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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第五百七話 誠實的人

能否信賴。

信用できるかどうか。

要驗證這點很困難。

それを試すのは難しい。

無論你覺得多麼可信,人總會因各種理由而背叛。

どれだけ信用できると思っていても、様々な理由で裏切りが発生するのが人間だからだ。

所以也許可以信賴。

だから信用できるかもしれない。

就得去試一試。

それを試すことになる。

遺憾的是,沒有絕對的把握。

確実なんてのは残念ながらない。

「究竟要怎麼檢驗一個人是否值得信賴?」

「一体、どうやって信用できるかを試すのですか?」

佈置好一定的手段後,我們來到了都城的一間旅館。

ある程度の仕掛けを終えて、俺たちは都にある宿屋に来ていた。

那裡是我們的待命處。

そこが俺たちの待機場だ。

「因為是你發出的召喚,我已派人去通知那兩位,吩咐他們務必準時到來。時間幾乎就是最後一刻了。」

「君からの呼び出しということで、二人には人を送ってある。絶対に時間通りに来いと言ってある。かなりギリギリの時間でな」

「就是要判斷他們能否來吧?」

「来れるかどうかを判断するのですね?」

「沒錯。明明已經回去一次,卻又被再度召喚,會覺得麻煩吧。更何況地點還和剛才不同。被輕視的人大概會覺得稍微遲到也沒關係。我們還準備了阻礙,能來到這裡就算是一項指標了。」

「そうだな。一度戻ったのに、もう一度呼び出されるというのは億劫だろう。しかも場所がさっきと違う。軽んじている相手なら多少は遅れていいと思うだろう。それに加えて、妨害も用意しておいた。来れるというのが一つの指標だろうな」

說著我深深嘆了口氣。

言いながら俺は深く息を吐いた。

為他們準備的阻礙相當特殊。

二人に用意した妨害は特殊だ。

如果能順利突破,便會出現在我們面前。

そこを上手く突破できれば、俺たちの前に姿を現すだろう。

「但是,僅憑這點就能判斷是否可信嗎?」

「ですが、この程度で信用できるかどうかわかるのですか?」

「這只是個指標。不過人的日常行為會塑造他們的品性。若要託付重任,不是應該選擇誠實的人嗎?」

「あくまで指標だ。けど、日々の行動が人を形作る。何かを任せるなら誠実な人間のほうがいいと思わないか?」

「確實是這樣。」

「たしかにそうですね」

朱利奧雖然如此回應,臉上卻透出些許不以為然。

ジュリオはそう言いながらも、なんだか納得していない様子だった。

也難怪。

そうだろうな。

若有人因此就完全信服,接下來令人擔憂。

これですべて納得できてしまうような人間だと、この後が心配だ。

正當我這麼想時,一匹馬來到了旅館。

そんなことを思っていると、一頭の馬が宿屋に到着した。

接著奧斯卡慌慌張張地闖進我們的房間。

そして慌てた様子でオスカルが俺たちの部屋へ入ってきた。

「聽到召喚,奧斯卡前來報到……!」

「お呼びと聞き、オスカルが参上しました……!」

氣喘吁吁地呼吸著。

はぁはぁと荒い息を吐いている。

看了時間,剛好趕上了。

時間を見れば、ギリギリ間に合っている。

雖然要求相當苛刻,但他自己策馬趕來,好不容易趕上。

かなり無理な要求だったが、自分で馬を駆けて間に合わせたようだ。

「奧斯卡,你能來真是太好了,請坐。」

「オスカル、よく来てくれたね。さぁ、座って」

「多謝公子。」

「ありがとうございます、公子」

奧斯卡把端來的水一飲而盡,又要了續杯。

オスカルは出された水を飲み干し、お代わりを求める。

滿身是汗,不停地擦拭著汗水。

汗だくで、幾度も汗をぬぐっている。

可見他是匆忙趕來的。

それだけ急いできたということだ。

「突然召喚你是為了確認你的覺悟。馬塞爾大使正支持帕斯托雷公爵,想讓親王國派掌權。情勢緊迫,不容一刻耽擱。朱利奧公子需要一位後見人來對抗,除了你的父親之外沒有合適人選。請你說服你父上,後續的報酬由帝國保證。」

