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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

第百七十二話 銀與金

被發現了。

バレた。

那句話在腦中迴盪。艾爾娜的聲音就是那麼親切而熟悉。

そんな言葉が頭の中をめぐる。それくらいエルナの声は親しみのある声だった。

那不是會對席爾瓦使用的語氣。

シルバーには決して向けない声だ。

為何會被識破?是稱呼的問題,還是別的什麼因素?

なぜバレたのか。呼び方か、それとも違う要因か。

帶著疑問,我下定決心回頭。就算被看穿也要堅守謊言,先想辦法敷衍過去撐下去。

疑問を抱きながらも、俺は覚悟を決めて振り返る。たとえバレたとしても嘘は貫く。なんとか誤魔化して今は乗り切ろう。

但那股決心很快就煙消雲散了。

だが、そんな覚悟はすぐに消えてなくなった。

回頭看到艾爾娜正站著,卻發現她的目光無法對焦。

振り向いた先でエルナは立っていた。しかし、その目は焦点が合っていなかったからだ。

「別露出那種擔心的語氣……不用擔心……我不會輸的……」

「心配そうな声……出さなくても大丈夫だから……私は負けないから……」

她的意識是不是有點模糊?

意識が朦朧としているのだろうか。

大概以為那個本不該在場的我還在吧。

いないはずの俺がいると思っているんだろう。

艾爾娜對那個虛幻的我繼續說話。

エルナはそんな架空の俺に対して、言葉を続ける。

「我會……守護阿爾現在的樣子……」

「私が……アルの今を守ってあげるから……」

艾爾娜步履蹣跚地架起聖劍。

フラフラとしながらエルナは聖剣を構える。

那姿態與話語讓我差點喊出名字。

その姿と言葉に俺は思わず名前を呼びそうになる。

我好想立刻摘下面具,說我就在這裡。我是席爾瓦,不該再戰了,我已經足夠了。

今すぐ仮面をとって、自分はここにいると言いたくなる。俺はシルバーだから戦わなくていい。もう十分だと言いたい。

但那樣肯定不公平。

だけど、それはきっとフェアではないだろう。

一直以來為我呈現出意志的騎士,不會期待這種半途而廢的結果。

ここまで意思を見せる俺の騎士はそんな半端なことは求めない。

塞巴斯曾說過,一旦決定就應該堅持到底;貫徹原則就是那樣。

一度決めたのならば最後まで貫くべき。筋を通すということはそういうことだとセバスは言った。

總算有點明白那句話的含義。

ようやくその言葉の意味が分かった気がする。

我在對這麼在乎我的人撒謊。用我的感情揭露真相是極不禮貌的。

こんなにも俺のことを考えてくれている人に嘘をついている。俺の感情でそれを明かすのは無礼もいいところだ。

我不能這麼自作主張。

そんな勝手は俺には許されない。

「――真令人意外。是為了那個落魄皇子而戰嗎?」

「――意外だな。出涸らし皇子のために戦っていたのか?」

以席爾瓦一貫的明快口吻向艾爾娜問道。

