最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第四百三話 拉斐爾對艾爾娜
艾爾娜趕往國境後立刻展開調查。
国境に向かったエルナはすぐさま調査に移った。
她認為,既然阿爾判斷有異狀並派她過來,那裡必定有什麼顯眼的東西。
アルが何かあると判断し、自分を送り込んだ以上、目立つ何かがあるはずだと思ったのだ。
然而,從空中俯瞰,國境附近並無異狀。
しかし、空から見る限り国境付近に異変はなかった。
不過。
だが。
「有血腥和燒焦的味道呢」
「血と焦げた匂いね」
艾爾娜降落在一片毫無異樣的森林中。
エルナは何の変哲もない森の中に降り立った。
那裡正是護衛部隊曾作為據點的地方。
そこは護衛部隊が拠点としていた場所だった。
有大爆炸的痕跡,以及無數屍體。
大きな爆発があっただろう跡と、無数の死体。
「幾乎沒有抵抗呢」
「ほとんど抵抗していないわね」
看著屍體,死法都一樣。
死体を見れば、どれもやられ方が一緒だった。
並非部隊互鬥,而是遭到熟練的奇襲而被殲滅。
部隊同士で戦ったのではなく、手練れの奇襲によって全滅させられたのだ。
然而,能夠輕易殲滅百人規模部隊的存在少之又少。
しかし、百人規模の部隊をあっさり全滅させられる者など限られている。
於是艾爾娜憑著犯案手法,聯想到了一個人。
そしてエルナは犯行の手口的に一人、思い当たる者がいた。
「你一定在看吧?出來吧,拉斐爾」
「どうせ見ているんでしょ? 出てきなさい、ラファエル」
「——好可怕啊,竟然被看穿了」
「――怖いなぁ。まさかバレてるなんて」
原本在森林中隱匿氣息的拉斐爾,悄然現身。
森の中で気配を消していたラファエルがスッと姿を現した。
拉斐爾監視著這處,準備殺掉前來察看護衛部隊情況的人。
護衛部隊の様子を見に来た者を殺そうとラファエルはこの場を監視していた。
他本來打算把俘虜藩國王女的事交給藩國軍,但需要先把局勢安排好。
藩国の王女を捕らえるのは藩国軍に任せるつもりだったが、そのお膳立ては整える必要があったからだ。
不過,出現的對手超出預期。
しかし、予想以上の相手が出てきた。
「不愧是被人看扁的皇子。能毫不吝惜地打出最強牌,常人做不到這種判斷」
「さすがは出涸らし皇子。最強のカードを惜しみなく切るなんて、普通ならできない判断だ」
「最近還好沒再聽到那句話……不過,你又多了一個我想殺你的理由」
「最近、その言葉を聞かずに済んでたのに……あなたを殺したい理由がまた一つ増えたわ」
說著,艾爾娜拔出了劍。
そう言ってエルナは剣を抜き放った。
然後。
そして。
「近衛騎士團的隊長們為誰討伐你而爭論不休……看來機會輪到我了,真讓人高興」
「近衛騎士団の隊長たちは誰があなたを討つかで揉めていたけれど……私にチャンスが巡ってきたようで嬉しいわ」
「真是被輕視了。近衛騎士團的大多數隊長根本不是對手,除非是上位三隊的隊長才行。連我的性命也被看得這麼便宜」
「舐められたものだ。近衛騎士団の隊長たちの大半は相手にならないよ。それこそ上位三隊の隊長じゃなきゃね。僕の首も安く見られたものだ」
「別得意忘形了,第十隊長」
「調子に乗るんじゃないわよ。第十隊長」
「你不知道要藏爪子的說法嗎?明明是那個被人看扁的皇子的青梅竹馬」
「爪を隠すって言葉を知らないのかい? あの出涸らし皇子の幼馴染の癖に」
拉斐爾也拔劍,雙方進入臨戰狀態。
ラファエルも剣を抜き、互いに臨戦態勢となる。
兩人的對峙持續了片刻。
睨み合いがしばし続く。
殺氣與殺氣相互碰撞,形成了一個令人窒息的空間。
殺気と殺気がぶつかり合い、息苦しい空間が出来上がった。
雙方都不打算退一步。
