最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第三百七十七話 肩膀揉捏
「好,差不多就這樣吧」
「よし、こんなもんか」
經過幾次反覆試行錯誤之後,我總算完成了寫給萊因費爾特公爵的信。
幾度かの試行錯誤の末。俺はラインフェルト公爵への手紙を完成させた。
一開始寫得拐彎抹角,用了像是「如果可以的話請您來」或「應該欠了您人情」之類的說法,但總覺得不對勁。
最初は回りくどい文章を書いた。できれば来てほしいとか、借りがあるはず、みたいな言葉を使ったが、どうしてもしっくりこなかった。
本來就屬於不來就會出問題的情況,結果最後還是落到寫「事態很棘手,請來幫忙」這種內容。
そもそも来てくれないと困るわけで、結局は色々大変だから助けてほしいという文章に落ち着くことになった。
「塞巴斯,把這封信用快馬送到在塔爾的芬那裡。同時,通知格萊斯納侯爵家的龍騎士團來到這裡。」
「セバス。これを早馬でターレにいるフィンの下へ届けろ。同時に、グライスナー侯爵家の竜騎士団にはここへ来るように伝えろ」
「遵命」
「かしこまりました」
再磨蹭下去,很可能就會變成只有莉澤姊姊一個人來的局面。
ぐずぐずしているとリーゼ姉上だけ来るという展開になりかねない。
命令肯定也會送到莉澤那裡,但以莉澤的性格,她會先回信給父上,來回幾封後才會過來。
リーゼ姉上にもきっと命令は届いているが、リーゼ姉上のことだから父上に返事を書いて、いくつかやり取りをしてから来るだろう。
關於戰力、與藩國的戰事,以及之後的打算——要問的事多得說不完。
戦力のこと、藩国との戦争のこと、その後のこと。聞くべきことはいくらでもある。
但,沒有不來這個選項。
だが、来ないという選択肢はない。
藩國是皇太子的仇敵。
藩国は皇太子の仇。
對莉澤姊姊來說,那是她想親手了結的對象。她不會交由他人代辦,父上也知道這一點,所以才打算交給她處理。
リーゼ姉上にとって自分の手で始末をつけたい相手だ。他の者に任せることはしないだろうし、それがわかっているから父上もリーゼ姉上に任せようとしている。
「那麼……來寫給北部貴族的信吧」
「さて……北部貴族への手紙を書くか」
最近老是在睡,或許就是因為這樣,光寫完一封信肩膀就酸痛起來。
最近は寝てばかりいたせいか、手紙を一通書いただけで肩が凝る。
不過,我還沒有能偷懶的餘裕。
しかし、サボれるほどの余裕はまだ俺にはない。
為了日後能敷衍工作,現在就得先努力一下。
適当に仕事をするために、今頑張ることとしよう。
這樣下定決心後,我便坐到書桌前開始動筆。
そう気合をいれて俺は机に向かったのだった。
■■■
■■■
鼓足了幹勁把寫給北部貴族的信草草完成後,我就那樣倒在書桌上趴著。
気合で北部貴族への手紙を書きあげた俺は、そのまま机の上に突っ伏した。
真是累壞了……。
さすがに疲れた……。
「阿爾!完成了喔!」
「アル! できたわよ!」
正這麼想時,艾爾娜沒敲門就闖進了房間。
なんて思っているとエルナがノックもせずに部屋へ入ってきた。
不過,我已經從腳步聲大致猜到了。
もう足音で何となく察しがついていたけれど。
「放在那裡就好」
「そこに置いといてくれ」
「什麼?難道光寫封信就累成這樣?」
「なに? まさか手紙を書いただけで疲れたの?」
「偏偏就是那樣啊?」
「そのまさかだが?」
「真難以置信……多向這世上努力工作的人學學吧。」
「信じられないわ……世の中の働く人たちをもっと見習いなさいよ」
「每個人都有自己的節奏。我寫信也會講究,不像某個人那樣隨便。」
「人には人のペースがあるんだ。俺は手紙を書くのにも気を遣うんだよ。どこぞの誰かさんとは違ってな」
「那是什麼意思!?」
