會來……」
「申し訳ありません。提督はもう少しで来ますので……」
提督的部下擋住了我的去路。
提督の部下が俺の行く手を阻む。
就在那一刻,候在一旁的拉斯制服了那名部下。
その瞬間、控えていたラースがその部下を取り押さえた。
「你們在做什麼!?」
「な、何をするのですか!?」
「這才是我該問的話。」
「こっちの台詞だ」
一開門,便見幾名士兵已被內爾貝·里特制伏而噤聲。
扉を開けると、数人の兵士がネルベ・リッターによって沈黙させられていた。
「你們是接到指示不准讓我們離開這裡嗎?」
「俺たちをここから出すなと指示を受けたか?」
「那、那個是……」
「そ、それは……」
「終歸只是命令而已。性命我會饒你。但替我傳個話,給提督和那些船長。」
「所詮は命令。命は助けてやろう。だが、伝言を頼む。提督と船長たちに、だ」
「要、要傳話嗎……?」
「で、伝言ですか……?」
「啊,很簡單。王國是戰友,那我弟算什麼?就這麼告訴他們。我身邊有很多精銳。若發現這消息沒傳開,我會來取你性命。懂嗎?」
「ああ、簡単だ。王国が戦友なら俺の弟は何だ? そう伝えろ。俺の周りには精鋭が多い。伝わっていないと分かればお前の命を貰いにいく。いいな?」
他拔出那名士兵手裡的匕首,刺在他臉旁作威嚇。
その兵士が持っていたナイフを引き抜き、顔の横に突き刺す。
士兵因恐懼全身發抖,不住點頭。
兵士は恐怖で体をガタガタと震わせながら、何度も頷く。
這樣他們就會好好傳達了吧。
これならちゃんと伝わるだろう。
「拉斯隊長,快逃。」
「ラース隊長、逃げるぞ」
「是!」
「はっ」
沒想到會落到得帶著公子從公國首都逃走的地步。
まさか公国の都から公子を連れて逃げる羽目になるとは。
馬塞爾大使你真會辦事。
やってくれるな、マルセル大使。