最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第二百二十七話 遊戲的產物
守護城內的近衛騎士隊共有三個部隊。
城の中を守る近衛騎士隊は三部隊。
第一騎士隊守護王座大廳,另外兩隊也由宰相部署在要地。
第一騎士隊は玉座の間を守り、そのほかの二部隊も宰相によって要所に配置されている。
這樣一來,負責整座城防守的就是隸屬軍隊的士兵了。
となると城全体の守備を担当するのは軍に所属する兵士だ。
原本城內守備應該多由近衛騎士隊擔當,但既然要用他們守護皇帝與城內要地,也沒辦法;不得不動用軍隊。
本来なら近衛騎士隊が大部分を占めるはずの城の守備だが、皇帝や城の要所を守るために使っている以上は仕方ない。軍を使わないわけにはいかないのだ。
對宰相來說,這大概也是個苦澀的抉擇吧。
宰相としても苦渋の選択だったんだろう。
軍方大多支持戈登,雖然若能不動用軍隊最好,但既然不能不動用,只好派比較溫和派的將軍守城。
軍部の多くはゴードンを後押ししている状況だ。出来れば使いたくないが、使わないわけにはいかないから比較的穏健派の将軍を城の守備につけた。
那名將軍是艾斯特曼將軍,年過六十的老將。
その将軍はエストマン将軍。年は六十過ぎの老将だ。
他是帝國中部負責部隊的將領之一,給人總是面帶微笑、慈祥如老爺爺的印象。
帝国中央部で部隊を預かる将軍の一人であり、常にニコニコしている好々爺という印象だった。
事實上這印象並不錯,他像疼愛孫子般呵護年輕士兵,並把自己累積的知識傳授給他們。
実際、その印象は間違っておらず、若い兵士を孫のように可愛がり、自分の培ってきた知識を兵士たちに伝える人だ。
他的評價極佳,不僅在士兵間,平民之中也頗受歡迎;當然在父上那裡也享有很高的評價。
周りの評判はすこぶる良く、兵士たちはもちろん民からも人気の高い将軍の一人だ。当然ながら父上からの評判も高かった。
然而。
しかし。
「他站到戈登那邊了嗎……」
「ゴードンについたか……」
我和菲妮以及米亞一同朝後宮走去,望著聚集在階梯上的士兵們時這麼低聲嘀咕。
フィーネとミアと共に後宮に向かっていた俺は階段に集まる兵士たちを見て、そうつぶやいた。
這層樓的士兵像是在找什麼似的來回走動好幾個人,不斷盯著階梯。
このフロアの兵士たちは何かを探すように何人も行ったり来たりしており、階段をずっと見張っている。
而且神色慌張。
しかも慌てた様子で。
若是例行警備,只需按固定路線巡邏或幾個人站崗即可;匆忙四處搜尋就不正常了。
警備ならば決められたルートの巡回と、数人が立っていれば済む。慌てて何かを探すのはおかしい。
「是敵人嗎?那就砰地一聲吧」
「敵ですの? ならドーンっと」
「這個階段被發現的話會行動不便。到達後宮之前會有很多士兵擋住路。」
「この段階でバレたら動きづらくなる。後宮に行くまで多くの兵士が立ちはだかるぞ」
「是呢,總得想辦法撐過去才行。」
「そうですね。なんとかやり過ごさないといけません」
「太繞來繞去了……」
「回りくどいですわ……」
米亞對我和菲妮的意見噘起了嘴。
俺とフィーネの意見にミアは口をとがらせる。
以米亞的實力來說,硬闖也許可以,但我們還得把母上她們從後宮帶出來。
ミアの実力なら強硬突破でもいけるといえばいけるだろうが、後宮から母上たちを連れてこなければいけない。
至少在後宮門前之前,不想引起騷動。
せめて後宮前までは騒ぎを起こしたくはない。
「能不能想辦法把那些人的視線轉開?」
「なんとかあいつらの視線を逸らせないか?」
「轉開要做什麼呢?」
「逸らしてどうするんですの?」
「我想進入走廊對面的房間。」
「通路の向こう側の部屋に入りたい」
「階梯是下不了的喔?」
「階段を降りれませんですわよ?」
「沒事,我有辦法。」
「いいんだよ。考えがある」
「那就輕而易舉了呢。」
「それならお安い御用ですわ」
說完米亞忽然朝附近的窗戶架起弓。
そう言ってミアは唐突に近場の窓に向かって弓を構えた。
接著她無聲地放出一支由魔力凝成的箭。
