最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第二百七十六話 覺醒
久等了。從今天起第八部開始了(`・ω・´)ゞ
お待たせしました。今日から第八部開始です(`・ω・´)ゞ
「唉……真是的。簡直是能想像到的最糟糕發展。」
「はぁ……まったく。考えうる限り最悪の展開だ」
我在房間裡這麼抱怨著。
部屋の中でそう俺は愚痴る。
對那樣的我,菲內笑眯眯地看著我。
そんな俺に対して、フィーネがニコニコと笑う。
「是嗎?我很期待。」
「そうでしょうか? 私は楽しみです」
「別這麼說了,你最好現在就放棄那份期待。『他們』可不是你想像的那種人。他們是大陸屈指可數的實力者,同時也是性格上有嚴重問題的傢伙。」
「悪いことは言わないから、その楽しみは今すぐ捨てたほうがいい。〝奴ら〟は君が思うような連中じゃない。大陸屈指の実力者であり、同時に大陸屈指の性格破綻者どもだ」
「相當大的評價呢。順帶一提,你也屬於那個範疇嗎?」
「ずいぶんな評価ですね。ちなみにその括りにあなたは入りますか?」
「我是正常的。比起那群人來,應該會被認為是有常識的人吧。」
「俺はまともだ。あいつらと比べたら常識人だと思われる程度には、な」
「原來如此。那件事等見了面再說吧。」
「なるほど。それについては会ってから考えますね」
菲內咯咯笑著回答。
クスクスと笑いながらフィーネは答える。
她那副彷彿在說『真是麻煩的人』的神情,讓我在面具下皺起眉頭。
困った人だと言わんばかりの態度に、俺は仮面の中で顔をしかめる。
可惡,這就是為什麼我不想和其他人有瓜葛。只因為同階級,就被當成同類看待。
くそっ、だから他の奴らと関わるのは嫌なんだ。同じ階級というだけで、同類のように扱われる。
非常不愉快。
非常に不愉快だ。
「聽著,菲內。別因為我們同為SS級冒險者就把我和那些傢伙放在同一類。我被混為一談讓我難以接受。」
「いいかい? フィーネ。同じSS級冒険者だからといって、俺をあいつらと同列に置かないでくれ。一緒にされるのは心外だ」
「大陸上只有五位SS級冒險者。性格上多少有些問題也是難免的吧?卓越者在普通人眼裡總會顯得怪異。」
「大陸に五人しかいないSS級冒険者。多少、性格に難があるのは仕方ないのでは? 突出した方は普通の人からは変わり者に見えるものですから」
「我就是非常非常普通。普通人而已。」
「俺はごくごく普通だ。普通人だ」
菲內露出一副像在說『好啦好啦』的笑容,對我的話置之不理。
はいはいと言わんばかりの笑みをフィーネは浮かべて、俺の言葉を受け流す。
為什麼……。
なぜだ……。
真是,所有一切都是公會總部那群笨蛋的錯。
もう、何もかもギルド本部の馬鹿どものせいだ。
他們竟然提出要對西爾伯進行審問,並藉此試圖干涉SS級冒險者,真是愚蠢至極。
シルバーへの査問なんて馬鹿なことを言い出し、それをきっかけとしてSS級冒険者に介入しようだなんて愚かな考えを抱くから。
「竟然得去借他們的手……」
「奴らの手を借りる羽目になるなんて……」
我一邊低語,一邊開啟傳送門。
呟きながら俺は転移門を開く。
只有我這個被審問的對象恐怕難以壓過去。
査問対象である俺だけでは押し切られかねない。
把SS級冒險者集合帶來。那就是目前的目的。
SS級冒険者を集めて連れてくる。それが今の目的なのだ。
在沮喪的我身後,始終帶著笑容的是菲內。
落ち込む俺の後ろには、終始笑顔のフィーネがいる。
被那笑容帶來的力量所鼓舞,我朝傳送門邁步走去。
その笑顔に元気をもらい、俺は転移門に歩き出したのだった。
■■■
■■■
在深沉的黑暗中。
深い闇の中。
原本長時間沉睡的意識突然甦醒。
いつまでも沈み続けていた俺の意識は、突然覚醒した。
「唔……」
「うっ……」
迎接我的,是刺眼的光與乾渴。
待っていたのは眩しい光と渇きだった。
喉嚨極度乾渴。
ひどく喉が渇く。
我微微張開眼睛,用手尋找水。
目を薄っすらと開けて、手で水を探す。
於是有人把水遞到我的手上。
すると手に水が差しだされた。
我一口氣喝光了它,這才終於環顧四周。
それを勢いよく飲み干し、それからようやく俺は周りを確認した。
「早安,阿爾諾爾特大人。醒來得如何?」
「おはようございます、アルノルト様。良いお目覚めですかな?」
「……是塞巴斯嗎……」
「……セバスか……」
一如往常,我的管家站在床邊,帶著冷靜的表情問出愚蠢的話。
