最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第四百五十九話 游離的棋子
萊因費爾特公爵突然現身。
突然のラインフェルト公爵の登場。
照理說會一陣混亂,但說帶著莉澤姊姊的親書後,一切就被正當化了。
本来なら混乱するところだが、リーゼ姉上の親書を持っているという言葉がすべてを正当化させる。
現在談論的是戰事。
今しているのは戦の話。
而在戰事上,沒有誰比莉澤姊姊更熟悉。
そして戦において、リーゼ姉上ほど精通している者はいない。
「是莉澤洛特的親書嗎?拿來讓我看看。」
「リーゼロッテからの親書か。見せてみろ」
「是」
「はっ」
萊因費爾特公爵把信交給走近的近衛騎士。
ラインフェルト公爵は傍にきた近衛騎士に手紙を渡す。
然後那封信被交到了父上手中。
そしてそれが父上の手に渡った。
父上興致盎然地讀完信,笑著把信遞給法蘭茲看。
興味深そうに手紙を読んだあと、父上は笑いながらフランツに手紙を見せる。
「真是有趣的事呢,法蘭茲。」
「面白いこともあるものだな? フランツ」
「有沒有趣姑且不論,這確實是少見的事。」
「面白いかどうかさておき、珍しいことなのは間違いありませんな」
「莉澤姊姊說了什麼?」
「リーゼ姉上はなんと?」
雷歐問了,法蘭茲苦笑著簡短回答。
レオの質問にフランツは苦笑しながら簡潔に答えた。
「她說會親自出征,攻克王國。」
「王国攻略には自分が出る、と」
「那東部邊境的守備要怎麼辦呢……」
「東部国境の守りはどうするつもりなんですかね……」
果然會是這樣,不過太過在預料之中,反而覺得無力。
そんなことだろうと思ったが、予想通りすぎて力が抜ける。
不過,局勢確實因此改變了。
だが、流れが変わったのも事実。
「要詳細的事宜,要向你打聽嗎?萊因費爾特公爵?」
「詳しいことはお前に聞けばいいのか? ラインフェルト公爵」
「是,說明就交給我吧。莉澤洛特元帥認為應該調整兵力配置。近年來,皇國的威脅減退,而王國的威脅上升。因此,她認為應將東部邊境守備軍的主力調往西部邊境。」
「はっ、説明はお任せを。リーゼロッテ元帥は配置替えをするべきだと考えています。近年、皇国の脅威はなく、王国の脅威が増しました。そのため、東部国境守備軍の主力を西部国境へ移すべきだと」
「說起來容易,但軍隊調動,尤其是邊境部隊的調動,可是困難重重。從東往西,再從西往東。光是移動就要花幾個月,你以為多少?」
「言うのは簡単だが、軍の移動、しかも国境軍の移動は至難の業だ。東から西へ、そして西から東へ。移動だけで何か月かかると思っている?」
艾利克皺起臉抗議道。
エリクが顔をしかめて抗議する。
理所當然的意見。
当然の意見だ。
完全是理所當然,太過合乎常識以至於無法反駁。
まったくもって当然で、常識的すぎて突っ込むこともできない。
「那部分就全部交由艾利克殿下處理。照她原話轉述,是『功勞給你,你就想辦法』的意思。」
「それについてはすべてエリク殿下に任せるとのことです。お言葉をそのまま伝えますと、手柄はくれてやるから何とかしろ、とのことです」
「那女人……」
「あの女……」
艾利克再也說不出話來了。
エリクはそれ以上、何も言えなくなってしまった。
如果我是艾利克的立場,也會說不出話。
俺もエリクの立場なら何も言えないだろう。
想必他頭痛得不得了吧。
きっと頭が痛くて仕方ないと思う。
「真是莉澤洛特的風格。法蘭茲,你怎麼看?這個提案如何?」
「リーゼロッテらしいな。フランツ、どうだ? この提案は?」
「最糟了,若從文官立場來說。」
「最悪ですな、文官の立場から言わせていただくなら」
法蘭茲似乎也同意艾利克的看法。
フランツもエリクと同意見らしい。
現場的將軍提出不合理的難題。
現場の将軍からの無理難題。
對文官來說,這種提案會讓人想發火。
文官にとってはキレたくなるような提案だ。
「不過她說的有道理。莉澤洛特和東部邊境軍確實處於游離狀態。」
「しかし、言っていることはもっともだ。リーゼロッテと東部国境軍が浮いているのは間違いない」
「皇國的威脅之所以減弱,正因為莉澤洛特駐守東部。身為外交大臣,我能壓制皇國也是因為有莉澤洛特這面絕對的盾牌。如果把她調走,皇國可能會真正對帝國下定決心。無論作為外交大臣,還是作為皇族,我都絕不允許。」