シルバーらしくはっきりとした口調でエルナに問いかける。

艾爾娜一臉恍惚地看著我,視線慢慢恢復聚焦。

エルナはボーっとした様子で俺を見て、やがてゆっくりと焦点が合っていく。

當她認出我是席爾瓦,臉立刻明顯扭了起來。

そして俺がシルバーだと認識すると露骨に顔をしかめた。

「……真丟臉……剛才你有那麼一瞬看起來像阿爾」

「……屈辱だわ……ちょっとあなたがアルに見えてた」

「屈辱這種話該輪到我說吧。別把我和那落魄皇子相提並論。」

「屈辱というのはこっちのセリフだな。出涸らし皇子と一緒にしないでほしい」

「你啊……我不是叫過你別在我面前說那個詞嗎……?」

「あなたねぇ……私の前でその言葉を口にするなと言ったはずよ……?」

說著,艾爾娜用左手按住右邊的肋腹。

言いながらエルナは左手で右の脇腹を押さえる。

她不像平常那樣生氣,大概是根本發不出怒來。

いつものように怒らないのはきっと怒れないからだろう。

「肋骨都斷了,嘴巴倒是利落。」

「肋骨が折れたというのに口は達者だな」

「……能不能別擺出那種什麼都看透的樣子?真想順手用聖劍斬了你。」

「……その何でもお見通しっていう雰囲気を醸し出すのやめてくれるかしら? 思わず聖剣で斬りたくなるわ」

「那可怕了。就算是我也擋不住聖劍吧。」

「それは怖い。さすがに俺でも聖剣は止められないのでな」

我聳肩,把視線轉向靈龜。

肩をすくめて俺は霊亀に視線を向ける。

被大幅割裂甲殼的靈龜,正把鱗片和注意力集中在艾戈爾那邊。

甲羅をがっつり切り裂かれた霊亀は鱗をエゴールに集中させている。

因此這邊沒有被盯上。

そのためこちら側がノーマークとなった。

這次誘餌和真正目標顛倒了。

今度は囮と本命が逆になった形だ。

艾爾娜應該也看得出來,可她沒有任何動作。

それはエルナもわかっているだろう。だが、エルナは動かない。

不是只折一根而已,也許是好幾根都斷了,內臟也受了傷。

肋骨が一本折れた程度じゃ平気で動くだろうから、数本折れて内臓にもダメージが入っているのかもしれない。

稍微有些擔心,但艾爾娜緩緩開口。

少し心配になるが、エルナはゆっくりと口を開く。

「在昏迷之前……我聽見了阿爾的聲音。」

「気を失う前に……アルの声が聞こえたわ」

「難道是看見走馬燈了嗎?」

「走馬灯でも見たのではないかな?」

「你不是很受歡迎吧……?阿爾一定在擔心你。我能看得出來。」

「あなたってモテないでしょ……? きっとアルが心配してるのよ。私にはわかるわ」

「真不像你,這種少女心的想法呢」

「君らしくない、乙女チックな考え方だな」

「真是討厭的人……只是因為是青梅竹馬我才知道啦。阿爾就是個愛擔心的人……他現在也一定在擔心。所以我必須盡快結束這件事……在阿爾冒險之前,結束這個問題是我的責任。」

「つくづく嫌な奴ね……幼馴染だからわかるだけよ。アルは心配性だから……きっと今も心配してくれてる。だからさっさと終わらせないといけないの……アルが無茶しないうちにこの問題を終わらせるのが私の役目だから」