いつも通りな俺の執事は、ベッドの横で涼し気な表情で馬鹿なことを聞いてきた。
哪會是個好醒啊。
良い目覚めなわけないだろうに。
「我睡了多久……?」
「どれぐらい寝ていた……?」
「大約一個半月左右。對外說你是在翻尋贊德拉殿下房間時中了詛咒。當時混亂極大,並未引起懷疑。」
「一か月半といったところですな。周りにはザンドラ殿下の部屋を漁ったときに呪いにかかったと説明しています。混乱が大きかったので疑念は抱かれていません」
「是嗎……竟然睡了那麼久……」
「そうか……そんな寝ていたか……」
「也可以說是累積已久的疲勞。」
「積もり積もった疲労とも言えますからな」
我對塞巴斯的話點頭。
セバスの言葉に俺は頷く。
自從決定參與帝位之爭,便接連消耗魔力。恢復來不及,徹底用盡的結果就是如此。我想過總有一天會變成這樣,但或許因為拖延得太久,所以過程顯得漫長。
帝位争いに参加すると決めてから、魔力の消費の連続だった。回復が追い付かず、徹底的に使った結果がこれだ。いずれこうなるだろうとは思ったが、先延ばしにしたせいか長かったな。
「情況如何?」
「状況は?」
「那就先說帝國內部情勢。撤退的戈登殿下已佔領帝國北部三分之一,並以此為據點,試圖攻下整個北部。對此皇帝陛下將雷奧納爾特大人任命為總大將出兵,現在雙方正互相對峙。」
「では帝国内部の情勢から。撤退したゴードン殿下は帝国北部の三分の一を制圧し、そこを拠点として帝国北部全体を取りにかかりました。それに対して皇帝陛下はレオナルト様を総大将として軍を派遣、現在は睨みあいを続けております」
「對峙?為何沒一次性壓下去?」
「睨みあい? 一気に制圧しなかったのか?」
「皇帝陛下似乎決定不使用不可靠的部隊。」
「皇帝陛下は信用できる軍以外は使わないと決めておられるようです」
「原來如此……」
「なるほど……」
以帝國軍的規模來看,若要剿滅戈登的殘餘戰力並非難事;但由於不清楚誰與戈登通訊,所以難以動用。
帝国軍の規模を考えれば、ゴードンの残存戦力くらいなら潰そうと思えば潰せる。しかし、誰がゴードンと通じているかわからない以上は使いづらいということか。
一旦被背叛就糟了……。
裏切られたらたまったもんじゃないってことだろうが……。
「我不認為值得信賴的部隊會少到那種程度吧?」
「信用できる軍がそこまで少ないとは思えないが?」
「是的。大部分部隊已被調往西部邊境。王國軍已正式展開侵攻,並在西部邊境被阻擋。聖女蕾蒂西婭已前往那裡,她正在向人們說明自己還活著,並指出王國並無正當大義;艾爾娜也作為護衛前往西部。」
「はい。大半は西部国境に回されています。王国軍は本格的に侵攻を開始し、それを西部国境にて食い止めています。そちらには聖女レティシア様が向かい、自らの生存と王国には大義がないことを説いております。その護衛としてエルナ様も西部に」
「我原以為王國會採取觀望……沒想到即使戈登反叛失敗,且受西爾伯威脅,他們仍然出兵。真是強硬。」
「王国は日和見を決めると思ったが……ゴードンが反乱に失敗し、シルバーに脅されたにも関わらず攻めてきたか。強気だな」
「是的,那點令人意外。其他邊境方面,東部邊境的莉澤羅特殿下已返抵,北部邊境則因聯合王國與藩國的猛攻而被突破了部分防線,因此戈登殿下得到了兩國的支援。」
「はい、そこについては意外でした。その他の国境ですが、東部国境にはリーゼロッテ殿下がお戻りになり、北部国境は連合王国と藩国の猛攻により、一部国境を突破されました。これによりゴードン殿下は両国の支援を受けられています」
「北部邊境被突破了?明明已經阻止了奇襲?」
「北部国境が突破された? 奇襲を止めたのにか?」
若藩國與聯合王國的奇襲成功,北部邊境被突破並不奇怪。但他們的行動曾被阻止,突破應該困難才對。
藩国と連合王国の奇襲が成功していたのならば、北部国境が突破されても不思議ではない。しかし、奴らの動きは一度止めた。突破は困難なはずだが。
「起初我們還能擊退敵軍,但據說戈登殿下的部下刺殺了北部邊境的砦將,趁指揮系統混亂時突破了防線。」
「当初は敵軍を跳ね除けていたのですが、ゴードン殿下の配下が北部国境の砦将を刺し、そこで指揮系統が乱れたところを突破されたそうです」
「是嗎……是從內部瓦解的嗎。」
「そうか……内側から崩されたか」
「是的。砦將之後強撐指揮,給予敵軍重大損失,但也因為過度勉強而喪命。」