互いに一歩も退く気はなかった。
正因為雙方都表現出要在此處斬殺對手的態勢,才無法輕舉妄動。
ここで相手を仕留めるという姿勢を見せているからこそ、迂闊に動けない。
一旦動作,便會立刻遭到致命一擊。
動けば即座に必殺の一撃が放たれる。
緊張感如同繃緊的弦一般。
まるで張り詰めた糸のような緊張感。
開端只是些微不足道的小事。
切っ掛けは些細なものだった。
一隻蝴蝶從兩人面前飛過。
互いの前を蝶が通り過ぎる。
兩人的視線因此短暫錯開。
視線がお互いに切れた。
瞬間。
瞬間。
雙方都邁出了一步。
どちらも一歩踏み出していた。
「兩人同時長吼!!!」
「はぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「嗚啊啊啊啊啊!!!!」
「うぉぉぉぉぉぉ!!!!」
艾露娜直直踏前,從上方劈下劍刃,拉斐爾則自下方揮劍向上。
エルナは真っすぐ踏み込んで上段から剣を振り下ろし、ラファエルは下段から剣を振り上げる。
速度幾乎不分軒輊。
速さはほぼ互角。
拉斐爾因此皺起了眉頭。
そのことにラファエルは顔をしかめた。
因為在速度方面他一直自負比對方更勝一籌。
速さに関しては自分のほうが上だと自負していたからだ。
還有一件他心裡明白的事。
そして自覚していることがもう一つ。
「哈啊!!」
「はぁっ!!」
「唔!!」
「くっ!!」
眾人共識是艾露娜的攻擊威力更勝一籌。
威力はエルナのほうが上だというのが共通認識だった。
因此若速度相當,吃虧的便是拉斐爾。
ゆえに速度が互角であれば打ち負けるのはラファエルだった。
劍與劍猛烈相撞,結果被壓制的仍是拉斐爾。
剣と剣が激しくぶつかり合うが、押し負けたのはラファエルだった。
艾露娜的一擊連帶吞沒了他劍上的衝力,將拉斐爾擊飛出去。
自分の剣の勢いまでを飲み込んで、エルナの一撃がラファエルを吹き飛ばす。
拉斐爾被重重擊飛,卻勉強沒有跌破架勢。
ラファエルは大きく吹き飛ばされるが、なんとか体勢は崩さない。
拉斐爾就那樣開始向帝國一方後退。
そのままラファエルは帝国側のほうに後退を開始した。
因為若這樣持續戰鬥朝藩國方向退去,計畫就會崩潰。
このまま戦い続けて、藩国側にいけば計画が崩れてしまうからだ。
「你還是一如既往,逃得真快!」
「相変わらず逃げ足が速いわね!」
「你也是,還是老樣子想法不周到呢」
「そういう君は相変わらず考えが至らないね」
在最初的攻防中被搶走先手的拉斐爾,此後一直處於守勢。
最初の攻防で先手を取られたラファエルは、その後もずっと守勢だった。
因為『拉斐爾後退、艾露娜緊追』這個構圖沒有動搖。
後退するラファエルと、それを追うエルナという構図が崩れないからだ。
然而,在這情勢之中,拉斐爾仍對艾露娜施加心理上的動搖。
しかし、その中でもラファエルはエルナに対する揺さぶりをかけていた。
「想法不周的是你吧?背叛帝國這種事真是愚蠢透頂。」
「考えが至らないのはそっちでしょ? 帝国を裏切るなんて本当に馬鹿だわ」
「那個帝國似乎已經相當動搖了喔?要是在這裡讓那個沒用的皇子被暗殺了,可不是件小事吧?」
「その帝国はだいぶグラついているみたいだけど? ここで出涸らし皇子が暗殺でもされたら大変なんじゃないかな?」
把對方引了出來。
誘い出した。
拉斐爾操縱語言,試圖讓人那樣想。
そう言う風に思わせようとラファエルは言葉を操る。
實際上,並沒有暗殺阿爾的計畫。
実際のところ、アルの暗殺は計画にはない。
艾露娜出面是出乎預料,因為作為前提,大家都以為她不會離開阿爾身邊。
エルナが出てきたことは予想外だった。大前提としてエルナはアルの傍を離れないと誰もが思っていたからだ。
但此刻,艾露娜並不在阿爾的身旁。