「急に呼び出したのは君の覚悟を見るためだ。マルセル大使はパストーレ公爵を支援し、親王国派に権力を握らせる気だ。一刻の猶予もない。ジュリオ公子には対抗するために後見人が必要だ。君のお父上以外に適任者はいない。どうかお父上を説得してほしい。その後の褒美は帝国が保証しよう」

「父親偏向王國一方……是否能說服他……」

「父は王国よりの人間です……説得できるかどうか……」

「現在帕斯托雷公爵應該沒有太多好處可圖。說服他,把他拉到我們這邊,就能有所對抗。只有你能做到,只有你是我們的希望。請務必接受這個任務。」

「今、パストーレ公爵についても旨味は少ないはず。そこを説いて、君がこちらにつかせるんだ。そうすれば対抗できる。君にしかできず、君だけが頼りだ。どうかこの役目を引き受けてほしい」

我和朱利奧起身向奧斯卡行禮。

俺とジュリオが立ち上がり、オスカルに一礼する。

奧斯卡慌忙跪下。

オスカルは慌てて膝をつく。

「請、請息怒……!皇子與公子不該低頭。我等為臣,效忠的是王家。我一定會說服父親,助兩位取得勝利。」

「お、おやめください……! 皇子と公子が頭を下げるようなことではありません。我らは臣下。仕える相手は王家です。必ず父を説得し、お二人に勝利を」

「感謝你。但這場戰鬥是為了守護公國的百姓,你能為人民而戰嗎,而不只是為王室?」

「感謝する。だが、これは公国の民を守るための戦いだ。王家だけでなく、民のためにも戦えるか?」

「當然可以!」

「もちろんです!」

回答很有精神。

元気な返事だ。

聽到那回答,我點了幾次頭。

その返事を聞いて、俺は何度か頷いた。

說了幾句客套話後,奧斯卡離開旅館,去說服在領地中的父親。

そして当たり障りのない会話をした後、オスカルは領地にいる父を説得するために宿屋を出ていった。

「看來……奧斯卡似乎沒能合殿下的心意呢……」

「どうやら……オスカルは殿下のお目に叶わなかったようですね……」

「是一個讓人愉快的青年,這點承認。若不是放在政治場合上,或許可以信任。但要在政治上倚重他,既不夠聰慧也不夠誠實。」

「気持ちのよい青年だ。それは認める。政治の場でなければ信用できるだろう。だが、政治の場で信用するには賢さと誠実さが足りない」

「姑且不論他的聰慧與否,你說他不夠誠實是指什麼?」

「賢さはともかく、誠実さが足りないというのは?」

這點對朱利奧來說大概難以理解。

ジュリオからすれば意味がわからないだろう。

我只準備了一個阻礙。

俺が用意した妨害は一つだけ。

奧斯卡突破了那個障礙。

オスカルはそれを突破してしまった。

「等勞爾來了再說明吧。」

「ラウルが来てから説明しよう」

不希望朱利奧的態度因此改變。

ジュリオの態度が変わってしまっても困る。

過了一會兒,勞爾來了。

それからしばらくして、ラウルがやってきた。

約定的時間早已過了。

予定の時間はとうに過ぎている。

「抱、抱歉來遲了……」

「お、遅れてしまい、申し訳ありません……」

「不是已經被告知要立刻趕來嗎?」

「至急と連絡したはずだが?」

「請、請原諒……路、路上太擁擠了……」

「お、お許しを……み、道が混んでいたもので……」

勞爾戰戰兢兢地向我回答。

ビクビクしながらラウルは俺に答える。

看到這情形,朱利奧露出悲傷的神色。

その様子にジュリオが悲しそうな表情を浮かべた。

他在勞爾身上看到過去的自己。

かつての自分を重ねているのだ。

「如果在戰場上遲到時……你會解釋說是路上擁擠嗎?」

「もしも、戦場に遅参した際……道が混んでいたと説明するのか?」

「那、那是……」

「そ、それは……」

「殿下,勞爾是……」

「殿下、ラウルは」

朱利奧想為勞爾辯護,我以眼神制止了他。

ジュリオがラウルを庇おうとするが、俺はそれを目で制した。

重要的還在後面。

大事なのはこれからだ。

「今天召喚你,是因為有件重要的事要交付;但會遲到的人難以信任,你不這麼覺得嗎?」

