首頁 目錄

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第三百五十一話 決戰場

「初次見面,雷歐納爾特殿下。我是茲瓦伊克侯爵的孫女,夏洛特。」

「お初にお目にかかります。レオナルト殿下。ツヴァイク侯爵の孫娘、シャルロッテと申します」

「初次見面,夏洛特小姐。突然透過傳令就請妳幫忙,抱歉。」

「初めまして、シャルロッテ嬢。伝令でいきなりお願いごとをして申し訳ない」

撤退後的雷歐正在接受夏洛特的問候。

撤退したレオはシャルの挨拶を受けていた。

山火發生時,雷歐率先向夏洛特發出傳令。

山火事が起きたとき、レオは真っ先にシャルへ伝令を出した。

請她用水魔法協助撲滅火勢。

水魔法による消火を手伝ってほしいと。

夏洛特同意後,將追擊的任務交給雷歐,轉而去處理山火。

シャルはそれを了承し、追撃をレオに任せて山火事への対処に移ったのだ。

「不,我們不能對火勢置之不理。」

「いえ、火事を放置もできませんから」

「真是幫了大忙,還有妳帶來的援軍,時機剛好。」

「助かったよ。それと援軍も。いいタイミングだった」

「能為殿下效力,令我榮幸。」

「殿下のお力になれたのなら幸いです」

夏洛特也沒有提起阿爾。

シャルもまたアルのことを話さなかった。

情報可能從任何地方洩漏。

情報はどこから漏れるかわからない。

若情報落入敵手,敵人可能會假裝與雷歐決戰,實際上攻擊阿爾。

敵に情報が漏れたら、レオと決戦と見せかけてアルに攻撃をするという流れになりかねない。

「總之我們已經突破包圍,夏洛特小姐,妳認為接下來敵人會怎麼行動?」

「とりあえず包囲を破ることはできた。シャルロッテ嬢、これから敵はどう出ると思う?」

這是在試探夏洛特的問題。

それはシャルを試す質問だった。

僅從援軍到達的時機就能看出她對周遭有相當的察覺,但還不確定她能讀到多深的戰局。

援軍のタイミングだけでも十分、周りが見えていることはわかっているが、どこまで戦局を読めるのか。

要委以重任與否,就得看她的能力。

その能力次第で任せることが変わってくる。

「不管以何種形式,敗戰就是敗戰。敵人渴望勝利,會集結兵力發動決戰。敵方沒有餘力去開展多條戰線。」

「どういう形であれ、敗戦は敗戦。敵は勝利を欲しています。軍勢を集結して決戦を仕掛けてくるでしょう。複数の戦線を構築するほど敵に余裕はありませんから」

雷歐聽了夏洛特的回答,點了點頭。

シャルの答えにレオは一つ頷く。

那與雷歐的想法一致。

それはレオと同じ考えだった。

從情勢與戈登個性來看,他在敗後採取消極策略的機率不高。

状況的にもゴードンの性格的にも、負けたあとに消極的な作戦を取るとは考えにくい。

戈登親自率軍決戰的可能性最大。

ゴードン自ら率いての決戦が最も確率が高い。

「那麼,你認為我們應該怎麼做?」

