最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
第二百七話 說明時間
「那麼──要聽聽你的辯解嗎?阿爾諾特」
「さて――言い訳を聞こうか? アルノルト」
在王座大廳,父上以冷冷的聲音這麼說道。
玉座の間にて父上が冷たい声でそう告げた。
在他身旁站著弗朗茲,還有艾力克、哥頓、康拉德以及亨利克。主要的接待人員全都到齊了。
その横にはフランツが立っており、エリクやゴードンにコンラートやヘンリックもいた。主だった接待役は勢ぞろいだ。
唯一看不見身影的是特勞兄長。真是的,他在這群人裡應該是最會站在我這邊的,結果卻不知道跑到哪去了。
唯一姿が見えないのはトラウ兄さんだ。まったく、この中じゃ一番味方してくれそうだってのにどこにいるのやら。
「沒什麼好辯解的,父上。」
「言い訳なんてありませんよ。父上」
「是皇帝陛下,阿爾諾特。」
「皇帝陛下だ、アルノルト」
「沒用的,陛下!這傢伙把雷奧納爾特從城的封鎖中帶出去了!就是那個曾試圖向各位兄上砍去的雷奧納爾特!兩個人都不正常!應該立刻下獄!真正的犯人──護衛隊長還沒找到,而且有可能是和那些護衛、獅鷲騎士同夥,一起把那個古怪的弟弟放走了!」
「無駄ですよ! 皇帝陛下! こいつはレオナルトを城の封鎖を破って外に出したんです! 兄上方に斬りかかろうとしたレオナルトを、です! 二人とも正気じゃない! 今すぐ投獄すべきです! 犯人である護衛隊長はまだ見つかっていませんし、その仲間かもしれない護衛の鷲獅子騎士たちとともにおかしな弟を逃がしたんです!」
「並沒有破壞城的封鎖,亨利克。」
「城の封鎖は破ってないぞ? ヘンリック」
我對那個態度強硬的亨利克這麼說道。
強硬な態度をとるヘンリックに向かって俺は告げる。
亨利克聽了,朝我瞪了過來。
それを聞き、ヘンリックが俺を睨みつけてきた。
「什麼?!別胡說!你把雷奧納爾特放到城外了不是嗎!」
「なにぃ? ふざけたことを抜かすな! レオナルトを城の外に出しただろうが!」
「不是打開門走出去的,是從空中離開的。並沒有破壞封鎖。」
「門を開けて出て行ったわけじゃない。空から出て行ったんだ。破っちゃいない」
「那種屁理屈能成立嗎!」
「そんな屁理屈が通るか!」
「這不是屁理屈。封鎖城牆是近衛騎士團的職責,沒有人說不能從空中離開,空域也未被封鎖。所以我只是叫雷奧去散步而已。如果要怪罪,那該怪的是近衛騎士團。」
「屁理屈じゃない。城を封鎖するのは近衛騎士団の役目だ。空から出ちゃ駄目とも言われてないし、空も封鎖されていなかった。だからレオに散歩でもしてこいって送り出したんだ。非があるとしたら近衛騎士団のほうだ」
「哪有這種荒唐的說法!」
「そんなふざけた話があるか!」
亨利克臉漲得通紅,衝上前來質問我。
ヘンリックが顔を真っ赤にして食って掛かってくる。
不過,關鍵的父上露出了一臉無奈的表情,而站在旁邊的弗朗茲則笑了出來。
だが、肝心の父上は呆れた表情を浮かべているし、その横にいるフランツに至っては笑っていた。
「弗朗茲,什麼好笑的?」
「フランツ。なにがおかしい?」
「失禮了,陛下。最近倒沒見過如此精彩的推卸責任手法。」
「失礼を。陛下。こうも見事な責任転嫁は最近、見ていませんでしたので」
「那可不是好事,阿爾諾特。據報告說你用了艾爾娜來阻止騎士團長的行動,是真的嗎?」
「良いことではない。アルノルト。報告ではお前はエルナを使って、騎士団長の動きを制止したと聞くが?」
「那是誤會。騎士團長實在太可怕了。畢竟……把騎士團長的弟弟逼死的就是雷奧。我還以為他會出手攻擊。」
「それは勘違いです。騎士団長があまりに怖くて。なにせ……騎士団長の弟を死に追いやったのはレオですから。攻撃でもしてきたのかと思いましたよ」
聽了我的話,康拉德也忍不住笑了出來。
俺の言葉に耐え切れずにコンラートも笑いだした。
看到那一幕,哥頓狠狠地瞪了康拉德一眼。
それを見て、ゴードンがきつくコンラートをにらんだ。
