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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第二百八十七話 異常者的目的

把リナレス留在原地,我帶著フィーネ來到皇國東部的一座地下城。

リナレスを置いて、俺はフィーネを伴って皇国東部にあるダンジョンに来ていた。

因為這裡有ノーネーム來過的地下城。

ここにノーネームが来たダンジョンがあるからだ。

「第一次進入地下城!」

「ダンジョンに入るのは初めてです!」

「最近連地下城也很少見了」

「最近はダンジョンも珍しいからな」

地下城是指古代魔法文明的遺跡、惡魔所造的構築物,或各式各樣建造物的總稱。

ダンジョンとは古代魔法文明の遺跡だったり、悪魔が作った物だったり、多種多様な建造物の総称だ。

大多數地下城連進入本身就困難,即便進去也得對付怪物或防衛機構。

大抵は入るのにすら苦労するし、中に入ったとしてもモンスターや防衛機構の相手をする必要がある。

地下城裡的怪物往往是在隔離環境中倖存下來的殘存種,或是適應特殊環境而出現的新種,能稱得上普通反而少見。

ダンジョン内のモンスターは隔離された中で生き残ったモンスターだったり、特殊な環境に適応した新種だったりと、普通であることのほうが珍しい。

防衛機構多為古代魔法文明時代的遺留物,其中許多都相當強力,就連殘骸也價值不菲。

防衛機構は古代魔法文明時代の物で、強力なモノも多く、その残骸ですら高値がつく。

儘管有這些障礙,大陸各地仍有人不斷踏破地下城;近來甚至少到幾乎聽不到『地下城』這個詞。

そういう障害がありつつも、大陸各地でダンジョンは踏破され続けてきた。最近ではダンジョンという言葉を聞かなくなるほどだ。

為什麼呢?

なぜか?

因為古代魔法文明遺跡的深處眠藏著如今無法複製的珍貴之物;而惡魔所造的建築中,則多藏有魔王軍時代的遺物。

古代魔法文明の遺跡の奥には、今では再現できない貴重品が眠っており、悪魔が作った建造物は魔王軍時代の遺物が多く眠っている。

那些東西值得冒險去奪取。

それは危険を承知で取りに行く価値がある物だった。

「作為魔法先進國,皇國對地下城的發掘相當積極。現今大陸上,應該是最有可能發現地下城的國家了。」

「魔法先進国である皇国はダンジョンの発掘に積極的だ。今の大陸じゃ一番、ダンジョンが発見される可能性のある国だろうな」

我邊說邊看向那扇彷彿埋於山中的人工之門。

言いながら俺は山に埋もれるように作られた人工的な扉を見る。

大概就是古代魔法文明時代留下的設施吧。

古代魔法文明時代の施設といったところだろうか。

裡面大概睡著許多珍貴的道具與武器吧。

中には貴重な道具や武器が眠っているんだろうな。

既然連ノーネーム都會來,應該不至於早被洗劫一空。

ノーネームが行くぐらいだから、すでに漁られたあとなんてことはない。

「那地方看起來很合他的胃口。」

「あいつが好きそうな場所だな」

「ノーネーム先生喜歡地下城嗎?」

「ノーネームさんはダンジョンが好きなんですか?」

「可以說是喜歡吧。對那傢伙來說,既滿足興趣又有實益的行動,正合適。」

「好きといえば好きだろうな。あいつの趣味と実益を兼ねた行動にはうってつけだ」

「興趣與實利?」

「趣味と実益?」

「ノーネーム是個充滿謎團的人。成為SS級冒險者已超過半世紀,卻沒見到他有衰退。他是人類還是亞人都說不清;但他一以貫之的行為,就是提升那把魔劍的等級。」

「ノーネームは謎の多い奴だ。SS級冒険者になって既に半世紀以上。しかし、衰えは見えない。人間なのか亜人なのかもわからない。だが、一貫する行動は魔剣のレベル上げだ」

