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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第四百六十話 拜訪問候

在王座廳的商議結束後,我與雷歐分開,前往後宮。

玉座の間での話し合いが終わったあと、俺はレオと別れて、後宮に向かった。

是為了去報告平安歸來。

帰還の挨拶をするためだ。

「我平安回來了」

「無事、帰りました」

「看你看起來精神就好,阿爾」

「元気そうでなによりよ、アル」

母上一如一年前般沉穩地說道。

一年前と変わらず、落ち着いた様子で母上はそう言った。

看到你精神真是太好了。

元気そうでなにより。

那本來該是我要說的話。

それは俺の台詞だった。

病情似乎仍只是零星發作,尚未完全好轉。

まだ病気は散発的なもので留まっているらしい。

心中鬆了一口氣,我伸手去拿母上準備的點心。

そのことに安堵しつつ、俺は母上が用意していたお菓子に手を伸ばす。

這時,忽然有人從後面蒙住了我的眼睛。

その時、後ろから目隠しをされた。

「誰?」

「誰だ?」

「你覺得會是誰……?」

「誰だと思う……?」

久違的聲音,但不可能認錯。

久しぶりの声だが、間違えるはずもない。

我毫不猶豫地回答。

俺は迷わず答えた。

「看起來沒變吧,克莉絲塔?」

「変わってないみたいだな? クリスタ」

「有變。稍微長高了一點。歡迎回來,阿爾哥哥。」

「変わってる。少し背が伸びた。お帰りなさい、アル兄さま」

我放開手轉身一看,後面是克莉絲塔。

手を外し、後ろを見るとそこにはクリスタがいた。

確實稍微長高了一點,真的只有一點點。

たしかに少しだけ、本当に少しだけ背は伸びたかもしれない。

雖然幾乎算是誤差,但對她本人而言應該是很大的進步。

ほとんど誤差だが、本人にとっては大きな進歩なんだろう。

當我撫摸她的頭時,克莉絲塔身後的少女向我揮手。

頭を撫でていると、クリスタの後ろにいた少女が手を振ってくる。

「歡迎回來!阿爾哥哥!」

「お帰り! アル兄!」

她比克莉絲塔還長高了嗎?

クリスタよりも背が伸びただろうか。

那是克莉絲塔的朋友、騎士見習生莉塔。

クリスタの友人であり、騎士見習いのリタだ。

但她背上披著一件白色披風。

だが、その背には白いマントがつけられていた。

我輕笑一聲,莉塔驚訝得立刻跪下。

それを見て、俺がフッと笑うとリタはハッとした様子で膝をついた。

「近衛騎士見習生莉塔!向阿爾諾特殿下謁見!」

「近衛騎士見習い、リタ! アルノルト殿下に拝謁します!」

「近衛騎士見習生?」

「近衛騎士見習い?」

「艾露娜說要親自訓練她,硬把她拉進手下。既然實績充足,就破例被認可了。不過,沒有通過選拔考試的近衛騎士是不存在的。所以她才是見習生。現在是克莉絲塔的專屬護衛。」

「エルナが自分で鍛えるって言って、無理やり部下に引き入れたのよ。実績は十分だったから、特例が認められたの。とはいえ、選抜試験を通っていない近衛騎士は存在しないわ。だから見習いなのよ。今はクリスタの専属護衛ね」