「今日呼び出したのは重大な一件を任せたかったからだ。だが、約束に遅れる者は信用できない。そう思わないか?」

「是的……殿下所言甚是……」

「はい……殿下の言う通りかと……」

「既然路上擁擠,就該讓民眾讓開。連那麼一點事都做不到嗎?」

「道が混んでいたなら、民を退ければいい。それくらいのこともできないのか?」

「……我、我考慮不周,抱歉……」

「……ぼ、僕の考えが至らず申し訳ありません……」

「嗯……勞爾·迪·平托。那麼,下次遇到同樣情況時,你能讓民眾退開嗎?」

「ふむ……ラウル・ディ・ピント。では、同じような状況で次は民を退けられるか?」

「那、那個……」

「そ、それは……」

勞爾沉思片刻,像放棄似地深深低下頭。

ラウルは少し考え、諦めたように深く頭を下げた。

然後。

そして。

「我、我說不出謊……如果再遇到同樣的情況,我想我會再遲到……我真是沒用,抱歉……請把重要的任務交給奧斯卡吧……」

「う、嘘はつけません……同じことがあれば僕はまた遅れると思います……役立たずで申し訳ありません……じゅ、重大な任務はオスカルにお任せください……」

聽了勞爾的回答,我點了點頭。

そんなラウルの答えを聞き、俺は一つ頷いた。

我從口袋中掏出一封書信。

そのままポケットから一枚の書状を取り出す。

「很遺憾,奧斯卡已被淘汰。重大任務就交給你吧。帝國南部國境守備軍有我的叔父,他是皇弟。請把這封書信交給他,之後的指示會由叔父大人下達。」

「残念ながらオスカルは脱落した。重大な任務は君に任せるとしよう。帝国南部国境守備軍に俺の叔父である皇弟がいる。あの人にこの書状を届けてほしい。その後の指示は叔父上がしてくれるだろう」

「欸……?那個……」

「え……? あの……」

對茫然的勞爾,我把書信推到他手上。

戸惑うラウルに俺は書状を押し付ける。

然後我向站在一旁的拉斯招呼。

そして控えていたラースに声をかけた。

「拉斯隊長,這樣沒問題吧?」

「ラース隊長、これで問題ないな?」

「我想應該沒問題。勞爾殿是個誠實的人。」

「問題ないかと思います。ラウル殿は誠実です」

「那個,殿下……可以說明一下嗎?為什麼奧斯卡不行,而勞爾可以?」

「あの、殿下……説明してもらえますか? なぜオスカルが駄目で、ラウルはいいのでしょうか?」

「我準備的阻礙只有一樣:在路邊雇了一名女子倒下。就這樣。自然會引起騷動,堵塞道路。奧斯卡騎馬穿過那騷動,直接衝過來了。」

「俺が用意した妨害は一つ。道端で雇った女性を倒れさせる。それだけだ。当然、騒ぎが起きて道が塞がる。オスカルは馬に乗って、その騒ぎを突破してきた」

「而勞爾殿則是先把那名女子帶到能休息的地方,然後才過來這裡。」

「ラウル殿はその女性を休めるところまで連れていってからこちらへ来られました」

聽了拉斯的補充,朱利奧把視線投向勞爾。

ラースの補足にジュリオはラウルに視線を向ける。

「為什麼不如實說出來呢?」

「なぜ正直にそう言わなかったんだい?」

「那、那個……擔心觸怒殿下,那名女子會受到懲罰……啊,請原諒我欺瞞您!」

「そ、その……殿下のお怒りに触れて女性が罰せられるかもと思い……あ、欺いたことをお許しください!」

「不,那本身就是試探的一環。我們才是欺騙的一方。」

「いや、それ自体が試しの一環だったんだ。欺いたのは僕らのほうだよ」

朱利奧這麼說著,安撫著一再低頭的勞爾,讓他坐下。

そう言ってジュリオは何度も頭を下げるラウルを落ち着かせ、椅子に座らせる。

對朱利奧和勞爾,我解釋道。

そんなジュリオとラウルに俺は説明する。

「這次試探的是誠實與智慧。能否誠實行事,正如勞爾所展示。能否聰明行動,則看他有沒有察覺到自己被考驗。我故意問奧斯卡能否為百姓而戰──即使有人倒在路邊被放著不管,奧斯卡仍毫不遲疑地說他會為民而戰。若是聰明,答案會不一樣,因為會意識到自己是在被試探。」