「提升等級?是指精進使用技巧之類的嗎?」

「レベル上げですか? それはより扱い方を極めるといったような?」

「不是。那把他鍾愛的劍名為『冥神(ディス・パテル)』。大概是在魔劍之列中最強的一把。其特性是吞噬魔力,會吸收魔力並成長。」

「違う。奴の愛剣の名は〝冥神(ディス・パテル)〟。おそらく魔剣という括りの中では最強の魔剣だ。その特性は魔力喰い。魔力を吸収して成長する魔剣なんだ」

「居然存在那樣的魔劍……」

「そんな魔剣が存在するんですね……」

フィーネ驚訝地低聲喃喃。

驚いたようにフィーネがつぶやく。

那當然令人驚訝。

そりゃあ驚くだろうな。

會成長的魔劍已經超越了劍的範疇。

成長する魔剣なんて、もはや剣の枠組みを超えている。

「他的目標是用這把魔劍超越聖劍。為此他攻略地下城、討伐強力怪物。他以皇國為中心行動,是因為那裡比較容易發現地下城。」

「奴の目的はこの魔剣で聖剣を超えること。そのために奴はダンジョンを攻略したり、強力なモンスターを討伐したりしている。皇国を中心に動いているのは、ダンジョンが見つかりやすいからだ」

「說到聖劍,不就是エルナ大人的聖劍嗎……?要超越那把?」

「聖剣というと、エルナ様の聖剣ですよね……? あれを超える?」

「對知道那威力的人而言,是愚蠢的挑戰……但認真做這事的,正是ノーネーム。」

「まぁあの威力を知る者からすれば、馬鹿げた挑戦だが……それを本気でやっているのがノーネームだ」

SS級冒險者居然當真要超越聖劍。

SS級冒険者が本気で聖剣を超えようとしている。

這是前所未有的挑戰,因為當前大陸上的武器中,聖劍絕對是最強。

かつてない挑戦だ。現在、大陸にある武器の中で聖剣は断トツで最強の武器だからだ。

曾連魔王都擊敗的人類王牌。

魔王すら滅ぼした人類の切り札。

要超越那把劍,意味著什麼?

それを超えるということはどういうことを意味しているのか?

聖劍只有少數擁有アムスベルグ家血脈的人能使用。換言之,超越聖劍就是超越アムスベルグ家。

聖剣はアムスベルグ家の血を引く一握りしか使えない武器だ。つまり、聖剣を超えるということはアムスベルグを超えるということ。

「超越勇者。那就是ノーネーム的目的。」

「勇者を超える。それがノーネームの目的なんだよ」

我一邊進入地下城一邊向フィーネ解釋。

俺はダンジョンに入りながらそうフィーネに説明する。

作為帝國的人,對ノーネーム那幾乎令人懷疑理智的目標,フィーネ似乎震驚得連初次環視地下城的餘裕都沒有。

帝国に生きる者としては正気を疑いかねないノーネームの目的に、フィーネは初めてのダンジョンを見渡す余裕もないほど衝撃を受けたようだ。

老實說,聽到那個時候我也一陣後退。

ぶっちゃけ、それを聞いたときは引いた。

就連エルナ所用的聖劍也非全力所發,聖劍仍未揭示全部力量。但即便如此,我現在也不打算去超越那把劍。

エルナが使う聖剣ですら全力ではない。聖剣はいまだその力を明かしてはいない。だが、俺は現時点ですらあれを超えようとは思わない。

「真不愧是SS級冒險者啊……」

「さすがSS級冒険者というべきでしょうか……」

「光憑這目標,那傢伙就是大陸數一數二的異常者。他徹底之處,在於為了目的不擇手段。」

「その目的だけであいつは大陸屈指の異常者だからな。徹底しているのはそのために手段を選ばないところだよ」

我無奈地嘆了口氣。

俺は呆れたため息を吐く。

他能成為SS級冒險者,是因為他為了目的相當講求效率。

あいつがSS級冒険者でいるのは、目的のために効率的だからだ。

冥神無論是從怪物身上還是其他魔劍身上,都能吸收魔力。條件是要破壞:在討伐怪物的瞬間、或在破壞魔劍的瞬間,冥神便會在那一刻吸收目標的魔力並成長。

冥神はモンスターからだろうが、他の魔剣からだろうが魔力を吸収できる。条件は壊すこと。モンスターを討伐する瞬間、魔剣を壊す瞬間、その一瞬で冥神は対象の魔力を吸収して成長する。