「どういう意味よ!?」
「就是那樣?」
「そのままだが?」
我還是趴著說話,結果被揪耳朵拽起來。
突っ伏した状態のまま喋っていると、耳を引っ張って起き上がらされた。
有點痛。
地味に痛い。
「把那句改掉」
「訂正しなさい」
「拒絕」
「断る」
「哦?是嗎?」
「あら? そう?」
艾爾娜微笑著,然後繞到我背後。
エルナはニコッと笑ってみせると俺の背後に回った。
我還被她的笑容嚇到時,艾爾娜的手已放在我的肩上。
その笑みに戦慄している間に、エルナの手が俺の肩に置かれた。
然後。
そして。
「痛痛!!??痛啊!我說痛了吧!?」
「痛い痛い!!?? 痛い! 痛いって言ってるだろ!?」
「你肩膀還真僵硬呢~我來幫你按摩放鬆!到時候可以感謝我喔?」
「なかなか凝ってるわね~。もみほぐしてあげるわ! 感謝してもいいのよ?」
「這不是在幫我放鬆,是在把我的肩膀壓扁!住手!我的肩膀──!」
「ほぐしてない! 潰してる! やめろ! 俺の肩がぁ!」
這根本不是什麼溫柔的肩部按摩。
肩揉みなんていう生易しいものじゃない。
被肩部壓制的我發出慘叫。
肩潰しを食らった俺は悲鳴をあげる。
聽到我的慘叫,夏爾慌張地闖進房間。
そんな俺の悲鳴を聞きつけ、シャルが慌てた様子で部屋に入ってきた。
「怎麼了!?」
「どうしたの!?」
「夏爾……救命……」
「シャル……助け……」
「明明讓人幫你按摩肩膀了,別擺出受害者的樣子可以嗎?」
「肩揉みをしてもらっておいて、被害者面しないでくれるかしら?」
「我尖叫了出來!!」
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」
看我伸手向夏爾求助不合她心意,艾爾娜的手用力了起來。
シャルに助けを求めようと手を伸ばしたのが気に入らなかったのか、エルナの手に力がこもる。
痛得我往後仰、扭動身體,可艾爾娜的手絲毫不放鬆。
あまりの痛みに背中をそらせて、体をよじるがエルナの手は離れない。
見我那副模樣,夏爾出手相救。
そんな俺を見て、シャルが助け船を出してくれる。
「這、這是不是太過分了?」
「や、やりすぎでは?」
「沒關係,就這一點而已。」
「いいのよ。これくらいで」
「可是……」
「でも……」
「一旦寵壞他他就會徹底偷懶,所以不能縱容他。」
「甘やかすととことん手を抜くから、甘やかしちゃ駄目なのよ」
「……不過,我覺得還是該別讓他受痛。」
「……それでも痛がることはやめるべきかと」
夏爾對艾爾娜反駁道。
エルナの言葉にシャルが言い返す。
兩人的目光交鋒。
二人の視線が交差する。
「如果妳不知道,就讓我來說明。我和阿爾是青梅竹馬,我比誰都清楚該怎麼對付他。別多嘴可以嗎?」
「知らないようなら教えておくわ。私はアルとは幼馴染なの。扱い方は誰よりも心得ているわ。口を出さないでくれる?」
「哦,原來如此。是那個幾度差點把他害死的青梅竹馬嗎?」
「ああ、なるほど。幾度か殺しかけたという幼馴染ですか」
「什、什麼……!?阿爾!?你跟她說了什麼!?」
「なっ……!? アル!? 何を話したのよ!?」
「我只說了事實而已……」
「事実しか話してない……」
「你肯定是添油加醋了吧!?真正差點喪命的也只有一次,對吧!?」
「どうせ脚色したんでしょ!? 本当に死にかけたのは一度だけでしょ!?」
「哪怕只差點死一次就夠了!你要是不稍微手下留情,阿爾會被你弄壞的!」
「一度だけ死にかけたら十分です! 少しは手加減しないとアルが壊れますよ!」
夏爾一邊吐槽艾爾娜,一邊試圖把艾爾娜的手從我身上扯下來。
シャルがエルナに突っ込みながら、エルナの手を俺から引きはがそうとする。
然而,艾爾娜的手一動也不動。
だが、エルナの手はビクともしない。