「では、僕らはどうするべきだと思う?」

「我們也要集結兵力。雖然拖延時間可能會讓敵方援軍抵達,但軍勢越大,敵人越會面臨糧秣問題。」

「こちらも戦力を集結させましょう。時間をかければ敵に援軍が到着するかもしれませんが、大軍勢になればなるほど、敵は兵糧に困ります」

「很好,就照這樣辦。我希望你能在我身旁提出意見,可以嗎?」

「よろしい。それで行こう。君には僕の傍で意見を言ってほしい。いいかな?」

「是,請交給我。」

「はい。お任せください」

雷歐決定將夏洛特納為側近,並命令全軍入城。

シャルを側近に加えることを決めたレオは、全軍に対して城に入るように指示した。

並派快馬去找哈尼許將軍。

そしてハーニッシュ将軍へ早馬を出した。

是急令,命他立即前來會合。

至急、こちらに合流せよという早馬だ。

雙方軍隊朝著決戰開始行動。

両軍は決戦に向けて動き出したのだった。

■■■

■■■

距離亨利克的敗戰已過一週。

ヘンリックの敗戦から一週間。

戈登與威廉正在重整全軍。

ゴードンとウィリアムは全軍の再編成にあたっていた。

在二萬二千的亨利克軍中,成功撤退的是一萬五千,近七千士兵未能撤離。

二万二千のヘンリック軍のうち、撤退に成功したのは一万五千。七千近くの兵が撤退に失敗した。

有人在戰場上陣亡,也有人逃亡。

戦場で散った者もいるだろうし、逃亡した者もいるだろう。

敗北的事實與七千的損失,代價絕非小事。

敗北したという事実と七千という損失。それは決して安くはなかった。

「幸運的是,損失大多屬於藩國軍。」

「幸いだったのは損失の大半は藩国軍だったことか」

威廉對戈登的話無言以對。

ゴードンの言葉にウィリアムは何も言わない。

因為他不想說官兵的損失是件幸事。

兵の損失を幸いだったとは言いたくなかったからだ。

但他也沒有否認,那畢竟是事實。

しかし、否定もしない。事実だからだ。

當初,作為援軍來到戈登軍的有聯合王國軍五千、藩國一萬五千,約合二萬人。

当初、ゴードン軍に援軍としてやってきた軍は連合王国軍五千、藩国一万五千の約二万。

其中,聯合王國軍五千與藩國軍五千共一萬人隨從於威廉;另外五千歸屬戈登,剩下的五千則與亨利克一起併入威廉軍。

そのうち連合王国軍五千と藩国軍五千の合計一万はウィリアムに付き従っており、五千はゴードン、残りの五千はヘンリックと共にウィリアム軍に合流した。

之後聯合王國軍與部分帝國軍脫離,亨利克軍因此敗北。

そこから連合王国軍と一部の帝国軍が離脱し、ヘンリック軍は敗北した。

然而被擊敗損失的七千人大多是藩國軍。原本士氣與訓練就較差,加上被配置於前線,無法妥善應對而遭到奇襲,這是主要原因。

しかし、損失を受けた七千の大半は藩国軍の兵士だった。元々士気や練度に劣るというのもあるが、前線に配置されており、対応することもできずに奇襲を食らったのが大きかった。

