最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第二百十一話 護衛確保
「我拒絕了」
「お断りしますですわ」
這麼說著,米亞拒絕了我的提議。
そう言ってミアは俺の申し出を断った。
地點是老地方的旅店。
場所はいつもの宿屋。
或許也是理所當然。她為了追查魔奧公團來到帝國,那件事暫時即將告一段落,接下來就看雷奧了。
当然といえば当然か。彼女は魔奥公団を追って帝国までやってきた。その一件はひとまず終息しつつある。あとはレオ次第だ。
因此米亞既沒有留在帝國的理由,也沒有幫我一把的理由。
だからミアが帝国に留まる理由もないし、俺に協力する理由もない。
「不行嗎?」
「駄目か?」
「如果和魔奧公團無關就沒有參與的理由。而且若是在城內護衛,就得隱瞞我的身分。若被發現,我會陷入危險。」
「魔奥公団が関係していないなら関わる理由がありませんですわ。それに城内での護衛となれば私の身分を偽ることになるはず。バレたら私がピンチですわ」
「就算是義賊,賊就是賊。危險就是危險……既然妳要留在帝都,危險就會一直纏著妳。」
「義賊でも賊は賊だしな。たしかに危険は危険だが……帝都に留まっている以上、その危険は付きまとうぞ?」
「明天就出發了」
「明日には出発しますですわ」
米亞這麼說著,拿出她不多的行李讓我看。
ミアはそう言って少ない荷物を見せた。
但米亞還沒看透情勢。
だが、ミアはわかっていない。
「妳打算怎麼回藩國?」
「どうやって藩国に戻るつもりだ?」
「?我就照常坐馬車回去啊」
「? 普通に馬車に乗って帰りますですわ」
「長途馬車肯定封路了。現在北方有事,誰會讓人從帝都出發?」
「旅馬車は確実に通行止めだ。現在、北のほうで揉め事が起きてるのに帝都を出発させるわけないだろ?」
「那、那我就跑回去!」
「な、なら走って帰りますですわ!」
「把聖女綁架的犯罪組織就在帝國境內。國境當然,連各個關卡的檢查都會更嚴,你打算怎麼鑽過去?」
「聖女を拉致した犯罪組織が帝国内にいるわけだ。国境はもちろん各関所でのチェックも厳しくなるぞ? それはどう掻い潜るつもりだ?」
「那、那個……如果皇子寫封信給我就好了……」
「そ、それは……皇子が何か書状でも書いてくれれば……」
「沒有理由為妳做到那種地步。牽扯到賊太危險了。」
「君にそこまでする理由はない。賊に関わるのは危険だからな」
我把剛才米亞提出的理論原封不動地回敬給她。
さきほどミアが展開した理論をそのまま返す。
米亞露出一副驚慌的神色。
するとミアは慌てた様子を見せた。
「哎,被我用同樣的話反擊了啊……」
「お、同じことを返されてしまいましたですわ……」
「妳要是留在帝都我不阻止,但要是被發現我可不會護妳。」
「帝都に留まるなら止めないが、見つかっても俺は庇わない」
「人世間真無情啊……」
「人の世は無情ですわ……」
看著垂頭喪氣的米亞,我苦笑了。
ガックシと肩を落とすミアを見て、俺は苦笑する。
總之,無論如何米亞別無選擇只能協助我,情勢不允許她有別的餘地。
結局、どうであれミアは俺に協力するしかない。状況が許してくれないからだ。
「那麼再問一次……妳願意在城裡擔任護衛嗎?」
「さて、もう一度聞くが……城で護衛をする気はないか?」
「……我拒絕。帝位之爭是帝國的事,應由帝國的人全力以赴。」
「……お断りしますですわ。帝位争いは帝国の問題。帝国の人間が精いっぱい力を尽くすべき事柄ですわ」
「那是有道理。不過,如果藩國也牽涉其中呢?」
「正論だな。しかし、そこに藩国が関わっているとしたら?」
「我不太懂你的意思。」
「言っている意味がわかりませんですわ」
「我邀妳當護衛是因為最壞情況下可能會有叛亂,而且還可能和他國聯動。」
「君を護衛に誘っているのは最悪の場合、反乱の可能性があるからだ。しかも他国と連動してのな」
「真的會出現和他國聯動的叛亂嗎?」
「他国と連動しての反乱が本当に起こると?」
「這種可能性相當具體。綁架聖女是一場誘餌,結果帝都的守備大幅鬆動。若能控制帝都,各國就會突破邊境,這種情況非常有可能。這已不再只是帝國自己的問題。」