「原來如此。也就是說,跟以前沒變嗎?」

「なるほど。つまり、前と変わらないってことか?」

「嗯,我一直和莉塔在一起。」

「うん、リタとはずっと一緒」

克莉絲塔這麼說著,離開我,牽著莉塔的手笑了起來。

そう言ってクリスタは俺から離れて、リタと手をつないで笑った。

莉塔不知道該怎麼做,只是慌張不已。

リタはどうすればいいのかわからず、ただオロオロとしている。

作為近衛騎士見習生,確實有該具備的禮儀。

近衛騎士見習いとして、身に着けるべき礼儀は確かに存在する。

不過。

だが。

「不用那麼拘謹。艾露娜對我也會放得開吧?要視時機場合而定,現在就保持平常即可。」

「硬くなる必要はない。エルナも俺には砕けた態度を取るだろ? 時と場合だ。今は普通にしていろ」

「喔—!果然是阿爾哥哥!說得真簡單明瞭!」

「おー! さすがアル兄! わかりやすい!」

莉塔快活地笑著,不住點頭。

リタは快活な笑みで何度も頷く。

既然艾露娜也有她的相處方式,她大概不會去責罵莉塔。

エルナも自分の態度がある以上、リタを叱ることはできないだろう。

「那麼,我就先走了。」

「さてと、じゃあ俺は行きますね」

我夾了一塊點心塞進嘴裡,然後起身離席。

お菓子をつまんで、口に放り込むと俺は席を立つ。

連母上也忍不住苦笑。

さすがに母上も苦笑する。

「不能再多待一會兒嗎?」

「もう少しゆっくりできないのかしら?」

「我會再回來的。總之先把歸來的問候在今天內交代完就好。」

「あとでまた来ますよ。とりあえず帰ってきた挨拶だけは今日中に済ませようと思って」

「那我就準備一頓久違的飯菜。」

「じゃあ、久々に食事でも用意しておくわ」

「母上親手做的,真令人開心。」

「お母様の手作り、嬉しい」

「那我會盡量別太晚回來。」

「じゃあ遅くならないように戻りますよ」

我聳了聳肩,離開了那裡。

俺は肩を竦めながらその場を後にした。

■■■

■■■

帝都的最外圍。

帝都の最外層。

那裡有一間小小的道場。

そこにある小さな道場。

我悄悄地偷看那間道場。

俺はひっそりとその道場を覗く。

只見裡面有個男人在揮刀練習。

すると、そこで一人の男が素振りをしていた。

「……門下生終於都不在了嗎?」

「……ついに門下生がいなくなったか」

「今天放假啦!」

「今日は休みなんだよ!」

我低聲嘟囔,男子卻用力否認。

ポツリと呟くと、男が思いっきり否定してきた。

接著我與轉身的男子對上了眼。

そして振り向いた男と目が合う。

「欸,好久不見。」

「よう、久しぶりだな」

「你啊……應該先說句『好久不見』吧……」

「お前なぁ……まず久しぶりが先だろうがよ……」

蓋伊皺著臉嘆了口氣。

顔をしかめながらガイがため息を吐いた。

但蓋伊隨即咧嘴一笑。

だが、すぐにガイはニヤっと笑う。

「好吧。歡迎回來,阿爾。」

「まぁいい。良く帰ったな、アル」

「啊,總算從宰相那種麻煩事中解脫了。」

「ああ、やっと宰相なんて面倒なものから解放されたよ」

「好像鬧得挺大啊?說你拿貴族一個個查辦似的。」

「ずいぶん派手にやらかしてたらしいな? 貴族という貴族を摘発したとか」

「沒那麼誇張。嗯,也差不多是那樣。」

「そこまでじゃない。まぁ似たようなもんだが」

「謠言都傳到帝都了,你的名聲糟透了。說你把皇太子殿下的怨氣發洩到貴族身上。」

「噂は帝都にも届いてきて、お前の評判は最悪だぞ? 皇太子殿下の恨みを貴族にぶつけてるって」

「不是那樣的。我只是單純地履行職務而已。」

「そんなんじゃない。単純に職務としてやってただけだ」

「你會真是那種勤勞性格嗎?肯定是在搞什麼陰謀吧?」

「お前がそんな勤勉な性質かよ。どうせ悪だくみの過程だろう?」

果然不愧是青梅竹馬。

さすが幼馴染。

真是了解得透徹。

よくわかってらっしゃる。

我聳聳肩,蓋伊便不再追問,轉換了話題。

肩を竦めると、ガイはそれ以上追及せずに話題を変えた。

「話雖如此,這一年帝國變化不少。你是來打聽這些的,對吧?」

「それはそれとして、この一年で色々と帝国は変わったんだ。それを聞きに来たんだろ?」

「你眼光不錯。雖然也能問雷歐,但從第三者那裡聽比較清楚。」

「察しが良くて助かる。レオに聞いてもいいんだが、第三者から聞いたほうがわかりやすいからな」

「嘛,我也只是聽說而已。總之皇位之爭處於膠著。帝都周邊的高位貴族幾乎都支持艾利克殿下,而邊境的貴族則支持雷歐。」

「まぁ、俺も噂程度でしか知らないけどな。一応、帝位争いは膠着状態だ。帝都周辺の高位貴族たちは軒並み、エリク殿下を支持して、辺境の貴族はレオを支持してるみたいだぜ」

「那也在預料之中。原本大部分貴族就偏向艾利克,只能認了。」

「それは予想通りだな。元からエリク側の貴族がほとんどだ。諦めるしかない」

「大臣們大半也偏向艾利克殿下。但能與之抗衡的,是西部首席克萊內爾特公爵、北部首席茲瓦伊克侯爵,以及南部首席金梅爾伯爵——或者說已是侯爵。這三大家族大力支持雷歐。近來有實績的貴族就屬這三家。名聲響亮的貴族跟著艾利克殿下,有真本事的貴族則跟著雷歐,這就是平民眼中的皇位之爭。」

