最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第二百六十六話 守望之影
十二時更新。
12時更新分。
在活動報告裡會寫上第二卷特典SS的簡短梗概。
活動報告に二巻特典SSの簡単なあらすじを書きます。
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「莉澤姊姊!!」
「リーゼ姉様!!」
克莉絲塔看到莉澤來了,忍不住大喊出來。
クリスタはリーゼが来たのを見て、思わずそう叫んだ。
不過,在戰場的喧囂中,她的聲音根本傳不開。
しかし、戦場の喧騒の中では声は届かない。
「殿下!馬上撤離,請跟緊!」
「殿下! すぐに離脱します。ついてきてください!」
放棄與阿爾會合、回到克莉絲塔身旁的拉斯,很清楚在目前的戰況下克莉絲塔若留在這裡會有多危險。
アルとの合流を諦め、クリスタの傍に戻ってきていたラースは、今の戦況でクリスタがここに留まる危険性をよくわかっていた。
因此,他立刻提議撤離。
それゆえ、すぐに離脱を提案した。
「不過,阿爾哥哥……」
「でも、アル兄様が……」
「那位身邊有莉澤羅特元帥!她應該能順利撤離!我們這邊才是有問題!」
「あの方の傍にはリーゼロッテ元帥がいます! 上手く離脱するでしょう! 我々のほうが問題です!」
「……明白。撤離。」
「……わかった。離脱する」
「那麼,這邊走!」
「ではこちらへ!」
說罷,拉斯帶著幾名部下開始行動,準備將克莉絲塔從戰場帶離。
そう言ってラースは数名の部下と共に、クリスタを戦場から離脱させるために動き始める。
因為已接近亂戰狀態,內爾貝·里特的大多數人也已四散。
すでに乱戦状態に近いため、ネルベ・リッターの多くも散り散りになっていた。
雖然花點時間應該能再集結,但那樣做實在太危險。
時間をかければ再集結もできるだろうが、それをするのはあまりにも危険だった。
畢竟,如果有人判斷與名為莉澤的猛將正面交鋒太危險,那最先被盯上的就是克莉絲塔。
なにせ、リーゼという猛将に対して真っ向勝負を危険と判断した場合、真っ先に狙われるのはクリスタだからだ。
而這個判斷並沒有錯。
そしてその判断は間違ってはいなかった。
「找到了!是克莉絲塔殿下!給我活捉!」
「いたぞ! クリスタ殿下だ! 捕らえろ!」
「啧!已經來了嗎!!快點!!」
「ちっ! もう来たか!! お早く!!」
衝在最前頭的是個好戰派的將軍。
先陣を切ってきたのは武闘派の将軍だった。
拉斯阻住那名將軍的動作,和部下一起催促克莉絲塔先行撤離。
ラースはその将軍の動きを止め、部下と共にクリスタを先に急がせる。
克莉絲塔拼命奔跑,生怕拖累別人。
クリスタは足手まといにならないように、必死で走り続けた。
但有東西纏住了克莉絲塔的腳。
だが、そんなクリスタの足に何かが絡みついた。
「啊!」
「きゃっ!」
克莉絲塔不由自主地尖叫一聲,當場跌倒。
思わず悲鳴をあげて、クリスタはその場で転んでしまう。
一看她的腳,發現地面長出樹根,正纏住克莉絲塔的右腳。
足のほうを見れば、地面から木の根が生えてきており、それがクリスタの右足に絡みついていた。
「是魔導師!」
「魔導師だ!」
內爾貝·里特發現了那名手按在地上的魔導師。
ネルベ・リッターは地面に手を当てている魔導師を見つける。
是贊德拉手下的魔導師。
ザンドラ配下の魔導師だ。
內爾貝·里特的隊員立刻砍斷樹根扶起克莉絲塔,但就在這時,樹根又從各處冒出來。
ネルベ・リッターの隊員は、すぐに木の根を斬ってクリスタを立たせるがそうしている間に木の根はあちこちから生えてきていた。