「不謹慎,康拉德。」
「不謹慎だぞ。コンラート」
「別跟我說這個啦,兄上。請去問阿爾諾特吧。」
「俺に言われても困るっすよ。兄上。アルノルトに言ってください」
「哼……阿爾諾特,認真回答。」
「ふん……アルノルト。真面目に答えろ」
「我已經在認真回答了。」
「真面目に答えてますよ」
我裝出一副毫不在意的樣子回答。
素知らぬ顔で俺は告げる。
哥頓臉上立刻浮現青筋。
するとゴードンの顔に青筋が浮かび上がった。
感覺他快要爆發了。哼,就算真的爆開也無所謂。
破裂寸前って感じだな。まぁ破裂してくれてもかまわないんだが。
然而,與哥頓不同,鎮定地盯著我的卻是艾力克。
しかし、そんなゴードンとはうって変わって冷静に俺を見つめてきたのはエリクだった。
「阿爾諾特,你即便有理由也罕少行動。這次明知會引起風波還把雷奧納爾特放出去,我認為這其中必有什麼理由。」
「アルノルト。お前は理由があっても滅多に動かん。そんなお前が騒動になることを承知でレオナルトを外に出した。そこには何か理由があるのではないかと私は思っている」
「原來如此。或許是這樣。」
「なるほど。そうかもしれませんね」
「那就說來聽聽。究竟是什麼理由把雷奧納爾特放出去的?」
「ならば聞かせろ。一体、どんな理由でレオナルトを外に出した?」
「請問您會認真聽嗎?」
「真面目に聞いていただけると?」
我將視線投向父上如此說道。
俺は父上に視線を向けながら告げた。
在這種要處罰惹事者的氛圍裡,無論我說什麼也不會有人理會。
問題を起こした者を裁くといった雰囲気の中で、俺が何をいったところで誰も取り合わない。
若被當成胡說一通就完了。除非有人願意聽我說有其原因,否則一切沒有意義。
妄言で片付けられては困るのだ。何か理由があったはずだと耳を傾けてくれなければ意味はない。
光是辯解或釋明都不行。身為弱勢的一方我不能就這樣說些話,我想要做的是解釋。
弁解でも釈明でも駄目なのだ。俺が弱い立場で何かを話すことは避けなければいけない。俺がしたいのは説明だ。
然而,此處沒有完全站在我這邊的人。我的立場始終是個惹出事端的皇子,仍舊孱弱。
しかし、この場に完全な味方は存在しない。俺の立場はあくまで問題を起こした皇子。弱いままだ。
所以我先說了句荒唐的話。或許是認定這樣不會有結果,父上卻靜靜地點了點頭。
だからふざけたことをしゃべってみた。これではらちが明かないと判断したのか、父上は静かにうなずく。
他露出願意靠近與溝通的姿態。
歩み寄る姿勢を見せたのだ。
「當然會聽。你應該有什麼理由吧?說說看。」
「もちろん聞こう。何か理由があったのだろう? 話してみよ」
「那我就陳述我的推測。先說結論,恐怕聖女蕾蒂西亞還活著。」
「では俺の推測を話させていただきます。先に結論だけ言っておきますが、おそらく聖女レティシアは生きています」
「什麼?」
「なにぃ?」
父上眯起眼睛,其他皇子朝我投以銳利的目光。
父上が目を細め、ほかの皇子たちは俺に鋭い視線を向けてきた。
因為這比剛才那句荒唐話還要離譜得多。
それはさきほどのふざけた話以上にふざけた内容だったからだ。
不過,既然父上說要聽,他便沒有打斷我的話,因此我繼續說明。
だが、一度聞くと言った以上、父上は俺の言葉を遮ったりはしない。だから俺はそのまま説明を続けた。
「我來說明為何這麼想。首先,從情況證據看,護衛隊長被認為是犯人,但就算護衛隊長是反帝勢力的一員,他也不會故意留下能證明自己就是犯人的痕跡。畢竟即便是王國的護衛隊長殺了聖女,也無法讓帝國承擔罪責。」
「そう思う根拠をあげます。まず状況証拠として護衛隊長が犯人かと思われていますが、護衛隊長がもしも反帝国勢力だったとして、自分が犯人だという証拠を残すはずがありません。王国の護衛隊長が聖女を殺したところで、帝国の非にはなりませんから」
「……看來你和他意見相同,弗朗茲。」
「……お前と同じ意見のようだな。フランツ」