「現実味は帯びている。聖女の拉致は陽動。おかげで帝都の守備はかなり緩くなった。帝都を制圧し、国境は各国が突破する。その可能性は十分にある。これはもはや帝国だけの問題じゃない」
「……內亂與戰爭。最壞的情況是帝國會瓦解。」
「……内乱と戦争。最悪、帝国が瓦解してしまいますですわ」
「就是這樣。為了防止這種情況,我想借妳的力量。我不會白要,會給報酬的。」
「そういうことだ。それを防ぐために力を借りたい。何もタダでとは言わない。報酬は出そう」
我這麼說著,將一枚硬幣放在桌上。
そう言って俺は一枚の硬貨をテーブルの上に置く。
米亞皺了皺眉。
するとミアが顔をしかめた。
「被說成是為了錢而動手真是刺痛。我可是義賊!我不是為了錢……咦!?!?居然是虹貨!!??」
「お金で動くと思われるのは癪ですわ。私はこれでも義賊! お金では……えええええ!!?? 虹貨ですわ!!??」
米亞驚訝地拿起放在桌上的虹貨。
ミアは驚いた様子でテーブルの上に置かれた虹貨を手に取った。
帝國最高等級的硬幣虹貨只有帝國最上流階層才會使用,是相當稀有的貨幣。帝國的貨幣在大陸上有很高的信譽,因此在他國的價值也差異不大。
帝国の最上級硬貨である虹貨は帝国の最上流階層しか使わない希少な硬貨だ。帝国硬貨は大陸でもかなりの信用度を持つため、その価値は他国でもさして変わらない。
身為義賊,米亞雖曾從藩國的惡質貴族那裡奪取財物,但顯然從未見過虹貨這種東西。
義賊として藩国の悪徳貴族から金品を奪っていたミアだが、さすがに虹貨は目にしたことはなかったらしいな。
「我要請妳護衛菲涅·馮·克萊內爾特。可惜人手不足,若叛亂發生,需要能保護她的人才。」
「依頼したいのはフィーネ・フォン・クライネルトの護衛だ。残念なことに人手不足でな。反乱がおきたときに彼女を守れる人材が必要なんだ」
「蒼鷗姬……要我來護衛帝國第一美人?」
「蒼鴎姫……帝国一の美女の護衛を私が?」
「她是皇帝的寵愛,可能會被當作人質利用。當然如果沒發生什麼事,就是守在她身旁直到祭典結束。如果祭典期間不動,之後也不太會有行動。怎麼樣?反正妳也只能待在帝都,順便賺錢也不是壞事吧?」
「皇帝のお気に入りである彼女は人質として使われかねん。もちろん何も起きなければ彼女の傍に祭を終えるまでいるだけだ。祭り中に動かないならしばらく動かないだろうしな。どうだろう? どうせ帝都に留まるしかないなら、金を稼ぐのは悪いことではないと思うが?」
「不、不過……虹貨那種東西……這、這一枚就能為孤兒院的孩子買下所有東西……」
「で、で、ですけど……虹貨なんて……こ、これ一枚で孤児院の子供たちに何でも買ってあげられますですわ……」
「如果妳答應我們的請求,就會幫妳安排回藩國的歸路。當然若叛亂真的發生就沒那麼容易,但總比妳單獨嘗試可靠得多,妳不覺得嗎?」
「もしもこちらの頼みを聞いてくれるなら藩国への帰路は確保しよう。まぁ反乱が起きればそう簡単にはいかないが、個人で試みるよりはよほど確実だと思うが?」
若戈登真要發動叛亂,應該是有相當勝算。照目前的經緯判斷,王國與聯合王國會發動,屆時藩國也會被牽動。
ゴードンがもしも反乱を起こすとすれば、それは相当な勝算があってのこと。これまでの経緯を考えれば王国と連合王国が仕掛けてくる。そうなると藩国も動くだろう。
國境勢必會大亂一片。
国境はてんやわんやになることは間違いない。
就算是米亞,個人要突圍也相當困難。
いくらミアでも個人での突破は難しいだろう。
「回程的安全、破格的報酬、身分保證,這些條件不錯吧?如果妳以朱月的騎士(ヴァーミリオン)身分堅決不插手帝位之爭,那我不會勉強。但在這個時刻幫我一把,對藩國的百姓也會有助益。」
「帰路の安全、破格の報酬、身分の保証。好条件だと思うが? 朱月の騎士(ヴァーミリオン)として帝位争いには断固として関われないっていうなら無理強いはしない。だけど、ここで俺に協力するのはきっと藩国の民のためにもなると思うぞ?」
「……我有一個條件。」
「……一つ条件がありますですわ」
「說吧。」
「聞こう」
「其他國家會預期帝國的叛亂有一定成功機率而發動侵攻,也就是說若叛亂失敗,可能會遭到帝國的反擊。」