だが、今、エルナはアルの傍にはいない。
若要搞暗殺,這樣的局面再合適不過了。
暗殺するというならこれ以上ない展開だった。
可是。
しかし。
「就來試試看吧。我的部下絕不會那麼容易讓暗殺得逞的。」
「やってみなさい。私の部下がそう簡単に暗殺を許すわけないわ」
「你相信你的手下嗎?」
「部下を信じているのかい?」
「是啊,能夠突破近衛騎士隊護衛的暗殺者並不多;要有那種人,恐怕得是近衛騎士隊長級的人物吧。」
「ええ、近衛騎士隊の護衛を掻い潜れる暗殺者なんてそうはいないもの。そんな相手がいるなら、近衛騎士隊長クラスでしょうね」
說著,艾露娜朝拉斐爾的腹部補上一腳,狠狠把他踢飛。
言いながらエルナはラファエルの腹に蹴りを加えて、思いっきり吹き飛ばした。
那並不是造成實質性傷害的招式,只是艾露娜用來發洩惱怒的動作罷了。
それは大したダメージを与えるモノではない。ただエルナが苛立ちを発散させるためのものだった。
「你這踢人的壞習慣……!」
「足癖が悪いな……!」
「難道你沒有別的話要說嗎?」
「ほかに言うことはないのかしら?」
說完,艾露娜慢慢拉近與拉斐爾的距離。
そう言ってエルナはゆっくりとラファエルとの距離を詰める。
艾露娜沒有一絲鬆懈。
エルナに油断はない。
艾露娜判斷拉斐爾的話只是為了挑起動搖。
ラファエルの言葉は動揺を誘うためのものとエルナは判断した。
在最初的交鋒中,拉斐爾對艾露娜會來感到驚訝。
最初のやりとりで、ラファエルはエルナが来たことに驚いていた。
既然是誘出來的,就不會那麼說。
誘い出したならそんなことを言うわけがない。
那麼,艾爾娜應該做的就是徹底壓制拉斐爾。
ならばエルナがすべきことはラファエルを徹底的に抑えること。
因為他是一位一旦得以自由行動,甚至連暗殺阿爾都可能的能手。
自由に動かせばアルの暗殺すら可能な手練れだからだ。
「看來你不打算讓我逃走呢」
「どうやら僕を逃がす気はなさそうだね」
「當然。」
「当たり前よ」
拉斐爾覺得這次和在帝都時不一樣。
ラファエルは帝都の時とは違うと感じていた。
在帝都時,艾爾娜被各種事務分散了注意力。
帝都でのエルナは様々なことに気を取られていた。
因此她無法擊敗只顧逃跑的拉斐爾。
ゆえに逃げることに専念したラファエルを討つことができなかった。
然而,現在她只專注於拉斐爾一人。
しかし、今はラファエルにだけ集中している。
拉斐爾為此笑了。
そのことにラファエルは笑う。
「我很高興……你竟然承認我與你是對等的。」
「嬉しいよ……対等と認めてくれているなんてね」
「別再自負了。你根本比不上我。我只是專注於我該做的事而已。」
「自惚れるのはいい加減にしなさい。あなたは私の足元にも及んでないわ。私は私のやるべきことに専念しているだけよ」
「原來如此……」
「なるほど……」
說罷,拉斐爾緩緩放下了劍。
そう言ってラファエルはゆっくりと剣をおろした。
雙手無力垂下的姿勢乍看之下,似乎毫無攻擊之意。
両手をだらりと下げた体勢は一見、攻撃の意思がないようにも見える。
彷彿連殺氣與鬥志都感受不到。
まるで殺気も闘志も感じられない。
像是放棄了一切、陷入虛無的姿態。
すべてを放棄したような虚無のような体勢だ。
然而,艾爾娜看穿那其實是一種架勢。
しかし、エルナはそれが構えだと見抜いた。
「想從放鬆中反擊?這也太極端了吧」
「脱力からのカウンター狙い? それにしては極端ね」
恐怕是用來化解攻擊並伺機製造破綻的架勢。
おそらく攻撃を受け流し、隙をつくための構え。
但所謂的架勢本來就是為了防禦而存在,放棄它實在太過極端。
しかし構えというのは本来、防御のためのもの。それを捨てるというのはあまりにも極端だった。