成為SS級冒險者後,能與強大怪物交戰,也會對付犯罪者,是令魔劍成長的絕佳機會。

SS級冒険者となれば強力なモンスターとも戦えるし、犯罪者とも戦う。魔剣を成長させるにはうってつけだ。

「我第一次遇到他是在兩年前。他當時說皇國的地下城正逐漸枯竭。」

「奴に初めて会ったのは二年前。その時に奴は皇国のダンジョンが枯渇しつつあると言っていた」

「作為魔法先進國,國內的地下城已被調查得差不多。若從整個大陸來看地下城數量在減少,那在皇國找不到地下城也只是時間問題。」

「魔法先進国として国内のダンジョンを調べ尽くしているわけですからね。大陸全体で見てもダンジョンが少なくなっているなら、皇国では見つからなくなるのは確かに時間の問題でしょうね」

雖然數量不多,但皇國憑藉優秀的調查力仍發現了相當數量的地下城。

数は少ないが、優れた調査力で皇国は一定のダンジョンを発見していた。

然而若在他國做同樣的事,會找到更多地下城。

しかし、同じことを他国でやればもっとダンジョンは見つかる。

「所以他告訴我,他也想去帝國。」

「だからあいつは俺に言ったんだ。自分も帝国に行きたいってな」

「那個……實在是……」

「それは……さすがに……」

「兩個SS級冒險者實在是戰力過剩,我當時叫你放棄……」

「SS級冒険者が二人なんてさすがに戦力過多だからな。その時は諦めろといったが……」

致力於異常目標的ノーネーム不可能輕言放棄。

異常な目的に邁進するノーネームが諦めるわけがない。

大概若說在靈龜事件時向上層控訴的SS級有人,那應該是ノーネーム。從其他人的反應看來,他們並沒有展現出對我的敵意。

たぶんだが、霊亀のときに上層部へ訴えたSS級がいるとすればノーネームだ。これまでの他の連中の反応じゃ、俺に対抗心を燃やしている感じはなかった。

那他很可能希望我離開帝國,並付諸行動。

なら俺が帝国から離れることを望み、動いた可能性は十分にある。

這樣一來說服便非常困難。

そうなると説得は非常に難しい。

他甚至可能以讓我離開帝國作為交換條件。

対価として帝国から離れろと言われかねないしな。

如果只是我離開,我可以接受。リナレス的提案就是如此:不在帝國配置任何SS級。

俺が離れるだけなら受け入れることはできる。リナレスの提案はそういうものだ。帝国にSS級は置かないという案だ。

但若是改由ノーネーム留在帝國,那情況就不同了。

しかし、俺の代わりにノーネームが帝国に居座るというなら話は違う。

我不認為ノーネーム能與アムスベルグ家建立良好關係。

ノーネームがアムスベルグ家と良好な関係を作れるとは思えない。

「要是那傢伙來到帝都,被エルナ挑釁就麻煩了……」

「あいつが帝都に来て、エルナに喧嘩を売られても困るしな……」

「那帝都恐怕會被毀掉……」

「帝都が壊れてしまいます……」

「我可以斷言,他遲早會那麼做。只要他確信魔劍已超越聖劍。」

「断言してもいいが、いずれ奴はそれをやる。魔剣が聖剣を超えたと確信したらな」

我一邊說一邊環顧四周。

そう言いながら俺は周囲を見渡す。

眼前是鎧甲人偶的殘骸,應該是為守護這處設施所製的某種防衛機構。

あるのは鎧人形の残骸。おそらくこの施設を守るように作られた防衛機構の一種だ。

那些全都被破壞了,徹底得讓人驚訝。