「我所能得出的結論僅止於護衛隊長並非犯人。至於聖女蕾蒂西亞仍然活著的可能性,這點我未曾料想到。殿下,請繼續。」
「私がたどり着いたのは護衛隊長は犯人ではないというところまでです。聖女レティシアが生きているという可能性は思いもよりませんでした。殿下、どうぞお続けください」
不愧是宰相,注意到了那間房間的違和感。不過,能看出來的也就只有這點。
さすがは宰相。あの部屋の違和感には気づいていたか。とはいえ、わかることはそれだけだ。
代代將素養高的人納入宗室,使得皇族成為大陸數一數二的名門。正因如此,那樣的血統之人經由細緻觀察才能察覺出不對勁之處。
代々素養の高い者を血筋に加えてきた皇族は大陸屈指の名門だ。その血筋の人間がよく観察してようやく違和感に気づく。
那就是蕾蒂西亞遺體的祕密。出身平民的弗朗茲怎麼努力也無法察覺,因此即便他感到違和感,也不見得會反對封鎖城池。
それがあのレティシアの遺体の秘密だ。平民出身のフランツではどうあがいたって気づきようがない。だから違和感に気づいていても城の封鎖には反対しなかったんだろう。
這是偽裝成護衛隊長所為的犯行。即便如此,仍有充分的可能性讓人以為真兇還滯留在城中。
護衛隊長の仕業に見せかけた犯行。たとえそうであっても犯人が城にまだいる可能性は十分にあったからだ。
然而,事實並非如此。
しかし真実はそうじゃない。
「第二個根據是魔奧公團。他們的一處據點被西爾伯摧毀了,但在那裡發現了把聖女蕾蒂西亞當作魔法實驗對象的資料。父上您也看過那些資料吧?」
「二つ目の根拠は魔奥公団です。奴らの拠点はシルバーが壊滅させましたが、そこでは聖女レティシアを魔法の実験に使うという資料がありました。それは父上も御覧になられたのでは?」
「嗯,看過了。」
「ああ、見た」
「那麼不覺得有不自然之處嗎?魔奧公團是一群沉迷魔法研究的人,目的就是追求魔法。在他們那裡,並沒有制定如何抓到聖女蕾蒂西亞的方案,訂好的卻是如何使用她,行為就像已經把她弄到手是既定事實一般。」
「では不自然さに気づきませんか? 魔奥公団は魔法の研究に憑りつかれた者たちの集まり。その目的は魔法を追求すること。その魔奥公団では、聖女レティシアを捕まえる算段は立てていなかった。していたのはどうやって聖女レティシアを使うか。まるで手に入ることが前提のような行動では?」
「有人把聖女綁架,再交給魔奧公團。已經形成了那樣的流程?」
「誰かが聖女をさらい、魔奥公団に引き渡す。その流れができていたと?」
艾力克如此發問。
エリクがそう質問してくる。
他的表情比剛才更為凝重。
その顔はさきほどよりよほど険しい。
我的說法越像可能成真,對帝國就越不利,所以他的反應也就理所當然了。
俺の話が現実的であればあるほど帝国としてはまずいから当然の反応だな。
「這樣想是理所當然。不過,確實有蕾蒂西亞的遺體。如果那真的是蕾蒂西亞的屍體,魔奧公團根本得不到好處。唯一受益的只有王國與犯人。王國會把護衛隊長當作犯人,指責帝國沒有派人追捕真兇,而犯人也爭取到了逃跑的時間。既然手法如此周密,就不太可能還留在城內了。」
「そう考えるのが自然でしょう。しかし、聖女レティシアの遺体はたしかにあった。あれが本当に聖女レティシアの遺体だとしたら、魔奥公団は何の得もしていません。得をしたのは王国と犯人だけとなります。王国は護衛隊長を犯人扱いし、真犯人に追手を差し向けなかった帝国の非を責めるでしょうし、犯人は逃げる時間を稼げました。これだけ手が込んでいる以上、いまだに城に残っているということはないでしょうからね」
「魔奧公團的據點被西爾伯摧毀了。也正因如此,他們才可能改變方針,對吧?」
「魔奥公団の拠点はシルバーが壊滅させた。だからこそ、方針を変更したのではないか?」
「這種可能性也存在……但既然魔奧公團已經滲入帝都,幾乎可以確定存在某種合作關係。既然建立了合作,交付成果是理所當然;而且魔奧公團的據點不會只有在帝都。」