在近衛騎士隊長級的戰鬥中,放棄防禦而承受攻擊會變成致命傷。
近衛騎士隊長クラスの戦いで、防御を捨てて攻撃をもらえば致命傷となる。
能在艾爾娜面前這樣做,拉斐爾的膽量相當驚人。
それをエルナ相手にやるという点で、ラファエルの胆力は相当なものだった。
不過。
だが。
「如果你想讓我攻擊,那我就攻擊你。」
「攻撃してほしいって言うなら攻撃してあげるわ」
艾爾娜淡淡一笑,架起了劍。
エルナは薄く笑って剣を構える。
然後她傾盡全身全靈刺出一擊。
そして全身全霊の突きを放った。
但在最後一瞬,拉斐爾偏轉了她的突刺,反而向漏洞百出的艾爾娜回刺。
だが、寸前のところでラファエルはその突きを逸らし、逆に隙だらけのエルナに対して突きを放った。
「得手了!!」
「貰ったぁ!!」
拉斐爾也同樣傾盡全力發出一記刺擊。
ラファエルもまた全身全霊の突きを放った。
那是一記附著風之魔法的極速刺擊。
風の魔法を纏わせた最速の突き。
無法躲避。
避けようがない。
艾爾娜已進入攻擊後的『放鬆』狀態。
エルナは攻撃後の〝脱力〟に入っていた。
對於已完全從旁擦過的拉斐爾來說,此刻的艾爾娜簡直漏洞百出。
完全に横を通ったラファエルにとって、今のエルナは隙だらけもいいところだった。
認為是完美的反擊,拉斐爾伸出手臂刺出。
完璧なカウンターだと踏んで、ラファエルは腕を突き出した。
然而,那一刺在臨門一刻被閃開了。
しかし、突きは寸前のところで躱される。
然後。
そして。
「什、什麼……?」
「なにぃ……?」
隨著一聲清脆的裂響,拉斐爾的劍折斷了。
乾いた音が響き、ラファエルの剣が折れた。
從放鬆中發動的反擊。
脱力からのカウンター。
艾爾娜也照著做了。
それをエルナも行ったのだった。
故意示弱,引誘對方攻擊。
あえて晒して、相手の攻撃を誘う。
雖然相當危險,但對艾爾娜來說並不難。
危険すぎる行為だが、エルナにとって難しいことではなかった。
勇爵家並沒有那種招式,她只是從拉斐爾的架勢看懂了原理。
そう言う技が勇爵家にあったわけではない。ただラファエルの構えで仕組みを理解しただけ。
對艾爾娜而言,那就足夠了。
エルナにはそれで十分だった。
「招式倒是有趣……不過對策也很簡單。」
「面白い技だったけれど……対策も簡単だわ」
拉斐爾心想難以置信,試圖挪動腳步。
そんな馬鹿なと思いつつ、ラファエルは足を動かそうとする。
但在那之前,艾爾娜的手抓住了拉斐爾的脖子。
だが、その前にエルナの手がラファエルの首を掴んだ。
「嗆到……!」
「かはっ……!」
「自己的必殺技被破解了,覺得很受打擊嗎?那我倒是高興了。我本來就覺得光打你幾下不會讓我過癮。」
「自分の必殺の技を破られてショックかしら? それなら私の気分も晴れるわ。ただ殴るだけじゃ気が済まないと思っていたから」
艾爾娜以冷得讓人起雞皮的目光,將拉斐爾狠狠摔在地上。
ぞっとするほど冷たい目でエルナはラファエルを地面に叩きつけた。
動彈不得,拉斐爾痛得皺起臉。
何もできず、ラファエルは痛みに顔をしかめる。
艾爾娜打算就這樣把拉斐爾掐死。
このままエルナはラファエルを絞め落とす気でいた。
她有想殺了他的衝動,但理智微弱地佔上風,認為既然可以活捉就該活捉。
殺してやりたい気持ちはあったが、捕らえられるなら捕らえるべきだという理性がわずかに勝った。
「睡吧。醒來的時候,說不定會少了一兩隻手臂。」
「眠りなさい。起きたら腕の一本や二本無くなってるかもしれないけど」
「嗚……」
「ぐっ……」
儘管覺得情況不妙,拉斐爾卻無能為力。
まずいと思ってもラファエルにはどうすることもできない。
就算掙扎,意識也開始變得模糊。
もがこうにも意識が朦朧とし始めた。