そして音もなく魔力で出来た矢を放つ。
剎那間還沒反應過來,但聽到我們對面傳來一聲尖銳響動時,就猜到米亞做了什麼。
一瞬、何をしているのか理解できなかったが、俺たちの反対側で甲高い音が響いたのを聞いてミアがなにをしたのか察しがついた。
「怎麼回事!?」
「なんだ!?」
「快點!!」
「急げ!!」
士兵們的目光轉向聲音的方向。
兵士たちの視線が音のほうへ向かう。
看到那情況,米亞發出暗號。
それを見てミアが合図を出す。
「就是現在!」
「今ですわ!」
她悄然滑過走廊,無聲地打開目標房間的門,招呼我和菲妮進去。
すーっと通路を滑るように移動すると、ミアは目的の部屋の扉を音もなく開き、俺とフィーネを呼び込む。
我們盡量不發出腳步聲,順利走過走廊進入房間。
俺たちはできるだけ足音を立てないように通路を渡り、無事部屋に入った。
「到底,米亞小姐在做什麼?」
「一体、ミアさんは何を?」
「她把射出去的箭彎曲導引,從另一扇窗讓箭飛進去,應該是把什麼東西打碎了吧。」
「外に放った矢を曲げて、別の窓から侵入させたんだ。それで何かを割ったんだろうさ」
「答對了。那邊的窗戶我已經確認是開著的。很簡單的事。」
「正解ですわ。向こう側の窓が開いているのは確認済みでしたもの。簡単ですわ」
米亞這麼說著,反過來問我們『接下來怎麼辦?』
そう言ってミアは次はどうするんですの? と問いかけてくる。
米亞說得輕鬆,但事實上一點都不簡單。
ミアは楽勝みたいに言うが、まったくもって簡単ではない。
魔弓跟魔法雖有差別,但原理上其實沒太大不同。
魔弓と魔法は違いこそあれど、原理としてはあまり変わらない。
所以米亞做的事理論上魔導師也能辦到。
だからミアがやったことは魔導師でもできる。理論上は。
前提是能把離開視線的魔法不讓它消散、不衝出城外,直接引導到對側的窗戶。
自分の視界から離れた魔法を消滅させず、城の外側にぶつけることなく反対側の窓に通すことができれば、だ。
這需要細膩的操控與空間把握,除了維持不消失的魔力量之外,還要有絕妙的力道拿捏,而米亞在瞬間就做到了這一切。
繊細なコントロールと空間把握能力。消滅させない魔力量に加えて、絶妙な力加減。しかもそれをミアは一瞬で行った。
簡直就是神技。
神技もいいところだ。
終於明白為何藩國抓不到朱月的騎士(ヴァーミリオン)。
藩国が朱月の騎士(ヴァーミリオン)を捕まえられない理由がよくわかった。
若這種人毫無預告在半夜襲來,根本防不住。
こんなのが前触れもなく夜中に襲ってきたら、防げるわけがない。
只要窗戶稍微開一點,護衛就會在無聲中被射穿;即使射線不通也能把箭彎過來射擊。
少しでも窓が開いていれば音もなく護衛は射抜かれる。射線が通っていなくても矢を曲げてくる。
在米亞面前護衛幾乎沒用。
ミアの前では護衛はほとんど役に立たない。
「怎麼了?盯著我的臉看嗎?」
「なんですの? 私の顔をじっと見つめて?」
「不,我只是覺得妳其實很了不起。」
「いや、実はすごい奴だったんだなと思ってな」
「『其實』是什麼意思!?不是因為看重我的實力才委託的嗎!?太失禮了!實在太失禮了!!」
「実はとはなんですの!? 実力を見込んで依頼したんじゃありませんですの!? 失礼ですわ! あまりにも失礼ですわ!!」
「我早就知道米亞小姐是個很了不起的人了。」
「私はミアさんがすごい人だと知っていましたよ」
「不愧是菲妮大人!看人的眼光果然不同於某個偏執的皇子!」
「さすがフィーネ様ですわ! どこかの偏屈皇子とは人を見る目が違いますですわ!」
「要是妳能好好說話,我也能給出更準確的評價才對啊。」
「まともに喋ってくれたらもうちょっと正しい評価ができるんだけどな」
「我不是說過這是爺爺親傳的淑女說話方式嗎!爺爺遇到的真淑女一定就是這種口吻!」
「これはお爺様直伝の淑女の喋り方だと言ったはずですわ! きっとお爺様が会った真の淑女はこんな喋り方だったに違いありませんですわ!」
「那就太好了。那把魔弓也是從那位老爺子那學的嗎?」
「そうだといいな。その魔弓もその爺さんから教わったのか?」