「能不能放手?我還在按摩中。」
「手を離してもらえるかしら? マッサージの途中なの」
「勇爵家的千金妳或許不清楚,但在一般人的標準裡,會讓人痛得厲害的動作不能稱作按摩。」
「勇爵家のご令嬢はご存じないかもしれませんが、世の中では激しく痛がる行為はマッサージとは言わないんです」
「妳是想說我不懂世事嗎?」
「私が世間知らずとでも言いたいのかしら?」
「才不是。只是覺得妳或許有點缺乏常識罷了。」
「いえいえ。ただ、少々常識が足りてないのでは? と思っているだけです」
艾爾娜的手從我的肩上離開了。
エルナの手が俺の肩から離れた。
我還以為肩膀要消失了。
肩が無くなるかと思った。
摸了摸確定還在之後,我戰戰兢兢地回頭看去。
無くなってないことを手で確認したあと、俺は恐る恐る後ろを振り返る。
只見夏爾和艾爾娜笑著互相瞪著──說不太明白,但也只能這麼形容。他們臉上掛著笑容,卻讓氣氛變得一觸即發。這時我背後開始冒出一身令人不舒服的冷汗。
そこではシャルとエルナが笑顔で睨み合っていた。ちょっと意味がわからないが、そうとしか表現できない。顔は笑顔だが、完全に一触即発の雰囲気だ。なんだか背中に嫌な汗が流れ始めた頃。
房門悄悄被推開了。
そっと部屋の扉が開かれた。
「紅茶時間到囉~」
「紅茶の時間ですよ~」
那聲拖長音調的嗓音,與房間緊繃的氣氛完全不搭。
部屋の張り詰めた雰囲気にそぐわない間延びした声。
門口出現了端著一整套紅茶器具的菲妮。
そこには紅茶の一式を持ってきたフィーネの姿があった。
菲妮絲毫不在意兩人緊繃的氛圍,便開始準備泡紅茶。
ピリピリした二人の雰囲気を気にした様子もなく、フィーネは紅茶を淹れる準備を始めた。
「北部的茶葉和帝都能買到的有些不同。果然產地不同,茶葉也會有差別。我也準備了些甜的茶點,大家休息一下吧。」
「北部の茶葉は帝都で手に入る物とは少し違うんです。やはり産地が違うと茶葉も変わってきますね。甘いお茶菓子も用意したので休憩しましょう」
「啊、啊……真是幫了大忙了」
「あ、ああ……助かるよ」
「真是的……」
「まったく……」
也許被菲妮那不急不徐的態度沖淡了火氣,艾爾娜先一步從我身邊退開了。
フィーネのマイペースさに毒気を抜かれたのか、先にエルナが俺から離れた。
看來她不想在菲妮面前爭執。
フィーネの前でまで争おうとは思わないらしい。
艾爾娜退讓之後,夏爾也退了一步。
エルナが引いたことで、シャルも一歩引く。
就在那時,菲妮為每個人準備了紅茶。
そしてその間にフィーネが人数分の紅茶を用意した。
「請用,阿爾大人」
「どうぞ、アル様」
「謝了。好久沒喝到菲妮的紅茶了呢」
「ありがとう。フィーネの紅茶を飲むのは久しぶりだな」
「是啊,因為有很多事要忙。」
「そうですね。色々と忙しかったですからね」
把迄今為止的種種都一筆帶過說成忙碌,倒也真是菲妮的風格。
これまでの出来事を忙しいと片付けるあたり、フィーネらしい。
把紅茶遞給我之後,菲妮又把一杯遞給了艾爾娜。
俺に紅茶を渡したあと、フィーネはエルナにも紅茶を手渡す。
「艾爾娜大人很了不起,阿爾大人。她迅速制定了侵攻路線,並算出了所需的兵力。把藩國情報帶來的宅邸那邊也都瞪大了眼睛。」
「エルナ様はすごいんですよ、アル様。素早く侵攻ルートを設定して、必要な戦力も割り出してしまいました。藩国の情報を持ってきた屋敷の方も目を丸くしていました」
「果然辦事很快啊」
「さすがに仕事が早いな」
「當、當然了吧?別把我和阿爾混為一談」
「と、当然でしょ? アルと一緒にしないで」
說著這句話,艾爾娜撇過頭去。
そう言いながらエルナがそっぽを向く。
被誇獎了,應該很高興吧。
褒められて嬉しいんだろうな。
菲妮帶著溫柔的笑容注視著那樣的艾爾娜後,將紅茶遞給了夏爾。