不能讓自己就這麼被捕。
このまま捕まるわけにはいない。
拉斐爾向天伸出手,試圖設法時。
なんとかしようとラファエルが天に手を伸ばした時。
一名全身包裹著漆黑長袍的人出現在艾爾娜身後。
真っ黒なローブに身を包んだ人物がエルナの後ろに立った。
「什麼!!??」
「っっ!!??」
雖然她正掐著拉斐爾,但發現有人從背後偷襲,艾爾娜驚愕之下單手揮劍。
ラファエルを絞め落としている最中とはいえ、後ろを取られたことにエルナは驚きながら片手で剣を振るう。
但那一擊被擋開,艾爾娜被一腳踢飛。
だが、その剣は受け流されてエルナは蹴り飛ばされた。
「哼!?你是何人!!??」
「ぐっ!? 何者!!??」
艾爾娜迅速站起,進入攻擊姿態。
すぐに立ち上がり、エルナは攻撃体勢に入る。
但她無法再向前一步。
だが、そこより先に進むことができなかった。
直覺告訴她,只要再踏前一步,就會落入那個詭異黑袍人的攻擊範圍。
一歩でも前に出れば不気味な黒いローブの人物の間合いに入ると直感が告げていた。
「咳咳……多虧你救了我……」
「ごほっ……ごほっ……助かりましたよ……」
「我是接受委託來的。」
「依頼されたので」
「好吧,反正無所謂……兩人一起把她解決掉吧。」
「まぁ、なんでもいいです……二人で仕留めてしまいましょう」
說著,拉斐爾握住折斷的劍。
そう言ってラファエルは折れた剣を握る。
他判斷只要賦予劍以風的力量,仍可繼續戰鬥。
風を纏わせればまだ戦えるという判断だった。
然而。
しかし。
「當劍士的劍被折了,就代表敗北。我會收手、撤退。」
「剣士が剣を折られたら敗北です。諦めて退きますよ」
「……我還有王牌。」
「……僕にはまだ切り札があります」
「那種計畫我不會阻止,但我不會協助你。」
「そういう計画なら止めませんが、私は協力しませんよ」
被黑袍人這麼說後,拉斐爾咂舌一聲,隨即把劍拋棄。
黒いローブの者に言われ、ラファエルは舌打ちをしたあとに剣を投げ捨てる。
黑袍人見狀,拋出一顆黑色的球體。
それを見た黒いローブの者が黒い球を放り投げた。
「那麼,艾爾娜·馮·阿姆斯貝爾格,改日再見。」
「では、エルナ・フォン・アムスベルグ。いずれ、また」
「等一下!!」
「待ちなさい!!」
當艾爾娜察覺到那個黑色球體的含意時。
エルナが黒い球の意味に気づいた時。
已經來不及了。
すでに手遅れだった。
那是一件古代的魔導具。
それは古代の魔導具。
那是一件極為罕見、只會在遺跡中出土的「傳送魔導具」。
ごくまれに遺跡で発掘される〝転移の魔導具〟だった。
這件能重現古代魔法傳送的魔導具,將兩人吞入黑色的洞口,讓他們消失無蹤。
古代魔法の転移を再現できるそれによって、二人は黒い穴に飲み込まれて消えてしまった。
洞口很快也消失了,無法追上,艾爾娜氣得揮舞著劍。
すぐに穴も消え去り、追うこともできず、エルナは苛立ちのあまり剣を振るう。
「到底是誰……?」
「何者なの……?」
被那麼乾淨俐落地從背後拿下,不知道是多久沒遇到過這種事了。
あそこまで綺麗に後ろを取られたのはいつぶりだろうか。
有一件事是肯定的。
間違いないことが一つ。
那位助陣者在實力上比拉斐爾更強。
あの助っ人はラファエルよりも強かったという点だ。
艾爾娜帶著懊惱收起了劍。
悔しさを抱えながらエルナは剣をしまう。
「總之得先回去報告。」
「とにかく報告に戻らないと」
有那麼厲害的援助者在,任何行動都有可能發生。
あれほどの助っ人がいるならどんな行動もありえる。
現在不是懊悔的時候。
悔しがっている場合ではない。
一邊在心裡責備自己,艾爾娜回到了阿爾那裡。
自分を心の中で叱咤しながら、エルナはアルの下へ戻るのだった。