それはすべて壊されている。徹底的に、だ。

多虧如此,我和フィーネ才能毫無阻礙地向裡面前進。

おかげで俺とフィーネは一切、妨害を受けずに奥へ進めた。

從這情況看來,ノーネーム是將這座地下城逐一踏破,並摧毀所有防衛機構。

この様子だと、ノーネームはこのダンジョンを余さず踏破しながら防衛機構を潰している。

真是他的作風。

奴らしいな。

「他已經離開了嗎?」

「もう出てしまった後なのでしょうか?」

「不,在下面。我感覺到一股獨特的魔力。」

「いや、下にいる。独特の魔力を感じる」

這不是他本人的魔力。

これは奴の魔力じゃない。

身為SS級冒險者的ノーネーム本身就是壓倒性的強者,但在他周遭盤繞著足以掩蓋這實力的魔力。

SS級冒険者であるノーネームは個人としても圧倒的な実力者だ。しかし、それを覆い隠すほどの魔力が奴の周りには渦巻いている。

那是冥神(ディス・パテル)的魔力。

冥神(ディス・パテル)の魔力だ。

「我帶妳來是因為若只有我和他,可能會爆發戰鬥……妳害怕嗎?」

「俺と奴だけだと戦闘になりかねないから君を連れてきたが……怖いか?」

「不,只要與シルバー大人在一起就沒問題。」

「いえ、シルバー様と一緒なら平気です」

「平常我會說交給我就行,但這次我沒有把握。最壞情況下若戰鬥發生,我會以傳送逃走。要一邊保護你,我反而可能成為魔劍的祭品。」

「いつもなら任せろと言いたいところなんだが、今回ばかりは自信がない。最悪、戦闘になったら転移で逃げるぞ。君を守りながらじゃ俺が魔剣の餌食になりかねん」

因為有被擊退反殺的可能,ノーネーム不會對SS級冒險者動手;那樣他甚至可能被剝奪SS級的地位。

自分が返り討ちになる可能性があるから、ノーネームはSS級冒険者には手を出さない。SS級冒険者の地位も剥奪されかねないしな。

然而現在我背負著フィーネ這個負擔,且受到公會評議會的注視。

しかし、今の俺はフィーネというハンデを背負っており、ギルド評議会からも睨まれている。

在這種條件下他有可能出手。不過我認為他不會在フィーネ面前那樣做。

この条件なら仕掛けてきかねない。まぁフィーネがいる前でそんなことはしないと思っているが。

畢竟他還算是個冒險者。

あれでも一応は冒険者だしな。

但讓人無法把握的,正是ノーネーム這個人。

だが、確信できないのがノーネームという人物だ。

我和フィーネ沿著長長的階梯向下行。

俺とフィーネは長い階段を下っていく。

接著來到一個極為寬廣的空間,想必是地下設施。

すると、とんでもなく広い空間に出た。きっと地下施設だ。

可能是實驗場,寬到足以進行軍事演習。

実験場だったのかもしれない。軍の演習ができそうなほど広い。

在中央,靠近巨大鎧甲人偶殘骸的地方。

その中央。巨大な鎧人形の残骸の近く。

他在那裡。

奴はいた。

「――ノーネーム」

「――ノーネーム」

我喊出名來,他回頭。

俺が名を呼ぶと奴は振り返る。

雖然剛經過戰鬥,卻穿著一塵不染的白袍,臉上戴著黑色面具。

戦闘の後だというのに一切汚れのない白装束に、顔を覆う黒い仮面。

手中握著一把黑得讓人心生不安的魔劍。

手には禍々しいほど黒い魔剣が握られていた。

「午安,シルバー。你親自來見我,有何貴幹?」

「ごきげんよう。シルバー。あなたから会いに来るとはどんな用件ですか?」