這麼說著,艾爾娜緩緩以雙手架起聖劍。

そう言ったエルナはゆっくりと聖剣を両手で構える。

瞬間因痛皺起眉頭,但深呼吸幾次穩住狀況後,她以銳利目光瞪向靈龜。

その瞬間、痛みで顔をしかめる。だが、呼吸を何度かして安定させると鋭い視線で霊亀を睨みつけた。

看來是把意識切換到戰鬥模式,暫時把痛感屏蔽住了。

意識を戦闘モードに切り替えて一時的に痛みをシャットアウトしたか。

「就是這樣,席爾瓦,借我一把。」

「というわけよ。シルバー、手を貸しなさい」

「『也就是這樣』是什麼意思我不明白。我沒理由為了你的私事出手吧?」

「なにがというわけなのか意味不明だな。君の個人的理由に俺が手を貸す理由はないと思うが?」

「我剛才叫你落魄皇子不是嗎?只要你幫忙,我就把那事一筆勾銷。」

「出涸らし皇子って言ったでしょ? 手を貸せばチャラにしてあげるわ」

「妳還真可怕。我只是為了激妳才那麼說的。」

「恐ろしい女だな。君を奮起させるために言っただけだが?」

「嗯,多虧那句我才振作起來。這點我感謝你。」

「ええ、おかげで奮起できたわ。そこだけは感謝してるわ」

「感謝感覺不到啊。先說清楚,我可是為了守護昏過去的妳做了很多勉強的事呢?」

「感謝が感じられないな。言っておくが気絶した君を守って、俺はかなり無理をしたんだが?」

那並非謊言。

それは嘘じゃない。

為了保護艾爾娜,我與靈龜單獨對攻過。

エルナを守るために霊亀と単独で撃ち合った。

並非魔力已盡,但發動大魔法相當辛苦,至少會耗時。

魔力切れではないが、大魔法を撃つのはかなりつらい。少なくとも時間がかかる。

儘管我有難處,艾爾娜還是說了出來。

しかしそんな俺の事情を無視してエルナは告げた。

「少來那些藉口。反正你有絕招吧?現在拿出來。」

「御託はいいわ。どうせ奥の手があるんでしょ? 今出しなさい」

「唉……本該由妳一人了結,竟然要我幫忙。這筆人情會要價不菲的。」

「やれやれ……止めを刺すのは君だけでやるべきだろうに、俺に手伝わせるとはな。この貸しは高くつくぞ?」

「別鬧了。我的那筆人情才大得多。」

「ふざけないで。私の貸しのほうがよっぽど大きいわ」

如此交談後,我緩緩將一手舉過頭頂。

そんなやり取りのあと、俺はゆっくりと片手を頭上にあげる。

正如艾爾娜說的,我確實有絕招。

エルナの言う通り、俺には奥の手がある。

我早就為艾爾娜若未醒而佈下伏筆,但沒想到會在她就在場的情況下使用到。

エルナが起きなかったときのためにすでに布石は打っておいた。だが、エルナがいるのに使うことになるとは思わなかった。

艾爾娜顯然想在這裡把靈龜徹底抹除。

エルナは確実にここで霊亀を消し去る気なんだろう。

≪我乃知銀之理者・我乃被真銀所選者≫

≪我は銀の理を知る者・我は真なる銀に選ばれし者≫

銀滅魔法是一種特殊的古代魔法。

銀滅魔法は特殊な古代魔法だ。

帶有銀色光輝的特性,魔力會全部轉變為可以說是銀屬性的力量。

銀に輝く性質を有し、魔力はすべて銀属性ともいうべき属性に変化する。

≪充滿蒼天之神銀・散佈於綠地之真銀≫

≪蒼天に満ちし神銀・緑地に散らばる真銀≫

那些銀屬性的魔力在使用銀滅魔法後,會留在原地四散。

その銀属性の魔力は銀滅魔法を使用したあともその場に散らばっている。

由於魔力已轉為特殊屬性,通常無法再被利用。

特殊な属性に変化した魔力のため、本来なら利用することは不可能だ。

然而。

だが。

≪其銀時而如雷迸發、時而化作照亮黑夜的光≫

≪其の銀は時に雷のごとく迸り・其の銀は時に闇夜を照らす光となる≫

只要是相同的銀滅魔法,便可使用那些銀屬性魔力。

同じ銀滅魔法ならば銀属性の魔力を使える。

不過並非什麼都能用。

とはいえ何でも使えるというわけじゃない。

必須是能將四處散落之魔力聚集起來的魔法。

周囲に散らばった魔力をかき集める魔法でなければいけない。

那正是我的後招。

それが俺の奥の手。

≪皇貴之天銀・無垢之白銀≫

≪皇貴なる天銀・無垢なる白銀≫

一種將戰場上散布的銀屬性魔力聚集成一把長劍的銀滅魔法。

戦場に散らばった銀属性の魔力をかき集め、一振りの剣を形作る銀滅魔法。

≪真銀啊,聚集於我之手,為了將彼敵銀滅――≫

≪真銀よ我が手に集え・かの敵を銀滅せんがために――≫

四周聚合的銀之魔力在我手中凝聚,形成一把劍。

周囲から集まった銀の魔力が俺の手に集い、一振りの剣を形成する。

那柄放射刺眼銀光的劍是魔力聚焦而成,其威力會受到先前銀滅魔法使用量的影響。

眩い銀色の光を放つその剣は膨大な魔力が集束した剣であり、それまでに使った銀滅魔法によって威力も変動する。

由於先前在銀輝閃雷(シルヴァリー・ライトニング)中散失了大約八成魔力,與現在聚集的魔力相加,也還遠不到全力等級。

八割程度で使ったシルヴァリー・ライトニングによって散った魔力と今の魔力を合わせた程度のため、全力とは程遠い威力ではあるが。

即便如此,仍足以對靈龜收下致命一擊。畢竟在多為範圍攻擊的銀滅魔法中,它是罕見的單點集中型,威力在同系中可說是有口皆碑。

それでも霊亀に止めを刺すには十分な威力が出る。なにせ全体攻撃が多い銀滅魔法の中では珍しい一点集中型の魔法だからな。威力は銀滅魔法の中でも折り紙つきだ。

那魔法之名為:

その魔法の名は。

≪シルヴァリー・エンド・セイバー(銀之終滅劍)≫

≪シルヴァリー・エンド・セイバー≫

銀之終滅劍。

銀の終滅剣。

那是我的聖劍。

俺の聖剣だ。

艾爾娜的聖劍也以不遜於我之劍的光輝閃爍著。

そんな俺の剣に負けないくらいの輝きでエルナの聖剣も輝いている。

我代表銀,而艾爾娜的聖劍則是黃金。

俺が銀ならエルナの聖剣は黄金。

那把耀得讓人難以直視的聖劍,和以往有些不一樣。

直視できないほどに輝く聖剣は今までとは何かが違う。

「聽我之聲,覺醒吧!閃耀的生命之星劍!勇者此刻需要奇蹟!!」

「我が声を聴き、覚醒せよ! 輝ける命の星剣! 勇者が今、奇跡を必要としている!!」

回應艾爾娜的吶喊,聖劍從中噴發出一股金色光芒。

エルナの叫びに応えるように聖剣から黄金の光が一気に噴出する。

那股勢頭幾乎讓我的銀光都黯然失色。

その勢いは俺の銀の光が霞むほどだ。

「聖劍·極光(アウローラ)第二解放……」

「聖剣・極光(アウローラ)第二解放……」

似乎在艾爾娜手中,解開了一重封印。

エルナの手によって、一つ封印が解けたのだろう。

雖然還未完全,但這已是接近當年討伐魔王的勇者聖劍的姿態。

完全ではないにしろ、これが魔王を討った勇者の聖剣に近づいた姿というわけだ。

「準備好了嗎?席爾瓦?」

「準備はいいかしら? シルバー」

「當然。看來對方也準備妥當了。」

「もちろんだ。あちらも用意ができたらしいしな」

說罷我把目光望向靈龜更遠的那一側。

そう言って俺は霊亀のさらに向こう側に目を向ける。

那邊有巨大結界層層展開,並且不斷增加。

そこでは巨大な結界が幾重にも展開されていた。それはどんどん増え続ける。

見我們準備要全力出手,織姬大概展開了大量結界以承受攻擊餘波。

こちらが本気の攻撃を準備したのを見て、オリヒメがその攻撃の余波を受け止めるために多数の結界を展開したんだろう。

真是挺機靈的。

なかなかどうして気が利く。

「竟想靠那種東西來防禦……真是被小看了。」

「あんなもので防ごうなんて……舐められたものね」

「目標不是結界,我先說清楚。」

「目標は結界じゃないぞ? 言っておくが」

「我知道啦,目標是那隻懦弱的龜。」

「わかってるわよ。目標はあの弱腰の亀よ」

說罷艾爾娜直視靈龜。

そう言ってエルナは霊亀を見据える。

似乎察覺了明顯的危機,靈龜開始進入超硬化模式。

明らかな危機を感じたのだろう。霊亀は超硬質化モードに移行し始めていた。

但已經太遲了,當我們準備就緒時便是牠的絕路。

だがもう遅い。準備を整わせた時点で詰みだ。

「好好記住吧。這裡是帝國」

「思い知りなさい。ここは帝国」

「有勇者與銀之魔導師的國度」

「勇者と銀の魔導師がいる国だ」

「你是」

「あなたは」

「你是」

「お前は」

「「你們選錯了出手的場所」」

「「手を出す場所を間違えた」」

我與艾爾娜同時揮劍。

同時に俺とエルナは腕を振るう。

銀與金的光劍朝靈龜襲去。

銀と金の光剣が霊亀に襲い掛かったのだった。