フィーネはそんなエルナを微笑ましそうに見つめたあと、シャルに紅茶を手渡した。
「請用」
「どうぞ」
「謝謝您」
「ありがとうございます」
「夏洛特小姐好像是羅恩斯坦公爵的孫女。聽說我父親曾多次與那位公爵在戰場上並肩作戰,兩家私下也有交情。」
「シャルロッテさんはローエンシュタイン公爵の孫娘だとか。私の父は幾度か公爵と戦場を共にした仲だそうで、個人的お付き合いがあったそうです」
「是這樣嗎?我還是第一次聽說。祖父不太談自己的事。」
「そうなのですか? 初耳です。祖父はあまり自分のことは語らなかったので」
「優秀的人通常不會多談自己。我父親在信中也為失去那位令人惋惜的人而哀傷。克萊內爾特公爵家正著手支援北部。如有任何困難請盡管說,我們會全力支援。」
「優れた方は自分語りをしないものです。惜しい方を亡くしたと父も手紙で嘆いておりました。クライネルト公爵家は北部への支援に動いています。何か困りごとがあれば何でも言ってくださいね。全力で支援します」
「……感謝您,菲妮大人」
「……感謝します。フィーネ様」
「不,這是理所當然的。另外,能不能不要對我用『大人』這種稱呼?既然對阿爾是直呼其名,卻對我加上『大人』,那不奇怪嗎?」
「いえ、当然のことですから。それと様付けはやめていただけませんか? アル様が呼び捨てなのに私に様づけというのはおかしいでしょう?」
「不過……」
「ですが……」
「請隨意叫我菲妮。我也會稱呼夏洛特小姐為夏爾小姐。若我們變得要好,西部與北部之間會有交流。這也是為了領地的緣故。」
「どうぞフィーネと気軽に呼んでください。私もシャルロッテさんのことをシャルさんとお呼びします。私たちが仲良くなれば、西部と北部で交流が生まれるでしょう。これも領地のためと思って」
說著,菲妮眨了眨眼,等著夏爾叫出自己的名字。
そう言ってフィーネはウィンクしてシャルが自分の名前を呼ぶのを待った。
夏爾猶豫了一會兒,但也許是被為了領地這番話說服了,他戰戰兢兢地低聲說道。
しばらく迷っていたシャルだが、領地のためというのに負けたのか、恐る恐る呟く。
「那麼……請允許我稱呼您為菲妮。」
「では……フィーネと呼ばせていただきます」
「敬語也可以。若能像對待阿爾那樣和我相處就好了。」
「敬語も結構です。アル様に接するようにしていただけると幸いです」
「……我知道了。不過,我不知道該怎麼和同年代的女孩子相處。因為身邊沒有這樣的人……」
「……わかったわ。けど、同年代の女の子への接し方ってわからないの。周りにいなかったから……」
「真的嗎?我也是。真是彼此相似呢」
「本当ですか? 私もそうなんです。似た者同士ですね」
菲妮這麼說著,便與夏爾融洽地聊了起來。
そう言ってフィーネはシャルと仲良く話し始めた。
夏爾似乎也覺得和菲妮好聊,開始放鬆下來。
シャルもフィーネとは喋りやすいらしく、肩の力を抜き始めていた。
感覺到氣氛不再那麼緊繃,我鬆了一口氣。
雰囲気がぴりついたものではなくなったのを感じて、俺はホッと息を吐く。
真是多虧有菲妮在場。
本当にフィーネがいてくれて助かった。
照那樣下去恐怕就會演變成一場爭吵。
あのままだったら喧嘩に発展していたかもしれない。
夏爾和艾爾娜的爭吵可不是鬧著玩的。
シャルとエルナの喧嘩は洒落にならない。
但是……在莉澤姊姊不在的情況下就已經是這樣了。
しかし……リーゼ姉上がいない状態でこれだ。
一旦莉澤姊姊來了,局面將會無法收拾,這是顯而易見的。
リーゼ姉上が来たら収拾がつかなくなるのは目に見えている。
果然還是得讓萊因費爾特公爵來才行。
やはりラインフェルト公爵には絶対に来てもらわないとだな。
帶著那個決心,我喝著紅茶。
そう決心しながら、俺は紅茶を飲むのだった。