「今回試したのは誠実さと賢さだ。誠実に行動できるかどうかは、ラウルが示したとおりだ。賢く行動できるかどうかは、自分が試されていると気づけるかどうか。オスカルにはあえて民のために戦えるか聞いた。倒れた民を放っておいたのに、オスカルは迷わず民のために戦えると言った。賢ければ答えは違ってくるだろう。試されていたと気づくからだ」

既談不上誠實,也談不上聰明。

誠実というわけではなく、賢いわけでもない。

這樣半調子的奧斯卡不足以被信任。

中途半端なオスカルは信用するには足りない。

在這點上,勞爾始終保持誠實。

その点、ラウルは誠実であり続けた。

「若那封書信未能送到叔父大人手中,我們便會失去對抗的手段。這是把性命與命運交託出去的事,因此我用了些曲折的手段,還請見諒我的失禮。」

「その書状が叔父上の下に届かなければ、こちらは対抗策を失う。命運を預けるということだ。そのために少し回りくどいことをした。非礼を詫びよう」

「不、不……我、我能理解……」

「い、いえ……り、理解できます……」

「也就是說,殿下並不期待奧斯卡嗎?」

「つまり殿下はオスカルには期待していないということですか?」

「成功了當然好,但我不會拿一切去押注。他本該注意到有人倒下卻選擇無視,只因為被我們召喚才衝過來,這點我可以接受;但若他還能坦然說自己會毫不猶豫地為人民而戰,那我只能判定他是個沒有骨氣的人。」

「成功すればそれでいい。だが、それに賭ける気にはならない。民が倒れていることには気づいていたはずだ。それを無視した。俺たちに呼ばれていたからだ。それはいい。その後、迷わず民のために戦えるといえるというのは……芯のない人間だと判断せざるを得ない」

我倒無所謂,但朱利奧厭惡那種人。

俺はともかくジュリオはそういうことを嫌う。

即便察覺到自己在被試探,故意那麼回答也談不上聰明。

試されていると気づき、あえてそういう風に答えたとしても利口とはいえない。

越是這種半調子的人,越容易被人利用。

そういう半端な者ほど利用されやすい。

「能立刻出發嗎?對手比想像中還精明。我的護衛派不上用場,萬一有狀況必須把朱利奧公子從都城帶離。」

「すぐに発ってもらえるか? 相手は思った以上に切れ者だ。俺の護衛たちは使えない。万が一の時はジュリオ公子を都から逃がさなければいけないからな」

「……請交給我。」

「……お任せください」

我把一枚戒指交給那位勞爾。

そんなラウルに俺は指輪を渡す。

那是一枚刻有阿德勒紋章的戒指。

アードラーの紋章が彫られた指輪だ。

那是皇帝的物品,作為使者借給了我。

皇帝の物であり、使者ということで俺に貸し与えられた。

「拿出這個便會有人相信你。但既然帶著它,就沒有藉口了;一旦被擒便是末路。」

「これを見せれば信じてくれる。だが、これを持っていれば、言い訳はできない。捕まれば終わりだ」

「……我、我會銘記在心。」

「……き、肝に銘じておきます」

勞爾如此回答,緊張地退下。

そう言ってラウルは緊張した面持ちで下がっていく。

這樣就做了安排。

これで手は打った。

「拉斯隊長,請確認撤離路線。」

「ラース隊長。逃走経路を確認しておいてくれ」

「遵命。但要這麼快訴諸武力嗎?」

「かしこまりました。ですが、これほど早く武力に訴えますか?」

「我的做法是趁有利時一舉粉碎對手,這便是先手的優勢。」

「俺なら有利なうちに叩き潰す。それが先手の強みだからな」