「他国は帝国での反乱がそれなりに成功することを見越して侵攻するはず。つまり反乱が上手くいかなければ帝国に返り討ちに遭う可能性もあるということですわ」
「從國力來看,情況大概就是如此。」
「国力を考えればそうだろうな」
「到時候……如果要對藩國發動攻擊,請保證會確保平民的安全。」
「そのとき……藩国に対して攻撃を仕掛ける場合は民の安全を確保すると約束してくださいですわ」
「好,我會在我能力範圍內保護藩國的人民。要我發誓嗎?」
「いいだろう。俺は俺のできる範囲で藩国の民を守る。誓いが必要か?」
「不,口頭承諾就夠了。我想……口頭承諾會更能激發你的行動力。」
「いいえ。口約束で構いませんですわ。あなたはきっと……口約束のほうが頑張ってくれそうですから」
說完米亞跪下,把弓遞了過來。
そういうとミアは膝をついて弓を差し出した。
我接過那把弓,然後又交還到米亞的手中。
その弓を受け取り、俺は再度ミアの手に戻す。
「雖然不是正式騎士……朱月的騎士(ヴァーミリオン)願為殿下效命。這把弓,這身武藝,都是為殿下而備。」
「正式な騎士ではありませんが……朱月の騎士(ヴァーミリオン)が殿下にお仕えいたしますですわ。この弓、この武は殿下のために」
「嗯,有妳在我就放心了。雖然只是短暫一段時間,還請多多關照。」
「ああ、君がいるなら安心だ。少しの間だがよろしく頼む」
我這麼說完,米亞站了起來。
そう俺が言うとミアは立ち上がる。
她還偷偷瞄著放在桌上的虹貨。
そしてチラチラとテーブルに置かれた虹貨を見ている。
「是預付款。想怎麼花都可以。」
「前払いだ。好きに使っていいぞ」
「真、真令人羨慕的台詞啊……皇子果然很有錢……」
「な、なんて羨ましい台詞ですの……皇子はやっぱりお金持ちなのですわ……」
「對有價值的東西就該好好付錢。我猜你對自己的弓很有自信吧?別跟我說虹貨沒價值。」
「価値あるモノにはしっかり払うさ。自分の弓に自信があるんだろう? まさか虹貨の価値がないとか言わないよな?」
「……給SS級冒險者的委託費是三枚虹貨。我不能說我到那個等級,但我認為自己有相當的實力。」
「……SS級冒険者に対する依頼料は虹貨が三枚。そこまでとは言いませんが、それに準じる力はあると思っていますですわ」
「那就好。算是不錯的投資。好了,走吧。」
「ならいいさ。悪くない買い物だ。さて、行こうか」
「那、那個……可以給我一點時間嗎……我在孤兒院長大,有很多像弟弟妹妹一樣的孩子……我覺得如果叛亂發生就沒辦法安心購物!所以請讓我去買東西!!」
「あ、あの……少し時間を貰いたいのですが……私は孤児院で育ったので、その弟や妹のような子たちがたくさんいまして……は、反乱がもしも起きたら落ち着いて買い物もできないと思いますの! だから買い物をさせてほしいのですわ!!」
被她強而有力地懇求,我嘆了口氣。
力強く頼まれた俺はため息を吐く。
本來我希望她能快點入城。
できればさっさと城に入ってほしいんだが。
算了吧。
まぁいいか。
「把行李送到城裡去。說是阿爾諾特殿下的差使,大致上就能交代清楚。還有,若要買給孩子的伴手禮,用虹貨買不到東西。」
「荷物は城に送ってもらえ。アルノルト殿下のおつかいっていえば大体伝わる。それと子供へのお土産を買うなら虹貨じゃ買い物できないぞ」
「欸欸欸!!?」
「ええええ!!??」
「沒有能找零的店。購物就用這袋裡的吧。」
「お釣りを出せる店なんてないからな。買い物はこれでしろ」
說著我把繫在腰間的袋子遞給米亞。
そう言って俺は自分の腰につけていた袋をミアに渡す。
拿著沉甸甸袋子的米亞,小心翼翼地打開看。
ずっしりと重い袋を持ったミアは、恐る恐る袋を開ける。
裡面放著大量的金幣。
そこには大量の金貨が入っていた。
「好、好閃亮……」
「き、キラキラしてますですわ……」
「隨便花。要買給孩子們的伴手禮就買好的東西回去。」
「好きに使っていい。子供へのお土産なら良い物を買っていってやれ」
「……你好像不太執著於金錢呢……」
「……お金に執着がないみたいですわね……」