或許逃兵也不少,但那不是現在要考慮的事。

逃亡兵も多いだろうが、そこは今考えるべきことではない。

雖然人數減少,但戰力並未明顯削弱。

数こそ減ったが、戦力的にはそこまで減っていない。

這是威廉與戈登的共同認識。

それがウィリアムとゴードンの共通認識だった。

「既然由你出戰,帝國軍就該集中對付你。我則率領聯合王國軍與藩國軍。」

「お前が出る以上、帝国軍はお前に集中したほうがいいだろう。私は連合王国軍と藩国軍を率いる」

「別無他法。來自聯合王國的援軍有多少?」

「それしかないだろう。連合王国からの援軍は?」

「大約一萬,全部是聯合王國軍。藩國已無餘力再出兵。」

「およそ一万。すべて連合王国軍だ。もう藩国には兵を出す余裕はないからな」

「加上負責維斯馬爾守備的貴族軍與待命部隊,總兵力約六萬出頭。」

「ヴィスマールの守備を任せていた貴族軍や待機部隊も加えて、総勢六万ちょっとか」

戈登對這個數字感到不滿。

ゴードンとしては不満のある数字だった。

本來戈登軍四萬,加上兩萬援軍成為六萬。雖有七千損失,但以一萬援軍即可補足。

元々、ゴードン軍は四万。そこに援軍二万が加わって六万。七千の損失があったとはいえ、一万の援軍で補えた。

然而戈登原本預期會有更多來自帝國各地的將領與部隊加入。

しかし、ゴードンの予定ではさらに帝国中から将軍と軍が加わるはずだった。

當然有部隊加入,但數量遠低於預期。

もちろん加わっている軍もいるが、それは予定よりもかなり少ない。

考慮到要維持已據守的據點,可動用兵力約為六萬。

確保している拠点の維持を考えれば、使える兵力は六万。

對方雷歐的兵力在三萬至四萬之間,但有情報指出北部貴族正在行動,仍有增加的可能。

対するレオの兵力は三万から四万。しかし北部貴族が動いているという情報もあり、まだまだ増える可能性がある。

「想要確實取勝,就必須慎選戰場。」

「確実に勝つためには戦場を吟味する必要があるな」

「問題是對方會不會上鉤。不能選太露骨的戰場。」

「問題は向こうが乗ってくるかどうかだが。あまりに露骨な戦場は選べんぞ」

「以雷歐納爾特的個性,他應該想盡快結束這場戰鬥,會咬牙接受某些不利的條件而投入決戰。」

「レオナルトの性格的にこの戦、すぐに終わらせたいと考えるはず。多少の不利は飲み込んで決戦に乗ってくる」

「我們也不希望長期戰,糧草問題也是一大考量。」

「長期戦はこちらも望むところではないからな。兵糧の問題もある」

說著,威廉與戈登攤開地圖,討論在哪裡採取何種作戰會最有利。

そう言いながらウィリアムとゴードンは地図を広げ、どこの戦場でどういう作戦を行うのが有利か。

他們便開始了那場討論。

そんな話し合いを始めたのだった。

那是過去在聯合王國多次出現的景象。

それはかつて連合王国で幾度も行われた光景だった。

討論持續了一陣子,最終集中到一個地方。

しばし、その話し合いは続き、やがて一つの場所に収束していく。

「果然還是只有這裡了……」

「やはりここしかないか……」

威廉這麼說著,在地圖上指向那個位置。

ウィリアムはそう言って地図上の場所を指さす。

那是一片平原。

そこは平原だった。

但北方被群山包圍,南方有河流環繞,是一個能將兵力向前集中的地形。

しかし北は山、南は川に囲まれており、前方に集中することができる地形。

只要掌握山地,就能保持壓倒性的優勢。

山を確保しておけば圧倒的な優位を保てる。

「奧斯特平原……只要確保北方的海納山,勝利無庸置疑。」

「オスター平原……北にあるハイナ山を確保しておけば、勝利は間違いない」

奧斯特平原位於雷歐的城與維斯馬爾之間,幾乎居中。

オスター平原はレオの城とヴィスマールとのほぼ間にある平原だった。

從距離上戈登一方稍近,但以此距離,雷歐也很可能接受決戰。

やや距離的にはゴードンたちのほうが近いものの、この距離ならレオも決戦に応じる可能性は高い。

平原寬廣,足以部署數萬兵力,對戈登等人而言是最佳戰場。

両軍数万の兵士が展開するだけの広さもあり、ゴードンたちからすれば最善の戦場といえた。

「問題是如何誘導雷歐納爾特上鉤……」

「問題はレオナルトの誘い方だが……」

「我就故意行動,讓人看起來像是把全軍調到這裡。雷歐納爾特會察覺戰場並想搶先到達,但如果你已率龍騎士團占領山地,這個安排應該沒問題。」

「俺があえて動こう。全軍をここに向かわせているように見せる。レオナルトはすぐに戦場を察し、先回りしようとするが、すでにお前が竜騎士団で山を占拠している。その手はずならば問題あるまい」