「皇国の脅威が薄れているのは、リーゼロッテが東部にいればこそ。私が外務大臣として皇国を止めておけるのも、リーゼロッテという絶対の盾がいるからです。動かせば、皇国まで対帝国に本腰をいれかねません。外務大臣として、そして皇族として、決して認められません」
艾利克這麼說,斷然拒絕了莉澤姊姊的要求。
エリクがそう言ってリーゼ姉上の要求を跳ね除けた。
法蘭茲也點頭贊同艾利克的話。
エリクの言葉にフランツも頷く。
那是理所當然的。
そりゃあそうだろう。
這種發展早就注定會發生。
こういう展開になるに決まっている。
莉澤姊姊也不可能看不透。
リーゼ姉上も読めないわけない。
她提出這樣的要求,肯定是有其目的性的。
こういう要求をしたのは、あえてのはず。
我瞥了萊因費爾特公爵一眼。
俺はチラリとラインフェルト公爵を見る。
公爵也點頭同意艾利克的意見,果然他也明白那是一個荒唐的要求。
公爵もエリクの意見に頷いていた。やっぱりとんでもない要求だと理解していたようだ。
「萊因費爾特公爵,莉澤姊姊只有這麼說嗎?」
「ラインフェルト公爵、リーゼ姉上はそれだけしか言いませんでしたか?」
「不,她也想過若被拒絕的備案。若無法調動軍隊,她認為應該動用她以外其他處於游離狀態的棋子。」
「いえ、拒否された場合の案も考えておられました。軍の配置替えが駄目ならば、自分以外の浮いている駒を使うべきだと」
「莉澤洛特以外的游離棋子?是指誰?」
「リーゼロッテ以外の浮いている駒だと? 誰のことだ?」
萊因費爾特公爵的視線轉向艾利克。
ラインフェルト公爵の視線がエリクへと向かう。
艾利克面無表情地接受了那道視線。
エリクは表情を変えずに、その視線を受け止めた。
「她說應讓亡故皇太子的軍師艾利克殿下重返前線;她會壓制皇國,故此沒問題。」
「亡き皇太子殿下の軍師、エリク殿下を前線に復帰させるべきだと。皇国は自分が抑えるゆえ、問題なしとのことです」
「要讓我回到前線?」
「私を前線に復帰させるだと?」
「莉澤洛特元帥認為,雷歐納爾特殿下與艾利克殿下一同負責攻略王國,幾乎不會失敗。何不把當年輔佐皇太子的智謀再次發揮在前線呢?」
「レオナルト殿下とエリク殿下。二人で王国攻略に当たれば、ほぼ負けはないとリーゼロッテ元帥はお考えです。かつて、皇太子殿下を支えた智謀をもう一度、前線で活かしてはいかがでしょうか?」
一瞬間,場面安靜下來。
一瞬、静寂が流れた。
確實是萬無一失的態勢。
確かに万全の態勢ではある。
但,有一個問題。
だが、一つ問題がある。
「那是叫我……去輔佐雷歐納爾特嗎?」
「それは私に……レオナルトを補佐しろということか?」
「我只是轉述莉澤洛特元帥的想法而已。」
「私はリーゼロッテ元帥のお考えを伝えただけですので」
萊因費爾特公爵退後一步。
ラインフェルト公爵は一歩下がる。
因為艾利克所散發的壓力實在太沉重。
それだけエリクが発している圧が重かったからだ。
艾利克不是那種會親自上陣的人,始終是參謀、軍師一類的角色。
エリクは前線に出るタイプではない。あくまで、参謀、軍師の類だ。
因此必須有人站在前線,他才能發揮作用。
ゆえに誰かが前線を張ってこそ活きる。
也就是說,他是支援型的。
サポート型ということだ。
若與雷歐搭檔,自然而然會成為輔佐雷歐的人。
レオと組めば、必然的にレオを補佐することになるだろう。
就像當年與皇太子搭檔時那樣。
かつて皇太子と組んでいたときのように。
「我要輔佐的,只有……維爾海姆。其他任何人都無法取代。」
「私が補佐するのは……ヴィルヘルムのみだ。他の誰も代わりは務まらない」
艾利克平靜地這麼說道。
静かにそうエリクは告げた。
也就是說,他拒絕了兩人一同出征的提案。
二人での出陣を拒否したことになる。
這樣一來,話題回到了原點,但並非所有事都回到最初的狀態。
そうなると、話は最初に戻るわけだが、何もかも最初には戻らない。
現在討論的是,要如何對王國作戰。
対王国戦をどう戦うか、というのが今の話だ。
阿爾巴特羅公國應該要控制,這是共識,剩下要認真考慮的就是如何與王國軍正面交鋒。那就是問題所在。
アルバトロ公国を抑えるべきというのは共通認識で、あとは本格的に王国軍とどう戦うか。そこが問題だった。
艾利克促成這種局面的用意有兩個:
エリクがこの流れを作った思惑は二つ。
一是想把我和雷歐分開。
俺とレオを離したいという思惑。
另一個則是想在對王國的戰事中確保重要職位。
もう一つは対王国戦において重要ポストを確保したいという思惑。
但他現在已經宣告自己不會上前線。
だが、今、自分は前線には出ないと宣言してしまった。
對艾利克來說,這應該是個麻煩。
これはエリクにとっては困ったことだろう。
「我能理解艾利克的心情,不能強迫他。」
「エリクの心情は理解できる。無理強いはできんな」
「這樣的話,候選人就只剩雷歐納爾特殿下了。對手是變得更強的王國軍,普通將領難以抗衡。」
「そうなると候補はレオナルト殿下のみとなります。相手は強力になった王国軍。並みの将軍では相手にならないでしょう」
聽到父上和法蘭茲的話,艾利克微微皺了皺眉。
父上とフランツの言葉に、エリクはかすかに眉をひそめた。
大概最初的計畫,是他打算帶著自己麾下的將領親自上前線。
おそらく当初の予定では、自分子飼いの将軍たちと共に自分が前線に出る気だった。
若知道他當年與皇太子一同縱橫沙場的樣子,會覺得那提案並不算差。
皇太子と共に暴れ回った頃のエリクを知っていれば、その提案は悪くないと映るだろう。
但因為牽扯到雷歐而受挫。
そこにレオが絡んだことで頓挫した。
他無法接受這樣的安排吧。
受け入れるわけにはいかなかったんだろう。
輔佐終究還是輔佐。
補佐はどこまでいっても補佐。
艾利克的武名未能廣為人知,根本是因為他一直是皇太子的輔佐。
エリクの武名が轟いていないのは、あくまで皇太子の補佐だったから。
這次也會一樣。
今回も同じになる。
既然對自己毫無利益,一旦接受就等於完了。
自分にメリットがない以上、受ければ終わりだ。
嗯,或許可以用更好的方式拒絕。這不像艾利克的作風,說得有些感情用事。
まぁ、断わり方はもう少しあったかもしれない。エリクらしくもない。感情的な言葉だった。
也只能說正因為是熟悉艾利克的莉澤姊姊才會如此辦法。
エリクを良く知る、リーゼ姉上だからこそというべきか。
「那麼,關於對王國的戰事,就以雷歐納爾特為主軸來考慮,這樣可以嗎?」
「では、対王国戦についてはレオナルトを主軸として考える。それでよいな?」
「無異議。」
「異論ありません」
艾利克比任何人都先開口說了這句話。
誰よりも早く、エリクはそう言った。
他大概判斷已無法從此翻盤了。
もはやここからひっくり返すのは不可能と判断したんだろう。
倒也符合艾利克的風格。
エリクらしい判断だ。
然而。
だが。
「陛下……萬一雷歐納爾特失敗的話……由我上前線。」
「陛下……万が一、レオナルトが失敗した場合は……私が前線に出ましょう」
「你不是說只輔佐維爾海姆嗎?」
「ヴィルヘルム以外、補佐しないのではないか?」
「守護帝國是優先要務。如果雷歐納爾特只靠自己能贏,那自然再好不過。我也可以專心處理外交事務。」
「帝国を守るほうが優先されます。レオナルトだけで勝てるなら、それに越したことはありません。私も外交に専念できますので」
「原來如此。若有萬一,就拜託你了。」
「なるほど。では、万が一のときは頼むぞ?」
「是」
「はっ」
他把機會讓給雷歐,換來了下一次由他出馬的保證。
レオに譲ったかわりに、その次を確約させた。
他認為即便如此仍有足夠的勝機嗎?
それでも十分勝機があると踏んだか。
不過對手是與聖女一同連戰的將領們。
まぁ相手は聖女と共に連戦を重ねた将軍たちだ。
相當可能會吃力。
手こずることは十分ありえる。
對於失敗的界定人人不同,若不小心,好的部分恐怕會被人摘走。
失敗の判断は人それぞれ。気をつけねば良い所だけ掻っ攫われてしまうだろう。
「那麼,阿爾巴特羅公國就由阿諾爾特去吧?」
「そうなると、アルバトロ公国にはアルノルトが行くことになるな?」
「沒辦法啊。」
「仕方ありませんね」
「嗯,先在帝都稍作停留再出發。王國應該也在注意你的動向。如果你立刻就往公國前進,我方的行動會被察覺。」
「ふむ、少し帝都でゆっくりしてから出発せよ。王国もお前の動きはマークしているはず。すぐにお前が公国へ向かえば、こちらの動きを察知されてしまう」
「明白了。」
「わかりました」
就這樣,對王國戰的基本方針決定了。
こうして対王国戦の基本方針は決まったのだった。