「金錢只要在需要時有多少就夠了。當然會為未來儲蓄,但用時吝嗇是愚蠢的。如果這點能讓妳心情愉快地幫忙,那就值得花。這也證明妳的弓有其價值。」
「金は必要なときに必要なだけあればいい。もちろんその時に備えて貯めることはするけれど、使うときに惜しむのは愚かだ。この程度で君が気分よく働いてくれるなら安いもんだ。それだけ君の弓には価値がある」
「……真是榮幸。」
「……光栄ですわ」
說完米亞向我行禮。
そう言ってミアは俺に向かって一礼する。
這樣就把菲涅的護衛確保下來了。
これでフィーネの護衛は確保したな。
「對了,在城裡妳要當女僕。」
「ああ、そうだ。城ではメイドになってもらうからな」
「……欸?」
「……はい?」
「一看就像護衛那可不行。」
「見るからに護衛ですっていうんじゃ困るんだ」
「那、那我知道,可為什麼要當女僕!?我要求的是女執事啊!」
「そ、それはわかりますが、なぜメイド!? 女執事を所望するですわ!」
「妳做執事不合適。太不自然會被懷疑。那樣一來就失去讓我們萬能執事出城的意義。」
「君に執事は無理だ。不自然すぎて疑われる。そんなことしたらわざわざウチの万能執事を帝都の外に出した意味がない」
「就、就是這樣!我一直在擔心這件事!如果你認為會發生叛亂,難道不該留下戰力嗎!?」
「そ、そうですわ! 気になっていたんですの! 反乱がおきると思っているなら戦力を残しておくべきだったのではですわ!?」
「那樣就沒意義了。以塞巴斯為首,我身邊的人天生就會被警戒。只要他們在,警戒心就會飆高。要讓對方放鬆警戒,就必須先讓他們離開一段時間。」
「それじゃあ意味がない。セバスを筆頭に俺の周りにいる奴らはそれなりに警戒されている。あいつらがいるだけで警戒度は跳ね上がる。油断してもらうには一度外に出てもらわないといけない」
「你、你竟然只是為了讓人鬆懈就把所有護衛都派出去……?」
「ゆ、油断させるためだけに自分の護衛をすべて放出したんですの……?」
「也不是完全如此。萬一帝都被封鎖,雷奧身邊需要能秘密行動的人,得有人去奪下帝都的城門並將其打開。」
「そうでもない。万が一、帝都が封鎖された場合、隠密に行動できる奴がレオの傍には必要だ。帝都の門を制圧して開けないといけないからな」
塞巴斯與吉克在那方面的活躍較值得期待。
セバスとジークはそちらの方面での活躍のほうが期待できる。
以艾爾娜為首的近衛騎士以及內爾貝·里特,正面交戰時能粉碎數倍於己的敵軍。但如果無法交戰,那也毫無用處。
エルナを筆頭とした近衛騎士とネルベ・リッター。正面戦闘なら数倍の敵すら粉砕できる戦力だ。しかし、それらも戦えないなら意味がない。
所以把更好用的臣下派到雷奧那兒。
だから使い勝手のいい臣下たちをレオの下へ送った。
「看來一切都在你的掌控之中呢……」
「全部あなたの掌の上のようですわね……」
「要是那樣就好了,但可惜帝位爭奪不是那麼簡單。要是可以由像我這種人隨心駕馭的對手,那我根本不用出手,雷奧一人就足夠。只是狀況沒那麼順,所以我們才合作。迄今為止雷奧一直在守護帝國,而我則行動於雷奧無法守護之處。但這次情況相反,雷奧是去守護個人,因此國家就由我來守護。」
「そうだといいんだが、残念ながらそうならないのが帝位争いでな。まぁ俺程度に思い通りに操れる相手なら俺が出るまでもない。レオだけで十分だ。上手くいかないから二人で協力してるんだ。今までレオは帝国を守ってきた。俺はそんなレオじゃ守れないモノを守るように動いてきた。けど、今回は逆だ。レオは国ではなくて個人を守りにいった。だから国は俺が守る」
合作並不只是兩人做同樣的事。
二人で同じことをやるだけが協力じゃない。
相互補足彼此無法觸及之處,也是一種合作。
お互いの手の及ばないところを補うのだって協力だ。
我們一直以來都是這麼做的。
俺たちはいつだってそうやってきた。
這就是我們的強項,也是其他帝位候補人所不具備的。
それが俺たちの強みであり、ほかの帝位候補者にはないものだ。
「『帝國有雙黑皇子』之類的說法吧……」
「〝帝国に双黒の皇子あり〟といったところですわね……」
聽著米亞那句話,我走出了房間。
そんなミアの言葉を聞きながら俺は部屋を出たのだった。