「その可能性もありますが……魔奥公団が帝都に潜入していた以上、何らかの協力関係があったことはほぼ間違いないでしょう。協力関係を結んだ以上は成果を渡すのは当然です。魔奥公団の拠点は帝都だけということはないでしょうし」
即便魔奧公團作為組織被瓦解,那也另當別論;但被摧毀的只是帝都的一處據點。像這種由來已久的犯罪組織,理應在各地都有成員。
魔奥公団が組織として壊滅させられたならまだしも、壊滅させられたのは帝都の一拠点。古くから存在する犯罪組織ならあちこちに構成員がいるはずだ。
即使無法在帝都交接,也可以在別處交接;甚至可能在帝都活動的人與實際接收聖女的人並非同一批人。
帝都で引き渡せないにしても、別の場所で引き渡すことは可能だろうし、なんなら帝都にいた奴らと聖女を受け取る奴らは別ということも考えられる。
細想下去沒完沒了。
考えればキリがない。
「這樣一來……那具遺體究竟是怎麼回事呢?」
「となると……あの遺体はなんだという話になってくるな?」
「正是如此。聖女蕾蒂西亞被劫持的根據,恰恰就是那具遺體。父上與諸位兄上,難道沒有對那具遺體感到違和感嗎?」
「はい。聖女レティシアが攫われているという根拠こそ、あの遺体です。父上や兄上方はあの遺体に違和感を覚えませんでしたか?」
「……我沒興趣把玩遺體。你是覺得有異樣嗎?」
「……遺体を眺める趣味はないのでな。お前は感じたのか?」
「嗯,我有仔細觀察過。很仔細地。」
「ええ、観察してたので。じっくりと」
父上一瞬間皺了皺眉,艾力克亦然。哥頓則哼了一聲,表情帶著輕蔑的嘲弄。
一瞬、父上が顔をしかめる。エリクも同様だ。ゴードンはふんと鼻を鳴らして小馬鹿にしている。
他們臉上顯得彷彿想說「反正這全是推測」的表情。
所詮はすべて推測だと言いたげな表情だ。
「那麼阿爾諾特。覺得遺體有違和感又怎樣?不就是你不常見遺體而已吧?」
「それでアルノルト。遺体に違和感があるからなんだ? お前が遺体を見慣れていないだけだろう?」
「我反問一句,既然你習慣看遺體,為什麼沒察覺到違和感呢?哥頓兄上?」
「逆に聞きますが、遺体を見慣れているのに違和感に気づかなかったのですか? ゴードン兄上」
我的話讓哥頓的眼眶泛紅,眼神變得血紅。
俺の言葉にゴードンの目が血走った。
哥頓邁步向我走來,卻被父上制止住。
ゴードンが一歩前に出て俺に向かって行こうとするが、それを父上が制止した。
「哥頓,冷靜點。」
「ゴードン。落ち着け」
「被這種廢物嘲弄,會傷害到我的自尊!」
「こんな出来損ないに馬鹿にされたとあっては俺のプライドに関わるのです!」
「你的自尊那些無關緊要。照阿爾諾特所說,換句話說是你沒發現卻被阿爾諾特發現,受到嘲弄是理所當然的。」
「お前のプライドの話などどうでもいい。そもそもアルノルトの言う通りならお前が気づけなかったことをアルノルトが気づいたということになる。馬鹿にされて当然だ」
「你打算相信阿爾諾特的話嗎!?」
「アルノルトの言葉を信じるおつもりか!?」
「這是值得確認的。把聖女蕾蒂西亞的遺體帶到這裡。不過……如果沒有人覺得有違和感,你也知道後果吧,阿爾諾特。」
「確かめる価値はある。聖女レティシアの遺体をここへ。ただし……誰も違和感を覚えなかった場合はわかっているな? アルノルト」
「請便,隨您喜歡。」
「どうぞ。お好きなように」
我這麼說著,微微低了下頭。
そう言って俺は軽く頭を下げる。
不知怎的總算走到了這一步。
どうにかここまで来た。
再努力一下就好了。
あと一押しだ。
如果在此處證明我的推測正確,在場眾人看我的眼光會徹底改變。雖非理想,但──為了弟弟。
ここで推測が正しいことを証明されると、この場にいる者たちの俺を見る目が変わってしまう。それは望ましいことではないが――弟のためだ。
沒辦法。
仕方ない。
反正被輕視也是一種手段。我的目標是讓雷奧成為皇帝。
所詮、侮られているのも手段の一つ。俺の目的はレオを皇帝にすることなのだから。
這次就讓我全力以赴吧。
今回は本気の全力でいかせてもらおう。