「大臣も大半はエリク殿下よりだ。それでも互角なのは――西部筆頭クライネルト公爵、北部筆頭ツヴァイク侯爵、そして南部筆頭ジンメル伯爵、いやもう侯爵か。三つの家が大々的にレオを支持しているからだ。ここ最近、実績を残した貴族といえばこの三家だからな。名のある貴族はエリク殿下につき、実のある貴族はレオについている。それが平民から見た帝位争いだ」

蓋伊說完,結束了對帝位之爭的說明。

ガイはそう言って帝位争いの説明を終える。

大致如預期。

おおむね予想通り。

蓋伊雖是不懂細節的普通人,但實際情況恐怕也差不多。

ガイは詳細を知らない一般人だが、実際のところも大差ないだろう。

厭惡變化的貴族站在艾利克一方,追求變革的貴族則倒向雷歐。

変化を嫌う貴族はエリクにつき、変化を求める貴族はレオにつく。

大多數貴族支持艾利克,是因為現在才投靠雷歐已經沒有好處可得。

大半の貴族がエリクにつくのは、今更レオについたところで旨味はないからだ。

只有在劣勢時伸出援手的人,才值得信賴。

劣勢の時に協力してくれた者こそ、信頼に値する。

如今皇位之爭成為兩方對立,不站邊的人就沒明天。

帝位争いが二者択一となった今、どちらかにつかねば明日はない。

凡是稍有地位的人都害怕雷歐。

多少なりとも地位のある者は、レオを恐れる。

如果雷歐成為皇帝,現在沒有地位的人將會上位。

レオが皇帝になれば、今、地位がない者たちが地位につく。

到時候就有人得退讓自己的地位。

その時、誰かが地位を譲らねばならないからだ。

艾利克那邊不會有這種事。

エリクの場合、それはない。

現狀的維持被保證了,艾利克就是這麼運作的。

現状維持が約束されている。エリクはそういう風に立ち回っているからだ。

維持還是變革?

維持か変化か。

彼此各有利弊。

互いにメリットがあり、デメリットがある。

「還有,說到冒險者公會……公會總部開始把高階冒險者集中到總部,或部署到王國周邊。看來是一年前的惡魔騷動讓他們相當警戒。」

「それと、これは冒険者ギルドの話だが……ギルド本部は高ランクの冒険者を本部に集めたり、王国周辺に配置し始めた。一年前の悪魔騒動で相当警戒してるみたいだぞ」

「理所當然。那麼大的損失擺在那裡。」

「当然だな。あれだけ被害が出たんだ」

起初,討伐惡魔的事並沒有對外公布。

当初、悪魔の討伐は公にはされていなかった。

但損失太多,無法完全掩蓋。

だが、被害が多すぎて隠しきれなかった。

惡魔在王國出現,並由SS級冒險者討伐。

王国にて悪魔が出現し、SS級冒険者が討伐した。

這就是公會的說法。

それがギルドの説明だ。

然而,冒險者不會像平民那樣輕信這個說法。

しかし、平民ならともかく冒険者はそれを鵜呑みにはしない。

惡魔出現這種事本來就是大事,理應動員周邊的冒險者。

悪魔の出現なんていうのは一大事であり、本来なら周辺の冒険者が動員される。

刻意動用多名SS級冒險者行動,意味著那是有計畫的行動。

わざわざSS級冒険者が複数で動いたということは、計画された動きだったということ。

自然而然地,會引起對那個王國的不信任。

自然と、その舞台になった王国への不信感につながる。

而讓這種不信任更擴大的,正是這次總部的舉動。

それに拍車をかけるのが、今回の本部の動きだ。

看來他們決定徹底不在乎王國會怎麼看待他們。

本格的に王国にどう思われようが構わないと決めたらしいな。

「所以呢,帝國那邊也好像要增派S級冒險者。帝都分部的人最近都擔心會跟西爾伯發生衝突。」

「それでだな。帝国にもS級冒険者が増員されるらしい。帝都支部の奴らは、シルバーと揉めるんじゃないかって最近はひやひやしているよ」

「應該不會為了爭執做出像小孩子一樣的事吧。」

「もめるなんて子供みたいなことしないだろ」

「你之所以能這麼說,是因為你不認識西爾伯。他的內心其實像個小孩子,跟艾露娜一樣。」

「お前はシルバーを知らないからそう言えるんだ。中身はガキだぞ? エルナと一緒だ」

聽了蓋伊的話,我勉強擠出笑容,卻僵住了。

ガイの言葉に俺は笑みを作りつつ、固まる。

真沒想到會被當成跟艾露娜一樣的人。

まさかエルナと同類扱いされるとは。

真讓人不服。

心外な。

壓下想要否認的情緒後,我繼續聆聽蓋伊的話。

否定したい気持ちを押さえつけつつ、俺はガイの話に耳を傾けるのだった。