光是砍斷那些針對克莉絲塔的樹根就已忙得不可開交,沒辦法移動。
クリスタを狙うその木の根を斬るだけで手いっぱいになり、移動ができない。
「殿下!您能走得動嗎?」
「殿下! 走れますか!」
「勉強可以……」
「なんとか……」
克莉絲塔皺著臉回答。
クリスタは顔をしかめながら答える。
其實右腳痛得受不了。
本当は右足が痛くて仕方なかった。
是在樹根纏住時扭傷的。
木の根が絡んだときに捻ったのだ。
但此刻不能示弱。所以克莉絲塔忍著疼痛,拖著右腳開始跑。
しかし、ここで弱音は吐けない。だからクリスタは痛みを我慢し、右足をひきずりながら走り始める。
然而面對能自由操控樹根的魔導師,那樣的速度無法逃脫。
だが、木の根を自在に操る魔導師を相手にそのスピードでは逃げ切れなかった。
一根樹根纏住了克莉絲塔的身體,猛地拉扯著她。
一本の木の根がクリスタの体に巻き付き、クリスタを引っ張る。
勉強想要撐住,但以克莉絲塔的抵抗來說根本杯水車薪。
なんとかこらえようとするが、クリスタの抵抗ではたかが知れていた。
克莉絲塔的身體一瞬間被提了起來。
一瞬、クリスタの体が浮く。
糟糕。克莉絲塔這麼一想,便不顧對象地伸出右手。
まずい。クリスタがそう思って、誰にということもなく右手を伸ばす。
但內爾貝·里特的隊員們正忙著對付樹根和周遭的敵人,顧不上其他。
しかし、ネルベ・リッターの隊員たちは木の根と周囲の敵で手いっぱいだった。
沒有人能抓住克莉絲塔的手。
クリスタの手を掴む者は誰もいない。
看似如此,卻有一隻小小的手從旁抓住了克莉絲塔的手。
そう思えたが、横から小さな手がクリスタの手を掴んだ。
「拚了命——!!死撐到底!!!」
「うぉぉぉぉぉ!!!! ど根性!!!!」
「莉塔!?」
「リタ!?」
突然出現的,是遍體鱗傷的莉塔。
突然現れたのはあちこちに傷のできたリタだった。
莉塔雙手抓住克莉絲塔的手臂,死命在原地抵住,不讓人帶走她。
クリスタを連れていかせまいとリタは両手でクリスタの腕を掴み、その場でこらえる。
「加油!庫醬!!莉塔也會努力的!」
「頑張れ! クーちゃん!! リタも頑張る!」
「嗯!」
「うん!」
兩個孩子的反抗。
子供二人の抵抗。
魔導師覺得一根樹根不夠,便試圖再召喚其他樹根。
木の根一本では足りないと判断した魔導師は、ほかの木の根を追加しようとする。
但也因此沒注意到自己旁邊晃然現身的那個男人。
だが、そのせいで自分の横でユラリと現れた男に気づかなかった。
「你在……做什麼啊啊啊啊!!!」
「なにを……しておるかぁぁぁぁ!!!!」
「什、什麼!?」
「なっ!?」
出現在魔導師身邊的,是特勞。
魔導師の傍に現れたのはトラウだった。
特勞將手中的劍刺進魔導師的身體,接著一腳把他踹飛出去,彷彿在說『給我滾開』。
トラウは持っていた剣を魔導師の体に突き刺すと、飛んでいけとばかりにそのまま蹴り飛ばす。
但也因此特勞自己也蹣跚起來。
しかし、そのせいでトラウもふらつく。
「頭好暈……」
「く、クラクラするであります……」
「我不是說過禁止大聲嗎!特勞戈特殿下!你的血還不夠!」
「大きな声は禁止といったはずです! トラウゴット殿下! 血が足りていないんですから!」
警告特勞的,是溫蒂。
そうトラウを注意したのはウェンディだった。
靠著溫蒂的幻術,特勞和莉塔得以在戰場上不被攔阻,抵達克莉絲塔身邊。
トラウとリタはウェンディの幻術で、戦場で邪魔されずにクリスタの下までたどり着いたのだった。
在他們周圍,還有作為護衛的萊夫艾森兄弟們。
その周りには護衛であるライフアイゼン兄弟たちもいた。
萊夫艾森兄弟因為興奮大聲喧鬧又亂動,扶住搖晃的特勞。