「はい。砦将はその後、無理をして指揮を取り、敵軍に多大な損害を与えましたが……その無理のせいで命を落としました」
「這是身為國境守備者的責任嗎……」
「国境を任された責任か……」
「多虧如此,北部邊境的防線除部分外仍保持著。如果藩國與聯合王國的軍隊像雪崩般衝入,陛下恐怕就得動用全軍了。」
「おかげで北部国境の守備ラインは一部を除き、いまだに保てています。藩国と連合王国の軍が雪崩れ込んできていれば、陛下は全軍を投入しなければいけなかったでしょう」
「而且還發生了叛變,疑心暗鬼蔓延。戰果雖大,但若因此有人喪命就不值得。這次的原因出在皇族,要塞將本不該喪命。」
「そして裏切りが発生し、疑心暗鬼が広がる。大した戦果だが、命を落としちゃしょうがない。今回の原因は皇族だ。砦将が死ぬことはなかった」
能被委以國境防守的將領很少。雖然戰果可觀,但考慮到傷亡,利益有限。
国境守備軍を任せられる将軍は少ない。得た戦果は大きいが、失った者を考えればメリットは薄い。
真是失去了一位可惜的人。
惜しい人を亡くしたな。
不過,也不能光是哀悼。
しかし、惜しんでばかりもいられない。
「情況我理解了。但這還沒結束吧?」
「状況は理解した。だが、終わりじゃないんだろ?」
「是的。冒險者公會總部在接到諸國抗議後,決定對西爾伯進行査問會議。為此,帝國派菲內大人以大使身分前往公會總部。」
「はい。冒険者ギルド本部が諸外国からの抗議を受けて、シルバ―に対して査問会議をすることを決定しました。それに対して、帝国からはフィーネ様がギルド本部に大使として赴いています」
「是為了替西爾伯辯護嗎?」
「シルバーを弁護するためか」
「表面上是這樣。」
「表向きは」
「真正的目的呢?」
「裏の目的は?」
「拖延時間。只要您沒醒來,西爾伯就不會露面。不露面就可能被認為有可疑之處。」
「時間稼ぎです。あなたが目覚めなければシルバーは姿を現さない。姿を現さないということは、やましいことがあるのだと判断されかねません」
「好判斷。是菲內的主意嗎?」
「良い判断だ。フィーネの考えか?」
「是的。」
「はい」
果然是很有菲內風格的機智之舉。
フィーネらしい気の利いた動きだ。
但這樣一來,我得做的事就被侷限了。
だが、そうなると、俺がするべきことは限定される。
「首先把西爾伯的問題收拾掉之類的吧。」
「まずはシルバーの問題を片づけないとか」
「我認為那是妥當的。北部戰況雙方都缺少決定性的因素,應會陷入膠著。」
「それがよろしいかと。北部の戦況はどちらも決め手に欠けます。しばらく膠着状態でしょう」
「不能兩頭兼顧。我會隱瞞自己醒來的事,照西爾伯的身分行動。被注意到西爾伯真面目可就麻煩了。」
「二足のわらじは履けないからな。俺が起きたことは伏せて、シルバーとして行動するか。シルバーの正体に気づかれても困るからな」
「沒錯。你在帝都的一連行動提升了對你的評價。現在有人可能會把你和西爾伯聯繫起來。」
「そうですな。帝都での一連の動きであなたに対する評価は上がっています。今ならシルバーと関連づける者もいるかもしれません」
「那麼要我來幫你掩飾可以嗎?我會留下一些幻術作為備份。」
「それなら誤魔化しは任せてもいいか? 一応、幻術は残していく」
「遵命。另外,最後還有一項報告。」
「かしこまりました。それと、最後に報告が」
「還有嗎……」
「まだあるのか……」
雖然是我睡著自找的,但這麼多報告真讓人厭煩。
寝ていた俺が悪いとはいえ、報告が多すぎて嫌になる。
正當我如此想時,塞巴斯告訴了我一件驚人的事。
そんな風に思っていると、セバスがとんでもないことを告げた。
「對贊德拉殿下的刑罰已執行。贊德拉殿下飲下帝國之毒酒,受苦的模樣已向帝都百姓公開。」
「ザンドラ殿下に対する刑が執行されました。ザンドラ殿下は帝毒酒を飲み、苦しむ姿は帝都の民に公開されました」
「什、什麼……?」
「なに……?」
「陛下原本打算等阿爾諾爾特大人甦醒再行處理,但帝都民眾的不滿已經膨脹到難以抑制……」
「陛下はアルノルト様が起きるまで待つつもりだったのですが、帝都の民の不満が膨れ上がっていましたので……」
「現在……第幾天了?他已經死了嗎?」
「今……何日目だ? もう死んだのか?」
「今天是最後一日。」
「今日が最終日です」
也就是說,正是今天,這一日。
それはつまり、今日、この日。
也就是說,贊德拉會死去。
ザンドラが死ぬということだった。