最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第四百二十一話 結論未出
玉座大廳。
玉座の間。
結果,因為無法召喚母上,父上只得無奈地召來皇后到玉座大廳。
結局、母上を呼ぶことができなかった父上は、仕方なく玉座の間に皇后を呼び出した。
說「跟我沒關係」就跑掉當然是容易,但若是在這裡搞砸了,麻煩會牽連到我,所以我也留在現場。
関係ありませんと逃げるのは簡単だったが、ここで失敗されたら俺に火の粉が飛んでくるため、俺もその場に残った。
「真是罕見呢,陛下竟然召我來。」
「珍しいですね。陛下が私を呼び出すなど」
說著,皇后布倫希爾德走進了玉座大廳。
そう言いながら皇后ブリュンヒルトは玉座の間にやってきた。
我與特勞哥特兄上向她低頭行禮。
そんなブリュンヒルトに俺とトラウ兄さんは頭を下げた。
「好久不見,母上。」
「お久しぶりです。母上」
「好久不見,皇后陛下。」
「お久しぶりです。皇后陛下」
「真少見呢,兩人竟然同聚在玉座大廳。尤其是阿爾諾特剛從北部回來,是否有好好休息?」
「珍しいですね。二人が玉座の間に揃っているとは。特にアルノルトは北部より帰還したばかり。しっかり休んでいますか?」
「最近有些忙,不過已經穩下來了。」
「最近は少し忙しかったですが、落ち着きをみせています」
「那就好。你在北部的作為,簡直可以用『出色』二字形容。今後也要繼續努力,這樣一來,稱你為『無用皇子』的人自然會消失。不要懶惰,皇族不能只在方便時才行動。」
「それは良かった。北部での働きは見事の一言です。これからも精進しなさい。そうすればあなたを出涸らし皇子などと呼ぶ者は消えていくでしょう。怠けようなどとは思わないことです。都合のいいときだけ動くなど、皇族には許されないのですから」
「是,會全力以赴。」
「はい。全力を尽くします」
我對皇后的話坦率地點了點頭。
皇后の言葉に俺は素直に頷く。
皇后是帝國之母,對皇子們來說比親生母親更應受尊敬。
皇后は帝国の母。皇子たちにとっては実の母よりも尊重すべき存在だ。
與我交談過後,皇后緩緩朝父上走去。
そんな皇后は俺との会話のあと、ゆっくりと父上の前へと進み出る。
「皇帝陛下,有何貴幹?」
「どのようなご用件でしょうか? 皇帝陛下」
「有事的是特勞哥特。」
「用件があるのはトラウゴットだ」
父上這麼說著,將視線投向特勞哥特兄上。
そう言って父上はトラウ兄さんに視線を向ける。
特勞哥特兄上看起來有些緊張。
トラウ兄さんは少し緊張した様子だ。
就算是特勞哥特,也會對親生母親皇后感到畏敬吧。
さすがのトラウ兄さんでも実の母である皇后は、別格の存在なんだろう。
「母上……我今天有事要稟報。」
「母上……今日はご報告があるであります」
「報告?」
「報告?」
「……我將與藩國的瑪麗安娜王女結婚。」
「……自分は藩国のマリアンヌ王女と結婚するであります」
特勞哥特一口氣說出來。
一息にトラウ兄さんは告げる。
緊繃的氣氛籠罩了玉座大廳。
張り詰めた空気が玉座の間を支配した。
皇后的表情未見變化。
皇后の表情は変わらない。
這是徹頭徹尾的事後報告,覺得被忽視也不奇怪。
これは完全な事後報告だ。蔑ろにされたと感じてもおかしくはない。
沉默持續不散。
いつまでも沈黙は続く。
當我和特勞哥特都開始難以忍受那沉重的氛圍時。
重苦しい雰囲気に俺もトラウ兄さんも耐え切れなくなり始めた頃。
皇后開了口。
皇后が口を開いた。
「――竟敢在我面前提到藩國的名字……當笑話也笑不出來呢。」
「――藩国の名を私の前で出すとは……冗談にしては笑えませんね」
語氣冷得刺骨。
底冷えのする声がした。
她的目光冷冽而銳利,牢牢盯著特勞哥特。
目は冷たく、そして鋭くトラウ兄さんを捉えている。
說實話很可怕。
正直怖い。
但特勞哥特卻仍直視皇后,回以對眼。
だが、トラウ兄さんはそんな皇后の目をまっすぐ見つめ返した。
「不、不是玩笑……是我親自求婚,對方也接受了。」
「じょ、冗談ではないであります……自分からプロポーズし、受けていただきました」
「……你那已故的兄長維爾海姆,是被藩國所殺……你竟要與那個國家的王女結婚?」
「……あなたの亡き兄、ヴィルヘルムは藩国によって殺された……そんな国の王女と結婚すると?」
「正因為是我,所以才要這麼做。我會改變那個藩國。」
「そんな自分だからこそ、であります。藩国を変えてみせるであります」
「那個國家不會改變……就算換了王,蠻族的國家終究還是蠻族!娶了野蠻國家的王女尚且難以接受,你還要去那藩國?你以為我會允許這種事嗎!!??」