ライフアイゼン兄弟は興奮して、大きな声と運動をしてしまい、ふらつくトラウを支える。
「殿下,請穩住!」
「殿下、お気を確かに!」
「頭暈目眩……」
「目が回るであります……」
「自作自受!明明快要死了還硬撐!」
「自業自得です! 死にかけたのに無理をするからですよ!」
「被羅里夫罵了……」
「ロリフに怒られたであります……」
雖然聽起來像是沮喪的話,但不知為何特勞臉上卻浮出一抹滿足的笑容。
落ち込んだような台詞ではあるが、トラウの顔にはなぜだか満足そうな笑みが浮かべられていた。
溫蒂走到從樹根中被解救出的克莉絲塔身邊,對她的腳施了簡易治癒魔法。
ウェンディは木の根から解放されたクリスタの下へ向かうと、その足に簡易の治癒魔法をかける。
「這是能減輕疼痛的魔法。」
「痛みを軽減させる魔法です」
「謝謝你,溫蒂。莉塔和特勞哥哥也是因為你嗎?」
「ありがとう、ウェンディ。リタやトラウ兄上もウェンディが?」
「只是應急處置而已。本來不希望他們動,但他們說要去就不肯聽……兩人都受了相當重的傷。」
「応急処置だけです。本来なら動いてほしくはないんですが、行くといって聞かなく……どちらも相当な怪我なのですが」
「莉塔沒事!不痛的!因為我是騎士!」
「リタは平気! 痛くない! 騎士だから!」
「又說那種話了……」
「またそんなことを……」
溫蒂一臉無奈地把克莉絲塔扶起來。
ウェンディは呆れつつ、クリスタを立たせる。
接著想用幻術讓克莉絲塔脫離現場,卻沒能順利發動。
そして幻術でクリスタを離脱させようとするが、幻術が上手く発動しなかった。
「魔力不夠……」
「魔力が……」
「沒事,別勉強。」
「大丈夫。無理しないで」
「克莉絲塔殿下!我們不靠幻術撤離!」
「クリスタ殿下! 幻術なしで離脱します!」
克莉絲塔向萊夫艾森兄弟點了點頭。
ライフアイゼン兄弟にクリスタは頷く。
然而,戰力並未大幅增加。
しかし、戦力が大幅に増強されたわけではない。
特勞幾乎動彈不得,左右扶著他的萊夫艾森兄弟行動也受限。
トラウはほぼ動けず、そのトラウに左右から肩を貸しているライフアイゼン兄弟の動きも制限されている。
能夠正常行動的戰力仍然只是剛才在場的幾名內爾貝·里特隊員。
まともに動ける戦力は、さきほどからいる数名のネルベ・リッターの隊員だけというのは変わっていない。
「找到妳了!!克莉絲塔皇女!!」
「見つけたぞ!! クリスタ皇女!!」
應該是在戰場外圍。
戦場の外側にいたのだろう。
幾名騎兵發現了克莉絲塔的蹤影,衝入了戰場。
数騎の騎兵がクリスタの姿を見つけ、戦場へと入ってくる。
萊夫艾森兄弟準備護住克莉絲塔,這時在騎兵旁又出現了一名騎士。
ライフアイゼン兄弟がクリスタを守ろうと身構えるが、その騎兵の横からさらに騎士が現れた。
那名騎士闖入克莉絲塔與騎兵之間,斬下了先頭騎兵的首級,令在場之人目瞪口呆。
クリスタたちと騎兵の間に割って入ったその騎士は、呆気にとられる先頭の騎兵の首を飛ばす。
緊接著跟在那騎士後方的其他騎士衝向其餘騎兵,輕而易舉地將他們擊飛。
そしてその騎士に続いてきた他の騎士が他の騎兵に突撃し、いとも簡単に吹き飛ばした。
「克莉絲塔殿下,您沒事嗎?」
「ご無事ですか? クリスタ殿下」
「阿洛伊斯……」
「アロイス……」
「我是阿洛伊斯·馮·金梅爾,奉盧佩爾特殿下之命前來援救克莉絲塔殿下。請上馬,讓我們離開這裡。」
「はい。アロイス・フォン・ジンメル。ルーペルト殿下の命によりクリスタ殿下を助けに参りました。どうぞ、お乗りください。この場を離脱しましょう」
阿洛伊斯邊說邊在馬上溫柔一笑,伸手去扶克莉絲塔。