「沒錯!我的爺爺真的是個了不起的人!」
「そうですわ! 私のお爺様はすごい人なんですわよ!」
訓練米亞的那個爺爺嗎。
ミアを仕込んだ爺さんか。
能掌握如此特殊的魔弓技術,還能培養出這麼一名弓手,那位老爺子也絕非等閒之輩。
魔弓なんて特殊すぎる技術を持ち、これだけの弓使いを育てるということはその爺さんも只者じゃない。
一想到魔弓的達人,腦中便浮現出一個人影。大概是那人的關係者,米亞應該也是其中之一。
魔弓の達人という話になると一人の人物が思い浮かぶ。おそらくその人物の関係者だろう。きっとミアも。
我很有興趣,也想慢慢聽她們說,但現在不是把興趣放在第一位的時候。
興味はあるし、ゆっくり話を聞きたい。しかし今は興味を優先するところじゃない。
「總之以後再讓我聽聽那老爺子的事吧,現在先趕緊下去。」
「まぁいずれその爺さんの話は聞かせてくれ。今はとにかく下へ急ごう」
「說要趕下去……階梯已經封鎖了喔。若只有我一個人還能從外面過去,但既然菲妮大人也在,就不行了吧?」
「下へ急ごうって……階段は封鎖されているのですわ。私だけなら外から行くという手がありますが、フィーネ様もいる以上、無理ですわよ?」
「不會用那種方法,誰在看著都說不定。」
「そんな手は使わない。誰が見てるかわからないしな」
說完我開始調換房間裡擺放的七幅肖像畫的順序。
そう言って俺は部屋に飾られている七枚の肖像画の順番を変え始める。
對我這莫名其妙的舉動,米亞歪著頭不解。
俺のわけのわからない行動にミアは首を傾げた。
「你在做什麼?」
「何をしているんですの?」
「只是遊戲的一種延伸。」
「遊びの延長さ」
「在這種情況下還在玩耍嗎!?」
「この状況下で遊んでいるんですの!?」
「嗯,玩耍有時候會派上用場。」
「ああ、遊んでる。時には遊びが役に立つのさ」
說完我便把所有肖像畫的順序全部改了。
そう言って俺はすべての肖像画の順番を変えた。
有些畫保持不變,也有些位置與剛才不同。
今までと変わらない物もあるし、さきほどとは位置が違う物もある。
確認無誤後,我把中央那幅肖像畫取下來。
それを確認すると、俺は中央の肖像画を外す。
於是,一個剛才應該不存在的暗格露了出來。
すると、さきほどはなかったはずの隠し穴が出現していた。
把手伸進那個洞裡,按下深處的開關。
その穴に手を入れ、奥にあるスイッチを押す。
開關被觸發後,在肖像畫對面的牆上出現了一扇暗門。
そのスイッチに反応し、肖像画と反対側の壁に隠し扉が出現した。
「什、什、什麼!?」
「なっなっなっ!?」
「這座城每逢皇帝更迭就會進行各種翻修。在那些變動之下,歷任皇帝建造了許多暗道與密室,而那些暗道密室大多未被後世傳承下來。」
「この城は皇帝が変わるたびにさまざな改修を受けてきた。その影で皇帝たちはいろんな隠し通路や隠し部屋を作ってきたんだ。その隠し通路や隠し部屋のほとんどは後世には伝わってない」
「都沒流傳下來,你怎麼會知道!?」
「伝わってないのにどうして知っているんですの!?」
「這類暗藏要素的線索並不是藏在堂堂正正的教科書裡,而常見於被教師們判定為無價值的日記之類。我雖然沒認真讀書,但把那些看似無關緊要的日記當作玩耍的一部分翻了個遍,正因如此才發現了隱藏要素。」
「そういう隠し要素のヒントは勉強で使われる立派な書物ではなく、教師たちが価値のない物と判断した日記なんかにあるんだよ。俺は勉強はしなかったが、遊びの一環でそのどうでもいい日記なんかを読み漁って、隠し要素を見つけてきたんだ」
「也就是說,不只有讀書才有用,對吧?」
「勉強だけが役に立つわけではないということですね?」
「沒錯。這座城是我的後花園,捉迷藏或鬼抓人我從沒輸過,這些都是遊戲的產物。那條通道一直通到三層樓下,靠它可以出其不意。」
「その通り。この城は俺の庭だ。かくれんぼやら鬼ごっこで負けたことは一度だってない。遊びの産物だがな。その通路は三階下まで通じてる。これで相手の意表をつくぞ」
說完我咧嘴一笑,邁入了那條通道。
そう言って俺はニヤリと笑いながら通路に入ったのだった。