「あの国は変わらない……王が変わったところで蛮族の国は所詮蛮族! 野蛮の国の王女を娶るだけならまだしも、藩国に行く? そんなことを許すと思っているのですか!!??」
皇后的怒吼在殿內回響。
皇后の怒号が響く。
我和特勞哥特不由自主地後退了一步。
思わずトラウ兄さんと俺は一歩後ずさった。
從未見過皇后這麼憤怒過。
こんなに怒っている皇后は初めて見た。
當年皇太子去世時,她只顧哭泣罷了。
皇太子が亡くなった時は泣いているだけだったしな。
「我認可了。特勞哥特將成為藩王。」
「ワシが認めた。トラウゴットは藩王となる」
父上向皇后平靜地告知這點。
そんな皇后に対して、父上が静かに告げた。
皇后的冷眼轉向父上,怒火的矛頭也因此指向父上。
皇后の冷たい視線が父上に移り、そして怒りの矛先も父上へと向かう。
「認可了……?竟在撇開我這個為人之母的情況下,陛下您竟然認可了?」
「認めた……? 母である私を差し置いて、陛下が認めたと?」
「事後承認這點我道歉。但那是特勞哥特的決定。作為父母,不就是應該認同孩子的選擇嗎?」
「事後承諾になったことは謝ろう。だが、トラウゴットが決めたことだ。認めてやるのが親というものではないか?」
「現在才由陛下來說教什麼是父母的本分,實在沒有那個資格。我甚至想把那藩國從地圖上抹去,難道要把我最後的兒子交給那個國家?別鬧了!」
「今更陛下に親とは何かを説かれる筋合いはありません。藩国は地図から消し去ってしまいたいとすら思っているのに、最後の息子をその国に渡せと? ふざけるのも大概にしてください!」
「藩國將成為同盟國,特勞哥特就是為此而去。」
「藩国は同盟国となる。そのためのトラウゴットだ」
「若是為此,為何不派阿爾諾特去!他在北部的功績,對藩國王女的保護,藩國的人民也會較易接受!」
「その理由ならアルノルトを行かせればよいではありませんか! 北部での功績! 藩国の王女の保護! 藩国の民も受け入れやすいでしょう!」
「我也曾考慮過。但特勞哥特執意要去,瑪麗安娜王女也接受了他的求婚。在那種情況下,沒有理由讓阿爾諾特成為藩王。」
「それはワシも考えた。だが、トラウゴットが行くと言っており、マリアンヌ王女もトラウゴットの求婚を受け入れた。その状況でアルノルトを藩王にする理由はあるまい」
「你怎能如此冷靜……難道你忘了維爾海姆的怨恨嗎!?」
「よくもそんな冷静でいられますね……ヴィルヘルムの恨みを忘れたのですか!?」
父上聽著皇后的指責仍保持冷靜,不露情緒。
父上は皇后の非難を聞いても感情的にはならない。
當一方情緒化時,另一方若不冷靜,對話就無法成立。
片方が感情的になったとき、もう片方が冷静でなければ話し合いは成立しない。
現在父上肯定也有回嘴的念頭,但他強忍著沒有說出來。
今も言い返したい気持ちはもちろんあるだろうが、ぐっとこらえている。
「我並未忘記。但既然活著的人應向前看,而且我們是皇族,為了兩國的未來,不能老是回顧過去。」
「忘れてはおらん。だが、生きている以上は前を向くべきだ。それに我々は皇族だ。両国の未来のために、後ろばかり見ていてはならん」
「不愧是陛下……真是了不起。但我不同意。你也許有很多孩子,但我只剩下特勞哥特!就算是帝國的貴族還算了,難道會把他送給藩國的王女嗎!!」
「さすが陛下……ご立派ですこと。しかし、私は違います。あなたには多くの子供がいても、私にはもうトラウゴットしか残されていないのです! 帝国の貴族ならまだしも! 藩国の王女などにくれてやるものですか!!」
「請你以皇后的身份,也以母親的立場來衡量。這是特勞哥特自己的願望。」
「皇后として、そして親として判断せよ。トラウゴットが望んだことだぞ?」
「這孩子以前我縱容他做任何事。對維爾海姆我曾嚴厲以待,正因如此我希望孩子能自由成長。但婚姻不容放任!作為母親,我絕對不會認同!」
「この子が何をしようと許してきました。ヴィルヘルムには厳しく接してきたからです。この子は自由に育ってほしかった。ですが、結婚まで自由にはさせません! 母として私は絶対に認めない!」
皇后眼中布滿血絲,宣稱道。
血走った目で皇后は宣言した。
特勞哥特多次想插嘴,但每次都被父上以眼神制止。
トラウ兄さんは何度か口を挟もうとするが、そのたびに父上に視線で制されている。
他知道現在情緒化,無論說什麼都徒勞無功。
感情的になっている今、何を言っても無駄だとわかっているからだろう。
就讓父上先承受她的情緒,等大家冷靜後再由特勞哥特出面,這樣才是上策。
このまま父上に感情を叩きつけ、落ち着いたところでトラウ兄さんが口を出す。
那大概是最好的辦法吧。
それが一番だろう。
不過,那究竟要等到何時才能實現呢。
しかし、それが果たしていつになるやら。
到那時父上的忍耐還能撐得住嗎?