そう言ってアロイスは馬上で優しく笑うとクリスタに手を伸ばす。
阿洛伊斯與其他騎士把特勞和莉塔等人安置在馬背後,立刻做好離開的準備。
アロイスと共に騎士たちもトラウやリタたちを後ろに乗せ、すぐに離脱する準備を整えていた。
克莉絲塔戰戰兢兢地握住阿洛伊斯的手。
クリスタは恐る恐るアロイスの手を握る。
阿洛伊斯將克莉絲塔拉上馬,讓她坐在自己的背後。
アロイスはクリスタを引っ張り上げ、自分の背中側に乗せる。
「雖然這樣說可能不太好,但還好不是白跑一趟,我是為了替盧佩爾特殿下撐場面才出來的。」
「あまりこういうことを言うのはよくないんでしょうが、無駄足ではなくてよかったです。ルーペルト殿下に恰好をつけて出てきたので」
「盧佩爾特沒事嗎……?」
「ルーペルトは無事……?」
「是的,他沒事。已經和陛下會合了。」
「はい、ご無事です。すでに陛下と合流しております」
「太好了……謝謝你保護我弟弟。」
「よかったぁ……ありがとう。弟を守ってくれて」
「那是我應該做的事。」
「それが僕のやるべきことでしたので」
說完阿洛伊斯朝克莉絲塔露出毫無邪氣的笑容。
そう言ってアロイスは邪気のない笑みをクリスタに向けた。
確認所有人都已準備就緒後,阿洛伊斯下達指示。
そして、全員の準備ができたのを確認し、アロイスは指示を出す。
「離開戰場!有人受傷!往冒險者公會前進!那裡是附近最安全的地方。」
「戦場を離脱する! 怪我人もいる! 冒険者ギルドへ向かうぞ! 近場で一番安全なのはあそこだ」
運氣好,說不定有人會施展治癒魔法。
運が良ければ治癒魔法の使える者がいるかもしれない。
基於這個可能性,阿洛伊斯決定前往冒險者公會。
そういう可能性も考慮し、アロイスは冒険者ギルドへ向かうことに決めた。
如果就這樣去見皇帝,毫無疑問會得到更多讚譽和勳章。
このまま皇帝の下へ行けば、さらなる称賛と勲章が手に入ることは間違いない。
但阿洛伊斯對這種功勞毫不在意。
だが、アロイスはそういう手柄にはひどく無頓着だった。
在附近某棟房屋的屋頂上,有個人正默默注視著他們。
そんな彼らの姿を見守る人物が近くの家屋の上にいた。
「差點就被我這老頭搶了年輕人的風頭,真是差點出事。」
「危うく老人が若者の活躍の場を奪うところでした。危ない危ない」
塞巴斯苦笑著送走了阿洛伊斯等人。
そう言ってセバスは苦笑して、アロイスたちを見送った。
如果阿洛伊斯和特勞他們沒來,塞巴斯本來打算去救克莉絲塔。
アロイスやトラウたちが来なければセバスがクリスタを助けるつもりでいた。
但因為阿洛伊斯他們趕到,塞巴斯便回去做幕後的工作。
しかし、アロイスたちが来たためセバスは裏方の仕事に戻った。
塞巴斯身旁躺著數具屍體。
セバスの傍には数人の死体が転がっていた。
士兵、冒險者,打扮各不相同;但他們頸部都有一道利刃劃過的傷口。
兵士、冒険者、恰好はバラバラだ。しかし、全員が首元に鋭い切り傷があった。
「潛伏的刺客差不多都清理完了吧?」
「潜んでいた暗殺者はほぼ片づけたでしょうか」
塞巴斯自從進入帝都起就與琳菲亞等人分頭行動,負責剷除那些在戰場上攪局的刺客。
セバスは帝都に入ったときからリンフィアたちとは別行動をとり、戦場をかき乱す存在である暗殺者の始末を行っていた。
判斷那項活動已暫時告一段落後,賽巴斯輕輕扭了扭脖子,關節發出清脆的聲響。
そしてその活動は一段落したと判断し、セバスはポキポキと首を鳴らす。
「那麼……差不多該回到平常的執事身分了吧。」
「さて……そろそろいつもの執事に戻るとしましょうか」
說完,賽巴斯帶著溫和的微笑,瞬間便消失不見了。
そう言ってセバスは穏やかな笑みを浮かべたあとに一瞬で姿を消したのだった。