「如果他不上鉤怎麼辦?」

「乗ってこない場合はどうする?」

「就重訂戰略。但對方也沒什麼餘裕,就算覺得是圈套也會上來的。」

「戦略の練り直しだ。だが、向こうとて余裕はない。罠と感じても乗ってくるだろう」

「那就好。剩下的問題只有一個了。」

「ならばいい。残りの問題は一つだな」

「嗯?還有其他問題嗎?」

「うん? ほかに問題があるのか?」

威廉聽了戈登的話後點頭。

ゴードンの言葉にウィリアムは頷く。

然後在平原上放了兩個棋子。

そして駒を平原に二つ置いた。

一個是雷歐的軍隊,另一個是戈登的軍隊。

一つはレオの軍、もう一つはゴードンの軍。

威廉又在戈登軍的後方放了一枚棋子。

さらにウィリアムはゴードンの軍の後ろに駒を置いた。

「因為被山與河阻隔,這片平原上沒有向側翼撤退的選項。如果後方被堵住,就會遭到夾擊。」

「山と川に阻まれているため、横に逃げるという手段がこの平原ではない。後方を塞がれれば挟撃されてしまう」

「沒有要夾擊的軍隊。」

「挟撃する軍はいない」

「北部貴族正在蠢動,不能大意。」

「北部貴族が動いている。油断はならん」

「即便他們行動,決定戰場的是我們。考慮到距離,他們沒時間繞到後方;再者若我們掌握山地,龍騎士的警戒範圍會擴大,要從中偷偷繞到後方出現不可能。」

「奴らが動いたとしても、戦場を決めるのはこちらだ。距離を考えても後方に回り込む時間はない。それに山を取っていれば、竜騎士たちの警戒範囲も広がる。それを掻い潜り、後ろに現れるなどありえん」

「確實如此,不過……」

「たしかにそうだが……」

「你想太多了。萬一敵人出現在後方,也可以集中兵力突破一側。總之只要不把山地拱手讓人,在這片平原就能佔優勢。」

「心配しすぎだ。万が一、敵が後ろに現れたとしてもどちらかに集中して突破すればいい。とにかく山を渡さなければ、この平原では優位に立ち回れる」

戈登說得沒錯。

ゴードンの言うことに間違いはなかった。

在與戈登對峙的部隊中,最前線是雷歐一方,北部貴族的軍隊則更在後方。

ゴードンたちと対峙する軍の中で、最前線にいるのはレオたちの軍であり、北部貴族の軍はさらに後方。

要從後方包抄戈登等人並不現實。

ゴードンたちの裏を取るのは現実的ではない。

「戈登……或許我想太多了,但皇帝沒有行動,這不覺得有點詭異嗎?」

「ゴードン……確かに私の考えすぎかもしれん。だが、皇帝は動かん。不気味ではないか?」

「皇國還忙著對付王國與其他勢力。若動用軍隊,援軍會支援哪一方就難以預料了。」

「皇国と王国の相手に忙しいのだ。軍を使えば、どちらの援軍になるかわからんしな」

「沒錯,正是如此。但若太過以己方立場樂觀推測,難道不危險?難道不能想想皇帝或許已經派援軍過來了嗎?」

「そうだ、その通りだ。だが、あまり自分たちの都合のいいように考えるのは危険ではないか? 皇帝はすでに援軍を送り込んでいるとは考えられないか?」

「沒有收到軍隊已經行動的報告啊?」

「軍が動いたという報告はないぞ?」

「在帝都的敗戰,是被雷歐納爾特和另一個人阿爾諾爾特攪局造成的。如果阿爾諾爾特已經進入這北部地帶……總覺得他會做出什麼驚人之舉。」

「帝都での敗戦は、レオナルトともう一人、アルノルトにかき回されたからだ。アルノルトがこの北部に入っているとすれば……何かとんでもないことをするように思えてならない」

「你太多疑了。帝都是他的地盤,但北部不同,不需過度警惕。」

「警戒しすぎだ。帝都はあいつの庭だった。しかし、北部は違う。警戒する必要はない」

戈登笑著不以為意地撇開了威廉的話。

そう言ってゴードンはウィリアムの言葉を笑って流した。

然而威廉臉色仍然沉重。

しかし、ウィリアムの顔は晴れない。

正因為覺得自己佔優勢,才會更忍不住起疑心。

自分たちが優勢に思えるからこそ、どうしても疑ってしまうのだ。

他在想,會不會有人顛覆這一切。

それをひっくり返す者がいるのでは、と。

但他也想不出其他妙策。

だが、他に妙案が思いつくわけでもなかった。

結果,戈登軍便將奧斯特平原定為決戰場。

結局、ゴードン軍はオスター平原を決戦場と決めたのだった。