それまで父上の我慢が持つだろうか。
『這是一場持久戰。』
これは持久戦だな。
正當我這麼想著的時候。
そう思っていた時。
突然,皇后把目光轉向了我。
突然、皇后が俺に視線を向けてきた。
「聽說周圍的人都以為是你要去藩國!這是怎麼一回事!?阿爾諾特!」
「周囲の話では、あなたが藩国に行くということになっていたはず! どういうことです!? アルノルト!」
「抱歉,皇后陛下。」
「申し訳ありません、皇后陛下」
「既然要道歉,就馬上去藩國!若你當初坦承,特勞哥特也不會提出結婚!你是不是因為討厭才在背後動手腳!?」
「謝罪をするなら今すぐ藩国に行きなさい! あなたが素直に認めていれば、トラウゴットが結婚などと言い出すこともなかった! 自分が嫌だからと裏で動いたのではないの!?」
「不是那樣的……」
「そういうわけでは……」
「你很可能做得到!在維特林侯爵家的那件事,你和雷奧納特交換身份,騙過了周遭的人!這次你也把局面引導成讓特勞哥特主動承擔,對吧!」
「あなたならやりかねない! ヴァイトリング侯爵家の一件でレオナルトと入れ替わり、周囲を騙しきった! 今回もトラウゴットが進んで引き受けるように仕向けたのでしょう!」
「給我住手!阿爾諾特和這事無關!」
「いい加減にせぬか! アルノルトは関係あるまい!」
我和特勞哥特還沒來得及說話,父上的耐性就已耗盡。
俺やトラウ兄さんが何か言う前に父上の堪忍袋の緒が切れた。
他從玉座上站起,氣勢洶洶,彷彿隨時會衝向皇后。
玉座から立ち上がり、今にも皇后に迫りそうな勢いだ。
皇后也以瞪視回敬父上。
そんな父上を皇后も睨みつけている。
「你不反對特勞哥特的婚事、能忘記已故維爾海姆,卻對阿爾諾特發怒?是因為他是三葉小姐的兒子嗎?」
「トラウゴットの結婚には反対せず、亡きヴィルヘルムのことは忘れているのに、アルノルトのことには怒るのですね? ミツバさんの息子だからですか?」
「皇子、皇女都是我的孩子!母親的出身不應該受到牽連!你這樣憑空指責,身為皇后難道不覺得羞恥嗎!?」
「皇子、皇女はすべてワシの子供だ! 母親は関係ない! 憶測で責めるなど、皇后として恥ずかしくはないのか!?」
「陛下你作為父親不覺得羞愧嗎!?要把殺害維爾海姆的那個國家交給你的親弟弟特勞哥特去!哪有父母會允許這種事!?」
「陛下こそ親として恥ずかしくはないのですか!? ヴィルヘルムを殺した国に実弟のトラウゴットが行くのですよ!? そんなことを許す親がどこにいます!?」
兩人的談話各說各話,互不相讓。
二人の話は平行線だ。
父上以皇帝的立場斟酌,皇后則以母親的身分論斷。立場不同,判斷自然不同。
父上は皇帝として判断し、皇后は親として判断している。立場が違えば判断も違ってくる。
兩人恐怕無法在短時間內做出結論。
いつまでも二人は結論を出せないだろう。
我和特勞哥特根本無法插入兩人中間。
俺とトラウ兄さんでは二人の間に入れない。
本來希望母上能在場,但她本人拒絕了這一切。
本来ならここに母上がいてほしかったが、本人がそれを拒否してしまった。
我唯有寄望於一人。
頼みの綱は一人だけ。
一邊祈盼她快來,我一邊凝視著玉座大廳的大門。
早く来いと願いながら、俺は玉座の間の扉を見つめるのだった。